螺旋の炎
2002 11 07 → 2002 12 31
2002 12 31 (1165) 今年もあとわずか
さぁ、今日が大晦日。
地球の誕生から現在までを1年間にたとえると、人類が誕生する日です。 適当に言っているので、宛にはならないと思います。
さて、そんな大晦日。
僕の通勤の友・阪神電鉄は、なんと、年越し特別ダイヤを組みます。
なんと、普段のダイヤでは、終電の時間を越えても、まだ臨時電車が出るんですよ! 夜中の1時・2時にも電車が走る!
これはすごい。
で、なぜか、その臨時電車にバッチリ乗れるようなシフトが組まれているのですが。 年越しは会社の中ですかね。
あと、上司が残業申請をミスって、今月もらえるはずの残業手当(多分、200時間くらい)が出ないかもしれないのですが、それはまた別のお話。
今日 ご紹介するナイスなゲームはファミコンゲーム「プロジェクトQ」!
このゲームは当時の流行だったクイズゲームのうちのひとつ。
ですが、当時増発されたクイズゲームのなかでもかなり優秀なゲームの部類に入ると思われます。
と言いますのも、総問題数一万問で、クイズは四択の早押し式。
クイズの出題形式は画面右から文字が駅前の電光掲示板のように画面右から流れて画面左端に消えていきます。
つまり、一度読んでしまった問題を読み直すことができないという非常に緊張感のあるクイズです。
それゆえ、ひっかけ問題も多く・・・ というかほとんどがひっかけ問題という制作者のひねくれ具合が非常に良く分かるクイズゲームなのですが……。
具体的に言いますと、
「日本で一番高い広い湖といえば...........琵琶湖ですが、日本で一番深い湖といえば何?」
と言った感じの問題が出題されます。
問題を最後まで読んで答えれば良いのですか、制限時間内の正解数と正答率が問われるシナリオモードと、早押しが命の対戦モードの二種類のモードのため、最後まで読まずに答えてしまうこともしばしば。
これだけ良くできたゲームなのに、何故売れなかったかと言うと、
このゲーム――――よせばいいのに、シナリオモードで、クイズとギャルゲーとをミックスしてしまったのです。
ストーリーを紹介いたしますと、バラエティアイドル略してバラドルタレントに対抗して、クイズアイドル略して「クイドル」としてスカウトされたあなたは、クイズの正解数と正答率によって顔が変化するという特異体質に改造されてしまいました。クイズに答えて美貌を手にいれ、デビューをめざせ!
クイドル・・・という表現がかなり苦しんでつけた名前っぽいですが、ライバルのクイドルたちも現れたりします。
とまあ、かなりとち狂ったストーリーになってはいますが、練られたストーリーです。
これがPCエンジンあたりで発売されれば少しは違ったのでしょうが、相手はファミコン。 色やドット数に縛られ、ギャルゲーとしての魅力はかなり低くなってしまいました。
更に、クイズの出来によって変化する顔の方ですが、容量の都合上、目と鼻と口の三つのパーツのモンタージュで形成されます。
おかげで更に敬遠される羽目に。 あぁもったいない。
以上、クイズゲームとしては、当時かなり斬新だったものの、ストーリーで、時代を先どりしすぎてしまった○超マイナーなクイズゲームのお話でした。
2002 12 22 (1163) センターのやり方にはついていけない!
今日は仕事で、「尼崎センタープール駅」に行ってきました。
センタープールなんてこじゃれた表現を使っていますが、用は競艇場です。
なんか駅ビルが競艇場とくっついてます。 別の表現で言えば、競艇場の一角に電車が止まる感覚。
電車から競艇場を観察できます。
おかげでレースの日ともなると、「この駅は新聞を持って降りないと犯罪になるんじゃねぇの?」と思わせるほど、みんな揃って競艇新聞を片手に駅にゾロゾロ降り立ちます。
平日の昼間っから・・・。
お前ら少しは働け!
まあ、リストラされた気晴らしで来ている奴は許すけど。
そんな土地柄は駅周辺の物件にも姿を見せています。
通りに並ぶ店を順にあげていくと、居酒屋 居酒屋 コンビニ 居酒屋 自転車屋 居酒屋 パーマ屋 居酒屋・・・。分かりやすいですね。
以上、地域順応性では 豊田市並の小さな街のお話でした。
2002 12 20 (1162) 僕たちの好きなファイナルファンタジー本
で、先日話した、「僕たちの好きなファイナルファンタジー本」
あまりに面白いので、思わず、スキャン(デジカメで)
そして、面倒なので、画像の縮小は無し。 我慢して読み込もう!
