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■牛乳10本目■  ―悪魔―  (ライオネル城〜Chapter2終了)

牢屋のような場所、そこにはディリータとオヴェリアがいます。

  ディリータ「食事に手をつけていないのか。食べないともたないぜ」
  オヴェリア「・・・・・・・・・」
  ディリータ「おまえが死んで悲しむヤツなんて
ひとりもいないぞ。それどころか、喜ぶヤツが大半だどうせ、死ねやしないんだ。無理せず食べろ」
そんな事言ったら益々食欲が減退するんじゃないでしょうかディリータさん?

と、そこへ枢機卿ともう一人、Chapter2の序盤、ドーターで傭兵をけしかけた男が登場します。

  男「この娘がオヴェリアか・・・」
  ドラクロワ「王女様、ご機嫌はいかがですかな?もう少しおとなしくしていただけるならばこの部屋でなくともよいのですがね」
  男「フン、王女の身代わりの娘には十分すぎるくらいだ」
  ドラクロワ「ホホホホ・・・。ヴォルマルフ殿、この娘はまだ知らないのです」

男の名はヴォルマルフというらしい。
舌噛みそうな名前です。

  ヴォルマルフ「そうか・・・。哀れな娘よ」
  オヴェリア「それは、どういうことなの・・・?」
  ヴォルマルフ「いいか、よく聞け」

ヴォルマルフの口から、オヴェリアを_| ̄|○な状態にさせる衝撃の言葉が出てきます。



おまえはオヴェリアではない


じゃあ何子ですか?
(違う!)

  ヴォルマルフ「本物の王女はとうの昔に死んでいる。おまえはその身代わりなのだ」
  オヴェリア「そんな!ウソよッ!!」

ヴォルマルフは真実を言いますが、オヴェリアはそれでも信じることができません。
しかしオヴェリアはあくまでも『王女』であるため、ヴォルマルフは我々に協力しろと言ってきます。
オヴェリアは「誰にも命令されたりはしないッ!」とそれを拒みますがそんなのヴォルマルフ達は知ったこっちゃありません。

  オヴェリア「・・・あなたはいったい何者なの?」
  ヴォルマルフ「我々はラーグ公の味方でもなければゴルターナ公の陣営の者でもない。ただの“協力者”だ」
  ドラクロワ「ヴォルマルフ殿、王女様にはもう少し頭を冷やしてもらいましょう。現実をきちんと認識すれば我々の“協力”を拒むこともありますまい・・・」
  ヴォルマルフ「うむ、そうだな・・・」

意味深な言葉を残し、枢機卿とヴォルマルフはその部屋から出て行き、ディリータもそれに付いて行って出て行きます。



――ライオネル城 城門前


  ラムザ「そこで待っててくれ。今すぐ、城門を開けるから」

ラムザは先に城内に入り込み、他のメンバーは城門の手前で待っています。
な ん で 全 員 で 入 り 込 ま な か っ た の か 。
そんなことを考えていると、「そうはいかンな!」と戦隊ヒーローものに良くあるようなセリフと共にガフガリオンが登場。
さらに、城の外では仲間が敵に取り囲まれてしまいます。
  ラムザ「しまった!」
  ガフガリオン「ラムザ!おまえの相手はこのオレだ!さあ、いくぞッ!!」

(敵パーティ)
ダークナイト(ガフガリオン)
ナイト×3
弓使い×2
召喚士×1


仲間の中にはアグリアスとムスタディオも入ってます
微妙に一騎打ちの形式。 数的に不利。



戦闘に入るや否や、ガフガリオンが遠距離からいきなり攻撃(闇の剣)。
しかしここはあえてガフガリオンは無視の方向で、まず城門を開けることを優先。
城門の横にあるレバーの前にたどり着き、そして



普通に開けようぜ だっ、違う!!

