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日々是徒然。
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◇PHASE-43 反撃の声


拾い残したもの、途中で捨てたものはありそうですが、全てが収束していく展開が熱い。
翻弄されるままに楽しんだ30分でした♪
なんていうかこう、全部終わって見返すと「ああ、ここはこういう意味だったんだ」と面白く見られそうですよね。
リアルタイムで見ていると、寸止めだったり抽象的で意味わからんくて苛ついたりしますが。

でもやっぱり黒い三連星はいらないだろう。


▼アバンタイトル
今回はほぼ前回のまとめ。
アスランの身体を心配するマードックさん、メイリン、マリューさん。
「どうか、彼の思う通りに」と厳しき母がごときラクス様が追加です。


▼黒い三連星
いやだから、何の為に出てきたのかわからないのよね。
あ、プラモ売る為ですか?
・・・知ってます。


▼君の姿は僕に似ている
ついについに来ましたアスランvsシン。
ずっと期待していたけれど、疲れ果てて諦めてしまっていたら今更やって来ました。

ラスト近くに盛り上がるところを持ってくるのはわかるんですよ。
しかし、その為にぐるぐるっと大回りしているのがなんとも疲れる。
アスラン復活フラグも徐々に立ってきて先週一段落でしたが、なんだかすでに『無我の境地』に入ってましたもん私(笑)
もういいよ・・・なんでも受け入れるよの境地。
そしてシンの変化フラグも立っているわけですが、今までアレだった彼に今更感情移入して感動できるか非常に不安です。
可哀想・・・可哀想だシン。

と、うだうだ言っていても仕方ないので本編へ。

ミネルバからレイ@レジェンド発進。
二機に攻められさすがのキラも押され気味です。

レイはやはりフリーダムに屈託があるのですね。早く見せて欲しいクルーゼとの関係。
この流れだと、ラスト3回のうちに食い込みそうですが。
けっこう前からアスランvsシン+キラvsレイの組み合わせ見たいなーと思っていたのでワクワクしながら見てました。
んでもって、最後はシンvsレイだと熱い。

レイがキラにどれだけ対抗できるが不安だったのですが、レジェンドの火力に押されてますよキラたん!!
「今だ、シン。撃てー!!」
くるくる回るフリーダムに照準を定めるシン。
うお!来そうだよ来そう!!助けてアスランー!!

「やめろー!!」
あれ?
・・・・声だけ??Σ( ̄ロ ̄|||
なんかこう、がつんとビームを楯で受けたりすると思ってました・・・・
くっ。あの演出をしてもらえるのはキラたんだけということか。
いやいやきっと、シンとアスランは対話で始めるって意志の表れなんだよ!(無理矢理な思いこみ)

突然表れたジャスティスを見て、驚きに目を見張るシン。
「やめるんだ、シン!!」
自分であることを確認させるように、言葉を重ねるアスラン。
どうして彼がここに?自分の手で機体を貫いた。自分が彼を殺したはずだ。
「だって、そんな・・・」
驚きが去り、シンの中に生まれる戸惑い。
ここが、キラが生きていた時の反応と明らかに違うのが嬉しい。
キラの時は『驚き→苛つきや怒り』でしたから。
信じられない。でも、信じたい。
揺さぶられる感情に追い打ちをかけるように、アスランは問いかける。

「もう、やめろ!!」
「自分が今、何を討とうとしているのか、お前、本当にわかっているのか!?」
「戦争をなくす。そのためにロゴスを討つ。だからオーブを討つ。」
「それが本当に、お前が望んだことか!?」


自分もそうだった。
母を、そして多くの罪無き人々の命を奪った戦争を終わらせたい。
その為に、軍に入り『敵』を撃った。例え友と戦うことになっても。
そう思っていた。

ここでSEED時代のアスランの回想が入るのが泣けます。
個人的に、ここらの錯綜する回想のつなぎ、めちゃめちゃ盛り上がりました。
一般人を助けるシンの姿も入り混じったり。
『あいつは大丈夫だ』
アスランはまた、シンを信じてもいるんですよね。その奥にある純粋な優しさや正義感を。
だからこそ、身を挺してまでも説得しようとする。

・・・・・
君のーすーがーたーはー♪僕にー似ーてーいーるー♪(→またですか)
・・・・・

色んな意味を含んだ『君は僕に似ている』・・・ああ、この曲がラストのEDで良かった(感涙)