この本を読むきっかけとなった文章。(FFVのレビューより)
チョコボに載って世界を回っている理由がトレジャーハンティングだったなんてはじめて知りました。
更に、「ファイナルファンタジーマニアック用語辞典」では、
FF6にまでファリスが登場していたなんて! しかも、セリスと同じ技を使えるよ!
どこに行けば仲間にできるんだー!!
また、僕は、自分でも相当、FF好きでFFについての知識も深いほうではあったと思っていましたが、全然知らなかった情報も多々登場します。
スーパーファミコン版FF1なんてあったんだ! やりてー!! 売ってくれー! 中国とかで売ってるのかな?
で、さぞかし、FF知ったかぶりレビュアーが勢ぞろいしているんだろうなぁ、と思っていましたが、意外と知っている方も。
この人、FF6以降のRPGはクソ…とまでは、言ってないものの、「パッとしない」の一言で切り捨ててしまったり。
いつの間にスクウェア派に?
で、この本を読んで一番驚かされた部分が……。
てっきり、「この本に掲載されている画面写真って、書籍に画像を取り込むための専用の機械でも使ってるんだろうなぁ」と思っていたのですが、浅はかでした。
エミュレーターっ!!!(Snes9x V1.39)
2002 12 15 (1161) リメイク<リテイク この調子でSaGa3とかを
聖剣伝説がバージョンアップされてリメイクされるみたいですな。
というか、かなり変更や追加があるようで、リメイクというよりは、リテイクというほうが正しいのかもしれません。
ファミコンからスーパーファミコンにリメイクされるにあたって、追加要素が増えまくったドラゴンクエスト3を思い浮かべていただけるとありがたいというか、それ以上か……。
原作のテイストがどれだけ残っているのか気になります。
てか、FFシリーズで数少ないエンディングがアンハッピーエンドのゲームなので、そのあたりは変更しないでいただきたい。 というか、FF10みたく、あと付けでストーリーを作るのは勘弁ということで。
まぁ、ヒロインが主人公に選べるということで、すでにエンディング部分に手が入っていることは間違いないのですが、まぁ、バッドであれば構わんよ。
で、FFの新作ですが、そんなことよりも、宝島社から発売中の「僕らの大好きなファイナルファンタジー」というファイナルファンタジー解説本の方が気になります。
とりあえず、FF5に関連したレビューで「主人公の盗賊バッツ(自称トレジャーハンター)」という、痛いストーリー解説がまじめに入っている下りを立ち読みしただけで、僕の中では「買い」。
「チミチミ、最近、売れてるそうじゃない。 ファイナルファンタジーっていうゲームが! うちもそれの本を出そうよ!」
という無知な宝島社のお偉いさんが、大してチェックもしないで、あっさり出版してしまったような本。
そして、ろくにゲームに思い入れの無い人がレビュアーに選ばれ、適当にゲームの触りくらいを遊んだくらいで知ったかぶりになってレビューを書き、編集部も、誤植とか探すの面倒だからノーチェックで通して、できあがってしまった不完全本!
これはもう読まないと!
「FF世界の研究」に続く知ったかぶり本だよ!
ということで、荒唐無稽にFF関連の文章を連ねてみただけでした。
2002 11 25 (1160) 終わり方も聖剣伝説っぽいし
「天使の詩2」のラストダンジョンで、主人公たちがラスボスの罠で結界に閉じ込められて、動けなくなり、更に今までの仲間が一同に集結して、主人公達を助け、その結界を撃ち破るという展開はFF3のパクり?
