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メモ 2004年7月前半
7/1(木)【内地の日】
・ 【おお】
かなり古い歌だが、
「三年目の浮気」
というデュエットソングがある。
歌い手はヒロシ&キーボー。
「♪馬鹿言ってんじゃないよ」
で始まるアレである。
で、この曲のサビはこうだ。
「♪三年目の浮気くらい大目にみろよ」
まあ、大目にみてほしいのであろう。
ヒロシが。
キーボーに。(西川きよしじゃないよ)
ところで、これが、
「♪三年目の浮気くらい多めにみろよ」
だったらどうか。
お前が思うよりも俺は浮気している。
お前のその概算はいつも甘いのだ。
一年目も二年目もお前はそうだった。
そろそろ学習しろ。
一年目、二年目がああだったのだから、わかるだろう。
三年目の浮気くらい、多めにみろよ。
……と、もうとことん最低だなヒロシ、となる。
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7/2(金)【背文通の日】
・ 【つとめる】
公衆トイレにこんなものが。
手洗いにつとめましょう。
この「つとめる」が
「努める」あるいは「勉める」ならば、
「手を洗うことに精を出しましょう。」
「手を洗うことに努力しましょう。」
ということになる。
手洗いにそこまで言うか。
あるいは「勤める」ならば、
「トイレに勤務しましょう。」
である。
強制するのか大阪市建設局よ(違う)。
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7/3(土)【なっさんの日】
・ なっさんとは僕の中学時代の同級生のあだ名である。
・ 6/26のメモで
十進数を六十進数に変換するJavaScriptを書いたが、
googleで「六十進数」を検索すると
なんと一位に……
またそのうち二番煎じ的な企画をやるぞ。
・ 【偉大なる数学者】
オイラーという数学者がいる。
数々の功績を残した大数学者である。
・ オイラーはスイス人である。
・ オイラーの公式という素晴らしい公式がある。
exp(ix) = cosx + isinx
この式は、全くの別物と考えられていた指数関数と三角関数が
複素数の世界では密接に結びつけられていることを物語っている。
美しく簡潔にまとめられた至高の公式であり、
数学の芸術品とすら言えるであろう。
・ オイラーは、
「おいらの公式はオイラーの公式!」
と叫んだに違いない。
・ オイラーの定理という定理がある。
これは、一般に多面体定理と呼ばれるもので、
多面体においては、
(頂点の数)-(辺の数)+(面の数)= 2
の関係が成り立つ、というものである。
この定理により、トポロジー(位相幾何学)は
その歴史的一歩を踏み出したのである。
・ オイラーは、
「おいらの定理はオイラーの定理!!」
と叫んだに違いない。
・ オイラーはスイス人である。
・ オイラーは18世紀にその生を生きた人物である。
・ 18世紀のスイス人は、日本語をきっと話さない。
・ 以上より矛盾を導け。
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7/5(月)【南光の日】
・ 南光よりべかこのほうがしっくりくる君はもう若くない。
・ 【今週の大予言】
例年にない七夕の盛り上がり
・ 【歩道】
京都にこんな標識があったのだが……
身体じゅうバラバラ。
肉の各部位の名前が書かれた牛の絵、みたいだ。
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7/6(火)【narrowの日】
・ 【天まで届かず】
古新聞が、たまってしかたない。
出すのが億劫でたまらないのだ。
僕は、本当になかなか出さない。
いつも数ヶ月分たまってしまう。
とはいえ、今回はさすがに
やりすぎとも思えるほどため込んでしまった。
こんな感じで積み上げていた。
思いっきり部屋内を晒したが、
まあこんな感じで新聞の塔が出来上がっていた。
積み過ぎだ。
そして昨日の夜。
帰宅した僕の見たものは、
崩壊したバベルの塔でした。
また積んで賽の河原気分。
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7/7(水)【なあなあの日】
・ 【でない→じゃない】
トウモロコシとか大豆関係に多いが、
いわゆる遺伝子組換え食品はその旨を表記せねばならない。
逆に、遺伝子組換え可能な原材料を使った食品で
遺伝子組換えを行っていないものについては、
「遺伝子組換えでない」
と書かれているものが多い。
これは某シリアルのものだが、
「コーングリッツ(遺伝子組換えでない)」
とちゃんと書かれている。
が、いつもこの表示を見るたびに、
何か気持ちの悪い後味のようなものを感じていた。
遺伝子組換えでない、遺伝子組換えでない……
「ちょっと、これ食べてみてよ!」
「なに、どうしたの?」
「いいから食べてみてったら!」
「なんなのよ……わかったわかった、食べるから。」
「……どう?」
「う〜ん、何かがおかしいような……」
「わからない?」
「うん、何かが変なのはわかるんだけど……」
「このコーンフレーク、遺伝子組換えでない?」
「あ、そっか」
「マジに遺伝子組換えでない?」
「確かに遺伝子組換えっぽいわ。」
……そういうことだったのか。
・ 「遺伝子組換え 出ない」
の可能性も捨てきれない。
実際、遺伝子組換えのものは出てこないだろう。
・ どーでもいいが、この原材料表示、
ビタミン類の書かれている順番がバラバラなのが気になる。
・ さらにどーでもいいけど、
「ナイアシン」って
「ナイア神」
という神みたいですね。
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7/8(木)【ナッパの日】
・ 7/3のメモでオイラーについて書いたところ、
googleでオイラーの定理を検索すると
うちが9位に(7/8現在)!
