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第038話:死と向き合って

一条京介(39番)はふと考えた、このゲームは一体何人参加しているのだろうかと、そして何故こんなゲームに自分が参加しているのか。
ポケットをあさり偶然残っていた煙草に火をつけ考える。
「なぁ、何でこんなゲームが始まったんだ?」
涼宮ハルヒ(88番)に尋ねてみるが答えは返ってこない、別に無視されるのはなれているので気にも留めず歩き続ける、二人は豊花がミクルが死んだ事を知らない、
「知らないわよ、私だって非日常の面白い事を探していたけど、こんなの面白くもなんともないわ」
と、いきなり質問に答えられた、しかし京介はそんな会話には終止符を打っていた、自分等以外の人を見つけたからだ、
「少し喋るのを止めてくれ、人が二人居る片方は多分死んでいる。」
確認出来たことを手短につたえマグナムを持ち直す、そこで頭にふと選択肢はよぎる、
1、そこに居る女(御剣涼子)を殺す
2、別の道を通って殺生は避ける
2を選びかけて京介は思うアイツは人を殺している豊花と接触したら豊花を殺すかもしれない、
「アイツは人を殺している、しょうがないから俺はアイツを殺す。」
そう呟くと、狙いを付け引き金を引く、
パンッと言う乾いた音と共に銃弾が吐き出される、弾は涼子の胸を貫き大量の鮮血が飛び散る。
涼子はいきなりの攻撃に驚きながら倒れた、
「悪いな・・・豊花に危害を加えそうな奴は俺が消すって決めたんだ・・・」
そう呟き今亡き涼子の死体に近づいていった

京介が涼子のカバンをあさるとスペツナズナイフが5本入っていた、京介は顔をしかめながら、
「これはもらっていく・・・」
そう言いながら、静かに黙祷を捧げた、
「これでも持つといい、その武器・・・フライパンじゃあどうにもできないだろ。」
そういってハルヒに渡すとハルヒはいきなり暗くふさぎこんでしまった、
「ねぇ、あんたまさか・・・さっき人が居るっていったけどまさか、殺したの?」
「あぁ・・・殺した、そうするしかできなかった。」
「そう・・・」
「そうだ・・・」
二人の中に沈黙が訪れる・・・京介は考える、もし豊花が俺が殺人を自分のためにした知ったらどう反応するのだろうかと。


【一条京介(39番)】

装備アイテム・マグナム
所持アイテム・支給品一式
思考・豊花を探す

【涼宮ハルヒ(88番)】

装備アイテム・フライパン
所持アイテム・支給品一式 スペツナズナイフ
思考・SOS団の復活


【御剣涼子(66番)死亡】

【残り106人】

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