螺旋の炎
1999 05 01 → 1999 05 10
(71) | 見てたTVプログラム | 1999/05/01 |
(72) | CMに考えさせられて | 1999/05/02 |
(73) | 滲んだ血と汗と涙 | 1999/05/03 |
(74) | だんご祭り | 1999/05/04 |
(75) | 食神のほこら10F | 1999/05/05 |
(76) | いつかまた逢える | 1999/05/06 |
(77) | 昨日はなんの日 | 1999/05/07 |
(78) | 時を刻む | 1999/05/08 |
(79) | 兵たちの夢の跡 | 1999/05/09 |
(80) | 私だけが知っている | 1999/05/10 |
1999 05 01
其之七十一 今は受信料は払ってないけど
昔、NHKの土曜深夜に、「高校生の主張(多分、タイトルは間違っている)」という番組をやっていました。毎回、高校生がテレビカメラの前で何かを披露したり、討論したりする番組でした。
自分が見ていた頃は、お笑いブーム創世記(ボキャブラ天国がゴールデンタイムに進出してきた頃)だったせいか、頻繁に一般素人の高校生がコントや漫才をやっていました。まあ、さすがに高校生なので、プロの芸人には到底かなわなかったのですが、熱意は伝わってきたような気がします。
もしかしたら、彼らの中からもプロが出たかもしれません。有名になったコンビがトーク番組で、
「高校生だった時、NHKの番組でコントをしたことがあったんですよ。」
とか、言ってくれたら、NHKの受信料を払ってまで番組を見た甲斐があったものです。
それで、先週久しぶりに土曜深夜、NHKにチャンネルを遷したらたまたま、同じように素人っぽい若者たちがコントなどを披露する番組をやっていました。ただ一つ違ったことは、彼らが、所属事務所を持ってるようなプロであったことでしょうか。
「調子に乗ってんじゃないぞ!!」とラルクアンシエルに向かって言ってしまうBOSSのCMの後に、見事にラルクアンシエルの新曲のプロモーションCMが入ってくるというコンボを見てしまいました。
テレビCMの策略に見事にはまっている良い例でしょう。ラルクアンシエルもBOSSのCMに出た甲斐があったというもの。
でも、CMのセリフとはいえ、「調子に乗ってんじゃないぞ!!」という言葉に「悪かったな。調子にのってて。」とラルクが言うということは、彼らも少しは「調子に乗っている」ことを認めているんでしょう。ちなみに、ここで言う「調子に乗る」とは「波に乗っている」という意味ではなくて、「図に乗っている」という意味。ま、自覚してなけりゃ、シングルCD3枚を同時リリースなんか出来なかったでしょうし。
自分は、別に、調子に乗っているからムカツクとかは思いません。むしろ、もっと調子に乗ってください。年間シングル12枚リリースとか。全国100日連続コンサートとか。全6巻のプロモーションビデオとか。シングル10枚同時リリースとか。
前代未聞のことに、調子に乗ってるなりに、チャレンジしてもらいたいものです。だって、調子に乗ってないと出来ないことだから・・・。
この間(29日)のダイエー対日本ハムの試合は逆転に逆転が繰り返されるというシーソーゲームだったみたいですね。
ちなみに、これがその試合の得点表。
ダイエー | 0 2 1 2 0
1 1 0 2 | 9
日本ハム | 0 1 3 0 2 0 1 1
0 | 8
まるでスポ根野球漫画の試合のような試合展開です。特に甲子園あたりの・・・。
話は少しずれますが、そういう野球漫画は、決勝に近づく度に極端に試合内容が濃くなっていく気がします。決勝戦ともなれば、逆転逆転また逆転は当たり前。それに加えて、決まって延長18回くらいまで試合が長引くし。何回逆転すれば気がすむんだ? というくらいのシーソーゲーム。
確かに、現実の高校野球でもそれくらい白熱した決勝はあったかもしれません。でも、たまには9回でピシャリと終わるような決勝戦は無いものでしょうか? 去年の夏の大会なんか、決勝でノーヒットノーランが出てしまったし。差が出まくってるじゃないですか。
まあ「読者はそれを望んでない」から・・・。
なんて言われると身もフタもないんですけど。
でも、最初に挙げたダイエー対日本ハム戦が、どうも八百長くさく感じるのは試合をやっていたのがダイエーだったからでしょうか?