と、思えてみたり。
てか、そのうち天使の詩2のFFっぽさをまとめたページを作りたい。
それくらい、天使の詩2のストーリーはFFに酷似しています。(過去の日記参照)
「PCエンジンのゲームだから、任天堂ゲーム機のゲームのストーリーをパクったってばれないでしょ?」
とか思って作ったんじゃないかと問い詰めたい。
いや、ここまで堂々とストーリーをパクっているからこそ、この天使の詩が好きなんですけれどね。 で、個人的にはPCエンジンのゲームで一番好き。
以上、当時のPCエンジンで流行っていた、ムービーを除いてしまえば、初期ドラクエ並にオリジナリティの無い超平凡なRPGのお話でした。
2002 11 25 (1160) 夢も希望も休みもありません
いやはや神戸に引っ越ししてきたわけですが、想像していた町とかなり違うというか変わった町です。
まず神戸の中心が神戸駅周辺だと思っていましたが、これが大きなミステイク。
何もないって。
あるのは観光スポットばかりで、役所もなければ、ビジネスビルもデパートもない。 コンビニも無かった気が・・・。 もちろん住宅街もない。
いや、多少はあるけど。 ダイエーとか・・・。 いったい誰が利用するのか聞きたいような立地ですが・・。
で、道は複雑で一方通行やら、右折禁止やら、突然有料になるやら、数々のトラップが、遠方から来る田舎者をシャットアウト。
てか、オレ発見! 神戸の中心は三宮。
市役所とか区役所とかもあるしデパートとか駅地下とかマンションとか何でもあるよ! JR・阪神・阪急・地下鉄と駅も広いし! てか、神戸駅、要らないんじゃないのか。
ま、これらは恐らく、田舎者の偏見に過ぎませんので。
地元や神戸マニアの方は軽く聞き流すと良いかと。
2002 11 24 (1159) ほしいの監督とは良く言ったもので
「ほしいの監督」と、いえば、「忍者らホイ」です。
さておき、産まれて初めて阪神電車を利用してみましたが、良いですな。
いつ乗っても座れるのが。
というかこの利用者数で、よく、球団の運営ができるものです。 ただでさえ、最近、獲得選手への金の使い方が、どっかの球団に似てきてるのに・・・。
まあ系列会社がよほどもうかっているんでしょう。
どっかの球団なんて、「日本で球団を持てるのは12社だけ」というステイタスを維持するために、強くもない球団を所有している菓子メーカーもあるっていうのに。
高い契約金を払うのが嫌だから契約金の高くなった選手を次々放出してるという噂ですよ。
だからチームはどんどん弱くなると。
まあ、どこの球団とは特定しませんけれども。 横浜あたりかな?
2002 11 23 (1158) サッカーはハッタリだ
さて、つい先日打ち切られたキユ先生の「ナンバー10」
前作「ロケットでつきぬけろ」(全1巻)連載中にジャンプ巻末で、飛ばしまくったコメントを残したことから一躍漫画の内容以上の知名度をあげた作家・キユ先生。
(巻末のコメントとは、作者が近況などを報告する、ジャンプ本誌の目次についているアレ)
かつて、これほど、ジャンプに載っている漫画よりも巻末のコメントを楽しみにされた漫画家がいただろうか!?
それはさておき、ナンバー10。 こちらはいたって普通のサッカー漫画です。 ワールドカップ効果だとか、便乗だとかいろいろと言われていましたが、内容も普通。 巻末のコメントも前作の頃を越えられず、あえなく10週で散りました。
主人公がサッカーの魅力に目覚め、「サッカーは魔法だ」「サッカーはファンタジーだ」と思いこんでしまうところまでは良かったのですが、これといって物理学を無視した必殺シュートが出るわけでもなく、結局普通のサッカー漫画で終わってしまったため、たいした人気も出ないまま閉幕。
ボールを宙に浮かび上がらせるなどの裏技も出ましたが、どうせ裏技使うなら必殺シュートとかを使うべきでしょう! 必殺技が地味すぎです。
しかも、ナンバー10が連載されていた頃のジャンプには、
「キャプテン翼」の作者・高橋陽一が連載したサッカー漫画「蹴球伝FW陣」との生存競争に打ち勝ち、
地上波ではないもののアニメ化されている、
「ホイッスル!」というサッカー漫画があったため、万が一にもキユ先生に勝利の目は無かったのですが、こうも早く打ち切られてしまうとは…。 まぁ、今ではもう昔のことですが。
個人的には、この後、「サッカーは技術だ!」「サッカーは力だ!」「サッカーは金だ!」「サッカーは運だ!」「サッカーは破壊だ!」「サッカーは俺だ!俺はサッカーだ!」「神のシュートを目指す!」「これが俺のサッカーだワハハハハー」「ロックは魔法だ!」といった狂った人たちが登場し、活躍していくような内容に期待していたのですが、「退屈なサッカーをしよう」という感じで終わってしまいましたね。 がっくり。
さて、キユの「ナンバー10」全くお勧めはしませんが、まぁ、古本屋で並んでたら読んでみてください。 時間を無駄に過ごせるから。
2002 11 11 (1157) イカス!バンド漫画の次の連載漫画!
