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2006年9月前半
9/1(金)
もう9月です。
貴公も、いや気候も、急に秋になりましたな。
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9/2(土)
青春18きっぷでこんぴらさん参りへ。
大阪から4時間で着くのだ。近いものだ。
こんぴらさんでは、800段近くを登る。
途中までは石段の両側にみやげ屋がずらっと並ぶ。
うちわとか杖とかを無理矢理貸そうとしてきて、借りると、
帰りに、貸したんだから店の中を見ていってねということで、
みやげを買わないといけない雰囲気にされるという仕組みだ。
釈然としないものを感じる。
さて、香川県と言えばうどんだ。
こんぴらにもうどん屋はたくさんあった。
二軒に入ったが、どちらもうまい!
普段食ってるうどんはなんなんだ。
ということで、旅行にもかかわらず、
食費がほとんどかからなかった。
それでいて食の満足が得られたことがすばらしい。
ええのう香川県人。
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9/3(日)
最近小説をよく読む。
安部公房「砂の女」を再読しているが、
改めてその面白さを体験しています。
あと、青空文庫はすばらしいですね。
太宰治なんてほとんど揃ってるし。
太宰ってなんとなく今まで読まずに来たのだが、
読み始めると止まらんですね。
内容もさることながら、文章の面白さがすごい。
しかし、大学の入りたての頃なんかに読まないでよかったという気が……
なんか、その頃に読んでたら、
退廃的な雰囲気に飲まれてしまってたのではないかと。
ただでさえあの頃、僕は厭世的でしたから。
これまでの人生の中でもっともダメな時代じゃなかったろうか。
ダメといっても、外向的ななダメさではなく、とても内向的な。
世の中が、いろんなことが、めんどくさかった。
本を読むかドラクエ7をするか、みたいな(笑)。
ああ、ダメな感じだ。
漱石を読んでも、高等遊民(ニートみたいなもん)のほうに惹かれるというか。
あのままいけばもっとダメな感じになっていたかもしれん。怖い怖い。
しかし、個人的にダメな時代ではあったが、
あの感じがいとおしくもあるのです。
ダメな輝きがあったように思えるのです。
あれを経ていまがあるのです。
秋になると思い出します。
夕方の肌寒い頃に、つまらない生物学の講義に出席しながら、
後ろの方の席で夏目漱石や安部公房などに読み耽っていたのを。
あれは僕にとってすごく大事な記憶だ。
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9/4(月)
はてなにも書いたが、
吉田戦車の「課外授業ようこそ先輩」。
こんな吉田戦車を見られる日が来るとはなあ。
やっぱり僕は吉田戦車が好きです。
スピリッツ新連載はどんな感じになるのか?
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9/6(水)
僕のミクシィはもうすっかり
マイミク(4人)の日記更新をチェックするのみになった。
だめだ、せっかく誘ってもらって悪いんだが、
ミクシィは僕には向いてないな。
マイミクのみなさんごめんなさい。
後輩らもみんなやっているが、
僕がミクシィにいることを知らせる気も起こらん。
マイミク50人いるとか言ってるが、信じられん。
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9/7(木)
僕は昔から血液型性格診断が嫌いだ。
ここでも何度もそう言ってきているかと思う。
正確には、血液型性格診断が嫌いというわけではない。
それを楽しむだけなら別にかまわないのだ。
問題は、それを盲信しすぎて、
「○型の人は○○だから嫌い」とか言い出すのが我慢ならんのだ。
これはほとんど選民思想で、容易に差別につながる。
あと、「○型なのに○○だね」と言われるのも腹立たしい。
血液型-性格関連説について
上のサイトでは、
ですから、ここではあえて私は、一般に信じられていることに疑問を呈していきます。そして、血液型性格関連説の根拠のなさと、血液型による性格の決めつけの危険性を訴えていきます。専門家としてのトレーニングを受けた立場から、できる限りの正確さをもって、話題を提供していきたいと思いますので、賛成派のかたも反対派のかたも、ご一読のうえ、さまざまな本を盲信することなく自らで考えるための一つの材料にしていただければと思います。
という立場で血液型-性格関連説について述べられている。
血液型性格診断で嫌な思いをした人はたくさんいるだろう。
盲信している人には、少しでもこういう視点を持ってほしいもんだ。
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9/8(金)
昨日までの涼しさが一転して暑い日だった。
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9/9(土)
GCの「大玉」が2000円で売っていたので買ってしまった。
こりゃまたヘンなゲームだ。
意外と難しく、序盤(4面)でかなり苦戦してしまっている。
まだ全然慣れないが、面白い。
すぐ自軍の兵をつぶしてしまい、信頼度が落ちる。
にぎりめし撃っても敵が食いに来るし(笑)。
ただ、ちょっと気になるのが、
テンポの微妙な悪さと、
デザインの微妙な詰めの甘さだ。
このおかげで、なんとなくPCゲームのような印象を受ける。
一番気になるのは、
テキストが表示されるときの、
ウィンドウと文字のバランス。
上下や左右のマージンが合っていないのがすごく気持ち悪い。
他にも、全角の「!」を二つ並べていたりするのも気になったり。
なんというか、任天堂らしくない気持ち悪さだ。
あえてやってるのだろうか?
そうそう、大玉を買った店では、
「もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド」が
なんと売り切れていた!
