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キャラクターの創造にあたって、シナリオに関わるスタッフ(イベント作成者含む)とのコンセンサスを取るため、
初期の段階では「とにかくキャラクターの日常会話を書きまくる」と言う作業をしました。
以下のテキストはその作業の一環で、ゲーム中取り入れられている物もあれば、そうでない物もありそうです
(断言できないのは、僕自身がマスターROMをあんまりプレイしていないからです。ゴメンナサイ)。
もう一つこれはおそらくボツになったんじゃなかろうかと思われる、僕のお気に入りの陽見ピープルの会話を並べ上げてみました。
また、どのセリフが誰の言葉かは明記されていませんが、あえて説明を省きます。
その辺りはご想像にお任せする(答えは一つではない)ということで。





・・──────────────────────────────────────────────・・
◆散歩シーン 相談

「なんでサンゴが昔の事故なんて
 調べるの?」
「イシバシ探偵事務所、
 見てないの?」
「そんなドラマ知らないよ」
「探偵って、しぶくて
 カッコいいのに」

・・──────────────────────────────────────────────・・
◆散歩シーン 相談

「だから結局、これからは僕たちが考えていかなきゃイケナイんだよ
 ペットボトルを分けるとか、水を汚さないとか、コピー紙の裏も使うとか・・」
「ねえ、ナオ?」
「ん?」
「死ね」

・・──────────────────────────────────────────────・・
◆散歩シーン サンゴ

「・・子供は子供らしく?
 じゃ、大人は大人らしくね」

・・──────────────────────────────────────────────・・
◆散歩シーン 探検イベント 死体のあるボロアパート

「布団はあるけど、死体はなし、か・・」
 けどさ、寝てるときこの棚倒れたら死ぬよね」

「電話、水道、ガス、有線、ローン・・
 なんか請求書ばっか・・」

・・──────────────────────────────────────────────・・
◆サンゴ 散歩シーン相談

「とんだ見込み違い、ってやつ」

・・──────────────────────────────────────────────・・
◆相談シーン

「・・今度あったら、
 公衆電話から深刻な
 イタズラ電話かけてやる」

・・──────────────────────────────────────────────・・
◆相談シーン

「シイナ、ミジンコって何よ」
「ウフフ、知らないの?」
「知ってるよ、水の中にいる
 ミジンコ科の小動物
 数え方は一匹」
「ううん、あのね、
 クルミのミジンコは
 晴れの日の、お空の中」
「空にはいないでしょ」
「うん、だからクルミ、描くの」
「空にミジンコ、描くの?
 どうやって描くのよ」
「だってクルミのお空だもん
 あおだから描けるのよ」
「青はオゾンの青だよ
 チェッ、くだらない話」
「ほらほら見て見て
 サンゴちゃん、クルミ
 ミジンコ描いたよ
 でかいヤツ!」
「うん、見える見える」

・・──────────────────────────────────────────────・・

「晴れの日、ミジンコ、くらんぷとん」

・・──────────────────────────────────────────────・・
〜メロスと一緒〜

ツクシンボーを探しながら
メズラシームシ探しながら
ひなたの毛皮はあったかにおい
くるくる回りながら
うまくヒモを持ちかえながら
あっちこっち好きなとこ
ゴハンのこと思い出すまで

オレンジ色の生きてるにおい
ミドリ色の生きてるにおい
いろんなとこでいいにおい

メロスと一緒
メロスと一緒
ひらひら歩いてくよ
ふわふわ泳いでくよ

・・──────────────────────────────────────────────・・
◆相談シーン ナオとサンゴ、どうなったんだっけ?

「ねえナオ?」
「ん?」
「急に思い出しちゃったんだけど」
「どうしたの?」
「小学三年生のころだっけ
 あのときはよく二人で一緒に
 ウチに帰ってたよね」
「なんでか知らないけど、
 毎年同じクラスだったよね」
「そうそう、それはいいんだけど
 ホラ、春にさ、
 帰り道、すごい桜が咲いてて・・」
「なんだか、その桜
 イヤな思い出がある・・」
「あ! 覚えてる?
 ホラ、あのとき、ナオ・・
 お腹コワしちゃったじゃん
 すごいガマンできなさそうで、
 泣きながら知らない人の家
 ドンドン叩いてたよね
 トイレ貸して下さい!って
 ・・あれってさあ、その後、
 どうなっちゃったんだっけ?
 結局、もれちゃったんだっけ?」
「・・・・・・・・」
「・・なんか印象的なのよね
 咲き誇る桜の中
 モレそうな小学生が一人
 泣きながら民家のドアを叩いてる・・」
「・・・・・・・・」
「なんだか詩的なんだよね」