普通にレバーを下ろせばいいのになぜかレバーを殴るラムザ。
しかもそれで城門が開いてしまうライオネル城のセキュリティーはどうかしてると思う。

城の外に出て、仲間と共に雑魚を一掃しようとしますが、雑魚に何度も全滅させられました。
しかも背後にはガフガリオンのおまけ付きです。
これは勝てないかもしれないと思うくらいほとんど勝機が見出せません。
また、最後にこれは勝てるかもしれない!と思ったときに限って仲間(汎用ユニット)が
一人死亡。

つらいっス。
  ひどいっス。
    悲しいっス。どぼじで。

でももう疲れたのであえてリセットせず、このまま戦いを続けます。
そして雑魚を全員倒し、一人となったガフガリオンを残った仲間総出で袋叩きに。

  ガフガリオン「むぅ・・・、こ、このオレが敗れるのか・・・・・・?」
  ラムザ「さよなら、ガフガリオン・・・」

なんだかもの悲しいシーンだよなぁ・・・とは思うのですが、
不覚にも、一瞬ラムザはこういう顔をしているように思ってしまいました。




実際は違うだろうけど(苦笑) ←こういう顔



――ライオネル城 城内


ガフガリオンを倒し、城に侵入したラムザ達。
そこで枢機卿と対峙します。

  ドラクロワ「ガフガリオンも口ほどにもありませんね・・・。それとも相手が悪かったのですかね?さすがベオルブ家の血を引く者だけのことはありますね。
         それがたとえ妾の子だとしてもね・・・。しかし、これ以上の邪魔はご遠慮願いたいものですね。
         おとなしく聖石を置いて帰ればよし、抵抗するならば容赦はしませんよ・・・・・・」

語尾に「ね」が多いなこいつ。

  ラムザ「オヴェリア様はどこだ?」
  ドラクロワ「助け出してどうするというのです?ベオルブの名を棄て独りで戦うおまえにいったい何ができるというのですか?無駄な努力はおよしなさい。
         いかに志が高くとも力を持たない者にはなにもできない・・・。おまえは非力な人間なのですよ」
  ラムザ「オヴェリア様はどこなんだッ!!」
  ドラクロワ「ここにはいませんよ。ゼルテニアへ向かいました。王女はおまえの助力よりも我々の方を選択したのです」
  ラムザ「ウソだッ!!」
  ドラクロワ「王女は王座につくため自分の足で歩き始めたのです。自力で王座に就くにはおまえでは心許ない・・・。我々を選ぶのは当然です。
         どうです?おまえも我々と手を組みませんか?兄達の鼻をあかしてやりたいのでしょう?この世界を憂えているのは我々も同じ・・・。いかがですか?」
  ラムザ「僕は世界を変えたいと願っているわけじゃない!ただ、一部の人間の思惑のせいで人々が苦しみ命を落としていく・・・。それが許せないだけだ。
       
世界を変える?そんなことが本当にできるのか?僕はそれほど傲慢じゃないッ!!

大変カッコいいですラムザ君。
しかし何かを否定された気がしてならないのは気のせいか。

  ドラクロワ「ホッホッホッホ・・・。聖石を持つ者が何を言う・・・。おまえが手にしたその聖石の力を使えば、世界はおろか
         万物の真理まで変えることもできるのですよ。口で言ってもわかりませんか。ならば愚かなおまえにその素晴らしい力を見せてあげるとしましょうか・・・」

天に掲げられた聖石『スコーピオ』から放たれた不気味な赤色の閃光に包まれる枢機卿。
光がおさまると、そこには異形のルカヴィ・不浄王キュクレインとなった枢機卿の姿が。


  キュクレイン(枢機卿)『クククク・・・どうだ、驚いたか・・・・・・?さあ、私を楽しませてくれ。おまえの悲鳴を、苦痛を、断末魔を私に聞かせてくれ・・・!!』


ええ、そりゃあ驚きましたよ。キングダムハーツに留まらず、まさかFFTにまで
ウーギーブーギーが出てくるとはね!!

