作:◆lmrmar5YFk
気絶したヒースロウを肩に担ぎ、朱巳はぶつくさと文句をいいながら彼を横に出来る場所を探した。
両肩にずっしりと圧し掛かるヒースロゥの濡れた体が、朱巳の体力と体温を奪い取っていく。
雨に濡れた足元のタイルは滑りやすく、朱巳は何度か転びかけるのを、すんでのところで押しとどめる。
「まったく、もう……何なのよ」
息を少しばかり荒くして歩道を進みながら、周囲に人気が無いか気を配る。
ぴんと張り詰めた冷たい夜の空気が、濃密な湿度と共に、朱巳の身体に纏わりついた。
懐中電灯は無く、空は曇って月も星もろくに見えなかったが、さほど問題は無かった。
周囲にあるアトラクションが、明々とネオンの光を放っていたからだ。
巨大な観覧車やジェットコースターの放つ光の下で、驚くほど長い影が朱巳の背後に伸びていた。
屋外のアトラクションが多い遊園地内では、選択肢はさほど多くない。
朱巳はメリーゴーランドのそばにある二階建ての建物に近づいて、回転ドアから中を覗いた。
煌々と灯りの点いた室内には、人の気配は感じられない。
それでも細心の注意を払い、隠れるようにして壁伝いに裏手へと回る。
前面のドアとは対照的に、簡素なつくりの職員専用ドアを発見し、そちらのドアノブを掴んで回した。
ドアは違和感無くすぅと内側へ開いたので、朱巳はそのまま屋内へと侵入した。
入ったそこはどうやら、レストランの厨房らしかった。
業務用の巨大な冷蔵庫やガスコンロがひしめくそこを、辺りに注意しながら進む。
かすかに鼻を突く食物の腐ったような臭いが、朱巳の気分を悪くした。
顔を顰めて、厨房の奥に据え付けられた狭い階段を上がる。
そこに従業員用の休憩室を発見したので、これ幸いと、朱巳はソファの上にヒースロゥの身体を横たえた。
服越しに胸に耳を近づけてみれば、規則正しい呼吸音が朱巳に『心配ない』と教えているようだった。
ほっと安堵する自分に気づいて、朱巳は苦笑する。
……別に、こいつが大事だってわけじゃない。
ただ、ほら、目の前で死なれちゃ、夢見が悪いじゃない。理由なんて、それだけよ。
無理やりひねり出したような理屈をつけて、朱巳は自分を納得させる。
そうして、そんな思いをかき消すかのように、「そうだ」と口にした。
「どうせだから、何か武器になりそうなものを探してみようかしらね」
サバイバルナイフがある自分はともかく、ヒースロウには今、何も武器に代わるものがない。
朱巳の力では彼の身体を運ぶのが精一杯で、鉄パイプまでは回収できなかったのだ。
深く考えての事ではなかったが、その思いつきは中々悪くないように思えた。
ここはレストランだ。厨房を探せば、どこかに包丁の一本や二本残されているかもしれない。
朱巳は横になったままのヒースロゥを置いて、一人で元来た道を戻った。
先ほど上ったばかりの階段からもう一度厨房へ下りて、閉めてある戸棚や引き戸を片っ端から覗く。
白い埃が空中を舞って気道に入り、朱巳はごほごほと咳き込んだ。
だが、残念なことに彼女のその行為は徒労に終わったらしかった。
探せど探せど、包丁どころかフォークの一本すらも見つからない。
参加者が容易に現地で武器を調達できないように、主催者が事前に回収したのだろうか。
背に当たる作業台の上に両手を乗せて、深く嘆息する。
「……ったく、ほんっとーに、ついてないわ」
「そうだな、お前はついてない」
……え?