この間、寝ぼけ眼で「目覚ましテレビ」か何かを見た時、独占取材と銘打って、新開発された「音頭」を紹介していました。
その名も「だんご三兄弟音頭」。まただんごネタ。もろに、人気に頼った創作舞踊です。
あのだんご三兄弟のリズムを民謡風にアレンジ。歌詞をそのままに音頭として開発してました。ポイントは頭の上で丸を作り、だんごを表現するところなんだそうですが、どう見ても「オレたちひょうきん族」の懺悔のコーナーで神様が頭の上で輪を作って「許す」のポーズそのものです。
(といっても、今の人はほとんど知らないのでしょうが・・・。ましてや、神様が懺悔を許すことは滅多に無いから、わかる人ってかなり限定されているのでしょうか?)
多分、今年の小学校の運動会のお遊戯に採用されるんでしょうね。
自分が小学生だった頃には「ビックリマン音頭」だったけどね。
今日の晩御飯は「かしわもち」です。柏餅なんて食べたのは数年ぶりです。アルバイト先で売れ残った柏餅を頂いたので。
全部で七個。
もう、しばらく「あんこ」は食べたくないです。これも、デパートの食品売り場でのアルバイトならではの事。
でも、今日初めて知ったのですが、柏餅に使われる「あんこ」は「つぶあん」だけじゃないみたいです。なんと、今日もらった柏餅のあんこは「味噌あん」だったのです。
関東では当たり前なのでしょうか。関西出身の自分は初めての味わいでした。といっても、別に味噌の味はほとんどしないです。甘さが控えめといったくらいで、その他の違いはほとんどありませんでしたが・・・。
これだけ言うと、
「うらやましい・・・。」
なんて思う方もいらっしゃるでしょうが、世の中そんなに甘くない。
この新茶で忙しい時期の残業手当が、柏餅として支払われたというだけのこと。
残業手当が食料品で至急される。
これも、デパートの食品売り場でアルバイトならではの事。
週間少年マガジンで最終回を迎えた「中華一番」について、サークル内でほんの少し話題になりました。随分前の話ですけど。
やっぱり、あの漫画、どう考えても、マガジンというよりはジャンプ。 なんか意味不明な表現ですが、早い話、内容がジャンプっぽかったということです。
料理漫画なのに、やたらと身体を使った勝負が多いし、やっつけた敵が心を入れ替えて仲間になってくれるし、ピンチに仲間が駆けつけてくれるし、敵は闇の組織だし、表現や料理名がオーバーで「ゆでたまご」っぽいし。
結構、気に入っていた漫画だっただけに残念。内容もさることながら、妙な表現方法が毎回毎回面白かったのに・・・。
まあ、料理五番勝負の第一戦が終わった時点で、主人公が暴れて残り4試合を勝負もせず、うやむやにして終わらせた辺り(ようするに不自然な展開になったということ)から、うすうす最終回が近いことは感づいていましたが、現実のものになってしまうとは。
でも、そのうち、また第3部となって復活するかもしれない。(この漫画は実は第2部)
裏料理界の次は、フランス料理界でしょう。チキンのアンドレ、三ツ星のジャンヌたちが刺客としてやってきて、中華料理界との勝負とかをやってくれば、ますますジャンプっぽくていいかもしれない。もちろん、今までやられていた裏料理界の人も、みんな生きていて、応援に駆けつけてくれる。
―――というか、集英社で連載してください。小川先生。
ライジングインパクトも連載再開されることだしねえ。
1999 05 07
其之七十七 おもひでぼろぼろ
そういえば、昨日(五月五日)は端午の節句でした。バイト先で大量に捨てられていたショウブ(=端午の節句にお風呂に浮かべると健康でいられるという縁起物)を見て思い出しました。
