聖闘士星矢アニメ版レビューbQ
「ドラゴンBOX」収録エピソード
25話「戦え!アテナのもとで」
最初は星矢対アステリオン戦の続き。星矢の攻撃を変わり身の術らしきものでかわしたアステリオン。12話の時の一輝といい、聖闘士は忍者か?とつっこみたいです。アステリオンの必殺技「ミリオン・ゴーストアタック」は原作では分身を作り出し相手の目を欺いた上で相手に蹴りを浴びせる蹴り技だが、アニメ版では分身して光弾を打ち出す演出になっている。魔鈴さん復活のあと、魔鈴さんがアステリオンと戦うことになるが、原作では星矢とアステリオンが戦っている隙に関節を外して脱出したことになっているが、アニメ版で貴鬼に助けてもらうと言う筋書きに…関節を外して脱出の方がよかったのに…
戦いが終わってから「星矢、アテナを守れ(大意)」の書き置きを砂に残した魔鈴さん。くどいことを…魔鈴さんも一輝と同じで一匹狼的な人ね・・・
廃墟となったグラードコロッセオで今後のことを話す一同。魔鈴さんが星矢の姉ではないかという話と共に星矢が聖闘士になるための修行をはじめたころのことを話すが、ここでの回想シーン、魔鈴さんの「死ねば?」の迷言はないんですね・・・
この後一同が沙織さんが聖闘士が守るべきアテナだと知るが、沙織さん自身も辰巳に聞かされて初めて自分がアテナだと知るんだけど、原作では光政が亡くなってから知ったというふうになっていた(単行本版7巻参照)。
回想シーンにつっこみ。光政がギリシャ旅行中にアイオロスと会ったことで聖闘士の存在を知ることになるのだが、旅行にカメラは欠かせない?光政も単に観光目的でギリシャに来たわけでもなさそうだが・・・アイオロスの声は屋良有作氏。「ダンクーガ」のデスガイヤー将軍役という認識を持っているためか、美形の声は信じられない。ちなみに屋良有作氏はアスガルド編で神闘士トールの声をやっているが、トールの方が妥当だ。
コロッセオに現れたバベル。それに登場するオリキャラの鋼鉄聖闘士。鋼鉄聖闘士登場のBGMは6話で瞬・邪武の聖衣装着シーンで流れていたBGMと同じ。
(25話/2003年4月4日)
(25話修正/2003年6月15日)
26話「敵か味方か!スチールセイント」
まずはバベルとの戦いから。聖衣をつけている氷河がバベルと戦うが、バベルの炎から自分の身を守るために凍気のバリアを使っています。後にも広範囲でみんなを守っていたが、これってダイヤモンド・ダストの応用なんだろうか?
鋼鉄3人衆の名乗り方はヒーロー番組のヒーローがしそうな名乗り方だ・・・21話で銃が出てきたのと同じで聖闘士星矢の世界に合っていない・・・鋼鉄3人衆の助力でバベルを倒すが、原作では氷河一人で決着をつけたのに…鋼鉄3人衆の必殺技「スチールハリケーン」のネーミングは戦隊ヒーロー的
「今度生まれてきた時は一緒に正義と平和のために戦いましょう」と敵にも慈悲の心を向ける沙織さんは本当に女神様。
星矢抹殺のためシャイナさんが出陣。仕事上のパートナーが欲しいとパエトンに頼み、アルゴルと共に星矢抹殺に向かうことに。ここでのシャイナさん、特撮ヒーローにおける敵の女幹部っぽい。
新しい拠点としてグラードコロッセオの地下施設を使うことに。グラードコロッセオの地下の部屋はスーパーロボットアニメの基地みたい。こんなのでいいのだろうか?
27話「星矢が石に!メドゥサの盾」
ある島に不時着した星矢達。パイロット共に爆発寸前の飛行機から脱出するシーンで星矢が「伏せろ!」って叫んでいたが、距離が近すぎない?そこに待ち受けていたのはシャイナさんたち。ここでの星矢シャイナさんのことを呼び捨てにしています。
アルゴルが瞬に対して言った「特急便であの世に送ってやるぜ!」は迷ゼリフ。
聖域一の念力使いスパルタンの声は千葉繁氏。ハデス冥界編が製作されたら冥闘士カロン役で出演していただきたいなぁ…戦い方はやや卑怯でしたが…おのれの拳を使わず念力で紫龍を翻弄していたんで。
星矢とシャイナのバトルでシャイナさんはプロレスのジャイアントスィングのような投げ技を使っていた。そーいや、一輝も映画版で投げ技を使っていましたね・・・
シャイナさんと本気で戦う星矢。フェミニスト精神はどこへ行ったんだ!?