・・──────────────────────────────────────────────・・
◆クルミの作文

あなたのお父さんは、どんなお仕事をしているのでしょうか。
朝早いお仕事でしょうか。夜の遅いお仕事でしょうか。
お父さんに尋ねてみて、あなたが思ったことを書きましょう。

「4ねん3くみ しいなくるみ(←へたくそな漢字)
 クルミのいえのおとうさんのあしのあしのまんなかにはもじゃもじゃもじゃおばけがすんでるのです。」

これは、お父さんのお仕事についての作文です。
書く前には、きちんと題目を読みましょう。
句読点を打ちましょう。
漢字を使いましょう。

・・──────────────────────────────────────────────・・

クルミ宅ダイニング、Fi。
今日も今日とて夫婦会議。
クルミの両親の会話。

「ちゃんと片づけなさいって
 そうしたら、あの子
 どうしたと思う?
 部屋に入ったら、何もないのよ
 はじめは本当にきちんと
 片づけたのかとも思ったわ
 でも、違うの
 部屋にあったモノ全部
 ごみ箱の中に・・
 入りきらなかった物は
 ごみ箱の辺りに散乱してた
 ・・あの子、全部、捨てたのよ
 絵本も、教科書も、ノートも
 プレゼントのぬいぐるみも
 あなたを描いた絵も・・
 なにもかも・・
 アタシ、怖くなったわ
 あの子、本当に大切なモノ
 人間関係やあたし達も
 そんな風に・・」
「・・考えすぎだよ」

・・──────────────────────────────────────────────・・
クルミ空間化するクルミ自室、グルニエ

揺らめきの処理。
揺れる海草(手前の配置物)。
絵を抜け出し、泳ぎ回るクルミサカナ。
月光。

・・──────────────────────────────────────────────・・
◆学校シーン サンゴ×ナオ 教室にて プロト

西日の射す教室で、いい雰囲気になりかけているナオとサンゴ。
二人は実は幼なじみ。ちょっと昔話がこぼれたりする。
ところがそこにアクシデント。先生が教室を覗きにやってくる。
話は中断。突如、机に向かうフリをするナオ。
ナオの素早い対応に戸惑うも、サンゴもカバンを持って教室を出ようとする。
「そろそろ下校時刻だぞー」ヒトコト言って、先生去る。

「おいナオ、何だよ、今のジュツは?」
「何って何だよ・・」
「あんたって結局、いっつもそうなんだよね
 僕はいい子ですから何も知りません
 みたいな顔しちゃってサ」
「・・・・・・・・
 いい子なんて顔してないよ
 ・・普通にやってるだけだ」
「違うね、ヒキョーなんだよ
 目立つのがヤで隠れてるだけなの、アンタは
 だいたいオール4なんて
 どう狙ったら取れんだよ」
「知らないよ!
 ぼくが成績を決めるわけじゃないんだから」
「わかんねー奴だなー
 成績のこと言ってんじゃないの!
 見てると腹立つって言ってんの!
 ユアサとか、廊下でスリッパで頭はたかれて
 黙ってるか、普通?
 あんた、なめられてるんだぞ、それも異常に」
「そういう風に言うから
 サンゴはいつも話をこじらすんじゃんか
 何でいちいちサンゴはぼくに干渉するんだよ」
「人のこと言えんのかよ!
 シーナにはエラソーなことばっか言ってるくせに」
「サンゴには関係ないだろ
 ぼくとシイナさんの事は」
「ぼくとシイナさん?
 二人だけの世界だから入ってくんなって言ってんのかよ!
 寝ぼけた言い訳してんじゃネーよ」
「・・・・・・・・・」
「なに黙ってんだよ?」
「・・・・・・・・・」
「フ・ザ・ケ・ン・ナ!
 あたしがいつあんたに干渉したっつーんだよ!
 てめーなんかもう知るか
 勝手に生きて、勝手に死ね!」

