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テキサスホールデム(3)



どういうポケットが強いかというのは分かりました。
ここではポケット同士の相性について見ていくことにしましょう。
そのためにポケットを3種類に分けます。

ペア系 : ポケットの2枚がペアになっているもの(例 JJ )
フラッシュ系 : ポケットの2枚が同じスートのもの(例 K2s )
ストレート系 : ポケットの2枚の順位の差が1以上4以下のもの(例 75o )

これらの3種類の互いの相性を示したのが下の表です。

ポケット1ポケット1の勝ち引分ポケット2の勝ちポケット2
ペア系68.10%1.03%30.86%ランダムポケット
フラッシュ系48.87%4.08%47.05%ランダムポケット
ストレート系46.46%3.87%49.67%ランダムポケット
ペア系66.76%0.94%32.29%フラッシュ系
ペア系62.20%0.92%36.88%ストレート系
フラッシュ系51.51%4.11%44.38%ストレート系

強さは ペア系 > フラッシュ系 > ストレート系 の順であることが分かります。

ペア系が強いのはペア系の役が多く(フォーカード、フルハウス、スリーカード、ツーペア、ワンペアの5つ)、また最低でもワンペアになることから容易に想像できます。
ストレート系がランダムポケットより勝率が悪くなってしまったのは、32、42、43といった一番勝率の悪いカード群がストレート系に入っているためだと考えられます。

注目すべきは、ペア系はフラッシュ系よりストレート系に弱い(弱いといっても勝率62%もありますが)というところではないかと思います。
ペア系はフラッシュ系に強く、フラッシュ系はストレート系に強く、ストレート系はペア系に強い、というジャンケンのような関係になっています。



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