ついに登場したショートレイル。しかも本格的なブローバック機としてだ。先行の後期型ブローバックの出来がよかっただけに、予約して入手した。思い切りよくカットされたスライドとフレームが予想以上にシャープな印象で、一目で惚れた。フレームの最も肉薄の部分なんて、クニャクニャなのだ。それを歪ませずに成形するＭＧＣの技術は、当時間違いなく業界ナンバーワンだった。ただ、せっかくのショートレイルなのに艶消しのマット仕上げであるのが玉にキズ。個人的にポリッシュする人も多かった。

　作動は快調で、パワフルではないが弾は「すぃーん」と素直に飛んでいく。しかし！買って１週間でパーツが破損し、撃てなくなった。どうやら設計上のミスで、内部パーツに予想外の力がかかるらしい。パーツを買う金ができるまでの間に改善策を検討し、注文のついでにＭＧＣに送ってみた・・・ら受け取り拒否で戻ってきやがった。現金もである。ありゃありゃ、素人が意見したら怒ったのかいな。パーツぐらいは売ってくれてもいいのにさー。と、よく見ると、封を切った形跡さえない。当たり前だ、「受け取り」拒否なんだから。あれれー、と思っているうちに、ＭＧＣ倒産の報を聞いて愕然としたものである。その後タイトーから改良バージョンが出たが、購入せず。ＭＧＣへの思いとともに、このショートレイルは壊れたままがいいと思う。

　ちなみに、ホームページの扉画像のＣｚはコレです。