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双眼鏡日記

 2000年:   5月  6月  7月

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   7月1日

 久しぶりの晴天なのに、泊まりで仕事。
 空き時間はあるので手元の双眼鏡を持ち込む。

 周囲が田んぼなので、見る鳥には困らない。
 霞ヶ浦も近いこともあり、ダイサギが数羽見かける。

 薄暮時、窓の外を覗いてみると7X50の威力を実感する。
 10X25より格段に見やすい。ケンコーの酷さも再確認。

 遠くのショッピングセンターを見ると、家族連れでごった返している様子。
 仕事中だと、少し悔しい。

 星空を期待したが、夜は曇り。


    7月2日

 仕事の合間を縫ってホームページ作り。
 一部の方に7月初めに公開すると伝えてあるので、大慌て。
 表紙に色々なGIF画像を張ってみるが、かなりの重さになる。
 書き直しは間に合いそうにないので、重い表紙のまま公開することに。
 専用線を使っているので職場では気にならないが、モデムでは大変そう。


   7月3日

 予想通りというか、友人から表紙が重いと文句の電話。
 図説の写真が重いのは仕方がないが、表紙のロゴ画像で重いのはやはり問題だ。
 早速、軽量タイプの表紙を作り直す。
 ロゴ作りにかけたあの時間はなんだったんだろう。


   7月5日

 コンテンツ作成が進むにつれ、フォルダーを写真が無造作に埋め尽くしていく。
 このままでは収拾がつかなくなりそうなので、全ての写真をフォルダーに分類し直す。
 それに伴い全てのページのリンクを張りなおす羽目に。


   7月6日

  当ページの目玉になる予定の「双眼鏡の比較・対決編」(仮)の最終仕上げのため、帰宅後に写真撮影。
  いつも双眼鏡のチェックを行う駐車場で三脚を広げて双眼鏡を覗いていると、買い物帰りの奥様方から奇異の視線を浴びる。
 もう慣れっこなのだが、同じアパートには同じ職場の上司筋が住んでいるのでやりづらい。
 同じ光学機器でも、カメラやビデオムービーならさほど変な感じがしないのに。


   7月7日

 せっかくの七夕だが、台風接近中で星影すら見えず。
 こんなときに双眼鏡を持ち歩いているとヘンな人に間違われそうなので、早々にコンピュータに向かう。
 これまで多少なりともネタのストックがあったが、1からページを一本仕上げるのは結構しんどい。


     7月8日

 午後から台風一過の晴天。
 子供が寝た後、妻と星を眺める。光害が激しい土地で肉眼では天の川の存在すら判別が厳しい。
 こと座・わし座・白鳥座を観察。7X50ではこれでもかと星が見えるのに改めて感動する。
 やはり、10X25では星空散策はつまらない。

 その後一人で月の撮影。
 三脚を持ち出しズーム双眼鏡と7X50の比較用のネタの仕込み。
 写真撮影をしていると通りがかりの人に「何が見えるのか」と声をかけられる。
 覗き魔と間違われたわけではないだろうが、念のため双眼鏡で月を見せる。
 「双眼鏡でもクレーターが見えるんですね」といわれ、少し嬉しくなった。
 また一人双眼鏡を手にする人が増えれば、このページの趣旨にも適うのだが。 


   7月9日

 今日は非常に蒸し暑い。
 家族サービスで外食へ。帰りにネタの写真撮りをするつもりがレストランは大混雑。
 結局、待たされた上に、夕暮れ時になったので写真撮影は諦める。
 そのまま、妻のお買い物に付き合うことに。
 子供が車の玩具を欲しそうだったので、おもちゃ屋へGO。

 ついでに、子供用の双眼鏡で安いものがあればこのページのネタに使用と思い 探してみる。
 ガリレオ式双眼鏡と玩具の35mmカメラ(撮影できる)がセットで999円。
 これはこれで価値判断が難しいが、2000円出せばディスカウント店でポロ式が買えることを考え 今回はとりあえずパス。
 そのうちガリレオ式双眼鏡同士で比較するのも面白そう。

 夜、星空の撮影を期待していたら夕立。


      7月15日

 今日から一足早く第一回目の夏休み。
 子連れで旅行に出かける気にもなれず、おとなしく帰省することに。
 それでも、自動車で600kmの道のりは幼児には辛そう。
 晴れていれば、サービスエリアで息抜きしながら帰るつもりだったのに、東北道に入ってからは大雨。
 結局、道のりの後半は子供の泣き声に悩まされながらの運転。
 新幹線で子連れも辛そうだし、子連れで出歩くのはハードルが高いなー。


      7月16日

 夜の皆既月食を待ち焦がれていたが、夕方から雲が出てくる。
 8時を過ぎると月が隠れている時間が長くなってしまった。
 運良く9時ごろから雲が切れ、月が欠けてゆく様子は楽しめた。
 しかし、3分の1ほどかけたところで、また雲の中へ。
 懲りずに眺めていたら10時前に雲が薄くなり、皆既食の始まりを目撃。
 雲の影響か、写真で見たようなオレンジ色の月は皆既食の前に見られただけで、その後は真っ暗。
 さすがの7X50でも月影を確認することは出来なかった。
 皆既食の開始から数分でまた厚い雲が出てきて観察はおしまい。
 しばらく粘ったものの、雲は切れることは無かった。

 家族ともども皆既食の瞬間を目に出来ただけでも幸運だったのだろう。
 天気がよくなかったこともあり、双眼鏡の力を見せ付けられた。
 運んできた3台の7X50がフル稼働。
 特に、月が欠けてからは三脚固定の双眼鏡が威力を発揮した。
 同視野を共有できるのは何より便利。