今度こそ間違えないと決意しただろうアスラン。
だが、やはり議長の言は違うと。そう思ったから彼は今ここにいる。

『考えろ。自分が今向き合っているものが何か、目をそらすな』
常にそれを考え悩んできたアスランだから、格好悪くても、違うと思った道には進まなかったアスランだから言える 言葉だよな・・・と嬉しかったり。

シンの脳裏をよぎる、マユ・トダカさん(泣)の姿。そして、アスランにかけられた言葉。
「思い出せ、シン。お前は本当は・・・・何が欲しかったんだ!!」
アスランの欲しかったもの。守りたかったもの。・・・ラクス、失われてしまった父、カガリ、そしてキラ。
シンの欲しかったもの。守りたかったもの。・・・両親と妹のいる、平和な日々。ステラ。
ただ大切な人達と過ごせる、穏やかな時間。

『戦争を終わらせたい』との気持ちは同じもの。
しかし、今のシンはただその思いのみに囚われ、自ら思考することを止めてしまっている。
そして、思考のない『道具としての力』は容易に人を傷つける。

夕日の中でアスランがシンに言った、
「力を手に入れたときから、自分が誰かを泣かせるものになる」
という言葉を、シンが思い出してくれていると良いと思いました。

『お前が今討とうとしているもの、それは誰かのささやかな幸せかもしれないということをわかっているのか?』
そんなアスランの問いかけ、きっとシンにも届いているはず。

「オーブを討っては駄目だ。お前が!!」
シンの守りたかったものはオーブの中にある。
きっと一生癒えぬ傷になる・・・だから、お前が討っては駄目だ。
なんていうか、例えシンの中に過去の自分を見て放っておけないと思っていたとしても、
ここまで他人の身になって考え、一生懸命になれるアスランに素直に感動してしまいました。
例え空回りすることがあろうと(笑)

「その怒りの、本当のわけも知らないまま、ただ戦っては駄目だ!!」
これまた、難しい言葉ですね。
私は、シンの怒りは誰に向けることもできない漠然としたもの。言うなれば世界の不条理に対するどうしようもない怒りであり、 敢えて向かうとすれば、どうすることもできない自分自身に向かうべきものだと感じるのですが、作中で答えは出されるのでしょうか?
それとも、『本当のわけは考えてみてね』的なものなのか?(笑)

とりあえずここでシンの思考はオーバーヒート。
まさに『わけも知らない』まま、怒りが思考を上回ってしまいます。
「何もわかってないくせに!!裏切り者のくせに!!」
勲章が欲しかったわけではない。ただ守りたかっただけ。
けれど、弱いと何も守れない。だから強くなりたい。力が欲しかったのに。
「くっそう!!」
割れるシンの種。
アスランへ向かう怒り。

しかしここで初めて!!
アスランの種がはじけましたよーーー!!!ヽ(*⌒∇⌒)ノ::・'゜

迷いの中では力を奮えなかったアスランが、迷いを断ち切った今、シンに勝つ。
そうそう、こういうのが見たかったのよー♪(→ここらへん参照)

『想いを伴った力』に『暴走する力』は敵わなかった。
そんなフレーズの思い浮かぶシンvsアスランでした。
ともあれ、アスランの問いかけがシンにひとつの楔を打ち込んだことは確かです。
シンの変化フラグがまたひとつ立ったかんじでしょうか。


アスランの台詞ほとんど抜き出したんですが、
「(それが本当にお前が望んだことか?)違うから、だから討つしかないと、あの国に刃を向けることが」
というのは敢えて省きました。
シンがオーブを討とうとする理由は『違うから』という言葉では表せない気がします。
単にこの作品のテーマだから埋め込んだ気がして、そぐわない感じがしたので。

・・・って、聞き間違えてないよね!?私。


▼ユウナ・・・・
さて、長々と書き連ねた上記の事態の中で、悲しい出来事がありました。

ユウナ・ロマ・セイラン死去(推定)

因果応報と言う前に、やっぱり話の展開を楽にするために思えるのが辛いところ。
セイラン親子やカガリの説明すべきことや責任がすっっぱーんと飛んでしまいましたよ。

密かにこれも気になってたんですよね。
良かったね〜!ライバルが勝手にいなくなって。
あのままじゃ、ただの間男だったもんな・・・アスラン。ははっ。(←笑えません)


▼ジブさんよくわかりません。
「お前達にもわかっているだろう。私が月に上らねばならないのだ」
って、オーブ兵に言われても・・・。

普通のオーブ兵は全く今回のことは知らないわけで、ジブさんに協力していたのはセイランの私兵的なものだと 勝手に思っていたのですが、もしかしてこれはブルコスとして個人的に協力する兵士もオーブの中にはいるよ☆という 暗示なのでしょうか・・・?

