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〜スティールチャレンジ風競技参戦記〜

GBCS第7戦 Steel Challenge参戦ヨタ話(3)


ステージ2のレイアウト。移動時のマズルコントロールに注意!
左のボックスから青円内の2枚をヒット後、右ボックスへ移動。
右ボックス内から黄円内の2枚をヒットして、最後にストップターゲット。


□□STAGE 2□□

 セカンドステージは移動のあるステージだ。ファーストステージでは使用しなかった、左右2つのボックスを使う。まず左側のボックスにスタンバイ。ステージ左半分の2枚のターゲット(プレイトとラクタングル)を撃ってから右のボックスに移動。そこから右半分の2枚のターゲットを撃ち、最後に中央のストップターゲットを撃って終了だ。ちゃんと2枚ヒットしてから移動するのと、ストップターゲットは最後に撃つというポイントを守れば、左右2枚ずつのターゲットを撃つ順番は自由。

 動きがある分ハデで、スティールらしいエキサイティングなステージだが、移動中のマズルコントロール(銃口の向きの管理・・・もちろん安全のため)等、注意すべき点がずいぶん増える。エア仕様にコンバージョンしてあるぼくは、移動中にホースを引っ掛けないかとヒヤヒヤ。

 こういうステージでは、ボックス間の移動でタイム差が出てくる。素早く移動するのがいいのはもちろんだが、この場合の素早さは必ずしも「速い動き」を意味しない。動作それ自体が速くても、効率が悪ければ単なる無駄。最低の歩数でヒタヒタッと移動するのが最速の方法だと思う。

 このあたりは、直前に入手したPOW山口スティールチャレンジのビデオで研究済み。上手い(速い)シューターの動きは、無駄がない分かえってゆっくりにさえ見えることもわかった。最初のボックスの構え方、そこからの移動、そして移動後の身体のさばき。当然両足がボックス内に入っているか目視確認なんてしない。予定の歩数歩けば必ず予定の場所にいる────ほとんど能の舞手の世界だね。

 それに。ビデオで研究した限りでは、とて20さんはこの移動に弱点があるみたいだし。よぉし、ぼくの頭に移動の要点は叩き込んだ。とて20さん敗れたり!

 ・・・「頭に叩き込む」のと「身体に叩き込む」のは全く別の話だということがよくわかりました。え?タクティカルとオープンの両方ともですよ。バタバタ走って、移動後に何故か爪先立ちになっちゃって、そのまま撃ったりなんかして。お前はバレリーナか。

 エアのホースをうまくコントロールする工夫をしなくちゃね。遠征では腰にグリーンガスを吊るので問題ないみたい・・・このあたりがヒントになるかな?


連続写真でM1911さんのアタックを見てみましょう。
わずかな距離ですが移動があると緊張します。

この後ろ姿・・・オレンジボムから参加のA.1さんです。お腰に下げているのは、デ、デザートイーグル!簡単にダットサイトが載るので、オープンクラスにも出てみます?「DE用のレースホルスタなんてどこにも売ってないのよ」・・・ごもっとも。よく当たるだけに固定サイトなのが惜しい!

☆☆レンジオフィサー初体験♪☆☆

 さてさて。このセカンドステージでは、撃ち終えたシューターが次の選手が撃つときのレンジオフィサーを務めることになった。タイマーは操作が面倒なので慣れてるスタッフにお願いすることにして、シューターへのコール(「指示」ね)を交代しながら体験してみたというわけ。

(当たり前だけど、レンジに入るときはGUNはホルスタに。マグは抜いておくこと。チェンバーも空ですよ)

  @ Load and make ready. 「GUNに弾込めて発射準備を整えなさい」
                ここで初めてGUNを抜く。オートだったらマグを差し、チェンバーに装填してセフティをかけ、
                ホルスタに戻す。ハンズアップ。

  A Shooter's ready.   「シューターは準備完了やね」→まだの時はNot ready.と言って進行を止めるべし。

  B Stand by.       「んじゃ、よーい!」
                身体を動かしちゃダメ♪

(ここでブザーが鳴り射撃開始。撃ち終わってもマズルはターゲットの方向に向けておくこと。
勝手にホルスタにもどさないようにね)

  C Unload and show clear.「じゃ、弾抜いてチェンバーも空にしてちょ。んで空になったのを見せてくれる?」
                マグを抜き、スライドを引いてチェンバーをクリア。空のチェンバーをオフィサーに示す
                ・・・といってもマズルはターゲット方向に向けたまま。

  D Hammer down,Holster. 「では、ハンマーを落として。それからホルスタに戻してね」
                 スライドを戻し、マズルをターゲット方向に向けて空撃ち。

  E Range is Clear.    「レンジの安全を確認しました」

  F Out.          「レンジから出ていいよ」
                 次のシューターと交代。

 これはスティール用の一例なので、ビアンキカップなどとは微妙にコールの内容が異なっている。競技団体によっても細かいコールは異なっているだろうが、大筋の流れは似たようなものだ。実際に指示を出してみて、自分でも「オレ普段こんなことやってるんだ」と驚いたりして。いつも無意識にやってる動作を改めて見直せて面白かったな。

 これは過去のGBCSで安全管理に甘い面があったのを、レースガンのパーツでお世話になってるヴァレリー工房のヴァレリーさんから指摘していただいたのを受けて、勉強会として今回トライしたものだ。当のヴァレリーさんは「不躾な指摘をしちゃって・・・」なんて恐縮されてたが、なんのなんの!たとえ知り合って日が浅くても、大事なことを伝えてくれるのが趣味の仲間のエエところですがな♪GBCSの発展を期待していただいてるのが伝わってきて、「やー、GUN趣味続けてきてよかったナ」という思いで一杯になりました。

 つまんない事故で、楽しい趣味が台無しになってからでは遅いですから。これからもこういう勉強会をやりましょうね。ね!・・・そういえば、ぼくが某遊戯施設に行かなくなったのは、客のマナーが悪くて、しかもスタッフがそれを全然注意しなくて、結局セフティゾーンが全然安全じゃなかったからだったな。「今は昔」の話、だけどね。

 

ジル・ビル・27さんが、キュキュッっとブレーキをかけながらシューティングのモーションに入ろうとしています。ブレーキングでのロスを出さないギリギリの移動速度・・・研究するなら、深いなぁ。

B.R.さんはグロックで挑戦。タナカ?KSC?ホントは小さいGUNが好きらしく、シュートオフではPPK/s(!)を持ち出していました。え、チーフも好き?全身に隠し武器満載じゃないでしょうねー(笑)

カラスさん。どうですか、この美しい立ち姿!でもGUNは不調だそうで。GUNBOYに工具一式持ち込んで、トラブルシューティングしますか。5000発も撃てば・・・壊れたりして(爆)

○福嬢、走る!次の移動を考えて撃たなくてはいけませんが、気ばかりはやりすぎると思わぬミスをします。

ルシファ@管理人です。今回からエアー仕様にして初速の安定性を高めています。環境にも優しいし♪・・・でも、移動があるステージではホースが気になります。○ヴァンゲリオンを思い出したりして。
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