突然聞こえたその声に、朱巳の表情が一瞬固まる。
男の声だ。でも、ヒースロゥの声ではない。
そもそも、そんなにすぐ彼が目覚めるわけがない。
頭を上げ、声のした方向に視線を向ければ、しかしそこには確かに人影が立っていた。
獲物を見つけた捕食者のように暗い悦びを秘めた、黒の瞳。
全てを焼き尽くす業火のような色をした、燃え盛る赤い髪。
両腕で、長い髪の少女を横抱きにした、――それは、かつてクレア・スタンフィールドと呼ばれた男だった。
「まずは、一人目と行こう。 仕事始めは、出来るだけ素早く、正確、かつ派手に」
クレアは悠々とした態度で、厨房の入り口からこちらへと歩いてくる。
朱巳は、頭を振って左右を見渡し、対応の仕方を考えた。
話し合いで退いてくれる相手ならいいが、そうでない場合、自分には逃げる以外のすべはない。
そのときのために、逃走経路を確認する。
ここにあるのは、ホールへと通じる大扉と、侵入したときに使った外へ出る扉、そして二階へ上がる階段の三つ。
男は恐らく、ホール側から入ってきたのだろう。今も大扉を背にしている。
あの脇をすり抜けて逃げられるほど、自分の脚は早くない。
そうなると、自ずと逃げ道は従業員用の小さなドアか、階段のどちらかに限定される。
「おっと」
その思考を遮ったのは、底抜けに陽気なクレアの声だった。
「何も考えなくていい。どうせ、そんなものは無駄になる」
「……どういうこと?」
「お前は恐らく、今、こう考えていることだろう。
こいつは、ゲームに乗っているのか? もしそうだとしたら、どうやって逃げようか。
……だが、そんなことは何も考えなくていい。どうせお前は、どうやろうが逃げることはできないんだからな」
「随分な自信家だこと」
そう、答えるのが精一杯だった。
男の口調には、一切の驕りも誇張も存在しなかった。
朱巳が見るに、彼はただ、淡々と分かりきった事実を話しているだけのようだった。
「それで? あたしをどうしたいの?」
「殺すさ。――だが、その前に、少し訊きたいこともあるんでな」
言い終わるや否や、視線の先から男が消えた。
……えっ?
そう戸惑う間すらない。
次の瞬間には、彼は朱巳の鼻先に立っていた。
両腕で抱えていた女の遺体は立たせ縦にして、左手一本に抱き替えている。
空いた右手で朱巳の左手首をむんずと掴んで、男は口を開いた。
「だから、まずは一つ拷問と行こうか」
男は、ごく事務的な口調で朱巳に尋ねる。
だがその質問は、朱巳を驚かせるのに十分な内容だった。
「ホノカかCDって名前に聞き覚えはあるか」
「……さあ?」
首を捻ってそう言うものの、頭の中では幾つもの疑問が浮かび上がる。
――『ホノカ』。さっき、別れた相手の名前だ。
どうしてこの男があのコを探す? こいつは一体、何者?
しかし『嘘つき』はそんなことを微塵も表情に出さず、冷静な声で尋ね返す。
「知らない、――って言ったら、それで信じるわけ?」
「いや? ……だが、心配しなくていいぞ。職業柄、相手を喋らせるのには慣れているからな」
「へぇ。あんたの職場じゃ、そういう時はどうするのよ?」
訊けば、クレアは朱巳の顔をじぃと見てにやりと口元を愉しそうに歪めた。
深い黒色の瞳が、猫のような三日月形に細められる。
「そうだな、そういうときは――――力尽くだ」
その言葉が発せられるのと、殆ど同時のタイミングだった。
クレアの右手が視認出来ないほどのスピードで、朱巳の手首に沿って滑り上がる。
