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■牛乳11本目■  ―異端―  (炭坑都市ゴルランド〜王都ルザリア)

――ベスラ要塞


南天騎士団の拠点・ベスラ要塞でゴルターナ公・エルムドア侯爵・オルランドゥ伯(以下:シド)、そしてお初な2人(ボルミナ男爵・ブランシュ子爵)が戦略会議中でした。
きっと登場シーンもここだけだろうな、この2人。

  ボルミナ男爵「死亡者は昨日までに約2万、両群を合わせると倍の約4万…。負傷者はわが軍だけでも軽く20万は超えます」
  エルムドア侯爵「問題は死傷者だけではない。兵糧の蓄えもあとわずかになってきたが、これは計画どおり。
            厄介なのは今期の干ばつだ。兵糧を買い付けようにも、モノがない有り様で、税収の大幅減とあわせて通年の半分以下しか備蓄できん」
  ブランシュ子爵「それについてはラーグ公も同じであろう。あちらはこの収穫時期に長雨が続いたおかげで、刈り取る前に穂が腐ってしまったそうだ」
  シド「むしろ問題なのは、この戦乱によって職や住む処を奪われた民だろう。オーランの調べによると王都ルザリアにはすでに10万人を超える難民が流入しているとか」
  ブランシュ子爵「ハハハッ、それはよい。ラーグ公側も食料の買い付けに苦労するだろうよ」
  シド「笑いごとではないぞ!戦線が拡大すれば我々とて同じ。大量の難民がこちら側に流れ込んできてもおかしくないのだ!
     …やはり、そろそろ、和平工作を始めるべきではないだろうか…?」

どうやらシドだけはこの戦争にはあまり賛同していないようです。

  ゴルターナ公「貴公らの心配はもっともだ。だが、この戦いをやめるわけにはいかぬ。通年より3割ほど増税しよう。
           また、穀物などを高値で売買する輩が出ぬよう監視を厳しくするのだ。また、難民についても同じだ。
           ランベリーの国境を越えぬよう監視をより厳しくしようぞ」
  シド「苦しいのはラーグ公も一緒。今なら和平的解決もできましょう」
  ゴルターナ公「くどいぞ、オルランドゥ。和平的解決などありえん話だ」

シドは、更なる増税は民や百姓を苦しめ、前線で戦っている兵たちは満足に食事にありつけない有様であり、
これ以上の戦いは「物理的にも」「精神的にも」無理だとゴルターナ公に告げるのですが・・・・・・。

  ゴルターナ公「精神的だと?貴公ともあろう者が臆病風に吹かれたか?

このときシドはオレのことじゃねぇよ こ の 唐 変 木 が ! ! と思ったに違いない。

唐変木【とうへんぼく】……気がきかない人物、へんくつな人物などをののしりあざける語。わからずや。まぬけ。(「広辞苑」第三版より)

シドは、昔の戦争には大義があった(=獅子戦争にはそれがない)と言いますが、ゴルターナ公はシドを偽善者呼ばわりして話しに応じようとしません。
また、ゴルターナ公は「これは民のための戦争でもある」と後付けし、戦争をやめるつもりはないと言い放ちます。

  ブランシュ子爵「閣下のおっしゃるとおりですぞ。あとわずかではございませんか!“雷神シド”とまで称えられたオルランドゥ伯のおっしゃることとは思えませんな、まったく」
  シド「あとわずかだと?何を見てそう申すのだ?この状況のどこを見てそのように楽観的になれるのだ?貴公の目は節穴ではないのか!」
  ブランシュ子爵「そ、それは暴言でございましょう!!」
  ゴルターナ公「もう、よい、やめよ!見損なったぞ、オルランドゥ。これ以上の暴言は貴公の身を危うくするぞ!」
  シド「・・・・・・・・・・・・」
  ゴルターナ公「よいか、二度とは言わぬ。これ以上、わしの方針に不服があるなら早々にここを立ち去るがいい!よいな、オルランドゥ!!」

もうお前らとは金輪際サヨナラじゃ!!とは言いませんでしたが、きっとシドの心中は複雑だったことでしょう。



ディリータは僕に言った。

“大きな流れがあり、

それに逆らっている”と…。


この戦乱の世が避けようのない

運命のような

“流れ”だとしたら、

僕はその流れに

逆らうことができるのだろうか?