このゲームが発表されたときは、
たぶん面白いだろうけど、売れないだろうな……と思っていた。
そしたら、やたらCM打ってるし、
任天堂サイトでも体験ページ作ったりして
力の入れ方が意外なほどだった。
そしたらこの売れ行き。
まあ出荷数がどれくらいかわからんから何とも言えんが。
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9/10(日)
昨日今日と暑い。
でも、夏は終わったという感じはする。
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9/11(月)
吉田戦車「スポーツポン」が面白かったので嬉しい。
やっぱツッコミなしのほうがいいなあ。
ダイノジおおちがエアギター世界一、素晴らしい。
お笑いブームに乗れなかった(乗らなかった?)ダイノジが、
これを機にもうちょっと売れてくれると嬉しいが。
「SMAP×SMAP」を見ていて改めて思ったが、
中居の歌はそんなにヘタではないのだ。
声がガラガラなのと、ピッチがやや不安定なだけだ。
リズム感は良い(あれだけ踊れるし)。
「Dear Woman」のAメロはリズム感が良くないと歌えないはずだ。
そして何より、中居の歌には味がある。
上手くはないが、聴いていて不快じゃないし、誰も真似できない。
むしろ、本当にヘタなのは草薙だと思う。
稲垣と香取も決して上手くはない。
ただ、香取にも味がある。
あの「やんちゃな感じ」は聴いていて面白い。
大玉は、4面をやっとクリア。
さらに面白くなってきた。
でも、7面がむずい……またハマり中。
話は変わる。
なぜ、いろんなことを、
すぐに信じてしまう人がこんなに多いんだろう。
アイドルの整形前の写真? うーん、何が面白いのかわからん。
そして、それが事実としても、何が悪いのかわからん。
そんなしょうもないことでなぜそんなに盛り上がれるのかわからん。
「これ、ほんまか? どうせ嘘やろ?」
「でも、ここに「ショックでしょうが本当です」って書いてある」
「ほんまやな」
……。
他にも。
「ハンカチ王子嫌いや〜。
あの謙虚さは、絶対作ってるって!」
……殴ってやろうかと思った。
こういうのを見るたびに、
僕はこういう人たちとどう付き合っていけばいいのかわからなくなる。
本音をこの人たちに言えば、確実にギクシャクするだろう。
空気を悪くするのは嫌だ。だから、何も言わない。
そのうっぷんをここにぶちまけるのは最低でしょうか。
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9/12(火)
aikoの「彼女」と、
ゲントウキの「いつものように」を借りた。
aikoはもうすっかり、
ほとんど手癖で曲を作ってる感じ。
コード進行が、ものすごく「読める」。
……と思ったら、すごくヘンな進行もたまにしてたり。
良くも悪くも、「いつものaiko」。
ゲントウキのアルバムは、
ファーストアルバムのようだ。
これだけレンタル屋に置いてあった。
(レンタル屋って言うんだろうか)
これが、すごく良かった。
ファーストにしてこのクオリティ。
他のアルバム・シングルも聴こう。
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9/13(水)
今週のスピリッツの「魂語録(スピログ)」は、
“雨の日に、ひとりお好み焼き屋にやって来て、
4人用の鉄板の上でさ、「ひとりお好む」ヤツの気持ちとかな。”
という言葉だった。
これは、1985年5月30日号での座談会における、
糸井重里氏のセリフらしい。
「お好む」。
これを見て、真っ先に連想したのが、
「伝染るんです。」のネタで、
すずめがおまわりさんを見て
「ああしていつもおまわっているんだよ」
と言ったセリフだ(ややうろ覚え)。
他にも、「なにを石焼いているんだろう」
というネタも思い出す。
こういう面白い言葉の使い方を、
吉田戦車は糸井重里から受け継いでいるようだ。
少しずれるが、
「春の海ひねもすのたりのたりかな」という蕪村の句を、
「ヒネモス」という生き物が春の海をのたりのたり漂っている、
と解釈して糸井氏が自著に書いていたことに
吉田氏は感銘を受けたそうだ。昔ほぼ日でそう書いていた。
明日はWiiの発表会だ。
おそらく価格・発売日が発表されるだろう。
楽しみだ。2万切ったら泣く。
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9/14(木)
Wii、10/21発売、19,800円!
ということはなく、
12/2発売、25,000円だった。
かなりの人がこのあたりに予想していたのではないでしょうか。
「Wii Sports」も「はじめてのWii」も「おどるメイドインワリオ」も
どれも欲しいが、やっぱりゼルダを買うだろうな。
ドラクエは来春になってるし。
楽しみだな〜。
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9/15(金)
特にそれが好きでもなく、
自分で購入すらしていない商品に対して
アフィリエイト広告を貼るっていうのはどうなんだろう。
さらに、その商品について何の言及もせず、
ただ貼っているだけ、というサイト(ブログ)さえある。
な〜んか、違う気がするぞ。
あと、アマゾンとかで、
まだ発売していない商品に対してレビューを書く人。
理解できません。
どうやったら「レビュー」できるのかもわかりません。
ギフト券が欲しいだけですか。
Wiiなんて、もう50人くらいレビュー書いてるし。
「恋するハニカミ」で、
「ハニカミフレーズ」なんていうのをやっていた。
要するに、「彼氏から言われたい言葉」である。
まあ、ほんとに、どうでもいい。
ただ、これを見て思ったのは、
結局こういうのは言葉遊びであり、
「うまいこと言った」的なフレーズなのだな、ということだ。
例えば、こんなのがあった。
まだ付き合ってはいない二人がデートをした。
家に帰ってから、女が男に電話をする。
「何か忘れ物なかった?」
「なにもないよ。
……あ、ひとつ忘れてた。
お前に好きって言うの忘れてた」
というものだ(うろおぼえ)。
書いていて、とても恥ずかしい。
しかし、これはやはり言葉遊びだ。
「うまいこと言う余裕」があるのである。
一歩間違えれば非常にさむい(一歩間違えなくてもさむい)。
女性は、こんなものにハニカんでしまうのか。
あと、全然関係ないけど、
今日のゲストはGLAYだったのだが、
テルは高木ブーに似てるな、と思った。
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