・・──────────────────────────────────────────────・・
◆プライベートシーン クルミ クルミとお父さん プロト

「いいナー、ナオ君、クルミも何か飼いたいナー」
「クルミは何が飼いたいの?」
「エッ!? ウワーイ」
「お父さん メーッ!」
「聞いてみるだけだよ」
「あのね、クルミが飼いたいのはね・・
 黒くて、でかくて、もじゃもじゃしてて・・
 それでね、頭が二個あんの」
「頭が二個? そりゃ大変だ!」
「そう、二人はすごい仲良しでね
 それでね、ケンカすんの」
「頭が二個かー、うーん、むつかしいな」
「お父さん、メモメモ」
「うん、頭が二個、と・・
 でもちょっといないかもなー」
「えー・・」
「代わりにお父さんが知ってるお話をしよう
 ジャングル奥の深い深い森に、蛇がいた
 頭が二つある、とびっきり珍しいヤツだ
 探検家が捕まえて、学者が調べたんだ
 でもあるとき、ちょっとしたことで死んだよ
 何でだと思う?」
「なんで?」
「あるとき、一本の小さな木を境にして
 二つの頭が別々の方に進もうとがんばった」
「そんで?」
「それまでさ
 一つの尻尾が裂けるかと思うくらい引っ張り合った挙げ句
 疲れて死んじゃったんだ」
「エーッ!」
「盛り上がってるところごめんなさいね、
 シュークリームはいかが?
 ・・クルミ、コウ君も呼んできて」

・・──────────────────────────────────────────・・
                  町の人々、テクスト
・・──────────────────────────────────────────・・
陽見市には、いろんな人がいる。
いろんな人がいるということは、いろんな人生があり、また、いろんな価値観がある。
名もなき人々、一人一人にできうる限りの人生を与えていくこと。
それもこのゲームの表現目的の一つである。

・・──────────────────────────────────────────・・
◆ジャグラー 

孤高のエンターティナー。
二十五の時、学歴至上主義だった若き自分を捨て、人生の意味を問うため、第二の道を歩む。
あらゆる意味でのブランド人生という物を一蹴。
各種資格をとりまくり、人脈を駆使したフリーの営業や、高収入アルバイトに明け暮れる。
インターネット黎明期には、東大在籍時にならした端末操作の腕で、大手からもお呼びがかかる程の逸材ぶりを発揮した。
手に複数の職を持ち、不景気知らずの安定した日々。
しかし、彼は空虚だった。
仕事を介していくら他人と接触しても、そこに求める出会いはない。
あるのはリアルなギブ&テイクだけ。
もっと純粋に彼は自分の人生を輝かせてくれる出来事はないか?
考えつつ、ベンチで手慰みの「栄養ドリンク4本お手玉」をしていると、ふと、視線を感じた。
子供達だった。
彼の求めていた、純粋な出会いだった。

こうして、彼がジャグラーとして野草園に現れるようになり半年が経った。

しかし、謎は多い。
なぜあそこまで徹底して「ぐるぐる棒回し」に固執するのか。
おそらく、もう目的は当初の「人に見せるための芸」ではなかろう。
すでに彼は「禅」でいうところの「悟り」の領域に入っているのではないか、との声も聞く。

(以下は全テキスト。話しかけてくることは絶対にないキャラクター。
 全てのセリフはプレイヤーの話しかけで開始され、よって会話分岐は存在しない)

---------------------------------------------------------------
◆散歩シーン ナオ
(1日目〜)
「・・・・・・・・」
「手痛くないですか?」
「最初はね」
「いつまでやるんですか?」
「一日12時間くらいかな」
「休憩はあるんですか?」
「4時間おきに」
「あの、なんかの練習なんですか?」
「違うと思うよ」

(25日目〜)
「あの、すごく失礼ですけど
 見てる人、あんまりいませんよね?」
「・・・・・・・・」
「あ、あの、僕は、いいと思いますけど」
「そんなに気にすることはないよ
 好きでやっていることだから」

(75日目〜)
「どうしてずうっと、やってるんですか?」
「それが分かれば、やめるかもしれないな」
「他にいっぱい、だって、なんていうか、
 価値のある事っていうか・・」
「そう、そこが問題
 価値ってものが、僕には分からないんだな」

