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サンゴ:アタシ達の知らないところで
    何かが動いている・・

 ナオ:大げさだよ

クルミ:ねえねえシリトリしよ、
    シ・リ・ト・リ
    じゃあ、クルミからね
    しりとりんごりらっぱんだちょうしまうまんとひひ

 ナオ:「ひ」?
    じゃあ、・・「ヒマラヤ山脈」

サンゴ:何いきなりはじめてんだよ

クルミ:サンゴちゃんは「く」なのね

サンゴ:なんじゃそりゃ
    じゃあいいよ
    「く」ね、「首つり」

クルミ:「り」、「り」・・
    「り」はムツカシイのね
    ・・じゃあ「りすトラ」?

サンゴ:シイナ、リストラの意味は?

クルミ:リスさんが・・、トラさんに・・、

サンゴ:意味わかんなきゃ反則でしょ

クルミ:じゃあ「リヤスしきかいがん」
    ・・「ん」!?
    これじゃダメーッ!

サンゴ:何一人で暴れてるんだよ

 ナオ:ねえ、シイナさん(ひそひそひそ)

サンゴ:オイ、中学生!
    なにがひそひそだよ

クルミ:・・・・・・
    クルミは「リール」にしたのね
    リールはサカナ釣りの道具なのよ

 ナオ:ボクは「る」だから、「ルアー」

サンゴ:ケッ、同盟かよ、そんならいいよ
    「あ」は「悪」の「あ」

クルミ:「く」は「クルミ」の「く」

 ナオ:「み」は・・

サンゴ:「みんな」の「み」とか言ったら死刑ね

 ナオ:じゃあ「み」・・

クルミ:みんなみんな、アリガトーなのね!!





 「夕闇通り探検隊」をプレイしてくださった皆様、そして更にはファンという形で応援してくだっている皆様、この度は本当にありがとうございます。

 どう考えても今回の作品は、私たちにとって非常に反省の多い物で、皆様にここまであたたかく見守っていただけるとは、正直、意外な程でした。(実際には、作品力と言うより、ファンの皆様の想像力と感受性によって、拙い作品の中から「何か」を見いだし、膨らまして頂けたという方が正解でしょう)。ですから「夕闇通り探検隊」本編以上に夕闇世界を構築しておられるクロイ様をはじめ、ファンの皆様には、感謝の言葉もありません。作り手冥利に尽きます。

 ただ残念なことに、ゲームという物には作品性と商品性と言う二つの側面があり、メーカーサイドとしてはファンの皆様の熱量に応えきらない現状があるようです。私たちのようなフリーランサーの関与すべき事ではないのかも知れませんが、作り手として少なからぬ歯がゆさを感じたのも事実です。確かに情報消費の激しいこの時代に於いて、一つの作品に固執するというのは、発売会社としては無価値なことなのかも知れません。とにかく出してしまえば終いと言う極論めいた発想も少なからずあるでしょう。しかしチームYURAという作り手の立場で言わせてもらうならば、100万人にただ買ってもらえるだけの「商品」よりも、10人でもよいから真に愛される「作品」の方がはるかに作る価値があるのです。
 今回は以上のような理由から、クロイ様を通じ、このようなご挨拶を掲載させていただくに至りました。
 重ね重ね、本当にありがとうございます。

 今後、チームYURAと言う名称でゲーム制作活動を続けて行くかどうかはわかりませんが、何か新しい作品に携わっても、必ず皆様に感じとっていただける「匂い」を作品に託していきたいと思います。
 私たちの今後の活動にご期待くださいますよう、よろしくお願い申しあげます。

 最後に、私たちの愛してきたゲーム文化の更なる向上を願い、締めさせていただきたいと思います。


                            平成12年5月20日 チームYURA




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