僕は兄ザルバッグに

戦乱を影で操る者がいることを

告げるため

王都ルザリアを目指していた…。



――炭鉱都市ゴルランド

家の屋根の上を、特徴的な髪型(モヒカン?)をしている男がウロウロしています。

  声「どこだ!どこへ逃げやがった!?」
  声2「上だ!屋上だッ!!」

その家からどんどん盗賊が出てきて、男はあっという間に取り囲まれてしまいました。
盗賊の一人が屋根の上に上がってきます。

  盗賊「何者だか知らないが、オレたちの隠れ家に入ったのが間違いだったな」
  男「今度から入口に書いておいてくれ。ここが『盗賊のアジト』だってね」 そんな盗賊がいたら苦労しませんよ。
  盗賊「ククク・・・。減らず口もそこまでだ。さあ、観念するんだな」

そして例のごとくタイミングよくやってきたラムザ達も
「今日は来客の多い日だな。まあ、いい。皆殺しにしてやるぜ!(by盗賊)」
ということでとばっちりを受けました。


(敵パーティ)
話術師×1
シーフ×3
アイテム士×2


この戦闘で、男の名前が「オーラン」だと判明します。「アーロン」ではありません。
攻略本では、たまに「星天停止」という技を使うということらしく、どんな技か気になって
技を出すまで待ってみようかと思ってたんですがサービス精神が強いのか、数ターンと経たず使ってくれました。


「天球の運命をこの手に委ねよ、我は汝、汝は我なれば・・・星天停止!」という唱詠の後、画面が
クルクルクル〜と回りながら巨大な青い閃光に包まれたあと、
敵は全員身動きがとれない(ドンムブ&ドンアク)状態に。
今がチャンス!とばかりに後はひたすら殴る殴る殴る殴る。
ドンアク状態などが解除されると、また星天停止を使ってくれます。オーランマンセー。
そしてあっという間に戦闘終了。
かなり便利な技なので、オーランが仲間にならないか期待してみたりしてみました。



これがモヒカンポニーテールだ!(違)   ラムザ「大丈夫かい?」
  オーラン「ありがとう。きみたちのおかげで助かったよ。オレの名はオーラン。オーラン・デュライだ。きみは?」
  ラムザ「ラムザ・ベオルブだ」

  オーラン「!!」

  ラムザ「どうかしたかい?」
  オーラン「いや、なんでもない。気にしないでくれ」

プレイヤー側はイヤでも気になる。

  オーラン「それより、きみたちはこれからどこへ行くんだい?」
  ラムザ「王都ルザリアだ。・・・きみも王都かい?よかったら僕らが一緒に行くけど?」
  オーラン「それは残念、逆方向なんだ。気持ちだけもらっておくよ」

逆なのか。仲間にはなってくれないのですね・・・チッ残念・・・。

  ラムザ「そうか…。じゃ、気をつけて」
  オーラン「ああ、そっちこそ」


別れ際に二人は握手を交わします。友情ってスバラシイ・・・(違)

  オーラン「機会があったら、また会おう。それまで死ぬなよ」
  ラムザ「あ、ああ・・・」

そしてラムザはルザリア、オーランはその逆の方向へとそれぞれ歩いていきます。



――王都ルザリア


ラムザはそこでザルバッグと再会します。
Chapter1の最後のあの出来事について問いただすのかと思ったのですが、どうやらそうではないようです。

  ザルバッグ「驚いたぞ。おまえがルザリアに来ているとは思わなかった…。アルマもここに来ている。会っていくといい…」
  ラムザ「…兄さん」
  ザルバッグ「なんだ?」

  ラムザ「戦いをやめることはできませんか?」 
単刀直入。

  ザルバッグ「…何をばかなことを!」

ラムザは、この戦争にどんな意味があるのか、五十年戦争でベオルブ家は民のために戦ったのに、
この戦争では私利私欲のために戦っている、と疑問をダイスダーグへ投げかけるのですが…

  ザルバッグ「おまえに何がわかるというのだ!」
  ラムザ「兄さんこそ何もわかっていない!この争いは誰かが企んだもの!ラーグ公とゴルターナ公は何者かに利用されているんだ!!」
  ザルバッグ「…利用されているだと?いったいおまえは何を言っている?」
  ラムザ「僕にもよくわからない…。ただ、ダイスダーグ兄さんがゴルターナ公を摂政にさせないために王女誘拐の狂言を仕組んだとき、
      暗殺されるはずだったオヴェリア様をゴルターナ公のもとへ連れ去った奴らがいるんです。もし、あのとき暗殺されていたら、
      ゴルターナ公は王家に逆らう国賊とし誅伐されていたでしょう」
  ザルバッグ「兄上が王女誘拐の狂言を仕組んだだと?ラムザッ!おまえは、実の兄がそのような謀略を用いたというのかッ!」