瞬のことが心配でしょうがない一輝。このことを氷河にからかわれています。空港へ向かう一輝と氷河。氷河は無免許で運転しています。「トルーパー」のセイジじゃあるまいし…(「トルーパー」サイトで知ったが、TV版でセイジが車を無免許で運転するシーンがある。)
(26・27話/2003年4月12日)
(27話修正/2003年5月19日)
28話「ドラゴン!捨て身の一撃」
紫龍対アルゴル戦の二回目。メドゥサの盾の魔力によって石となってしまった星矢と瞬を助けるために単身アルゴルに挑む紫龍。まともにメドゥサの盾を見ては自身も石となるので、ペルセウスがメドゥサを倒した時のように盾にアルゴルの姿を写してアルゴルの動きを捉えようとする。この作戦を実行する際の紫龍、「私」なんて言ってる…「私」と言うのは老師の前だけじゃなかったのか?
盾に相手の姿を写して戦う作戦の次は布で目を覆ってメドゥサの盾を見ないようにするのだが、失敗して盾のついた腕が石に…原作では左半身が石になってしまうという展開だった。
焦りまくりの一輝と落ち着いている氷河。この対比が素晴らしい。
石になりそうな紫龍を鋼鉄3人衆が救うが、鋼鉄3人衆を活躍させるために話を引っ張るようなことをするとは…
翔のスカイクロスには相手の攻撃を吸収してそのまま攻撃に転化できる力があるが、石化光線(?)まで吸収できるとは・・・メドゥサの盾を封じるために自分の目をつぶしメドゥサの盾ごとアルゴルを倒した紫龍。このシーン、映画版1作目の紫龍対ヤンの1シーンっぽい。
アルゴルを倒してからのシーンに一言。「たかが一つの勝利のためではない…大いなる未来のためにさ。ペルセウス」のセリフかそれと似たようなセリフがなくて寂しい…
アルゴルを倒してから星矢達は元に戻るんだけど、石から元に戻るペースが遅いような・・・
この話で鋼鉄聖闘士の正体が明らかに。先代様こと光政が財団の技術者である麻森博士に開発させていたことがはっきりとする。先代様は用意周到だと感心する一輝、お調子者な星矢にそれを止める氷河。ここはコミカルです(氷河の表情が崩れ気味だったので)。
(28話/2003年5月4日)
29話「誘拐!沙織を襲うカラス軍団」
最初は紫龍のお見舞いをする一同。しかも大勢で・・・紫龍に再び帰ってきてという沙織さんはかわいい。
教皇に謁見するパエトン。パースは17話・20話辺りのギガースと教皇のやり取りのようだ。
星矢にこだわるシャイナさんは女聖闘士の掟と自分の感情の狭間で苦悩しています。
地下施設でのやり取りで沙織さんは「アテナ郊外の…」と言うが「アテネ郊外」が正解なのでは?
紫龍の目は治らないと言った一輝だが、本心は治ると信じていたよう。天の邪鬼なんだから…
「治る!あいつは二度も生き返ったんだ!そういう星の下に生まれたんだ!」と紫龍のことを評した(?)が、皆さんある意味不死身だからそんな風には見えないし。
コロッセオの廃墟で沙織さんが落ち込んでいるシーンがあるが、沙織さんも個性的な聖闘士をまとめるのが大変そうだ。このシーンでは衣装が変わっていたがいつ衣装を変えたんだろう?