そうでもなければ、ジブさんはまるで白雪姫の鏡に問いかける王妃のごとき人ですね。
鏡の精なんていなくて良いのです。答えは自分の中にあり、人の意見なんて聞く気はないのです。

ジブさんだから、それもありうるけどね。(自分自身は納得。聞かされたオーブ兵はなんのことやらぽかーん。)
ジブリールの危険な独善性を表す一幕なのか、それともオーブ内部の闇を暴く部分なのか判断つきかねて困りました。


▼タリアの判断
不利な戦況に、一時撤退を申し出るタリア。
しかし、その間に旗艦は墜ちてしまう。

折しもその時、ジブリールを乗せたシャトルが月へ向かって発進する。
タリアはルナマリアを。カガリはムラサメを。
『撃ち落としてもいいから、逃亡を阻止する』
全く同じ判断を下す二人がかっこいいっす。

シャトルって、初動がそんなに遅いものなのかものすっごい気になりますが。

あんなに近くで外すルナマリアが不憫で仕方ないんですが、単に追いつけなかったじゃ駄目だったんですかね。
あれ、『苦手』って域じゃないよ!!(笑)

さて、ジブリールを逃した(と思われる)状況に撤退を決めるタリア。
「議長が命じたのはジブリールの身柄の確保でしょ。オーブと戦えということではない」
冷静な判断・・・かどうかより、そもそもオーブと戦うことへの疑問。議長への不信が表れたようにも思えるタリアさんの言葉です。
確かに、どのくらい不利なのかわかりませんがいるかいないかわからない人の為に消耗戦するのは無駄でしょう。
そして、これに対して議長がどう出るかを試そうとしているような気がします。
といっても、そうそう尻尾を出す議長ではない=「ありがとう。判断は適切だった」と返しているので、タリアさんも意外そうでしたが。

・・・って私、タリアさんに期待しすぎでしょうか?(笑)
しかし、カガリの「グラディス艦長・・・」も意味深で、今後なんらかの形でタリアに動いて欲しいとの思いは捨て切れないのです。


▼ネオマリュ
うお!きましたよネオマリュ!!

緊急着艦に強烈なデジャヴを憶えるネオ。
戦いが終わり、甲板に一人佇む。
「こんなところにいたの」
現れるマリュー。
「居場所がなくってね」
自分はムウではないから。
そして、ネオである自分を語り始める。
(ブラッドタイプ=『O』にマリューさんが「ええ?」と言うのが気になるんですがたまたま??)
「・・・のはずなんだがな」
「なんだかちょっと、自信がなくなってきた。あんたを知ってる・・・ような気がする」
「いや、知ってるんだ。俺の、目や、耳や、腕が・・・何かが。
だから、飛んでっちまえなかった。
あんたが苦しいのはわかっているつもりだ。でも、俺も苦しい。
だから、ここにいていいか?」
「・・・あんたの、そばに」

アーンド、抱擁。

おお、なんだか私がなって欲しかった方向性そのままになってきましたよ・・・(笑)

そもそも、敢えてネオという存在が出てきたからにはその役割というものがある・あって欲しいと思うのです。(だって議長チックな種製作陣)
当初は、ネオがフラガの記憶を持つフラガであるならば(ややこしいなーこの言い方)彼の行動の理由ってなんだろう?
と不思議だったわけですが、結局ネオはフラガの記憶を持たないフラガだったのですよね。(確定はしてませんがおそらく)

ということはこれって、厳密な意味では違うけれどもこれはクルーゼ(もしかしたらレイも)と同じ状態じゃないかと。
やはり、ネオはレイに相対するポジションで出てきたのかなー?と思っていたりします。
クルーゼvsフラガは、思い切り不完全燃焼でしたからねぇ・・・(^◇^;)

人をその人たらしめているものってなんなんでしょう?
遺伝子情報?それとも『記憶』という情報?
・・・そのどちらも違う気がします。
(余談ですがここらへんの遺伝子関係、原獣文書/なるしまゆりがかなり面白いです)