(98日目)
「やめないんですね」
「そうだよ」
「邪魔するつもりはないです、だけど・・」
「わかるよ
 僕は行為は、最近周囲にプレッシャーを与えてる
 君をはじめとして、繊細な人間には
 普通じゃない感じだからね、いかにも」
「違います、けど・・」
「このあいだも
 巡回の警官に似たような事を言われたよ
 彼がたまたま警官だったから
 僕はやめなかったけど」
「じゃあ、やめるんですか?」
「やめるけど、やめない
 明日、もうここにはいないけど
 僕はやめない、僕は探し続ける
 たぶん、世界が壊れるまで、ね」
「(ナオ、ノーコメント)」
「・・まあ、君もこういう大人と
 あんまり話しすぎるものじゃないよ」
「最後に一つだけいいですか?」
「なんでも聞きな」
「探してる物、って、なんですか?」
「・・ハッピーエンドさ」

(後はただ黙々とアクション続く・・)
「・・・・・・・・」

---------------------------------------------------------------
◆散歩シーン サンゴ

(1日目〜、一回だけ)
「・・・・・・・・」
「ねえ、あなたのそれは「芸」ですか?」
「そう見えるかい?」
「一応ね」
「じゃあ、そうなんだろう」
「あたし、感想を言わせてもらっていい?」
「どうぞ」
「変化がない、退屈」
「ありがとう」

(一日目〜)
「・・・・・・・・」

(50日目〜)
「毎日毎日毎日毎日毎日
 おんなじ事ばっかりしてるのね
 もう、だーれも見てないのに」
「流れ出る水のように、人生を無駄遣いしてる
 君は今、そう思ってるだろ?」
「・・超能力者?」

(98日目)
「すいません、聞きたいんですけど
 あなたとあたしは知り合いですか?」
「知り合いだって言えると思う
 君の名前は知らないけど」
「・・サンゴ、あたしの名前」
「サンゴさんは、何か用?」
「知り合いだから、ぐちってもいい?」
「どうぞ」
「むかつく奴がいるの
 殺したいくらい」
「殺すって言葉の意味は分かっているよね?」
「怒らせたいの?」
「いいや」
「じゃあ真面目に聞いてよ」
「なら、ぼくは殺すことをすすめるな」
「殺人罪は怖くないんだけど、
 けど、絶対殺せない奴なの」
「それはまたどうして?」
「・・わかんないの?」
「超能力者じゃないからね」
「期待してたのに」
「まあ、イッコわかるとすれば
 サンゴが普通に疲れてるって事くらいかな」
「普通ってなんだよ!
 毎日毎日、棒回してるだけのくせに、
 普通って感覚が、どっから出てくるんだよ!」
「言うとおりだ」
「あたしは・・」
「ともあれ、こんなところで感情を出しちゃダメだ
 ここは公園だからね
 それから、殺す前には、よく考えた方がいいな」
「だから、殺したいのは・・」
「サンゴは強い子だね
 その強さで殺せるなら、殺したらいい
 でも覚えておかなきゃいけない
 そいつもサンゴの大切な一部だってこと」
「相談したあたしが間違ってた・・」
「悪いことをしたね」

---------------------------------------------------------------
◆散歩シーン クルミ
(1日目〜)
「ねえ、それなにしてんの?」
「・・・・・・・・」
「わかった! ぐるぐる棒回してんだ」
「今日はいい日だね」

(25日目〜)
「面白いかい?
 でもきっとすぐに飽きるよ」
「飽きたら帰る」
「じゃあ、見ていって」

(98日目)
「クルミはね、変って言われるのね
 でもね、ぐるぐる棒の人もね
 クルミ、せんせーに怒られると思うのよ」
「そうだね」
「クルミはね、でもね、
 ぐるぐる棒の人は、ぐるぐる棒の人だし
 クルミはクルミの人だし」
「そのとおり」
「あのね、だからね、昨日ね
 どうしてね
 そんないっぱいいろんな事言うのってね、
 聞いたのね」
「うん」
「そしたらね、ダメなんだって
 みんなとおんなしじゃないから」
「うん」
「クルミね、おんなしにできないから・・」
「・・・・・・・・」
「・・ねえ?」
「じゃあクルミ、僕たちは友達だね」

