◇PHASE-33 示される世界
シンステとかシンvsキラとか議長の思惑とか色々あるわけですが、
フラマリュとアスルナのが大騒ぎだったよ!!
・・・・というような回でした。
▼アバンタイトル〜シンとステラの別れ〜
やはりこうやって回想がどばっと流れると悲しいですね・・・。
しかも、水葬って!!!(浮かんでくると思うんだが)
いや、綺麗なんですがね・・・儚げに沈んでいくステラは。
そして、「守るって言ったのに・・・ごめん」と言いながら次の瞬間には
般若のような表情になるシン。
ああ、悲しみが他のモノに向けられる憎しみへと転化した瞬間を見てしまった気がする(笑)
▼タリアさんとアーサーの会話
アーサーが意外と色々考えて長く話していることに驚きました(←失礼な)
▼フリーダムを研究するシンとレイ。そしてアスラン。
シンの様子を心配するアスラン(優しい・・・)しかし、シンの方はは最早眼中になし(笑)
というより、シンには
『敵』としてのフリーダムしか目に入っていないのですね。
「強いから」「何かあった時にあれを討てるやつがザフトにいないと困るでしょ」
というシンの言葉はレイも言うとおり
軍としては間違っていないでしょう。
しかし、シンは明らかにそれに個人的な思いをのせている。
そして、レイもシンをそういう方向に持っていこうとしているように見えます。
だって、
シンはあんまり冷静にこういう理由考えてそうにない。(偏見)
レイに言われてそれが自分の意思に上手く合って、自分の考えのように思っていそうなイメージです。
ステラを助けたのはレイの個人的な行動だと思いたいですが、こういうレイを見ていると
議長の思惑に沿って
動いているのかな・・・・と思います。
議長はデストロイを止める力として、さらには不確定要素であるキラを抑える駒としてシンを罰せず確保したのでしょうから。
さて、相変わらず言われ放題のアスランですが「キラは敵じゃない!!」は嬉しかったかな。
『では、なにが敵なのか?』はまだ見えていないわけですが・・・・。
うーん、この展開だと本格的にアスランがミネルバにいる意味はなくなってしまいそうなんですが、ここでこのままアークエンジェル
に向かっても
さらに何の為に今までいたのかわからないわけで。
・・・正直、ミネルバが議長から離反するような展開にならない限り、アスランが目指すものとミネルバの行動はどんどん離れていくと
思います。その場合、アスランがミネルバを離れることも有り得るでしょう(希望ではなく予想)
ただもしそうだとしても、アスランにはザフトにおいて力を持った存在として議長の思惑を暴いて欲しい。
そしてその上で道を別つなら別って欲しいと思っています(予想でなく希望)
▼フラマリュきたーーーっっ!!!!
ネオが・・・ネオが・・・・AAの
体操服アンダーシャツ着て横たわってる!!!(大興奮)
ネオの起きて第一声は「やれやれ、いつ少佐になったんだ?」でした。
そういう言い方・・・
フラガっぽいよー!ってマリューもそう思ってるんでしょうね。
ふわーん、涙がにじんでくるマリュさんと共に
私も泣けてきたよ・・・。
もうとにかくこの辺のネオかっこええーー!!キラキラしてるんですよなんか!!しかも、
「なんだよ・・・ひとめ惚れでもした?美人さん。」
泣くって!!そりゃ泣くって!!!!もう、
私も切な過ぎて胸が痛いっ・・・。
思わず走り去るマリューさん・・・外で涙を流す姿が痛々しい。
はぁもう、まさに
70年代ドラマな匂い!!!
