マルイのエアーコッキングガンが好きだ。手軽に、気負い無く遊べるこのシリーズは、「オモチャの鉄砲」の王道を行くものだと思う。ほどほどリアルで性能はとびきり高く、価格は思い切り低いというから、貧乏だった高校生のころからずっとファンである。「安いのだからこれで我慢しろ」という部分も無くはないが、１作ごとに確実に改良され、我慢すべき点もあまりなくなってきた。低価格商品にこれだけ力を入れるところに、マルイというメーカーの発展の秘密があるように思う。最近では、「これでモト取れるんかいな」と心配になるほどの充実度なのだ。

　そんなわけで、マルイからＣｚ７５のショートレイルが出たときも迷わず買った。雰囲気を上手にとらえたスタイリング、高い命中精度。基本性能が高いマルイのエアガンに、Ｃｚのグリップフィーリングが加わって、安心感のあるモデルとなっている。常にＤＡ位置のトリガーとか、ギシギシするトリガープルとか、不満はある。ま、そういうオモチャっぽさが残っているところが個人的には好きだったりするのだが。ただ、Ｃｚの特徴である「フレームに包み込まれたスライド」のために、コッキングにコツがいる。スライド全面に指をかけると楽なのだが、今度はスライドを引ききったときに指がフレームの角に当たって痛い思いをすることになる。些細なことだとも思えるけど。

　取りあえずグリップにチェッカリングを入れて愛用している。