・・──────────────────────────────────────────・・
◆似顔絵描き 

二十歳の時、ドイツに渡り、シュタイナー人智学や、自然主義に傾倒。
ネイティブアメリカの人たちと広大な自然に囲まれて暮らすことを夢見る。

クールで冷静なマスク。繊細な線を生み出す絵筆。
自然への愛を湛えた穏やかな風貌。
いかにも芸術家っぽいオーラを放つ。

決めゼリフ。
「人はね、こんな風には生きられないんだよ」
「人は、そんな風に生きるようには、できていないんだ」
そう、実は結構エゴイストなのである。
とにかく極端でおしつけがましいナチュラリズムを持つ。

日本の都会が大嫌い。
日本の若者が大嫌い。
テレビが大嫌い。
消費文化が大嫌い。
自称子供好き。

話すこと。
都会のノイズについて。
汚染された人について。
帰るべき場所について。
花について。
草について。
観念的かつ、自分の世界に入り込んでいて、うっとおしい。
現代的な女性像を否定する、母親崇拝的、ズバリ言えば男尊女卑なところがある。

とっつきにくい半面、描く絵には主張があり、才能をかいま見ることができる。
そして、コンセントレーションが高まると、霊的な存在をキャンバスに写し取る能力を持つ。
しかし、クルミをモデルにしたとき、若かりし彼の画家人生には終止符が打たれる。
(38番目の噂「似顔絵」)

・・──────────────────────────────────────────・・
◆露天商の元気な姉さん

ポジティブ。女。テクノヒッピー。彼女を語るのはコレで十分。

--------------------------------------------------------------
ナオ、その1)

1stコンタクト時の会話。

「あの、すいません・・」
ゲームボーイやめない。
「あの、ちょっと・・」
「ナニ?」

「何の音楽、聞いてるんですか?」
「カッチョいいテクノだよ
 うちの猫と毎日聞いてるの
 大家がうるさいから、二人でイヤホン
 耳に片っぽずつ突っ込んでさ」
「音楽聞くんですか、猫って」
「うちの猫ちゃんはトクベツ製
 音楽だけじゃなくて、ビールものむよ
 最初はいやがってたけど
 慣れたのね、面白いよ」

「で、君は、
 なんか買ってってくれるワケ?」
「・・あ、ちょっと
 見さして下さい」
「いいよー」

--------------------------------------------------------------
ナオ、その2)

「・・ゴミンね
 ちょっと今、いそがしんだ」

「そのゲーム、面白いですか?」
「最高」
「・・RPG?
 どういうヤツですか?」
「超ストイックな、レベル上げゲーよ
 ニンジャのACマイナス2桁行ったわ
 ・・このスラングわかる?」

--------------------------------------------------------------
ナオ、その3)

「よしっ、今日は
 人間ボルテージ、低そうな君に
 すごいこと教えてあげちゃおう
 あたしがつかんだ、この世の事実」
「・・なんですか?」

ふと、ゲームボーイをやめる。

「キョーガクの事実よ
 君が現実だと思ってるこの世界
 これね、本当は、誰かの手で
 プログラムされたものなの
 超よくできたRPG、・・わかる?」
「なんとなく・・」
「そして、一見、ひるみ市の
 一市民に過ぎないこのあたしが
 ナゼ、その事に
 気づいたのでしょうか?
 そう、それはね、
 このRPGの主人公が
 何を隠そう、あたしだから
 つまり、従って
 あたし以外、
 他の人はみんな誰かが作った
 プログラムで動いてるってわけだ
 ・・もちろん、アンタもね」

「どう、驚いた?」

「ちなみにこのあとの展開では、
 あたしがエジプトに行って
 超古代の魔法を封印から解放したあと、
 スペースシャトルに乗って、宇宙に出た瞬間、
 地球が爆発するの・・」

「そして長い間、宇宙を放浪した後、
 新しい星を見つけて、
 あたしはその星でイブって呼ばれるのよ
 ・・すごいでしょ?」

「だからアメリカ大陸って
 設定上は存在するけど
 本当はどこにもないのよ
 きっと容量が足りなかったのね」

「このRPGのシナリオ考えた人って天才
 あーあ、早くエジプト行きたいなー
 エジプト、エジプト」

--------------------------------------------------------------
サンゴ、その1)

