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螺旋の炎

1999 02 19 → 1999 02 24

 

(11) 日記 part4  1999/02/19
(12) 妖怪道中日記  1999/02/21
(13) 食神のほこら 1999/02/22
(14) まじめな話 1999/02/23
(15)  食神のほこら2F  1999/02/24

1999 02 19
其之十一 夢はただ見るもんじゃない

 久しぶりに夢を見ました。
 ・・・正確には、見た夢を覚えてました。
 普段は、見た夢を全く覚えてないんです。だから、たまに覚えてることがあると、何かの予知かもしれないという余計な考えをめぐらせてしまいます。

 肝心な夢の内容は、と言えば、
 試験の日に間違えてバイトに行ってしまい、焦ったというお話。
 ・・・すみません。どうでもいい内容です。

 それでいて、何故、日記として書いたかといえば、夢を覚えてることだけで感動だったからです。
 というのも、自分は、寝て起きてすぐの記憶が非常に薄いのです。

 それを実感したのは、小学校4年生の12月31日。
 当時小学生だった(←当たり前だ)、自分は、除夜の鐘が聞きたくてしかたありませんでした。
 何とか起きていようとしたんですが、途中で睡魔に耐えられなくなり、親に「鐘が鳴る前に起こしてほしい」と、頼んで眠ることにしました。
 で、目が覚めると、なんともう1月1日の6時!
 親に「どうして起こしてくれなかったんだ!!」と、猛烈に講義したところ、親が1枚の紙切れを出してきました。
 それに書かれた文字を読んでみると、
 「もう寝ます」
 自分の字でした。横には自分の署名も書いてありました。
 何も言えませんでした。

 こんなエピソードがあったら、夢を覚えておくだけで喜べるでしょ。
 でも、自分の記憶力が無いこと以上に自分の親のしたたかさを知ったエピソード。

 

1999 02 21
其之十二 水木しげるのふるさと

 今、自分の手元には、「目玉の親父のキーホルダー」があります。
 鳥取県境港市に行った時のお土産です。
 なんで、鳥取県まで行って「ゲゲゲの鬼太郎」グッズを買うんだ!? という方のために注釈しておきます。
 鳥取県境港市は、「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげる氏の生まれ故郷。
 それを記念して(?)、JR境港駅の近くの商店街に、「
水木しげるロード」という道が作られているのです。
 水木しげるロードの歩道には、「鬼太郎」をはじめとする水木しげるが漫画に書いた妖怪たちのブロンズ像が立ち並んでいます。
 その数、全部で37体。
 「
ネコ娘」や「ネズミ男」などの有名どころはもちろんのこと、「油すまし」や、「小豆洗い」など、心を揺さぶる妖怪もあって、かなり満足しました。
 近くに行くことがあったら寄ってみてください。境港市の観光マップはこちら

 そんな、よりどりみどりの妖怪達の中で、最も心を揺さぶったのは、ブロンズ像の中に「水木しげる」本人の像が有ったこと。(上記の観光マップには出てませんが・・・)
 しかも、漫画の絵のまんまで、出っ歯で丸坊主!!

 でも、妖怪の中に、鬼太郎のゲタがまぎれてたのは謎。あれも妖怪なんでしょうか?
 それとも、ただ単に、作るのが簡た―――――・・・・・・・・??

 

1999 02 22
其之十三 100円寿司屋

 駅の商店街に、寿司屋さんがあります。
 小奇麗な内装で、カウンター越しに職人さんが、握ってくれた寿司を出してくれるという、ごく普通の雰囲気の寿司屋です。
 この寿司屋の特徴は、表に出されている、1皿100円と書かれた看板でしょう。
 ですが、実はこの看板、今までに2回書きなおされています。

 最初は、その看板は今の看板と同じく、「1皿100円」と書かれていました。
 しかし、いつ頃からか、その看板には、小さく 「〜」 という記号が付くようになっていました。
 つまり、「1皿100円〜」で、100円均一でも何でも無くなっていました。普通の寿司屋です。
 景気低迷の影響でしょうか。でも、ちょっと詐欺っぽいですけどね。

 そして、第3期。
 「〜」はペンキで塗りつぶされ、再び1皿100円に戻っていました。この経済状況で、どのような値下げの改革が行われたのかは知りませんが、かなりの発展だと思います。