上位すぎる!
これはさすがにまずい!(何が)
ちなみにオイラーの公式では61位。
……一位を狙うか。
・ 【訪ソ氏子】
昨晩真夜中に、
日テレ系列のよみうりテレビでけっこう強烈な放送事故があった。
どういう経緯でそうなったのかはわからないのだが、
とにかく、チャンネルを回したら事故っていた。
強烈な、というのは、その時間が長く
なかなか復旧しなかったからだ。
で、その放送事故中に表示される
「しばらくお待ちください」の画面。
その画面が、なんかすごかったのだ。
一番上の写真の右上あたりにいる、
「テレビヤン」というよみうりテレビのキャラクターが、
ロケットに乗ってよくわからない世界を飛び回るのである。
一切無音で。
異様にカラフルで滑らかでダイナミックなアニメーション。
文章でうまく表現できないような前衛的世界観であった。
いつまでも見ていたかった、とさえ思わせた。
ビデオ録画しなかったことを激しく後悔している。
写真に撮ってる場合じゃなかった。
毎日起きないかな放送事故!!
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7/9(金)【軟球の日】
・ 【ぶり】
あいつは勇ましく、体格もしっかりして男らしい。
さらに、力強くどっしりと構えていて、人望もある。
そんなあいつが嫌いだ、という僻み屋のあなたは、
あいつのことを陰でこう言いましょう。
「ますらをぶりやがって……」
・ 【当然もう一つ】
あの子はいかにもかよわく、しとやかで女らしい。
さらに、優しく、よくモテる。
そんなあの子が憎たらしい、という妬み屋のあなたは、
あの子のことを陰でこう言いましょう。
「たをやめぶりやがって……」
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7/10(土)【難渋の日】
・ 「世界の中心で、愛をさけぶ」
のドラマ始まりましたね。
6/4のメモでおなじみの(?)。
見てません。(見ません、でも可)
ネタの宣伝でした!!
・ 【華やかなりしとき】
僕は教科書とかノートとかプリントなどをとっておくたちだ。
高校時代のものも大量に残っており、
いろいろ見ていたらこんなものが出て来た。
JALオリジナルたまごっちプレゼント!
修学旅行でJALの飛行機に乗ったときもらったものだ。
「JALで発見!! たまごっち」といったところだろう。
当時たまごっち全盛の時代。
白たまごっちが10万円で売れた時代だ。
どこに行ってもパチもんが売ってた時代だ。
「生命の尊厳が……」とか言い出す人が出てきた時代だ。
売れに売れて、バンダイとセガの合併話が消えた時代だ。
しかし今これを見ても虚しいのみ。
「JALオリジナル、だからどうした感」が最大限に高まっている。
諸行無常、盛者必衰とはよく言ったものである。
で、写真の左下を見ればわかるとおり、
僕、応募してました。
「JALオリジナル、だからどうした感」が最大限に高まっている。
「JALオリジナル、だからどうした感」が最大限に高まっている。
「JALオリジナル、だからどうした感」が最大限に高まっている。
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7/11(日)【セブンイレブンの日】
・ 【常識】
このサイトでメモを書き始めてから、
自分の中のいろんな常識が覆される瞬間に立ち会ってきた。
2/2には漢字について、
4/13には甲子園について、
5/27には三平方の定理について、
6/25にはカルーについて、
7/7にはでないについて、
それぞれ新たな捉え方を知ることが出来た。
そして今日7/11、セブンイレブンの日に、
セブンイレブンにおいて新事実との邂逅をはたすこととなる。
前置きはともかく、これを見て頂きたい。
セブンイレブンにこんなものがあったのだ。
間違えた、これは昨日のメモで使った写真であるごっち。
こちらである。
「メロンパン」
…………
これ、メロンパンだったのか……
もしかしたら、
この棚にあるもの全種、メロンパンなのかもしれない……
メロンパンって何だっけ。
パンじゃなかったっけ。
これじゃメロンパンナちゃんのデザインも一新せねばならぬ。
これはやなせたかしにとっての問題でもあるのだ。
これまで堅く信じて疑わなかった常識を
こんなやる気のない字で覆されるとは思いもよらなかった。
ホワイトバックのシンプルな表示。
微妙に文字が左寄りなのも切ない。
真実なんてこんなものか。
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7/12(月)【内通の日】
・ 【今週の大予言】
大泉逸郎「孫」の売れ行きが通常の週のほぼ倍
・ 【実物大】
近くの某大型ショッピングモールに、
ピカチュウが来た。
栄華の、いや、映画のプロモーションらしい。
そのショッピングモールには