1stコンタクト時の会話。

「ねえ、ちょっといいですか?」
ゲームボーイやめない。
「ねえってば」
「うるせーなあ
 埋めちまうぞ、コラ!」
「ヒドい言われようだよ」
「・・アレ、よく見たら、
 キミ、女の子じゃん」
「そう見えるんなら
 そうなんじゃないの」
「ゴミンゴミン
 怒んない、怒んない
 近頃、中学生のコゾウに
 よくジャマされるから
 無視することにしてたんだよ」
「女子ならいいんだ」
「女の子は助けあわなきゃ、でしょ」
「にしては最初
 ヒドいコト言われたな」
「だから、悪かったってば
 おわびに、カンチガイを
 なくすためのアドバイス」
「・・なにそれ?」
「Lv1、セックスアピールを忘れずに
 Lv2、女であることは最大利用
 Lv3・・
 ここからはちょっと危険だから
 まだ教えられないけど
 その歯の矯正だって、
 すぐ済んじゃうんだから
 そうだね、がんばりな!」

「女の子は経験値が勝負だからね」

--------------------------------------------------------------
サンゴ、その2)

いわゆるデフォルト会話。

「ヤッホー、女の子!
 経験値、稼いでる?」

--------------------------------------------------------------
サンゴ、その3)

「・・・・・・・・・・」
「ちょっとゴミンね
 今、忙しいの」
「忙しいって・・
 あのさ、アタシ、お客かもよ」
「だからそれどころじゃないの
 アタシのパーティーが大変なの」

「・・石の中にいる!?」

「・・全滅しちゃった」

「・・ボーゼンジシツってヤツ?」

--------------------------------------------------------------
サンゴ、その4)

「トツゼンだけど、
 アタシの話をきいてくれる?」
「いいけど?」
「アタシは、新世代ハードだって、
 新型新幹線だって、
 電子マネーだって、
 クローン技術だって、
 大歓迎なわけ
 ・・ちいちゃい頃、
 超電磁ってひびきに
 あこがれたクチだからねー」
「それがどうかしたの?」
「アタシはさ、
 マスターグレードな人類の技術を
 とっても尊敬してるわけよ
 ・・核実験と原発は
 ちょいヤバそうだけど」
「要するになんの話?」
「それでね、そこに来てこう、
 ポッと浮かび上がるのは
 人が滅びちゃうって
 あの超ネガティブ話なのよ
 アタシ、飲み屋で誰かが
 そういう話してるだけで
 心臓がドキドキして
 眠れなくなるの・・」
「どう思うって聞きたいわけ?」
「そう、聞きたいわけ」
「・・っていうか、
 大人が悩むなって感じ
 なんですけれど」
「いいね、サイコー
 アリガト、吹っ切れたよ」

「21世紀は、やっぱりエジプトよね」

--------------------------------------------------------------
クルミ、その1)

「ヤッホー、女の子!
 経験値、稼いでる?」

「ヤッホー、イイモノ
 見して見して!」

「う〜ん、
 よくわかんないなー
 ・・なんだかキミとは
 周波数合わないみたい」

--------------------------------------------------------------
クルミ、その2)

*コレがデフォルトだよ。

「・・なんだかキミとは
 周波数合わないみたい」

・・────────────────────────────────────────・・
◆散歩シーン その名は虫切り師(床屋のコトです)

公園トイレで虫切り師。ナオ。

「・・それを共時性
 シンクロニシティとも言いますね
 いやあ、助かりましたよ
 君は中学生ですか?」

「なんですか?」
「いや、怪しい者じゃないですよ
 私は名もない理髪店主人
 それよりも、火急、要点を述べますと、
 君は今、紙を持っていますか?」

「・・・・・・・・・・」
「ワラ半紙に刷られたホケン便りとか、
 そんなたぐいも、ナイですかねえ?」

「あ、ティッシュでいいですか?」
「いいですとも
 これで安心して、出口寸前まで来ている
 この大きなモノを片づけることが・・
 じゃ、ま、そういうことで」

・・────────────────────────────────────────・・
◆散歩シーン クルミ、猫の死体と話す(話す度に霊障LVアップ)