現在、ジャンプで人気を独走中の漫画といえば、「ヒカルの碁」「ワンピース」「遊戯王」など、数々の作品が上げられます。 特に、3ヶ月ほど前に連載の始まった「アイシールド21」はストーリーキング作品と言うことで、人気急上昇中です。
そんななか、アイシールド21とならんで新連載になったはずの漫画が今、ガケップチにたたされています。 それが、梅沢春人先生作の「ソードブレーカー」
過去、ひたすらバンドとケンカを売りにしてきた梅沢先生の漫画がついに方向転換「剣と魔法とデザインの狂った魔物」の漫画になってしまいました。
この漫画は、ジョジョの奇妙な冒険のスタンドみたく、非常に独創的なデザインの魔物が数多く登場します。 梅沢先生はグロテスクをイメージしたのかもしれませんが、少年誌である以上、そこまでグロテスクなデザインにはできなかったのでしょう。 もはや、中途半端でダサダサとしか言い様のないデザインになりました。
主人公が身にまとった鎧とかも、ズコックのコスプレにしか見えません。
それでいて、梅沢先生の頭の中には膨大なストーリーが描かれていたためか、非常に出だしはゆっくりとした展開を見せます。
具体的に言えば、6つの宝石を集めるところからスタート。
かの名作ドラゴンボールですら、最初は7個のうち3つが集まったところからスタートしていたのに、こちらは1つからスタートです!
非常に長い冒険が予想されました。
しかし、2つ集まったあたりで打ち切り気配が強まり、今週、1ページにして残り4つが勝手に主人公の手元に集まりました。 それまでの2つの宝石との出会いのためにかけた3ヶ月は何だったのでしょう。
そして、敵側も敵側です。 ラスボス直下の強敵7人衆も、ボスの裏切りで2ページにして全滅。 中には「勇者を倒すのはこの私!」というたった1つのセリフだけでお亡くなりになった方も…。
膨大なストーリーが作者の頭にあったにも関わらず、志半ばで打ち切りになのジャンプ漫画の中で、大半を占める「回想シーンで話を飛ばす」「本当の戦いはこれからだ!で締める」という完結方法を取らず、敢えて、無理矢理にでも完結をさせようとする梅沢先生には、恐れ入ります。
ということで、間もなく、完結されることが間違いないこの「ソードブレーカー」ですが、残り1〜2週でどんな展開を見せるか非常に楽しみです。 応援しておきますよ。
2002 11 07 (1156) 最後に教えてくれ勇者よ MPとは何の略だ?
このサイトの日記、一度ゲームのネタが出ればひたすらゲームのネタ。 漫画のネタが出ればひたすら漫画のネタが続くことにおいては、一目置かれていないどころか、誰からも相手にされていないことで有名ですが、今回も、また漫画のネタで。 しかも、ガンガンで。
僕が詳しい雑誌を3つだけあげろと言われたら、週刊少年ジャンプと、月刊少年ガンガンと、コミックバウンド(5号で休載)の3つをあげてしまう人間なので、ご了承下さい。
さて、この月刊少年ガンガンで、「1/Nのゆらぎ」「清村くん杉小路くんと」というギャグマンガを連載していた土塚理弘(とつかまさひろ)先生が、現在連載中のバトル漫画が「マテリアルパズル」
バトル漫画は、バトル漫画でも、キャラクターごとに特殊能力を持つ、いわゆるタオ系念能力で戦うスタンドバトル漫画です。
そんなわけもあって、かなりジャンプっぽい漫画を展開しています。 内容もなんとなくジャンプ漫画を髣髴とさせますし、作者自身も3回週刊少年ジャンプに読みきりが掲載された経験を持ってますし。
しかし、ジャンプっぽい漫画というと、現在月刊少年ガンガンには、ハイスクール奇面組の続編やら、初期の頃の印象が「おいおい…… 何もそこまで似なくてもいいだろ……」のコメントでお馴染みのNARUTOの作者の弟の作品やらが連載されているのでちょっと影を薄めてしまいがちですけれど……。 更に、現在月刊少年ジャンプで連載中の漫画家も、ガンガンに同時に連載してますしね。
それはさておき、この「マテリアルパズル」 内容はバトル漫画ですが、ギャグマンガの頃の絵柄からそれほど進化が無いため、非常に淡白なバトルマンガの印象を受けてしまいます。
が、
「女神三十指」「5本の指」だとか、数でハッタリをかましたり、名前とシルエットだけで、顔を出さないキャラを第1話から半年以上隠しつづけたり(そのまま正体不明で最終回というケースも多々)と、ジャンプ漫画の踏襲をしっかり掴んでいます。
なんか、方々では、「ギャグ漫画の頃の人気で持っている」とか、「手放したら集英社に引き抜かれそうだから、編集部が好きにさせている…」とか、いろいろと酷評を受けていますが、大丈夫です。 週刊少年サンデーみたいな方針が加わったと思ってください。
とりあえず、今は見守ることが大事です。
このセリフをこの漫画に言って半年以上が立ちましたが、まだ見守りましょう。 まぁ、暖めすぎた卵が腐るというケースもあるのですが…。