なんかもう、納得できないことはたくさんあるんですが、
自分で思っていた以上に素顔で話す
ネオの破壊力は偉大でした。一瞬頭が真っ白になって叫びながら画面に釘付け。
さて、一応ネオ=フラガ(記憶なし、または偽りの記憶を埋め込まれている)でいいんでしょうか。
肉体的にはフラガ確定=クローン説もまだ通用しそうではありますが、この描き方だと『生き残った』と取るほうが自然そうです。
加えてキラが「(記憶は)ないっていうか、違ってるみたいですね・・・」と言っていますので、上記でほぼ間違いないかと。
『あの肉体蒸発してるとしか思えない爆発の中でなんで生き残ってるの?』という疑問はいつか解明されるのでしょうか。
虎さんも触れられなかったのであまり期待しないでそういうもんだと納得したほうがいいのかもしれません(笑)
ただ、どうしてブルコスに従っていたのか・・・ステラ達をどう思っていたのか辺りはもう少し知りたいですね。
それが今後のネオの身の振り方につながっていくと思いますので。
OPみたいにマリュさんと対立しちゃったりするのでしょうか・・・?このへんは後述するとして。
個人的には、記憶を取り戻すかどうかも気になりますが
『記憶がなくてももう一度君に惚れました』というのも萌えますねv
結論→やっぱりフラマリュはいい!!!
「でも、あれはムウさんなんです・・・だから、僕。」
やっぱり
最初に会った時のキュピーンで気付いてたんだ、キラ・・・。超能力?
▼さらにアスルナ、むしろルナ→アスきたーーーっっ!!!!
「アースランっv」
ってルナマリアが近づいてきた時、思わず顔がにやけちゃったよどうしよう(怪しいです)
「どうしたんですか?こんなところで」「シン、またお咎めなしですね」「なんでも許されちゃうと不満が出ますよね」
心配してアスランに近づいてきたんだろうに、意外としっかりと発言してるルナが可愛いv
でもそれに、とんちんかんな答えを返すアスランは鈍すぎです!!
「何とかしろと言いたいのか?」ってそういう意味じゃないでしょー(苦笑)
だがルナもここでくじけません・・・そういう人だってわかってきてます。
「違いますよ・・・私は、
アスランにもっと、がんばってもらいたいだけです。」
おお!!言ったよ!!
回りくどく言っても何もわからない人についにはっきり言う戦法に出たよ!!
「え?」(←でも相手はこんな反応)
「もっと力を見せてくださいよ。そうすれば、シンだってもう少しおとなしく言うこと聞くと思うんですよね。」
「え?」(←やっぱりこんな反応)
「アスランは優しすぎますよ。(微笑)・・・
そういうとこも、好きですけど」
きゃーーvvv
言った!!この子は
私が言って欲しかったことを全て言ってくれた!!!!
ま、一方のアスランの反応は「無」ですが。
「損ですよ?せっかく、権限も力もお持ちなんだから、もっと自分の思ったようにやればいいのにって」
「権限・・・力」
そしてあっさりと、
自分の思考の中に埋没していくアスランであった(笑)
・・・・アスランはそんなことにかまってられる状態じゃない、本当に見えてないんでしょうねルナのことは。
しかし、その言葉は彼を揺らしたようです。
自らに委ねられた権限と力。それは何の為にあるのか?
ここでアスランが思い出したのはおそらく、『10話・父の呪縛』で議長にセイバーを託された時の言葉。
「我らが誤った道を行こうとしたら、君もそれを正してくれ。
だがそうするにも力は必要だろう・・・残念ながら」
だと思います。
これを言った議長の思惑はわかりません。なんらかの裏があるのか、それとも
本当に自分達が暴走した時に
抑止してくれる存在としてアスランを選んだのか・・・。
実際に
キラ達は不確定要素として排除しようとしているのがわかりますから、
議長のこの行動に矛盾を感じるというか、本当に思惑通りに進めたいのかどうかわからなくなるのですよね。
ただ、キラとアスランのどこが違うかと言えばやはり『コーディネイター』という立場で彼らの未来を考えるかどうか・・・
という部分だと思うのです。『父の呪縛』それは『アスラン・ザラとしての責任』であり、そのためアスランはザフトへ戻った。
だから、アスランが
『コーディネイターの未来』にとってマイナスになることをするはずがないという思いが議長には
あるのかもしれません。
自分が正しいと思って突き進んでいる・・・しかしそこには迷いも抱えており、どこかに誤っているなら止めて欲しい。
という思いがある議長だったら
ものっすごい燃えますね!!