カラスにさらわれた沙織さん。沙織さんを救おうとするが、それをジャミアンの手下が襲う!ジャミアンが使っていた手下、ドクラテスが使った手下共と感じが似ています。
ジャミアンは手足のように使っているカラスに沙織さんを聖域まで運ぼうとしていたが、それ以前にカラスどもの体力が持たんような気がする。ジャミアン本人の体術はカマキリ拳法(蟷螂拳)のようだった…
(29話/2003年5月13日)
30話「燃え上がれ!愛のコスモ」
カラスにさらわれた沙織さんを救うために星矢が孤軍奮闘。ジャミアンの奴、声のせいかギャグキャラと化してしまっているような…
「女神を守るのが聖闘士だ!」のセリフからわかるようにこの辺から星矢はアテナの聖闘士としての自覚を持つようになったようだ。絶壁に立つ星矢と沙織さんはラブラブシーンを見せつけてくれます。アムロとララァ再びって感じ。(星矢役の古谷徹さんはアムロ役、沙織役の潘恵子さんはララァ役だった)それを見たシャイナさんは嫉妬しまくってるし。
この回は「女神の子守唄-Lulllaby-」が挿入歌として使われたが、歌が流れているシーンはミュージシャンのプロモビデオ状態。この回は荒木氏・姫野氏コンビが作監・原画を担当した回なので沙織さんは美人ですが…
自身は永野護氏を尊敬するアニメーターに数えているが、「聖闘士星矢」を見ているうちに荒木氏・姫野氏の絵にも惚れてしまったようだ。
「さあ、おとなしく聖域へ帰りなさい」辺りの沙織さんの喋り方、2話で見せたクールさに通じるものがあります。
「まるで流星のようだったよ・・・」と、場違いな発言をしたシャイナさんだが、氷河・瞬と戦うシーンではかっこいいところを見せます。チェーンの上を軽々と走り、男顔負けの戦闘を見せます。
沙織さんの小宇宙のせいでカラスがなつかないことを知ったジャミアンは崖から転落して自滅…聖闘士らしくない最期だ。
(30話/2003年5月19日)
31話「幻魔!生死のデッドライン」
瞬対ダンテ戦は鎖同士の対決だが、時代劇の鎖鎌使いの対決っぽい。
ダンテ、カペラの登場シーンでダンテのセリフ「この先は地獄の一丁目だ」はモロ悪役が言いそうなセリフ。カペラのソーサー攻撃に倒れる氷河の叫び声がまたいけていなかった…
瞬と氷河が崖に落とされてから一輝が登場。地面にラインを引くシーンは原作よりかっこつけだし、時代劇風の名乗り方を…(この回の一輝のセリフは私的名(迷)セリフ集を参照にして下さい)
色ミスを一箇所発見。フェニックスの聖衣のアームガードは本来赤なのにパンチでダンテを吹っ飛ばすシーンでは白になっていた。
首チョンパネタ、歩く首なし死体など原作と同じネタがあるが、12話のマーマの顔が醜くなる幻のシーン同様つい笑ってしまった・・・これを見た沙織さんは驚いていたが、沙織さんにも幻が見えてるのか?
一輝は星矢達の元から去る前に瞬と氷河に後のことを頼んでいたが、これって仲間を信頼している証拠です。ダンテとの戦いに再び挑んだ際の瞬は久しぶりにスカした態度を取っていました。
(31話/2003年4月25日)
(31話修正/2003年5月13日)
32話「大爆発!デスクィーン島」
アニメオリジナルエピソードで一輝が主人公の回。
22話「炎の復活!不死身の一輝」同様、昔に見た記憶があったため、ドラゴンBOXを購入して一番最初に見た。
一輝が主人公の回ということもあって珍しいシーンも登場。聖衣の箱を担いでいるシーンがあるし、私服姿で必殺技を放ったり(これは後の話でやってそうだが)、花に思いを馳せるシーンも…
回想シーンもあったが(エスメラルダが死ぬところまで)、曰く「エスメラルダ走り」はなかった。
一輝の行方を鋼鉄3人衆の潮が探すシーンがあるがヘリコプターを操縦して調査をしていました。メカに強いのね…潮の声が大塚芳忠氏ということもあり、なんか「エルガイム」のキャオを思わせる。
暗黒聖闘士のボス・ジャンゴは文庫版では3巻の回想に出てきたが、アニメ版ではこの回で登場。氷河曰く「世界各地で起こった虐殺・暴動の影には必ずいたとされる人物」という設定になっている。
後半は星矢達と暗黒聖闘士の残党の戦いが中心。暗黒フェニックスの「暗黒鳳凰幻魔拳」に苦しめられる一輝。星矢達やエスメラルダの声を聞き再び立ち上がるが、この後で聖衣装着シーンを見ることが出来ます。鳳翼天翔で倒されたはずの暗黒フェニックスだが、やられた際の演出が何故幻魔拳のものになっているの?
ジャンゴの手下「デスクィーン暗黒スリー」(ストレートなネーミングだな・・・)のやつら、3人ではなかなか手ごわいが、バラバラで星矢達を攻めた場合は意外にあっけなかった。しかもそいつらの一人の声は大塚芳忠氏だったりする・・・星矢がジャンゴの手下をやっつけるシーンで昔見ていたことをはっきりと思い出した。
暗黒聖闘士の残党を倒してから軽口を叩き合うところは新鮮で面白い。
教皇の力でデスクィーン島が消滅するという件は強引すぎやしないか?
