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第026話:目覚めても・・・

目覚めると京介(39番)は森の中にいた、自分の記憶が正しければ「薔薇十字騎士団」とか言う奴等に殺し合いをしろと言われたと思う。
そしてそれからは思い出せない、とにかく自分が非日常な世界に居ることしか理解できなっかた。
辺りを見回すと自分の物と思われるバッグが一つ転がっていた。開けてみると中には食料やコンパスそれと銃、俗にマグナムと呼ばれる物がはいっていた。
「これで人を殺せって事か・・・」
京介が呟くと、誰かがこっちに向かって来るのが分かった。反射的に木の陰に身を隠すここから見た限りでは髪形などからしても女、恐らく服装からしても学生らしいそれを見て、
「俺以外にも、学生が参加してるんだな。」
とまた呟いたが状況は変わらない、
とりあえず京介は銃を取り出し女に向ける、
「おい、そこの女止まれ、こっちは銃を持っている。おとなしく止まってこっちえ来てくれ話がしたい。」
すると女はいきなり歩み寄り、
「ちょっと、女ってなによ私はハルヒ、涼宮ハルヒよ、それにアンタこれ殺し合いよ、なんでわざわざ話掛けるわけ?」
と、豊花並のマシンガントークを受け、
「俺は一条京介、探している人がいるんだ、お前が良ければ、一緒に来てくれないか?嫌だといったら殺すしかないけど」
しかし京介は銃なんて撃った事が無い、こんなのは只の脅しだ、
「分かったわよ、私も探してる人がいるの。」
「所でお前の支給品って何だったんだ?」
するとハルヒはカバンをあさりある物を取り出した、
「こっこれよっ!!」
声を荒げながらとりだしたのは紛れも無く、フライパンだった。京介はこれはハズレの武器なんだろうなと思い
「そうか・・・このゲームに乗った奴だっているんだ、探してる奴が死ぬ前に探しに行くか。」
京介は呟きながら立ち上がった。

「ちょっと待ちなさいよ!」
ハルヒが急ぎ足で追いかけてくる、京介はそれに構わず話掛ける、
「なぁ?お前は誰を探しているんだ?」
「普通そう言うのって自分から教えない?まぁいいわ、私はミクルちゃんと有希と古泉とキョンを探しているの。」
「俺は、双子の妹を探している、豊花って奴だ。」
と、告げると京介は考える、豊花は一人で大丈夫なのかと。

「チーム京介」
【一条京介(39番)】

装備アイテム・マグナム
所持アイテム・支給品一式
思考・豊花を探す

【涼宮ハルヒ(88番)】

装備アイテム・フライパン
所持アイテム・支給品一式
思考・SOS団の復活

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