車に轢かれた猫の死体には蝿がたかっている。猫は話す。
要SE。セリフの表示と共に何らかの不気味な音。

「この三毛も、もう脱ぎすてんといかんのか」
「おしいの・・、くやしいの・・、まだまだ、まだまだ
 物を喰い、子を成せたモノを」
「・・立ち止まらずに行け?」
「・・・・・・・・」
「どうだろうか
 わしの子らは強いだろうか?」
「そうか、あんたと話せてよかった・・」

小さな姿が死体から抜け出て、消える。
その後もう一度調べると・・。

「猫ゴミがあるよ」

・・────────────────────────────────────────・・
◆散歩シーン クルミ、公園にて

「あっ!」
・・突然しゃがむ

「ひまわりのタネ、発見」
「・・パク!」

・・────────────────────────────────────────・・
◆散歩シーン 花屋のお姉さん

今時、珍しい女性的な女性。そんなわけで可愛い。
草木や花を愛でている自分が好き。リードしてくれる男性が好き。
よって、待ちタイプ。年齢24歳、焦りナシ。頭は悪いけど、結構プライドは高めでござる。
(ぼくはあんまし、好きなタイプじゃないよ)

--------------------------------------------------------------
ナオ)

「すいません」
「こんにちわ
 お花、見に来てくれたの?」
「えっと、・・はい」

「これ、どんな草ですか?」
「それはパキラ
 草じゃなくてちゃんとした木よ
 今はちっちゃな苗木だけど、
 大事に育ててくれれば
 きっと大きくなるわよ」

「これはなんて言う花ですか?」
(以下略・・)
「ちょっとゴメンね
 今、忙しいから」

「また来てね」

--------------------------------------------------------------
サンゴその1)

花屋はサンゴの嫌いなタイプ。

「すいません」
「いらっしゃいませ」

「どんなお花がお好み?」
「花ってアタシの反対側の
 存在だから」
「そんなことないわよ
 女の子でしょ?
 きっと似合う花があるわよ」
「ソウゼツにイヤミだよ・・」

--------------------------------------------------------------
サンゴその2)

リベンジ。

「すいません」
「いらっしゃいませ」

「好きな花は見つかった?」
「じゃあ、サバンナぐりぐり草
 下さい」
「・・サバンナ?」
「ぐりぐり草です
 知らないんですか?
 赤道直下のジャングルに
 生えてる、黒と赤のまだらの花
 50cmもある毒バチに受粉させるから、
 すごく危ないんだけど、
 花びらをすり鉢ですった汁を飲むと
 これがもう、スゴいらしいんです」
「・・すごいって、どんな風に?」
「大人にはナイショ
 それでもって花言葉は
 いずれ美人もオバサンになる」
「ふうん、変わったお花ね
 今はちょっと置いてないけど
 注文しとく?」
「じゃあ、お願いします」

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クルミその1)

*クルミは花の美しさというモノに、まったくちっとも興味がありません。
 対して花屋の反応は、普通の女性のそれと同じ。

「いっぱいクサがあるのね」
「あら、何かご用?」

「でも、変なクサしかないのね」
「そんなことないわよ
 どれも可愛いでしょ、ね?」
「あのね、クルミの知ってる
 クサがないよ」
「どんなのをお探し?」
「あのねえ、ジゴククサ」
「・・じごく?
 そんなコワイ植物はないわ」
「あるよ、クルミ知ってるもん」
「どんな植物かしら?」
「ハエハエ、ブ〜ン、・・パク
 アッ、逃げられないー
 モグモグ、ゴッコン」
「ごめんね
 そういうの、ウチにはないから」

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クルミその2)

「ジゴククサ、やっぱりないのね」
「ウチはお花屋さんだから
 そういうのは置かないのよ」
「ナンで?」
「そんな気持ち悪い植物
 ・・気持ち悪いでしょ」
「気持ち悪くないよ、かわいいのね」
「可愛くないの!」

「変なクサばっかりなのね」
「忙しいから、もう来ないで」

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クルミその3)

「ねえねえ、アレ・・」
「ないわよ
 ウチはお花屋さんなの」

「ジャマばっかりすると
 怒るわよ」

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