(32話/2003年3月28日)
(32話修正/2003年4月25日・2003年6月1日(最終修正)
33話「龍虎激突!光なきドラゴンの涙」
紫龍が主人公のオリジナルエピソード。盲目となり目の療養のため五老峰に帰っていた紫龍。悪夢にうなされ、春麗の好意も煩わしく感じる紫龍のもとに王虎がやって来る…という話。
五老峰へ目の療養のために帰ってきた紫龍。最初はそんな彼が悪夢にうなされるシーンから始まるんだけど、悪夢のシーンはなんかよくわからないなぁ…
けなげに紫龍に尽くす春麗。春麗は星矢の名を口にしたが紫龍は星矢の名を聞くと過剰に反応していた。春麗も春麗で紫龍に目の薬を飲ませる際のセリフは子供をなだめる母親のような言い方をしています。
紫龍のことが心配で紫龍の目を自分が治したいといっている星矢。それに反論する一輝。一輝が去ってから沙織さんは一輝の本心(本当は紫龍のことが心配だけど、それが素直に言えないこと)を見抜いていた。18話でも鋭い洞察力を見せていた沙織さんだが、この回でも鋭い洞察力を見せます。
水浴びをする春麗、魚のようにピョンピョン飛び跳ねています。
オリジナルキャラの王虎の声はジェリドの井上和彦さん。井上さん、「シュラト」ではレイガの声をやっているが、「星矢」にゲスト出演していたのは驚きだ。
(33話/2003年4月4日)
(修正:2003年10月8日)
34話「さらば友よ!安らかに眠れ」
王虎と出会い、自分の不甲斐なさを悟った紫龍は王虎との再戦に備えて修行をしなおしています。前の話では滝打ちなんてしてましたが、この話では座禅を組んで精神統一してます。
王虎と戦うことを決めた紫龍は聖衣を預けてもらいに老師の下へ。紫龍の話を聞いている老師は魚釣りなんてしてます。老師って魚釣りが趣味なんだろうか…?それでも師匠らしく戦いの意味を紫龍に説いています。
とうとう約束の時、王虎と戦うことになった紫龍。王虎は目隠しをして戦いに臨むのだが、正々堂々としています。王虎の戦い方はやや獣じみているが、外見がああなので違和感なし。
戦いの最中、川に落ちた二人は上半身裸なのは何故?戦いの最中、戦う意味を見出した紫龍は王虎に勝ち、王虎も老師に再び弟子と認められた直後に死んでしまったが、何も殺さなくても・・・・
(34話:2003年7月20日)
36話「驚き!12体のゴールドクロス」
黄金聖衣が行方不明になり、必死になって探している中、星矢は過労が元で財団の療養所で入院することに。
所変わり聖域…この話で蠍座のミロが登場。声はシャアでおなじみの池田秀一さんだが、池田氏の声は渋い!…でも池田氏、堀秀行さん同様ジャンプアニメの出演回数が多いが、シャアの役以外、印象が薄い感じがする(私的に)。
療養所には美穂ちゃんがお見舞いに。ベッドでじっとしているのが性に合わないのか、星矢は病院を抜け出してます。美穂ちゃんと追いかけっこをしている星矢は子供っぽいです(病院でのシーン、原作でも思いっきりギャグ顔と化していたが)。アニメでは白いパジャマを着ているが、原作では星模様のパジャマを着ています。星模様のほうがらしくていいような・・・
独自の行動で星矢を追いまわすシャイナさん。病室で星矢を襲うのだが、星矢の方も美穂ちゃんに病室を抜け出さないようにされてしまってます(体を紐で縛られてた)。
病室の外に出た星矢、シャイナさんとは本気で戦えません。この後で回想シーンに。回想シーンではシャイナさん、後輩の女聖闘士候補生を厳しくシゴくシーンが…星矢は成り行きで女聖闘士の養成所に迷い込み、シャイナさんに出会うわけだが、年齢的に無理があるような気がする…
(36話/2003年6月10日)
37話「仮面が叫ぶ!愛か死か」