(敵)
不浄王キュクレイン


さてこのウーギーブーギー、見かけに反してかなり邪悪な攻撃を仕掛けてきます。
なかでも「悪夢」は最悪で、死の宣告状態になったり石化させられたり眠らされたりとこの上なく不快です。
しかし意外とHPは低く、アグリアスの聖剣技を連発したらあっさりと勝てました。

キュクレイン『あ、あの方の復活まで・・・・・・死ぬわけには・・・いかな・・・い・・・・・・』

そう言い残し、大爆発を起こして消滅します。
これで
虫とか飛び散ってたら間違いなくウーギーブーギーそのものです。

大爆発のあと、聖石は元の形に戻って静かに横たわっていました。



――ゼルテニア城 城内

場面は変わり、ディリータとゴルターナ公の会話シーンに。

  ゴルターナ公「貴公か・・・、オヴェリア王女を救出したというのは・・・」
  ディリータ「グリムス男爵配下の黒羊騎士団、副官ハイラル、名をディリータ。グリムス男爵の密命により、王女を救出するため身分を偽り出兵。
         任務を果たし、帰還いたしました」
  グルワンヌ大臣「・・・ハイラルだと?聞かぬ名だ」
  ゴルターナ公「男爵は先月、亮目団との戦いで戦死し黒羊団も全滅したはず」
  ディリータ「それ故、急ぎ帰還いたしました」

どうやら、ディリータは芝居を演じているようです。
それにしても芝居が上手なディリータ、なんと偽者の捕虜まで用意しています。

  ディリータ「何故、王女を誘拐した?」
  捕虜「ゴルターナ公に嫌疑をかけることで王都ルザリアへの上洛を妨げ、折衝の位を与えぬためだ・・・」
  ディリータ「誰がおまえに命じた?ゴルターナ公か?」
  捕虜「・・・ラーグ公に取り入ろうとするゴルターナ公の側近の一人だ」
  グルワンヌ大臣「バカな!そのような不埒者がおるはずもない!ええい、この痴れ者の口を閉じさせよ!」
  ゴルターナ公「かまわぬ、聞け」
  ディリータ「・・・それは誰だ?」
  捕虜「・・・・・・・・・・・・」
  ディリータ「言えッ、言うんだッ!」

  捕虜「オレの命は助けてくれるんだろうな?」 芝居で殺されたらたまったものじゃないですしね。ホントは誘拐したのはディリータですから。

  ディリータ「約束しよう。言えッ、誰だッ!!」
  捕虜「・・・そこにいるグルワンヌ大臣だ」
  グルワンヌ大臣「なんだと!ウソを申すな!わしはおまえなど知らぬ!!」
  ディリータ「誰にそそのかされた?王妃か?」
  グルワンヌ大臣「ばかなッ、わしには関係ないッ!」
  ディリータ「主君を裏切った罪は重いぞ、大臣殿!」

ディリータが剣を抜くのを見て恐怖を感じた大臣は「知らぬッ!わしは知らぬッ!!」と叫びますが
問答無用でディリータに斬り付けられ、ぐったりと倒れて絶命します。不憫。
剣をしまうと、直ぐにゴルターナ公の方に向き直って

  ディリータ「僭越ながら申し上げます!今すぐ南天騎士団を率いて上洛されるべし!さもなくば、大臣の謀リ事の責任を侯爵閣下にとらせようと
         言い出す輩が出て参りましょう。その前に、速やかにオリナス王子と王妃を排斥し、オヴェリア様を御位に!!」

と、ゴルターナ公を唆すディリータ。そして―――――






王都ルザリアへの入洛を果たした

ゴルターナ公は、

王妃ルーヴェリアを王女誘拐の

首謀者としてベスラへ幽閉し、

オヴェリアを即位させた・・・。


しかし、ラーグ公は

オリナスこそが

正統の王位後継者であるとして

即位させると同時に

自分は後見人として摂政の座についた。


すぐにラーグ公は王女救出のために

オリナスを総大将とした北天騎士団を

ベスラへ派遣した。

一方、ゴルターナ公も

オヴェリアを総大将とした

南天騎士団を派遣・・・。


後世“獅子戦争”と呼ばれる

大乱の始まりである・・・








Chapter2 利用する者される者―THE MANIPULATOR & THE SUBSERVIENT―  完


いよいよ、ストーリーも後半へと突入していきます。
野心溢れるディリータは一体何をしようとしているのか。
ラムザは一体どこへ行き、何をしていくのか。
ウーギーブーギーキュクレインが言い残した『あの方の復活』とは?
いつになったらクラウドに会えるのか。

そして、イヴァリースの運命は!?


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