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〜ビアンキカップ風競技参戦記〜

GBCS第8戦 Bianchi Cup (4)


バリケードのお手本。左右とも可能な限り自然な体勢で撃っています。
スタンスの取り方は人によって色々ですが、奇をてらわず、これまた自然に立つのがいいようですね。


□□ バリケード □□

5メートル 5秒 6発
7メートル 6秒 6発

 これを左右1回ずつ行う。バリケードはつかんで撃っても構わないが、足元のボックスから出るのはダメ。

 前回の挑戦で、ぼくをメタメタにやっつけてくれた憎い敵。それがバリケードだ。悔しくて、集中練習をした結果、クリーンの確率は飛躍的に上がった。今回は自信をもって撃てるのがバリケだけというのもなんだか皮肉な話だけど。

 今回はギルモアスタンスで撃つ。ギルモアスタンスの特徴は、バリケード右側から撃つ際に、ウイークハンドに持ち替えることにある。右手はシュラウドをつかんでバリケードに固定する。左から撃つときは右利きなら誰もが左手でシュラウドをつかんでいると思う。それを左右対称にやろうというのだ。

 実際問題として、易しくはない。持ち替えることによるタイムロスもある。だが、敢えてそれをやることにした。理由は簡単だ。・・・Xカウントを稼ぐため。遠からず、GBCSも満点同士のXカウント勝負になる。その準備だ。「その前に満点を出せ」という声もありそうですが(汗)。それに、さらに重要なこととして、

「1人だけギルモアで撃ったら、ビジュアル的にオイシイやん!」

というのがある。

 顔やスタイルは今さらどうにもならんので、技で勝負するのだ。例え当たらなくても、インパクトの強い方が勝ち・・・と、コスプレに近いノリもあったりして。で、コソコソ練習していたら、とて20さんがそれを嗅ぎ付けた。「え?ギルモアやんの?ふーん・・・ふふん♪」

 あ、ヤバいなー。と思ってたら、案の定本番ではギルモアで撃った。「打倒ルシファ♪」なんて言いながら。きっちり225点をたたき出したのもショックだけど、撃つ順番の関係で、一番乗りをやれなかったのがもっと残念!

 こうなったらやってやる。とて20さん、ガチンコで勝負だぞ!・・・とその前に、写真写りも考えてグローブしなくちゃ。このフランクリンのグラブ、誰か気づいてくれる人いないかなぁ。これってビアンキに参加してた日本人のお約束だったからなぁ。いやぁ、懐かしい・・・。

 おおっと、勝負だった。

 ボックスに入って、バリケに両手をつく。本来ならもっと近づきたいが、何しろぼくのカップガンは長い。ドロウのマージンを取ると、えらく遠くなる。おまけにぼくは腕が短いのだよ。

 まずは右から。バリケから顔を出してもいいらしいけど、ぼくは出さない。ブザーとともにグリップの下半分をつかんでドロウ。すかさず左手に持ち替える。プラクティコォと同じ要領だ。右手の人差し指をシュラウドに絡め、ミミをバリケに当てる。残りの指で、ミミごとバリケをつかむ。

 練習通りに、構えただけでダットがXゾーンの中心に乗った。すでに制限時間の半分を使っている。すかさず6連射。全弾がきれいにXを貫いた。

 次に左。GUNの持ち替えも無いのに、ぼくは左が苦手だ。右目がマスターアイなのに、大きく左側にオフセットして撃つ不自然さ。そして、さらにドロウのマージンを大きく取る必要があるため、腕に余裕がなくなるということ。もし、もっと短いGUNなら、更に楽に撃てるはずだ。ま、苦手といっても5メートルなら問題なし。表情一つ変えずに、全弾をXに放り込んだ(格好いい!)。

 どよめく観衆。5メートルとはいえ、120点の12Xというのはスゴいと思うでしょ?でも、本当にすごいのは、ぼくじゃなくてギルモアスタンスというテクニックそのもの。右手がボロボロのぼくでさえ、このテクニックを使えばXが狙えるのだよ。それに、両手を使えばそれだけ右の負担も軽くなるし。いずれ、みんながコレをやるようになるんじゃなかろうか。

 7メートルは、少し乱れた。右はきれいにまとめたものの、左が・・・。とて20さんに「初弾失敗やったやろ?けどXに入ってたんだよね」と言われたが、まさにその通り。腕が伸びきってたので、思わず狙う前に撃ってしまった。それは幸いにもXに当たったのだが、それにビビって後続弾を外してしまった。結果は230点。

 ふー、やっと200点超えた。

 

☆ ルシファ@管理人流ギルモアスタンス ☆

変な日本語ですが、「ぼくはこのように解釈して実践している」という意味です。変なところがあったら指摘して下さいませ。・・・私の成績向上のために( ̄ー ̄)

バリケードに両手をついてスタンバイ。これは右側から撃つときですね。
ブザーが鳴ったら右手でGUNをドロウし、素早く左に持ち替えてシュラウドを握ります。難しい・・・ですが、決まるとこの上なく強力な味方になってくれます。それにしても私のカップガンは長いですね。何しろ、「実はデ○コン製」という噂あり(爆)。ああ、これでもっとハンサムだったら・・・。
左からもこの通り。第5戦の写真と比べると、撃ち方に余裕があるのがわかるかな?