この回では27話とは違い星矢のフェミニスト精神が炸裂!シャイナさんの挑戦を受けることができない星矢。その最中、謎の力で飛ばされる星矢とシャイナさん。原作では病室から外に飛ばされたが、アニメでは病院の敷地内のはずれに変更。星矢達を吹っ飛ばしたのはアイオリア。指一本でシャイナ、星矢を吹っ飛ばすが、この作品のキャラって指一本で何かをするのがお好きなようで…(氷河やミスティ)
アイオロスのことを話すシーンの回想でアイオロスとアイオリアの少年時代が登場。少年時代のアイオリアの声は「ダーティペア」(TV版)でケイの声を担当した頓宮恭子。
アイオリアに得意の流星拳をかわされた星矢。前のシーンでは強がりを言っていたのに、黄金聖闘士の力の一端を知ると急に落ち込んでいた。あきらめるのが早いなぁ・・・
アイオリアの拳から星矢をかばったシャイナさん。女聖闘士の掟を話しているシーンのシャイナさんは美人だ。
アイオリアの監視役の白銀聖闘士3人、顔からしてやられ役。監視役の一人、アルゲティの「コルネホロス」は原作では星矢曰く「モーゼスのカイトス・スパウティング・ボンバーより強烈」な投げ技だったが、竜巻のような衝撃波を作り出して相手を吹っ飛ばす技に変更されている。
星矢が射手座の黄金聖衣をまとったところでこの話はお終い。
(37話/2003年5月4日)
38話「激突!ゴールドセイント」
射手座の黄金聖衣を装着した星矢。強力な鎧を主人公が纏うことができる図式は「星矢」が最初(「星矢」の場合、強力な鎧を纏うのは主人公の特権じゃないが…)。
射手座の聖衣ってマスクの模様がなくなっているし、聖衣本体の模様も変わっている…ライトニングボルトを放つアイオリアはかっこいい!流星拳でアイオリアを吹っ飛ばした星矢。黄金聖衣を纏うと技の威力がアップするようだが、圧倒的な力が得られるわけではないようだ。事実、アイオリアと互角だったし。
けど、聖闘士同士の戦いで黄金聖衣を纏ったのはこれが最初で最後ですが。
本気(?)を出したアイオリアがマントを脱ぎ捨てて再びライトニングボルトを放つところもかっこいい!"アラン・イゴール"田中秀幸さんのボイスも良し。
沙織さんがアイオロスの真実を話すシーンで回想シーンが入るが、アテナ暗殺の際教皇が使っていた短剣はアニメでは普通の短剣になってる。それに教皇様のロボット風の顔は仮面であることがこの話で判明。
射手座の聖衣が星矢の体から離れた後に見せたコミカルなところと、アイオリアが星矢が何故黄金聖衣を纏うことができた理由を星矢に話すシーンはなかった…残念。何故重要なところが抜けてるんだ?
(38話/2003年5月13日)
39話「光速!マッハを超える強拳」
最初は星矢の住むヨットハーバーでのシーンに。星矢の下に氷河・瞬が訪問。紫龍と一輝から連絡がないことを心配しています。
所変わり五老峰…星矢が持ってきた「命の水」でも紫龍の目は治らなかったが、紫龍本人は失望することなく、春麗や貴鬼に対して前向きな発言をしていたが、王虎との出会いがプラスになったようです。
老師に呼び出され二人きりで会話するところに。老師から黄金聖衣は12体存在することが老師から聞かされる紫龍。その最中にデスことデスマスクが登場。紫龍がデスマスクに挑むシーンは演出がおかしいと感じる部分も…デスマスクが紫龍に対して反撃する所にしても忍者か!?とつっこみたい。紫龍の蹴りを指一本で受け止めたデスマスク。この後皿回しの皿よろしく紫龍を翻弄していたが、これは笑えます。
老師とデスマスクの問答シーンでのデスマスク「それは過去の…ナチスの正義…」云々といったセリフがないかわりに老師が似たようなセリフを言っていた。滝に落とされた紫龍。この話では紫龍の聖衣装着シーンがあります(16話にもあったが、マスクを装着するところしかなかった)。
紫龍復活のシーン、紫龍は水柱に乗って登場するのだが何であんなことができるんだ!?