      7月17日

 地元の町をフラフラ。
 目的は双眼鏡探し。
 いくつかカメラ屋を回ると、双眼鏡の取扱量が多い印象。
 特にツァイスやニコンの大型機まで在庫している店があったのにはびっくり。
 いくつか、かなり昔の機種もあり結構割引きされて売られている。
 早速、客を装い片っ端から性能をチェック。
 ツァイスの8X20とキャノンISシリーズの性能の高さに再び物欲が刺激される。
 しかし、それらは手が出ないので、陳列品がたたき売りされていたニコン「クリモ7X50」に目標を変更。
 商品の上に埃が積もっているような状態だったので、店員を相手に値引きの交渉。
 18000円の値札がついているので、定価の半額(15000円)を要求してみたら、「17000円になら」とのお返事。
 もう一声で16000円を要求するも、それ以上はまからず。
 もっときれいな品ならそれでも納得したのだろうが、その値段なら別な選択肢がある。
 「考えてくる」と含みを残して撤退。

 別なチェーン店を回っていると、3980円の7X50をチラシで発見。
 探してみたが現物は無し。
 かわりに今まで入手できていなかったオリンパス・ビクセン・ケンコーの2000年版カタログをゲット。
 某社の変わり身の早さに唖然。(詳しくは、後日「双眼鏡研究室」にて)


   7月18日

 妻とデパートめぐりの傍ら、双眼鏡探しも続ける。
 某デパートのカメラ売り場で、タンクローが安売りされているのを発見。
 欲しかった8倍が5500円は安い!
 衝動買いしそうになるが、今後の予定も考えひとまず我慢。

 帰宅後、また別な店に言ってみると、例の3980円「7X50」がある。
 本体は安作りなプラスチックで、対物・接眼ともマゼンダコートされているが、プリズムはノーコートのようだ。
 瞳を見ると見事にケラレがでていて、Bk7プリズムがモロバレ。
 本体の裏を見てみても生産国が書いてないので不審に思っていたら、三脚取り付け部のキャップに「PHILIPIN」の文字。
 双眼鏡のコストダウンもここまできたのかとショックを受ける。
 店内から外を見た範囲では光軸に問題はなさそうだったが、これでは国内の双眼鏡屋さんが厳しいはずだ。
 あまりのショックに購入を見合わせ一回帰宅。

 あまり使えなさそうな7X50を後学のために購入してみるか、定評のあるタンクローを使ってみるか、大いに悩む。
 Uターン後、7X50アドラブリックを買うつもりなので、ホームページ的には7X50のほうが面白いのだろうが。
 「タンクロー」対ニコン「スポーツスター」っていうのもありだし。

 結局、悩んだ挙句にどちらも買わず、再度出かけた本屋で「光学の基礎」なる専門書を購入する。
 3800円なり。
 こんなページを作っている以上、基礎知識がなくてはまずかろうと判断。
 三角関数入りの式を見るのは大学の基礎過程以来。
 自分は本当に理系の人間だったのかと考えることに。


       7月19日

 結局、「タンクローミニ」を購入。
 「タンクロー」は小型双眼鏡の定番なので、ニコンと比較するのにはよさそう。


       7月21日

 新聞に、近くのカメラチェーン店が双眼鏡の下取りセールとの広告。
 下取り双眼鏡があれば、全双眼鏡が売値から10%オフとのこと。
 注文の双眼鏡でもいいのか分からないが興味津々。
 普通の双眼鏡は2割引きで取り寄せてもらっているので、そこから更に1割引きならお買い得感が高い。

 とはいっても、予算は・・・

 夕方、車を6ヶ月点検に出す。
 待ち時間の間にニコン「スポーツスターU」とペンタ「タンクロー」のダハ対ポロ対決の写真撮り。


       7月22日

 東京の天文用品専門店 誠報社のバーゲンに出かける。
 お目当てはカートンの双眼鏡「アドラブリック」。
 でも、結果は。詳細はこちらで。 

 そのまま帰ってはつまらないので、神田界隈の天文用品店をハシゴ。

 前から興味のあったフジノンの防振双眼鏡をチェック。
 キャノンの15X50より割引率が高いので、興味があっただが。
 感想は、JTBショウのときと同じ。
 業務用なら良い双眼鏡だろうが、個人での使用には適していないように思われる。


       7月23日

 広告にあった「双眼鏡下取りセール」をしているカメラ店へ。
 注文取り寄せの双眼鏡でも1割引くとのお返事。
 下取りに出す双眼鏡も「何でも良い」らしい。

 と言うことは、キャノン15X50ISなんかだとジャンク双眼鏡でもあれば1万円以上安くなる。
 ニコン7X50SPなら6万円ちょっとになる。
 でも、なぜかフジノン双眼鏡は取り寄せが難しいらしい。
 無理に取り寄せれば1割引きが基本で、下取りで更に1割引きにしかならない。

 本当は10X70MT−SXがいいな、と思っていたのだが。

 セールが7月27日までなので、どうしようか悩みが多い。


   7月24日

 本業が急に忙しくなりはじめた。
 夏休み明けのせいもあるが、急に同僚が一人減るのは痛い。
 1週間の仕事のスケジュールもガラリ。

 そのせいではないが、双眼鏡の購入は見合わせることに。


    7月29日

 仕事に忙殺された一週間も終わりかと思ったら・・・。
 子供が夏風邪。
 子供用のシロップは飲むのに、抗生剤の粉末は意地でも飲まない。
 製薬会社も呑みやすい味にしているんだろうけど。
 今度は子供用薬ののみ比べでも書こうかしら。


    7月30日

 息子の夏風邪続く。
 鼻が詰まると夜も寝られないらしい。
 そのくせ、薬は飲まない。
 厚さと子供の熱で ばてそうな週末。
 サイトの更新は進まず。

 


 

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