同じ遺伝子情報を持っていたとしても、クルーゼとフラガ父は別人。
そして、『記憶』という情報があっただけではネオとフラガも別人。

ましてや、ネオは記憶を失っていたわけであり彼は決してフラガそのものの行動原理を持つわけではなかったと思います。
今までの経験全てあってのフラガだったと思うので。
だからこそ、ネオにはネオとして自らの行動の意味を語って欲しかった。
どうやって彼は助けられたのか?ただ自らの保身の為にステラ達を犠牲にして戦っていたのか?ブルコスについてどう思っていたのか?
安易に記憶を取り戻すのではなく、彼自身としてのけじめをつけて欲しい。

と言っても、そこまで語られるのは無理かなぁとちょっぴり諦めていたり(笑)

ただ、ここでネオは「自分が自分ではない誰かである苦しみ」を味わっているわけで、初期にぴきーんと通じ合っていたレイと 何らかの絡みがあって欲しい・・・というか、その『役割』は用意されているのではないかと思ってます。
じゃなかったら何のためにネオが出てきたんだか、もう!!

というわけで、ネオの役割について考えてみたわけですがここで戻ってネオマリュ。
その人をその人たらしめているものって何?
・・・と考えた時、かゆいですが強い想いとか、大切な人が自分を自分と認めて呼ぶ声とか、忘れられない感触とかが思い浮かびます。
そう、まさに今回のネオマリュ!!

正直言って、ばんばんざいな展開です。
記憶がない。自分は自分だと思っていた根幹が揺らぐ。けれど、この想いは確かだ。
だから、俺は俺だと言える。あなたはあなただと言える。
それさえ見られたら、最後までフラガの記憶は戻らなくてもいいんじゃないかと思います。

そして、自分が他の誰でもない自分であることの意味をレイにぶつけられたら熱い。
レイの生い立ちはわかりませんが、自分の存在をクルーゼや議長に依存していることは確かだと思うので。


・・・・かーなーり、熱く語ってみましたなネオマリュでした。
でも正直、
知ってるんだ。俺の、目や、耳や、腕が・・・何かが。
で、やらしいわねぇ〜ネオさんったらv
と思ってましたがね。
あ、オチですよここ!!(笑)


▼アスラン血まみれ。
撤退するシン達に気が抜け、ふっと意識を途切れさせるアスラン。
・・・なんだか可憐ですわv

ここで、「いやぁ〜!!」と叫びながら思わず画面に手を伸ばしたことは内緒です(痛い)

もちろん、キラが助けてくれるとは思ってましたが。

ああでも、コクピットから出てきたアスランは血まみれです。
キラがパイロットスーツを脱がすと、そこでも流血。
ひぃぃ〜〜!!!。・゚゚・(>_<)・゚゚・。

ま、医務室ではけっこう大丈夫そうですけどね(笑)
メイリン「大丈夫ですか?」
キラ「・・・・って言わない方がいいよ、アスランには。絶対、大丈夫って言うから」
と現れるキラ・・・なんだか最近攻めオーラに溢れているんですが。

いやー!!キラアスはいやー!!(/TДT)/


▼カガリ→ミーア→ラクス
カガリの演説は、「確かに・・・」という譲歩を述べた、これからがとても期待できそうなもの。
がしかし。
ミーアの声がそれを邪魔する。
うう・・・議長の「別の交渉手段」がこれというのは面白いですが、正直カガリの演説はもっと聴きたかった!!

そしてそれを見て駆けつけるラクス達・・・早すぎ!!
は置いておいて(笑)最大限の効果を狙ったなかなか熱いものでした。

でも、なんでタリアや議長驚いてるんですかね?
議長はまだ宇宙にいると思っていたのなら、彼らしからぬ甘い判断です。

ルナマリア・・・シンくらいには伝えて欲しいですね〜あの情報。


最後、とっても駆け足だったので後で追記したいと思います。


▼次回予告 『二人のラクス』

『ラクスの声に戸惑う世界。
だが、それをも呑み込んで、望まぬ光は再び世界を裂く。
信じたいのは聞きたい言葉。
それをも選ぶと言うのなら、人は・・・』

『ザフトの誇り、守り抜け、ザク!!』
ザクって、ザクってまさか・・・あの二人!!??
と驚いてたらやっぱり来ましたねv
なんかすっごい楽しみ(笑)

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