ムウの登場で状況が悪くなったと悟ったデスマスクは聖域へと帰っていったが、彼ってあんな特技があったのね。ラストは美しい師弟愛と夕日をバックに決意を固める星矢達のシーンでおしまい。
(39話:2003年6月20日)
40話「行くぞ!俺たちの旅立ち」
聖域へ向かう前日を描いた話。最初は星矢達が星の子学園を訪れるところから始まる。星矢・氷河・瞬が子供たちに混じってサッカーをやるシーンは年相応なところを見せます。子供たちにかっこいいところを見せようとしてドジをしちゃう星矢が可愛い。
星空の下で美穂ちゃんとデートをする星矢。思い出話もあるんだけど、グラード財団のトレーニングルームまで星矢に会いに来た美穂ちゃんは意外とおてんばです。星矢が運命について語るシーンも登場したが、原作とはニュアンスが違うと感じる。
後半は瞬が主人公と言っても過言じゃありません。聖域へ乗り込む当日…瞬の前に現れたのは兄弟弟子のジュネさん。彼女、ボンテージ風の聖衣に鞭を持って登場したが、第一印象は女王様みたいな人(藁)。
手にもっていた鞭は原作では聖衣のパーツ(オブジェ形態では尻尾に相当する所)だったが、アニメ版ではただの鞭になっている。
ジュネさんは瞬に師匠の死を伝えるのだが、師匠の名はアルビオレに変更されている…原作ではダイダロスだったのに…(この時点では原作の方では師匠の名前が判明していなかったからなのだろうか?名前が変わったのは。)
回想シーンでアルビオレは鎖技使いだと判明するが、そういう意味ではアニメ版設定のほうが妥当か?
原作では「ジュネさん」と呼んでいた瞬だったが、アニメ版では「ジュネ」と呼び捨てに。一応兄弟弟子でしょう…ジュネさんは瞬ことが心配でわざわざアンドロメダ島から日本へやって来たのだが、瞬の決意は堅い…硬派な一輝兄さんの弟だけあって、時折見せる意志の強さ・男らしさにはぐっと来ます。
原作では自分で仮面を外していたジュネさんだが、アニメ版では転んだ時の拍子で仮面が外れてしまい、瞬が彼女の素顔を見てしまう…という筋書きに変更されていました。瞬とジュネさんの甘いロマンスを邪魔する二人組…二人組の正体は瞬の修行仲間であるレダとスピカ。スピカの方は「ZZ」でイーノ役だった菊地正美さんが演じています。レダが女の人に乱暴を働くシーンもあったがなんて人だ・・・
この回は井上栄作という方が作画監督。全体的にキャラが可愛く描かれています。
(40話:2003年5月29日)
41話「聖域(サンクチュアリ)大決戦!アテナ最大の危機」
瞬は必ずくると信じる沙織さん。一方レダとスピカに翻弄される瞬。あきらめかけた時に一輝の小宇宙を感じ、デスクィーン島の戦いの後で運命について話していたことを思い出す。運命について語る一輝は原作よりも兄らしいです(こういう部分は惰弱だなんて言う方もいますが。)。
一輝の小宇宙に励まされ、反撃に転じる瞬。「僕が聖域のいけにえになってたまるものか!今からその聖域を倒しに行くんだからな!」と言う所と本気になってレダとスピカを倒すところはちょっと怖かったです。
教皇に会いに行くアイオリア。教皇と対峙するシーンでもマスクをつけてました。教皇と対峙している最中にシャカが登場。シャカの声はなんか女性的。原作での初登場は時代劇口調でインパクトを与えた人でしたが(「天誅」って言っていた)。
アニメ版では紫龍とは聖域で合流。氷河は紫龍に対し「お前の明るい顔を見て安心したぜ」と言っていたが、言葉の端々でそれを感じ取っていたようだ。
案内役(実は密命を帯びている)のトレミーは聖衣をつけていない星矢にあっさりやられてしまいます。情けない・・・
(41話:2003年6月10日)
42話「究極のコスモ!セブンセンシズ」
トレミーの黄金の矢に射抜かれ、生死の境を彷徨う沙織さん。沙織さんの問題発言のあったところ(文庫版1巻の「誰か馬になりなさい」発言ね。)はこの話で登場。少女時代の沙織さんの声は潘恵子さん?もしそうだったとしたら子供のころから大人びています。
黄金の矢に射抜かれて仮死状態(?)になる前に星矢達に「あなたたちには幼い頃から苦労をかけてきました・・・」と詫びるが、自分がアテナだと自覚するようになってからは、人に対しおおらかな心を持つようになったみたい。だが、これをいいと見るか偽善者だと見るかは自分はわからない。
原作では沙織さんを守るために辰巳がいたのだが、彼はどこへ?