って、アスランから議長に微妙に話がそれました・・・(汗)
話を戻すと、この議長の言葉を思い出してアスランは、
「自分の権限と力はなんの為にあるのか?・・・それは間違った方向へ力が暴走した時にそれを止めるため」
ということを再確認したのではないかと思います。
そろそろアスランは動くのか?期待が本当になる日はくるのか!?
私だけは期待し続けたいと思う今日この頃・・・。
つーか、アスランとルナは
噛み合ってないようで実際いいコンビだと思うのは私だけでしょうか。
カガリとアスランは、ぐるぐる考えても本質は真っ直ぐ突っ走ってしまう人だと思うので、アスランにはむしろ
ルナみたいな
すっぱり合理的かつ感情的に考える子が必要だと思うんですがね・・・。
▼議長の演説・ミーアの本気・ジブさんは小物すぎ。
さてさて、議長の思惑がまた少し出てきましたよ〜!!
最近、
議長話題になると妄想が膨らんで止まりません・・・長くなりそうな予感。
全世界に向けて演説を始める議長。
デストロイの映像で連合の非道さをアピール。というのは予想通り。
加えて、タリアさんが「どういうつもり?」と訝しがっていた、
ディオキアにおける独立支援の映像も効果的に使っております。
連合は戦闘ではなく話し合いによって戦争を終わらせようとする自らの同胞をも踏みにじった・・・という論法です。
実際、デストロイの破壊活動の凄まじさは非常にインパクトの強いもの。それを利用される危険性を鑑みて一応ジブさんも
使用を控えていたんでしょう。
しかし、デストロイの映像からはフリーダムが除かれていたり、連合軍の兵士が住民に惨殺される様子はもちろん映さないと、
そこには
恣意的に隠された情報も存在しています。
ここらへんは身につまされて痛いですね。私達が普段得て、喜んだり憤ったりしている情報も
『嘘』ではなくとも『巧妙にある一定の方向に見えるように調整された』ものであることがほとんどであると思いますので。
そこに悪意があろうとなかろうと、人というフィルターを通した時点でそれは『なんらかの恣意的な情報』になってしまうのですよね。
丁度このガンダムSEED DESTINYという全く同じ情報を発しているはずのアニメの感想が、私のフィルターを通すことによって
めっちゃ偏ったものになっているように(笑)
またもや話それたので戻します。
議長はさらに、
デストロイの情報を得ていたもののそれを放置していたわけで。
多くの人間の命を犠牲にしながら、それを利用して導き出した現在の状況・・・これはまさに議長の思惑どおりなのだと思います。
そして議長の誘導したその『現在の状況』とはつまり、
ロゴスという共通の敵を想定することにより、コーディネイターとナチュラルの垣根を崩す。
『コーディネイターvsナチュラル』から『ロゴスvsナチュラル+コーディネイター』という状態に持っていく。
ことだと思われます。
この持っていき方がまた絶妙なのですよね。
議長は身振りも加え、怒りで机を叩く勢いで立ち上がる。
「なぜ我々は手を取り合ってはいけないのです!!」
迫真の演技。すごいなこの人、
集団催眠の才能あるよ・・・ってそれがカリスマってものですか?
そして駄目押し、それをなだめる形でミーア登場。
「憎しみの連鎖の苦しさを私達は充分に知りました。今度は相手の言葉を聞いてください。」
プラントの歌姫が、感情に訴えて後押しします。
『今は我々が争うべきではない、なぜなら真の敵は別にいるのだから』
そしてここで持ってくるロゴスという共通の敵。ブルーコスモスも彼らが作り出したものにすぎない偏った思想だと指摘。
平和を目指す者全ての真の敵として糾弾する。
際目付けがこれですよ。
「世界の真の敵、ロゴスと戦わんことをここに宣言する。」
・・・宣言しちゃった!!