「――んぅっっ!!」
突然襲い掛かった予想もしない攻撃に悲鳴をあげなかったのは、意志の力というより単なる偶然だった。
いや、相手の行為があまりに速すぎて、何が起こったのか自分でも分からなかったというのが正しい。
しかし、一瞬遅れてやってきた痺れる様な激痛が、事態を正確に教えてくれた。
恐る恐る痛みの先に視線をやれば、左の小指が通常ではありえない方向に折れ曲がっていた。
……でも、このくらいなら我慢できる。
たとえ、両手の指を全部折られたところで、そんなのはたいした問題じゃない。
このゲームに参加している以上、ナイフや銃を握れなくなるのは痛い損害だけど、構わない。
どうせ元から自分の武器は、この頭に詰まった嘘とハッタリだけなのだから。
「この程度? あんたの職場は、あたしのいる『組織』より、随分とヌルいのね」
「まさか」
クレアは声を上げて笑うと、朱巳の髪を片手で掴んで、彼女の頭を引き寄せた。
吐息がかかるほど唇を耳元に近づけて、囁く様に朱巳に告げる。
「こんなので話してもらえると思うほど、俺は楽観主義者じゃない」
にぃと口角を上げて残酷な笑みを浮かべると同時に、男の手元から乾いた音が鳴り響いた。
ぽきん。
「もちろん」
ぽきん。
「お前だって」
ぽきん。
「こんなレベルの遊びを『拷問』だと思ってるわけじゃ、ないだろう?」
ぽきん、ぽきん、ぽきん、ぽきん、ぽきん、ぽきん、ぽきん、ぽきん、ぽきん、ぽきん。
単語を一つ口にするたびに、クレアは朱巳の指の骨を折り奪っていく。
いや、その行為はもはや、『折る』ではなく『砕く』といったほうが正確だろう。
皮膚の内側で粉末状になっているのではないか疑うほど、彼女の指の骨は念入りに捻り折られていた。C
朱巳に出来るのは、ただ、耐えることと考えることだった。
神経そのものを引き千切られた様な激痛に、気を失いそうになる。
ぶらんと垂れた左の手首から先は、もう使い物にならないだろう。
服の布地にほんの少し擦れただけで、思わず飛び上がりそうなほどの衝撃が奔る。
それでも表面上は涼しげな顔で、朱巳は左手の痛みを無視する。
……大丈夫。これだけなら、まだ平気。
脚は動く。利き手も無事。
こんなの、あたしにとっては何一つ傷ついていないのと、同じこと。
元から傷だらけのあたしには、この程度じゃ傷を負わせたことにはならないのよ。
「さて、まずは何から始めようか?
俺の知り合いには、腕の肉を丁寧に剥ぎ取ったり、そのままその腕の骨に彫刻を入れたり、
動いている列車の車輪に頭を押し付けたりしても、生きていた奴がいたからな。
……お前の居る『組織』とやらでも、まさか、そのくらいは普通なんだろう?」
クレアは、朱巳の手首を押さえつけていた手を離して、腰に提げていたハンティングナイフを握り締めた。
それを目の高さに持ち上げ、鈍色に光る刃を朱巳に向ける。
ナイフを手に彼女を見つめる男の顔は、狂気に溢れていた。
その表情を目の前にして、対する朱巳も顔面神経を歪に強張らせ、引きつった笑みを作る。
「……救い様の無い変態ね。どっかの戦闘狂と同じかそれ以上だわ」
「そうか」
這いずるように数歩、朱巳は奥に退がる。
壁際に置かれていた冷蔵庫に、こつんと背中がぶつかり、金属特有のひんやりとした感触がした。
その冷感で、後ろを見ずとも、今立っている位置を正確に把握する。
シンク、冷蔵庫……。待って、確かこの並びの脇に、『あれ』が無かったっけ?