白羊宮にたどり着いた星矢達。ムウが星矢達を待っていたのだが、この回のムウはマスクを着けて登場。マスクを着けていても美人です。
聖衣の修理が終わり、聖衣装着シーンは全員でなおかつ戦隊ヒーロー的な演出。特に瞬が可愛かったかな?
(42話2003年6月10日)
43話「ビッグバン!金牛宮のバトル」
星矢対アルデバラン戦の一回目。この話は地上波再放送がやっていたときに見ていました。アルデバランの声はシュワルツネッガーの吹き替えでおなじみの玄田哲章さん。「ダンクーガ」でゲスト出演していた時にもいえてるのだが、声が渋いです。
アルデバランに吹っ飛ばされる星矢。壁を何枚分か突き抜けて吹っ飛ばされていたけど、吹っ飛ばされすぎる気が…後で地中深く埋められてるし…
意識が朦朧としていく星矢。沙織さんと魔鈴さんの小宇宙に励まされた上に、アルデバランの技が日本剣法の居合切りと同じだということに気づいたところで修行時代のシーンへ。日本剣法を題材にした戦闘訓練を星矢に教える魔鈴さん。日本人らしい発想です。原作ではこのような回想シーンはなく1Pで片付けられてしまったんですが。
Bパートでのアルデバランが技名を叫ぶところは声がおかしい…星矢の背後にペガサスのオーラが見えたところで次の話へ。
44話「双児宮!光と闇の迷宮」
前半は星矢対アルデバラン戦の続き。前の話と比べると絵が…アルデバランの技「グレート・ホーン」をはじき返し、手刀で牡牛座の聖衣のマスクの角を叩き折った星矢。手刀で黄金聖衣の角をへし折るとは…黄金聖衣って案外ヤワなのだろうか?
アルデバランに金牛宮を通ることを許された星矢。紫龍、氷河、瞬はアルデバランに力量を試されることに。この件はオリジナルだが(原作では、星矢と一緒に金牛宮を通過するんですね・・・)、紫龍と氷河が合体攻撃を見せてくれます。アルデバランに金牛宮を通過することを許された紫龍、氷河、瞬はアルデバランにセブンセンシズは何たるかを教えてもらっています。原作でアルデバランが星矢に言ったセリフはこのシーンに移動。
4人そろって双児宮に突入するシーンで交互に入り混じる小宇宙の表現はカラー→白黒…(繰り返し)で表現。
4人が去ったあとアルデバランの下を訪れるムウ。テレポートして出てきたが、アテナの結界の影響でテレポートはできないはずでは?この頃はそういった設定が確定していなかったからか、距離の近いテレポートなら問題がないとか…
二つに分かれてしまった双児宮を突破するために二手に別れ行動することになった星矢達。行動に入る前に4人は手を組んで「いいか!別れていても俺たちの小宇宙は一つだ!」と誓い(?)を立てる星矢達。これって何の意味があるの?
氷河、瞬の前に双子座の黄金聖闘士が登場するところで終わりになるのだが、登場の際はロボットが歩くようなSEが…
(43話・44話:2003年6月24日)
45話「恐怖!異次元への漂流」
二手に別れ、双児宮を脱出しようとする星矢達。まずは氷河・瞬ペアの方から。双児宮を脱出するには双子座の聖闘士を倒さねばならない…双子座の聖闘士に挑む氷河、瞬の忠告を無視してダイヤモンドダスト、オーロラ・サンダーアタックを放つ氷河は後先考えてません。瞬って星矢と一緒にいるときは名コンビでなおかつ瞬が世話女房的だけど、氷河と一緒だと冷静なところを見せます。
所変わり…星矢・紫龍ペアのところに場面が変更。直情型の星矢に冷静沈着な紫龍、この対比が素晴らしいです。紫龍の目が見えないのが利点になったのか、星矢・紫龍ペアは双児宮を脱出。双児宮を脱出する際のシーンでは若干パースがおかしいと感じた。双児宮を脱出後、紫龍が星矢に双児宮の幻影のことを話すが、このシーンでの星矢はコミカルに書かれています。
自分の技をもろにくらい、意識不明の状態になった氷河を守るために、瞬が奮戦。ここのシーンの瞬は男らしいセリフを言ってます。
ジェミニの幻影、ロボットみたいな喋り方&歩き方をしてます。
46話「吠えろ!攻防一体の星雲鎖(ネビュラチェーン)」
命綱にしているチェーンが切れかけ、絶体絶命の瞬は「兄さーん!!」と叫んでます。
その言葉が届いたのか、一輝の小宇宙に助けられた瞬。それを知った瞬はなんか嬉しそうです。
一輝はカノン島にいて傷を癒していたのだが、よく考えたら、殺生谷の戦いで氷河に凍らされた腕はどうなったのと突っ込みたい。これについては
1.氷河も一輝もそのことを忘れていた
2.一輝自身それを知っていたけど星矢たちを心配させないために黙っていた
のどちらかなんだろうけど一輝の性格を考えたら2番の仮説が成り立つかも?