軽いイベントなどが行われるステージがあり、
そこに子供らが大勢集まっていた。
握手会(ピカチュウと)もあるらしい。
子供らが「ピカチュ〜〜!!」と叫ぶと、
ピカチュウは現れた……
手を引かれステージに向かうピカチュウ。
デカい。
さらに向かうピカチュウ。
子供らの前に立つピカチュウ。
やはりデカい。
ピカチュウデカい。
(この写真、子供らに無視されてるように見えるな)
ピカチュウがこんなにデカかったら、
サトシはどれだけデカいんだ。
巨人族の話だったのか、あれ。
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7/13(火)【ナナ悲惨の日】
・ 【注意しなければ】
現在、大学一回生の授業のTA(ティーチング・アシスタント)を
偉そうにもさせて頂いている。
出席を取ったり配布物を配ったり、
学生から出る質問に答えたりするのだ。
「あー、それね。それは、えーと……
……来週までに調べておくから……」
「んー、……それは先生に聞いてくれるか。」
という感じで、給料をぼったくっている。
そんなTAの「受け入れに関する規程」なるものが
TAの期間が始まったときに渡された各種書類の中にあり、
昨日何気なくそれを見ていた。
○○大学ティーチング・アシスタントの
受入れに関する規程
第15条
TAは、セクシュアル・ハラスメントをしないように注意しなければならない。
注意しなければならない。
セクシュアル・ハラスメントをしないように。
こちらがそのつもりでなくても相手にとってはセクハラになることもあり、
それに注意せよ、というならわかるが、
これは「セクハラをしてしまわないように」ではなく
「セクハラをしないように」である。
能動的な意志への注意なのだ。
セクハラしたい!! セクハラしたい!! セクハラしたい!!
でも、セクハラをしないように注意しなければならない!!!
ぬおおおおーーーー!!!!
……ということだろうか。ちと怖い。
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7/14(水)【乃至の日】
・ 【態度で示す】
♪幸せなら手を叩こう 幸せなら手を叩こう
幸せなら態度で示そうよ ほらみんなで手を叩こう
という歌があり、知らない人はほとんどいないだろう。
たいてい幼い頃から耳にしているだろうから
歌詞など大して気にも留めないと思われる。
だが、少し冷静に歌詞を見ると、
「態度で示そうよ」がひっかかる。
なんか堅くないか、態度で示すって。
態度で示す―
「そんな事を言われましても、具体的に態度で示して頂かないと
こちらとしては対処のしようがございません。」
みたいな文脈で使われそうな言葉だ。どんな文脈だ。
また、
「態度で示そうよ」の「よ」もひっかかる。
「さあ、態度で示そうよ!」
と、普段の会話では言わないだろう。
「態度で示す」が思わせるよそよそしさと
「よ」の持つ馴れ馴れしさが溶け合っていない感じだ。
普段この言葉には「よ」みたいな終助詞はつけないな、
という言葉にも、歌ならつけられるということか。
・ 【演繹】
♪幸せなら手を叩こう 幸せなら手を叩こう
幸せなら態度で示そうよ ほらみんなで手を叩こう
幸せなら、手を叩こう。
幸せならば、手を叩くのだ。
“if (幸せである) then (手を叩く)”
である。
歌ではまず、上のif-thenルールが提示され、
「なぜ幸せなら手を叩くのか。関係ないじゃないか。」
という聞き手の不条理感を喚起する。
続いて、「幸せなら態度で示そうよ」、と来る。
“if (幸せである) then (態度で示す)”
である。
ここで素直な人なら、
三段論法的に
「幸せである→手を叩く」「幸せである→態度で示す」から
「手を叩く=態度で示す」と解釈し、
手を叩くことは態度を示すことだったのか、と納得するであろう。
しかし、これは論理的に間違っている。
「態度の示しかた」は人それぞれであるはずだ。
手を叩くことは、
全人類の「態度の示しかた」のうちのひとつの事象に過ぎない。
それも、かなりの稀事象じゃないか。
幸せだー! つって手を叩く人はあまり見ない。
このような歌詞の展開では、
聞き手に「態度で示す=手を叩く」と思わせ、
可能性を狭めるような結果になりやすいと考えられる。
つまりこの歌は、
「幸せなら手を叩け。それが態度で示すということなんだよ。」
という押しつけの歌、洗脳の歌なのである。
なわけない。
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7/15(木)【内向の日】
・ 【ふぞろいのフォントたち】
こんな看板を見た。
いやもう、なんだろうね。
全てが不均一な……
狙ってこんな風には書けませんよ。
いやー、すごい。
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