記憶の隅から、さっき武器になるものを探して回ったときに見た映像を引っ張り出す。
そうだ、確かに視線の端で知覚した。『あれ』は、この辺りにあったはず。
あいつに気づかれないように、『あれ』を探せば――。
男は、じりと一歩こちらににじり寄る。
「嫌……嫌よ、嫌」
朱巳はいやいやと頭を振るような動作で、顔を左右に動かした。
「……何で、あたしなの!? あたし、知らないわよ……? 本当に、何にも知らないのに!!」
近づいてくる男に対する恐怖で、ついに冷静さを失った――。男には、そう見えていることだろう。
狂ったようにそう叫んで、朱巳は動くほうの手で周囲を弄った。
身体は前を向けたまま、縋るように厨房の壁を探る。
朱巳の瞳が、掌が、必死である物を求めて彷徨う。
その視線が、一瞬、壁の一角へ吸い寄せられた。
ほんの数歩の距離。今立っている場所から、1メートルも離れていない。
あと少し手を伸ばすことができれば、『あれ』に届く。
表情には出さずに、心の中で、快哉を叫ぶ。
でもまだ、喜ぶには早い。やらなきゃいけないことは、まだ、ある。
まずは、あれに触れられる位置まで近づかなければ。
純粋な速さ比べで、あたしがあいつより先に、あそこまで行くのは、まず不可能。
けど、一瞬、隙を作ることなら、きっとあたしにだって出来る。
「ねえ、……見逃して。そうしてくれたら、あたしも何もしないわ」
「どういう意味だ、それ? お前が俺に何が出来るって言うんだ?」
面白そうに尋ねるクレアに、怯えたような声音を唐突に崩して朱巳は告げる。
「そうね。……鍵を、かけられるわ」
いきなりのその不可思議な言葉に、クレアが刹那、意味が分からないという様な顔を見せた。
その一瞬を、朱巳は逃さずに捉える。
「――がちゃん」
言いながら、右手を胸の前に伸ばして虚空で捻る様な動作をした。
まるで、空中にある不可視の鍵をかける様に。
「今、何をした?」
「あんたの心に、見えない鍵をかけたの。
あんたが今一瞬感じた『戸惑い』。それを、鍵はあんたの精神に縛り付ける。
これからずっと、あんたの心はその『戸惑』った感情に支配され続けるわ」
ぺらぺらと、立て板に水を流すような饒舌さで、朱巳は話し続ける。
今はなんとしても、こちらが会話の主導権を握らなければならない。
自分のペースに、相手を巻き込むのだ。
あたしの鍵にかからない相手はいない。
それは、これまで生きて来た環境や世界の違いなんて些細な物には、左右されない。
あのギギナ・シャー何とか……っていう戦闘馬鹿にも成功したのだ。
この男相手だって、絶対に上手くいく。
あたしの嘘に乗せられて、焦ってくれれば、この男もきっとペースを乱すはず。
しかし、朱巳の思惑は脆くも破れた。クレアは平気な顔で鼻を鳴らして、言った。
「ふん、……下らないな。
俺には、想像力が欠如しているらしくてな、『感じない』ものは存在すると思えないんだ」
「……あら、随分とお粗末な頭と心なのね?」
朱巳が、語尾を跳ね上げて挑発する。
しかしクレアは彼女の軽口を気にせずに、頭を振った。
「そんなことはない。俺には視覚も聴覚も触覚も存在しているからな。
お前の死に顔を見て、断末魔を聞けば、お前の『死』は俺の中で存在したことになる」
「ふうん? それじゃあ、『あたし自身』を認めてもらうにはどうしたらいいのかしら」
「そうだな……、かすり傷でも付けてみるか?
世界の中心であるこの俺に、傷をつけられるようなら、それは、お前が存在する確かな証だ」
「あなたに傷を付けるのは、随分と難しいように思えるけど」
その言葉にはじめて、クレアはそれまでと違った反応を見せた。
「ああ、お前には無理だろうな。今までに出来たのは、女じゃ一人だけだ」
何かを思い出すように遠い目をしてから、クレアは片手で抱えたシャーネの遺体に愛しげな視線を向けた。
それを見て、もしかして、あの抱いている女こそがその『一人』なのかもしれない、と朱巳は思う。
けれど、そんなことは彼女にとってどうでもよかった。
男が一瞬、そちらを向いた隙を狙い、朱巳はずりっと右に一歩動いた。
――その瞬間、掌が、壁のある一点に触れる。
どくん、と心臓が跳ねた。
血液が沸騰しているかのように熱くなって、朱巳の体内を駆ける。
――――やった。これさえ見つけられれば、あたしの勝ちだ。
あとは、時間を稼げればいい。多く見積もっても三十秒。それ以上は必要ない。
それさえ出来れば、――逃げ延びられる!
