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【Lucifer/Boxy "The CUP V"】

DRINKING-BEER HALL "The STRESS"C


 各部の仕上がりを確認した後は動作と命中精度を確認する番だ。マグにスーパーグレイド弾を30発詰めて、コンプレッサーにつないだ。推奨圧力設定は5.5気圧。ただし、GUNBOY1階のコンプレッサーはレギュレーターの調子が今ひとつ。気が付くと設定値よりも下がっていることが多いので、保険を掛けて6気圧設定とする。

 ノーマルのGUNならあまり試したくない圧力ではある。シューティンググラスはかけているが、念のため顔を背けてトリガーを引く。軽い。反則品のシアスプリングを使用しているためだが、調整を誤るとすぐにフルオートになる。

 軽い発射音と共にマズルから白い線が走った。続けざまにトリガーを引いてマグを空にする。キックは軽い。感触的には過度のストレスがかかっているようには思えない。手術は大成功、の予感がした。

 再びマグを満たし、9メートル先の10pプレイトを撃ってみる。これまでの自分なら、いきなり撃てば必ず1発や2発は外す。が、あっさりとクリーン。あっけないほどだ。試しに直径5pのプレイトに挑戦してみると、ざっと狙っているのにほぼ全弾が命中する。ぼくの好みよりもやや下に着弾する傾向はあるが、ジルさんのサイトインはぼくにもほぼ合っているようだ。

 それにしても、梅雨時とはいえ湿度がすごい。コンプレッサーにも水が混入しているのか、撃つたびにマズルからガンスモークのように真っ白な霞が吹き出す。時々微妙なフライヤーが出るのはそのためだ。この手のフライヤーは、特に問題ないことを経験上知っているので心配はしない。

 妙なことに、このGUNを撃つときは両腕が伸びる。これはダットサイトのマウント位置が低くなったためだろう。オープンサイトに近い感覚で狙えるわけだ。低重心故の安定感もある。スティックシフトを載せたい気もするが、アレはどうしてもマウント位置が高くなるから・・・迷っている。

 そんなこんなで始まった「ストレス」とのパートナーシップ。これからバリケ用にスポンジゴムを貼り付けたり、ムーヴァーのリード量を計算したりとやるべきことはまだまだ多い。ややデリケートなところもあるので、バックアップ用のカップガンも欲しいところだ。カップガンWを開発するのがよいか、ストレスと同じモノをもう一つ用意するか。楽しいけど難しい悩みであります。