あの声で!!
ナチュラルがあそこまで簡単に熱狂するかは疑問ですが、相当の説得力があったと思いますよこの演説には。
ただ「止めろー!!」っていうジブさんは小物すぎです。さっきから、それしか言えてないよー!!
これを人類の敵にするのは無理があるんじゃ・・・。と思うので最後までこの図式かは疑問です。
ロゴスを殲滅したからといって争いがなくなるわけではないですし。
そして、この議長の演説を聞いた反応がまた、すっぱり分かれてますね。
我が意を得たりと嬉しそうなシン。
「これは大変なことになる!」と叫ぶカガリ。
目を見張るアスラン。
ぽかんとしたタリア。
厳しい目のキラ。
表情を和らげるレイ。
この反応が、そのまま彼らの今後の方向性を決定する気がします。
▼さて、議長の思惑とは?
ここからさらに妄想膨らみますよ〜(笑)
前回、予告を見て『議長は外敵によってプラントをひとつの方向に誘導していく』のかと思ったのですが、
今回で議長の思惑は
『外敵によってプラントと地球をひとつの方向に誘導していく』ことだと判明しました。
ここで思い出したいのは、議長の最終的に目指すものは
『全てを変え、初めから正しい』状態にすること
することなんですよね。
まぁ、その『正しい』状態は何を指しているのかわからないわけで、
まだこの先何かをしようとしているのかもしれませんが・・・。
仮に、
今世界が動いている方向がまさに議長の最終目的だとしたら、それは即ち
『ロゴスを倒して争いの芽を摘むと共にコーディネイターと
ナチュラルの垣根を崩してその同化を図る』こと・・・なぜなら
コーディネイターが彼らのみで子孫を残すことは限界に近づいているから。
だったりしないかなぁ〜と思っています。(また出たよ妄想癖が・・・)
そうすると、色々納得がいくんですよね。
以前、
新型機の情報をリークしたのは議長じゃないかなぁ・・・とちらり思いつつ、そうなるとユニウスセブン落としも
開戦も議長の思惑どおり?それはないよなーと思い直したのですが、今ならそれもありだと思います。
「我々には時間がない」からこそ、本来は避けたい戦争を敢えて呼び込み、それによって一挙に問題を解決・滅びへの道を断ち切る。
というのだったら、開戦に議長が関わっていてもわかるので。
しかも、その
議長と情報をやりとりしていたのがネオだったら燃えるー!!
今のネオの状況って、
敢えて生存に枷をはめられているのでなければブルコス(ロゴス)に戻る必要はないと思うのです。
しかし、そこからマリューさん含むアークエンジェルとOPのように対立する状況になるとすれば、やはり議長側につくのでは?と
思ってみたりvv
単にロゴスに付くのかもしれませんが・・・(涙)
これは予想というよりむしろ妄想して喜んでますね♪
ただ、ロゴスが最終ボスでは小物すぎるので、やはりまだ二転三転する気はします。
まだまだ議長の動向は要チェックですよー!!(うきうき)
▼次回予告
「ロゴスを討つ」新たな夢に熱狂する世界。
ひとつの方向に思い定まった群集心理は怖いですね。今度は逆にブルコスをリンチとか?(怖)
その狂乱のなか、届けられた命令。
二人が討ち合わなければいけない、その理由は。
議長はミネルバにアークエンジェルを討つよう命令したのですね。
決着がつきそうな言い方ですが、そんなことはまさかあるまい。
しかし、シンvsキラはちょっと楽しみ!!こちらは勝敗が決まるのか?
自由の海へ、駆け抜けろアークエンジェル。
とりあえず無事そうですよアークエンジェル(笑)
主人公が乗ったミネルバが撃沈ということもないでしょう。
純粋にシンvsキラを楽しみに待て次週。ということで。