 で、肝心なのは味。
 ちなみに、自分はこの店に一回も行ったことがありません。
 ただ、今日、バイトの帰りにちらりと外から中をのぞいたら、5歳くらいの子供を連れた母親が、何とも言えない苦悶の表情をしていました。

 

1999 02 23
其之十四 今回は新聞のようなまじめな話

 今、一番トレンドなブランド名は、言うまでも無く「トコロザワ」ですね。

 と、なんか、新聞の4コマ社会風刺漫画のオチのようなセリフは置いておいて、とりあえず、ダイオキシンの問題が深刻化しているみたいですが、結局、ホウレンソウはそんなに悪くないっていう結果になってしまいましたね。
 「お茶葉」は「野菜」に入るんでしょうか? 「ホウレンソウ」は「はっぱもの」に含まれないんでしょうか?

 別にこの問題をどうこう言う気は無いけど、ちょっと勘違いしている人が多いので、ここで解説。
 とある事情で、自分はデパートのお茶屋さんでバイトをしているんですが、売ってるお茶葉に向かって、
 「これって所沢産?」
 と、聞かれるお客産は困り者です。別に、所沢はおろか、埼玉県のお茶葉を扱っているわけではないのですが、お茶を入れて飲むくらいだったらなんの問題も無いんでしょ。
 お茶を1杯に使うお茶葉は5グラムもいりません。で、1グラム3.64pgのダイオキシンの2%が出てくるとして、摂取されるダイオキシンは0.364pg。1日5杯飲んだら1.32pg。
 WHO(世界保健機関)の耐容1日摂取量(体重1キロ当たり1〜4ピコグラム)に比べても、非常に少ないし。
 日本の野菜のダイオキシン濃度の平均が0.1pgとしても、1日に野菜を50g摂取したとすれば5pg。普通に野菜食べたほうがはるかに危険でしょ。
 そりゃ、イメージの問題かもしれないけど・・・。そう考えると、ニュースステーションは「やらせ」だったのか。

 それ以上に問題なのは、スーパーで買った天ぷらをビニールパックにのせたままレンジして、すごい形にビニールパックが変形したけれど、もったいないから食べてしまった自分自身。
 ダメ人間です。

 本当は、今回の話はバックアップのときに欠番にするつもりだったけど、なんか残ってしまいました。

 

1999 02 24
其之十五 ヤキソバンって奴もいたなあ

 注:今回の文章は、食事中を避けて読んだほうがいいかも。
 とあるメーカーのカップヤキソバを食べようとした時のことです。
 お湯を沸騰させ、中のソースやかやくを取り出し、準備万端、さあ湯を注ごうか!
 ・・・と、意気込みをしたとき、ふと、容器を見てみると。
 !!!!!!!
 なんと、ミイラと化した虫のさなぎが入ってるじゃありませんか!!
 その大きさ約5ミリ。気づいて良かった。
 と、そんな悠長なことを言ってられるほど、自分は人間が出来てません。早速、品質管理室に不良品として送りつけてやることにしました。
 輸送費は帰ってくることは分かってましたが、手間を取らされたのが悔しかったので、
  
てめえ、今後絶対、このメーカーの食品は買わねえぞ!!
 という、ニュアンスを含めた抗議文をそれとなく添えておきました。

 が、メーカー側はこっちの意図を汲んだり汲まなかったりで、お詫びの印として、同じ商品を3つ送ってきました。(1つはもともと送った分のお返しなので、正確には2つがお詫びの品です。)
 中には、ワープロで書かれた謝罪文が入ってましたが、間違い無く使い回しでしょう。
 やっぱり、でっかいメーカーは強いです。一市民の苦情など全く寄せ付けなかったということでしょう。(メーカー名は
一応伏せておきます。)

 で、解釈してみます。
解釈その1 この3つを見てください。虫なんか入ってないでしょ? これからも当社の製品をよろしくお願いします。
解釈その2 3つも送ってやったんだから、これを機に、このヤキソバを食べる習慣をつけろ! もう買わないなんて言わせねえ。
解釈その3 適当にあしらおう。というか、最初から苦情用に3つセットにしたヤキソバは、ストックして有るし。
 自分が、どの解釈で取ったかは自由にご想像ください。
 まあ、それ以来、そのヤキソバは買ってませんけど。

 


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