FF2の攻略 > FF2の戦闘システム > 魔法・特殊攻撃 物理攻撃へ 最終更新日 2010/01/03
ここでは、ファイナルファンタジー2の魔法や特殊攻撃について説明します。
特に注意がなければ、FC版のファイナルファンタジー2の説明です。
WSC版やPS版やGBA版のファイナルファンタジー2にも対応しました。
FF2の属性は大きく分けると3つに分類できます
うちのサイトでは、一般属性、種族系統、効果分類をまとめて属性と呼びます。
属性はスカタンさんの指摘により大きく定義の変更を行いました
多くの魔法や特殊攻撃はこの一般属性に分類されます
注意
一般属性に影響する魔法には、バリアとデスペルがあります。
表示 | バリアの魔法で得られる耐性 | デスペルの魔法でなくなる耐性 |
---|---|---|
冷気(1) | 変化 | なし |
神経(2) | 炎 | なし |
毒(3) | 精神 | なし |
死(4) | 稲妻 | なし |
稲妻(5) | 死 | なし |
精神(6) | 毒 | なし |
炎(7) | 神経 | なし |
変化(8) | 表示がない(冷気?) | なし |
注意
魔法や特殊攻撃は種族系統に属するものは少ないです。
イルカさんによると、FC版はシードラゴンにコンフュをかけると自爆して倍ダメージになるようです。これで、つなみは水棲属性に確定しました。
種族系統に影響する魔法には、オーラがあります。
表示 | オーラの魔法で得られる属性 |
---|---|
白(1) | 空中 |
黄色(2) | 水棲 |
緑(3) | 大地 |
黒(4) | 鬼 |
ブルー(5) | 魔導 |
オレンジ(6) | 竜 |
赤(7) | 狼 |
紫?(8) | 表示がない(不死を付加するはずだが・・・) |
注意
不死系が弱点の敵に使用したときに特殊な効果をもちます。
FF2は一般的には魔法が弱いといわれていますが、実は強いです。しかし、普通にプレイすると魔法の真価を発揮することはできません。なぜなら、一般的なプレイヤーは無意味に武器や防具を装備するからです。武器や防具には魔法干渉という隠しステータスが設定されており、これにより魔法の成功率が落ちるからです。
魔法干渉は精神や知性が低い場合は気にする必要がありませんが、ステータスがある程度高くなるとかなり効いてきます。魔法干渉が高い装備をはずすと飛躍的に補助魔法の成功率が増すというのは良くある話です。精神99の場合のテレポ16の場合は、魔法干渉が0ならほとんどの敵を100%倒せますが魔法干渉が100の場合はゴブリンさえほとんど倒すことができません。
魔法干渉が小さい防具は軽いし、耐性もある物が多いので非常に実用的です。
FF2の魔法にはヒット数のようなものが存在します。
注意
補助魔法の成功判定は魔法成功回数を使います
当然、一般属性の影響がある場合は魔法成功回数は強制的に変更させられます。
FF2の魔法ダメージ計算式は次のようになっていると思われます。
ちなみに、魔法干渉が大きいとダメージ判定回数が落ちることによりダメージが減りますが、魔法威力自体は落ちません。
注意
魔法の威力 | 能力1 | 能力50 | 能力99 | 能力あ9(109) |
---|---|---|---|---|
10(ファイアなど) | 10(2) | 22(5) | 34(8) | 37(9) |
10(GBA版) | 10(2) | 35(8) | 59(8) | - |
15(ホーリー) | 15(3) | 27(6) | 39(9) | 42(10) |
15(GBA版) | 15(3) | 40(10) | 64(8) | - |
20(フレアー) | 20(4) | 32(8) | 44(11) | 47(11) |
20(GBA版) | 20(4) | 45(11) | 69(17) | - |
100(アルテマ) | 100(25) | 112(28) | 124(31) | 127(31) |
ここを見ればわかるように、ステータスが1だとファイアとフレアーの威力の差は2倍ですが、ステータスが99になると威力の差は約1.3倍です。魔法の種類のよる威力の差はステータスが高くなればあまり気にする必要はありません。むしろ、うまく弱点を突く事や魔法干渉をなくすことがダメージを上げる秘訣になります。GBA版は、能力の補正が大きくなったために能力を99にしたときに魔法の威力が1.5~1.7倍程度上がっています。
魔法の威力だけを見るとアルテマは強力です。レベルをいくら上げて魔法レベルは1です。WSC版通常モードのアルテマは、アルテマのレベル以外に武器と、魔法のレベルの合計がアルテマの威力に大きく影響します。武器と魔法のレベルを全て16にするとアルテマの威力は約4000になります。WSC版通常モードのアルテマは、魔法干渉はダメージに影響しないと考えてください。そのかわり、ダメージ幅が約2倍です。さらにクリティカルするので、ダメージの安定性は最悪です。詳しいことはFF2のアルテマを見てください。PS版のアルテマはWSC版の最低ダメージ程度で安定します。GBA版のアルテマは9300ダメージ程度で安定します。
どうやら、魔法ダメージの計算式を理解していない人が多いようなので計算例を追加しました。この計算を見てのとおり能力が高いときだけ魔法干渉や魔法防御がダメージに影響します。
能力 (知力) |
威力 | 干渉 | 詠唱効率 (魔法命中確率) |