☆    ☆    ☆    ☆    ☆    ☆

ジル・ビル・27さんは、タクティカルでもバリケを活用します。器用なんだから・・・ゴールドフィンガー?ちなみに管理人のあだ名は「黄金の舌(謎)」
スタンバイに入るとき、チラッとターゲットを見る、O.B.1さん。「えーと、ターゲットセンターはこの高さか・・・」攻めるときは怒濤のごとく。ですが、そこまでの下準備はあくまで冷静に。
歯切れのよい、親方のシューティング。どうですか、この腰の入り方!熱中する姿に「漢(おとこ)」を感じます。ま、私は当然女の子が好き。
柴さんのドロウ。左手が残っていますね。一般に、バリケを利用して撃つ人は、片手を残すケースが多いようです。
初号機さん。ここ数戦、なかなか本領を発揮させてもらえないようです。フラストレーションが溜まってるのかな・・・それが爆発するとき、歯止め無く趣味にのめり込む人生がスタートするのです・・・。
ちゃれたさん、何か格好良くないですか?なんというか、いい感じじゃないですか。ベレッタ、もう身体の一部ですね。だからって、ズボンのチャック開けて、「ほらM9のスライド状態♪」なんて言うのはやめましょう。・・・・それは、私♪♪
期待の新人:池ちゃん。とにかく練習熱心、しかもハイティーンのしなやかな肉体。スピードと反応の鋭さは、おぢさんたちは誰もかないません。でも・・・勝負って厳しいでしょ?もっともっと悔しい思いをして、本当の強さが身に付くのだよ。
とて20さんは、さすがにベテランの味。闘争心が身体の動きに現れている池ちゃんと対照的です。闘争心をストレートに出さずにうまくコントロールする。クルマのアクセルと同じで、オンとオフだけのコントロールでは、十分に力を出すことができません。その「強さ」をどんな練習で身につけるか、ということですね。

 とて20さんもギルモアで撃ちました。さきにやられて悔しいので、せめてレポート中では私の方を先に紹介♪(コドモかい・・・)
 ところで、同じギルモアといっても、微妙に違うのがわかりますか?私は人差し指を「引き寄せる」方向に、とてさんは反対にバリケに「押しつける」方向に力をかけています(多分)。私は直接GUNを押しつける力よりも、右手全体でバリケを「つかむ」力を重視しているというわけですね。
ジル・ビル・27さんも、バリケ用にGUNを加工しています。シュラウドはありませんが、ミミを付けて、左手の平をガイドにしてバリケに押しつける作戦。・・・ですが、このやり方では狙点の微調整やキックのコントロールが難しいのでは・・・と思ったら、試合後シュラウドを作り始めたようです(笑)
ちゃれたさん、新しいダットサイトの調子は?「頭が重い。フラフラするぅ〜」大径ダットサイトの宿命ですね・・・M9は軽いから余計にそう感じるのかも。よく見たら今日のカラーコーディネートはトリコロールですね。
○福嬢、ついにオープンクラスに出場!山口遠征もコレで出るんでしょ?ん、重い?うーん、マウントの重量もバカにはできません。ところで・・・そのお腰に輝くのは、ケ、ケインのレースホルスタ!?
モザイクかけてるのが残念なくらい、りりしいてっちゃんの表情です。いつもニコニコしていますが、集中するとこんなに厳しい顔になります。男らしい?いえいえ、女性だって、しっかりりりしい顔になるものです。
たかさんのチャンピオンシップ、ついに本戦に登場!・・・なのに謎の給弾不良が。さすがに自然なフォームが決まっています。
M1911さんは、仕事をさぼってマッチに参加。大変ですねー。「いやー、上司には『ウ○チしてきます』と言って抜け出して来たんですよー(^^)」・・・そんなに長いトイレはありませんって。あんまり長いと、強制的に入院させられるかもしれませんよ。はい、フィクションです(笑)。M1911さんはこの後、ちゃんと仕事に行きました。途中までしかしていないので、続きは仕事帰りにやるそうです。

☆一言で「レディポジション」と言っても千差万別。それぞれのシューターの「狙い」が垣間見られて、面白い♪

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