双児宮の出口が閉ざされ、ジェミニが再び登場する際のエフェクトはよし。幽霊のような存在に相応しい登場の仕方だったので。「アナザー・ディメンション」で再び異次元へ落とされる瞬。ここでの異次元空間は「ダンクーガ」のムゲの宇宙みたいです(ムゲの宇宙も異次元空間です)。瞬が異次元に落とされる際の鏡を表現に使ったエフェクトもいい。
一輝と沙織さんの小宇宙に励まされ、ジェミニに挑む瞬。ここでのBGMは「ネビュラ・チェーン-兄弟の絆-」(ソング集2に収録)。あの歌、強烈過ぎてBGMには相応しくない気がする…(歌詞に「そうだね兄さん、そうだね〜」とあるし)
この回は鎖技の「ローリング・ディフェンス」と「サンダー・ウェーブ」が初登場。双児宮からはるか離れた教皇の間まで攻撃を与えた瞬に教皇様はご立腹です。(このシーンの教皇様はのっぺらぼうでしたが。)
氷河が、異次元を脱出したところでこの話はおしまい。
(45・46話:2003年7月6日)
(46話修正:2003年8月21日)
47話「さらば氷河!勇者よ眠れ」
アナザーディメンションで天秤宮に飛ばされた氷河。そんな彼を待ち受けていたのは水瓶座(アクエリアス・Aquarius)のカミュ。聖衣だけで水瓶座とわかったが、何故わかったんだろう…。アニメ版のカミュ先生は氷河の師匠・水晶先生の師匠という設定に…これはアニメ版のほうが先走ってしまった感じ。
オリジナルの納谷六郎氏のボイス、いいです(^○^)。これがハデス編では何故熱気バサラなんだ?
21話のシーンが回想シーンとして登場したが、声は撮り直しのようだ。少年時代の氷河が水晶先生からカミュ先生の話を聞くシーンがあるのだが、この回の少年時代の氷河の声は瞬の少年時代もしてる冬馬由美さん。最近はセクシーな女性の声が多いが、デビューした頃は少年の声もしていたのね…
カミュ先生に水晶先生のことと自身のマザコンぶりをあざ笑われ、怒る氷河。熱いです。クールだけど、実は熱い心をもったキャラは私の好み(^○^)
船の遭難事故でマーマが死ぬシーンはこの話に登場(原作では幻魔拳の幻の中に登場した。マーマの顔が醜くなる幻の前のシーンがそう)。
カミュ先生がオーロラエクスキューションを放つ際、美女がイメージに出てきたが、水瓶座の元となったのは美少年だったはず…
氷河が心の中で仲間に別れを告げるところでは単に「さよなら」とつぶやいただけだったが、「DO CIVIDANIJA」ではないのはなぜ?
この話は井上栄作と言う方が作監。氷河が可愛く書かれています(チビのときも)。
(47話:2003年6月30日)
48話「ドラゴン!甦れ死の国から」
最初は24話同様、総集編的なシーンが挿入。この総集編、24話同様、見ていない人のためのサービスなんだろうか?
巨蟹宮にたどり着いた星矢達。巨蟹宮の中は死人の顔で埋め尽くされていた!死に顔のコレクションはデスマスクの趣味らしいが、なんか「デビルマン」に出てくる悪魔みたいだ。
星矢を獅子宮に向かわせた紫龍だが、なす術もなく積尸気に送り込まれてしまった紫龍。積尸気の穴も異次元空間同様、ムゲの宇宙的です。死の国の入り口に送られてしまった紫龍の前に沙織さんが登場。銀河戦争編でのアテナ装束で登場してたのが、聖域にやって来た沙織さんの衣装は白とピンクのドレスのはずだし口パクもしていません。
沙織さんの小宇宙で魂が元の体に戻った紫龍。沙織さん、倒れていても自らの小宇宙を送れる辺りはさすがといったところか?
紫龍が再び死の国へ送られてしまったところでこの話は終わり
(48話:2003年7月20日)
BACK
星矢TOPへ
NEXT