魔法詠唱回数 | 魔法防御回数 | 魔法成功回数 | 平均ダメージ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
99 GBA | 59 | 0 | 99-0=99 | 16(仮定) | 2(仮定) | 16-2=14 | 2655 |
99 GBA | 59 | 0 | 99-0=99 | 16(仮定) | 14(仮定) | 16-14=2 | 1593 |
99 GBA | 59 | 100 | 99-100→0 | 0 | 2(仮定) | 0-2→0 | 1416 |
99 GBA | 59 | 100 | 99-100→0 | 0 | 14(仮定) | 0-14→0 | 1416 |
99 GBA | 59 | 0 | 99-0=99 | - | - | 16(確定) | 5664(弱点) |
99 GBA | 59 | 100 | 99-100→0 | - | - | 16(確定) | 5664(弱点) |
99 GBA | 59 | 0 | 99-0=99 | - | - | 0(確定) | 708(防御) |
99 GBA | 59 | 100 | 99-100→0 | - | - | 0(確定) | 708(防御) |
99 | 34 | 0 | 99-0=99 | 16(仮定) | 2(仮定) | 16-2=14 | 1530 |
99 | 34 | 0 | 99-0=99 | 16(仮定) | 14(仮定) | 16-14=2 | 918 |
99 | 34 | 100 | 99-100→0 | 0 | 2(仮定) | 0-2→0 | 816 |
99 | 34 | 100 | 99-100→0 | 0 | 14(仮定) | 0-14→0 | 816 |
99 | 34 | 0 | 99-0=99 | - | - | 16(確定) | 3264(弱点) |
99 | 34 | 100 | 99-100→0 | - | - | 16(確定) | 3264(弱点) |
99 | 34 | 0 | 99-0=99 | - | - | 0(確定) | 408(防御) |
99 | 34 | 100 | 99-100→0 | - | - | 0(確定) | 408(防御) |
50 GBA | 35 | 0 | 50-0=50 | 8(仮定) | 2(仮定) | 8-2=6 | 1155 |
50 GBA | 35 | 0 | 50-0=50 | 8(仮定) | 14(仮定) | 8-14→0 | 840 |
50 GBA | 35 | 100 | 50-100→0 | 0 | 2(仮定) | 0-2→0 | 840 |
50 GBA | 35 | 100 | 50-100→0 | 0 | 14(仮定) | 0-14→0 | 840 |
50 GBA | 35 | 0 | 50-0=50 | - | - | 16(確定) | 3360(弱点) |
50 GBA | 35 | 100 | 50-100→0 | - | - | 16(確定) | 3360(弱点) |
50 GBA | 35 | 0 | 50-0=50 | - | - | 0(確定) | 420(防御) |
50 GBA | 35 | 100 | 50-100→0 | - | - | 0(確定) | 420(防御) |
50 | 22 | 0 | 50-0=50 | 8(仮定) | 2(仮定) | 8-2=6 | 726 |
50 | 22 | 0 | 50-0=50 | 8(仮定) | 14(仮定) | 8-14→0 | 528 |
50 | 22 | 100 | 50-100→0 | 0 | 2(仮定) | 0-2→0 | 528 |
50 | 22 | 100 | 50-100→0 | 0 | 14(仮定) | 0-14→0 | 528 |
50 | 22 | 0 | 50-0=50 | - | - | 16(確定) | 2112(弱点) |
50 | 22 | 100 | 50-100→0 | - | - | 16(確定) | 2112(弱点) |
50 | 22 | 0 | 50-0=50 | - | - | 0(確定) | 264(防御) |
50 | 22 | 100 | 50-100→0 | - | - | 0(確定) | 264(防御) |
1 | 10 | 0 | 1-0=1 | 0(仮定) | 2(仮定) | 0-2→0 | 240 |
1 | 10 | 0 | 1-0=1 | 0(仮定) | 14(仮定) | 0-14→0 | 240 |
1 | 10 | 100 | 1-100→0 | 0 | 2(仮定) | 0-2→0 | 240 |
1 | 10 | 100 | 1-100→0 | 0 | 14(仮定) | 0-14→0 | 240 |
1 | 10 | 0 | 1-0=1 | - | - | 16(確定) | 960(弱点) |
1 | 10 | 100 | 1-100→0 | - | - | 16(確定) | 960(弱点) |
1 | 10 | 0 | 1-0=1 | - | - | 0(確定) | 120(防御) |
1 | 10 | 100 | 1-100→0 | - | - | 0(確定) | 120(防御) |
ファイア16はダメージが平均化されるのでこのぐらいのダメージで安定します。
注意