「へぇ、その人、凄いのね」
「ああ、俺が認めた唯一の女だ。俺と世界を共有する、俺の一部だよ」
クレアが、誇らしげに告げる。
けれどその瞳には、どことなく、怒りと哀しみが交じり合っているように思えた。
朱巳は、その姿を真っ直ぐに捉えながら、脳内で時間をカウントする。
……あと、15秒。
「……そう。でも、あたしを傷つけるのだって、そう簡単じゃないわ」
ゆっくりと時間をかけるようにして、その台詞を告げる。
クレアは、奇妙なものでも見るような顔で、朱巳をねめつけた。
……あと、5秒。
「へぇ? たいそうな自信だな。だが――」
――――チン。
クレアの言葉は、場違いに明るい機械音に、途中で遮られた。
その音が鳴ったと同時に、突如、朱巳の背後にぽっかりと小さな空間が口を開く。
転がり込むように、朱巳はその中に己の身体を押し込めた。
食品運搬用の小型エレベーター。
屈んで小さくなれば、どうにか人一人入ることが出来るほどの、窮屈な立方体。
厨房の最奥にあるそれに無理やり乗り込んで、内側から伸ばした腕で開閉ボタンを押す。
閉まっていく重い鉄扉の奥で、朱巳は僅かに笑いながら呟いた。
「だってあたしは、『傷物の赤』だもの」
激しい駆動音を響かせて、エレベーターはするすると地下へ降りていく。
その音は、さながら勝利のファンファーレのように聞こえた。
【F-1/海洋遊園地内レストラン地下/1日目・19:40】
『嘘つき姫とその護衛』
【九連内朱巳】
[状態]:左手全体を粉砕骨折(治療不可)
[装備]:サバイバルナイフ/鋏/トランプ
[道具]:支給品一式(パン4食分・水1300ml)/トランプ以外のパーティーゲーム一式
/缶詰3個/針/糸/刻印解除構成式の書かれたメモ数枚
[思考]:クレアから逃げる/クレアと火乃香の関係を考える/ヒースロゥをどうにかして起こしたいが…
/パーティーゲームのはったりネタを考える/いざという時のためにナイフを隠す
/ゲームからの脱出/メモをエサに他集団から情報を得る
[備考]:パーティーゲーム一式→トランプ・10面ダイス2個・20面ダイス2個・ドンジャラ他。
もらったメモだけでは刻印解除には程遠い。
【F-1/海洋遊園地レストラン内二階休憩室/1日目・19:40】」
【ヒースロゥ・クリストフ】
[状態]:気絶中(身体機能に問題はない)/水溜まりの上に倒れたせいで濡れている
[装備]:なし
[道具]:支給品一式(パン5食分・水1500ml)
[思考]:朱巳を守る/マーダーを討つ/エンブリオ・ED・パイフウ・BBの捜索。
[備考]:朱巳の支給品が何なのか知りません。
[チーム方針]:エンブリオ・ED・パイフウ・BBの捜索。右回りに島上部を回って刻印の情報を集める。
【F-1/海洋遊園地内レストラン一階厨房/1日目・19:40】
【クレア・スタンフィールド】
[状態]:健康。濡れ鼠。激しい怒り
[装備]:大型ハンティングナイフx2/サバイバルナイフ/鋏/シャーネの遺体(横抱きにしている)
[道具]:デイパック(支給品一式・パン6食分・水2000ml)、コミクロンが残したメモ
[思考]:この世界のすべてを破壊し尽くす。/朱巳を追う
“ホノカ”と“CD”に対する復讐(似た名称は誤認する可能性あり)
シャーネの遺体が朽ちる前に元の世界に帰る。
[備考]:コミクロンが残したメモを、シャーネが書いたものと考えています。
←BACK | 目次へ (詳細版) | NEXT→ |
---|---|---|
第527話 | 第528話 | 第529話 |
第512話 | クレア | - |
第502話 | 朱巳 | - |
第502話 | ヒースロゥ | - |