そう、あれは、まだ自分が幼かった時のことです。
本に「柚子を浮かべると肌がすべすべになる」と書いてあったのを読んで、好奇心旺盛だった当時の自分は、早速、親に相談。実際に、数日後、風呂に柚子の皮を浮かべてもらいました。
・・・が、しかし、自分は生まれ付き肌が弱いせいもあって、肌がすべすべになる効果が得られるどころかかぶれてしまって逆効果。
今考えるだけでもぞっとします。それからというもの、ショウブの浮かんだ風呂どころか、入浴剤の入っている風呂ですら抵抗を覚えるようになってしまいました。
ん? よく考えてみれば、これって一種のトラウマなんでしょうか? 何だ。健康健康と言ってたけど、精神の病を患っているじゃないか。はじめて気づいた。
でも、全部で五つもある節句のうちで知られてるのが「端午」しかないっていうのは寂しいものです。 人日(じんじつ)の節句(=一月七日)とか、重陽(ちょうよう)の節句(=九月九日)とかあるのに。
・・・でも知ってたところで、自慢にもなんにもならないのは更に寂しいものです。
数年間愛用していた腕時計が完全に壊れてしまいました。中学時代・高校時代とお世話になった人からもらった時計で、思い入れが深かっただけにかなりのショックでした。
安く修理してもらえそうな店が近くに無いので、安い時計を買い直して付けています。しばらく、このままでしょう。
かなり個人的な話なのですが、自分は腕時計のベルトはいつでも、ゆるめに付けています。手首からずれ落ちないくらい。ベルトの穴でいうと、ぴったりより二つくらいゆるめに。 別に「サイズを合わせてもらうのが面倒だ」とか、「手首が太くなった時のために」という訳ではありません。
確かに、時計の文字盤の位置が固定されていないので時間を見るのには不便なのですが、手首を圧迫しないのがベストかと思ってやっているのです。どうも手首を締め付けるという行為は好きになれないんです。
後は、映写機をトリックに使った密室殺人事件に巻き込まれた時、金田一少年に気づいてもらえるかどうかが心配。
今日の夕飯のオカズ。もやしと卵の炒め物。
材料 卵 1個
もやし 200g
塩・コショウ 適当
ラー油 少量
サラダ油 少量
かかった費用 卵1個 17.6円
もやし200g 約16.6円
調味料
約15円
合計 約50円
こんなことやってみました。この値段でこのボリューム。目を見張るものがあります。
名づけて、もやし倹約術。
でも、初日で飽きた。もうやりません。
目指せ、電波少年的もやし生活。昨日、麻雀で負けてなければなあ・・・。
昨日、テレビ番組・「チューボーですよ」に、バイト先のデパートにあるカレー屋さんが紹介されていました。面識のあるオジサンが巨匠と呼ばれて出演していたのには驚き。また、今日バイトに行ってみて更にビックリ。朝から店の前に大行列が。 ちなみに、その店がテレビに出るほど有名な店だったということは、昨日はじめて知ったのですが・・・。
それにしても、マスコミの力は大した物です。
でも、更に驚くべきなのは、自分の周囲でその番組を見ていた人が、60%近くいたということです。事前に連絡があったわけではなかったのに、どうして、こんなにも偶然にも見てる人が多かったのでしょうか。 深夜番組で視聴率60%とはどういうことでしょうか!?
更に、凄かったのは、バイト先のオバサンの会話。
「昨日テレビ見た?」
「見た見た。」
・・・・。
(もちろん、この後も会話が何の弊害も無く続く。番組名は出てこない。)
何故、番組名が出てこないのに会話が通じるのか!?
何の番組の話かは気にならないのか!?
どうやらバイト先はエスパーの集まりのようです。