FF2には、白魔法と黒魔法が存在します。最初は白魔法か黒魔法のどちらをメインに使うかを決めるといいでしょう。両方を使おうとすると精神と知性の伸びが中途半端になるので、一発系魔法の全体がけで敵を全滅できるほど能力が成長しません。
白魔法は魔法のみで戦うのなら、リスクがありません。初心者は、安定性が高い白魔法をメインにしたほうが無難でしょう。一発系魔法を中心に戦うなら、GBA版でも白魔法がいいでしょう。テレポがとんでもないことになっています。
純粋な魔法の性能だけを考えると黒魔法の方が上ですが、黒魔法使いは体力が1になるという致命的な弱点があるので、初心者にはおすすめしません。このリスクへの対応策がわかる中級者以上は黒魔法をメインに戦うのもいいです。ステータスが落ちないGBA版は黒魔法をメインにするのがおすすめです。攻撃魔法の威力も上がっているので、かなり使いやすくなっています。
ここからは使い勝手のいい魔法の説明をします。
注意
FF2の主力になる魔法です。能力が十分高く魔法干渉を少なくすれば、8~9レベル程度で9割以上の敵を瞬殺できます。一発系魔法が強力すぎるために他の状態変化系魔法は意味がありません。GBA版のテレポは完全に終わっています。
名前 | 種類 | 命中率 | 属性 | 効果 |
---|---|---|---|---|
テレポ | 白魔法 | F (A) | 変化 | 命を奪う |
ミニマム | 白魔法 | D | 変化 | 小人にする |
デジョン | 黒魔法 | E (D) | 変化 | 命を奪う |
トード | 黒魔法 | C | 変化 | 蛙にする |
ブレイク | 黒魔法 | D | 変化 | 石化させる |
デス | 黒魔法 | E | 死 | 命を奪う |
注意
FF2ではステータスを上げる魔法は重要です。
名前 | 種類 | 命中率 | 重ねがけ | 効果 |
---|---|---|---|---|
ブリンク | 白魔法 | ? | 可 | 回避レベルを上げる |
シェル | 白魔法 | ? | 可 | 魔法防御レベルを上げる |
プロテス | 白魔法 | ? | 可 | 防御力を上げる |
バーサク | 黒魔法 | A | 可 | 攻撃力を上げる |
ヘイスト | 黒魔法 | A | 不可 | 攻撃回数を上げる |
注意
FF2でも、回復魔法は必須です。
名前 | 種類 | 命中率 | 威力 | 効果 |
---|---|---|---|---|
ケアル | 白魔法 | ? | 20 | HP回復 |
レイズ | 白魔法 | A | - | 死亡状態回復 |
エスナ | 白魔法 | ? | - | 永久変化回復 |
バスナ | 白魔法 | ? | - | 一時変化回復 |
注意
攻撃にも防御にも使える魔法。アンデット以外に安定した効果を発揮する。
名前 | 種類 | 命中率 | 威力 | 効果 |
---|---|---|---|---|
アスピル | 黒魔法 | ? | 10 | MP吸収 |
ドレイン | 黒魔法 | ? | 10 | HP吸収 |
注意
FF2の攻撃魔法はさほど強くありません。攻撃魔法のなかではブリザドが一番使い勝手がいいです。序盤の強敵であるランドタートル&アダマンタイマイやグリーンスライムに有効なのが大きいです。
GBA版は攻撃魔法の威力が上がっている上に、魔法レベルが上がりやすい。4属性魔法をレベル5ぐらいまで上げておくと便利です。
名前 | 種類 | 命中率 | 威力 | 属性 |
---|---|---|---|---|
ホーリー | 白魔法 | F | 15 | なし |
アルテマ | 白魔法 | ? | 100 | なし |
ファイア | 黒魔法 | F | 10 | 炎 |
サンダー | 黒魔法 | F | 10 | 稲妻 |
ブリザド | 黒魔法 | F | 10 | 冷気 |
クラウダ | 黒魔法 | F | 10 | 毒 |
フレアー | 黒魔法 | F | 20 | なし |
リメイク版通常モードのアルテマは武器や魔法のレベルを全て16にすると非常に強力です。
とってもかんたんFF2によるとWSC版やPS版やGBA版ではデスペルの効果があるそうです(確認済み)。変化のバリアが一番簡単に消えるのでプリン系を一発系魔法で倒すときに有効です。ただし、吸収属性は消せないので注意しましょう。
Yさんおよびスカタンさんの情報によれば、特殊攻撃には戦闘中5文字で表示されるものがあります。これらの特殊攻撃のレベルは実は1の位が表示されません(確認済み)。そのため見た目ではレベルと効果に差が生じます。次に表示上と真のレベルの一例を示します。
特殊攻撃 | 表示上のレベル | 真のレベル |
---|---|---|
クアールのブラスター | ブラスター1 | ブラスター10 |
スフィンクマイラのくさいいき | くさいいき1 | くさいいき10 |
ゴーギマイラのくさいいき | くさいいき | くさいいき6 |
戦闘中のエリクシャー | エリクサー1 (エリクシャー1) |
エリクサー15 |
注意
これらの魔法の違いがわからない人が多いようなので解説します。
重要なのは、ダメージ系の攻撃を受けるときです。例えシェル16を使い魔法防御を上げても、魔法レベルに対応するダメージは必ず受けます。しかし、ウォール16なら魔法そのものを無効にするので、ダメージを受けません。
詳しいことは、とってもかんたんFF2を参考にしてください。
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