だからそうなんだってばよ。

  ラムザ「ザルバッグ兄さんは何もご存じでないのですかッ!?」
  ザルバッグ「このたわけ者めッ!!おまえは肉親を信じることができないのかッ!!ええいッ!ここから立ち去れッ!!さっさとイグーロスへ戻るんだッ!!」

戻ったらダイスダーグに殺されるから勘弁してください。

  ラムザ「兄さん、兄さんこそこの僕を信じてくれないのですか!」
  ザルバッグ「勝手な行動ばかりとるおまえの何を信じろというのだ!腹は違えど同じ血を分けた兄弟と思い今日まで目をかけてきたが、
          所詮、下賎の血は下賎。高貴なベオルブ家の名を継ぎには相応しくないということかッ!!

あ、言った。言っちまった。それを言っちゃおしめえだろ。(グレ気味に)

  ラムザ「……兄さん」

ザルバッグは兵に呼ばれて出て行ってしまいました。
兄さんなら分かってくれると思っていたのに、逆にその兄さんにボロクソに罵られてしまったラムザ。
さっきのシドの件と似ている気がします。
ああ、唐 変 木 が も う ひ と り 。

結局無駄足だったようで、ラムザは街の外へ出ようとするとアルマがそれを止めます。

  アルマ「黙って行くなんてひどいじゃない」
  ラムザ「別れは・・・苦手なんだよ・・・・・・」
  アルマ「もう戻らないのね・・・?」
  ラムザ「ディリータが生きていたんだ」
  アルマ「え?」

ラムザは、オヴェリア誘拐犯の中にディリータがいたこと、ディリータはゴルターナ軍とはまた別の組織のぞき集団と共に行動していることを話します。
ダイスダーグがオヴェリア誘拐を企んだこと、そして、ティータが本当に亡くなったことを伝えると、アルマは顔を手で覆い悲しみます。笑ってたらイヤです。

  ラムザ「アルマ、よく聞いてくれ。ディリータの背後にいる奴らが何者かはわからない。だが、奴らはとても危険だ。
       この戦乱を利用して何か邪悪なことを成し遂げようとしている・・・」
  アルマ「ディリータも加担しているの?」
  ラムザ「それはわからない・・・。ディリータにはディリータの思惑・・・というか、何か狙いのようなものがあるみたいだったけど・・・・・・」
  アルマ「ラムザ兄さんはそうした人たちと戦おうというのね?」
  ラムザ「・・・・・・・・・」
  アルマ「私も一緒に行くわ」
  ラムザ「何を言っているんだ!?ダメに決まっているだろ!!」
  アルマ「兄さんの言っていることが本当だってことを証明したいのよ!」
  ラムザ「ダメだ、ダメだ」
  アルマ「私だって、ティータみたいなコを出したくないのよッ!!」
  ラムザ「アルマ・・・・・・」

  声「ラムザ・ベオルブだな?」

と、なんかとてもいい雰囲気なのに早速邪魔が入ってきました。

  ザルモゥ「我が名はザルモゥ・ルスナーダ!異端審問官である!」 誰だか知りませんが 
お 引 取 り く だ さ い 。

いつの間にかドラクロワ枢機卿殺害及び邪教崇拝の容疑をかけられていたようです。
邪教崇拝は明らかに濡れ衣。あ、でも枢機卿殺害は本当か。
いや、あれは枢機卿じゃなくて
ウーギーブーギーだったからやっぱり濡れ衣だ!!

ザルモゥはラムザに異端審問会への出頭を命じます。
抵抗する場合はこの場で“異端者”として処刑を執行するとか。


ラムザ「異端審問官!!」
え、何その驚き方?

アルマ「逃げて!兄さん!!」
ゑ゛!?

ザルモゥ「そうはさせん!行けッ!“異端者”を殺せッ!!」
ちょ、ちょっと待ってー!!!



何か知らんがいきなり“異端者”にされてしまったラムザの運命は!?
To be continued......あっ、物を投げないで!



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