remove
powerd by nog twitter

その15 ガレージモディファイ編【DIYで内壁を貼ってみる】

2006.3.25

 前回の床塗りから随分経ってしまいましたが、ガレージDIYは少しずつ進んでいます。結婚したりしたので、その準備やら新生活のドタバタやらで趣味にまで手が回らなかったというのが実情です。家庭と仕事、そして趣味生活を両立させている方たちはすごいな〜、と今になって思っています。これで子どもが生まれたら・・・それはそれで楽しみですね(笑)。

 さて、壁貼り作業ですが、これはスチールガレージ建設当初から予定されていたものです。外観は味気ない物置風ですが、中は憩いのウッディー空間にしたいと思っていました。クルマの整備作業はあまりしないつもりなので、雰囲気重視で。ガレージライフ誌にあるようなショールーム的なものは不可能でも、愛車が映える演出を工夫したいと考えています。

 個人的な考えですが、大事にしたいのは変に「高級感」を求めないこと。ニセモノ(あえてそう表現します)の素材を使った「一見○○風」は、かえって貧乏くさく見えたり薄っぺらでみすぼらしい感じを受けるんです。例えるなら・・・ラブホとか(爆)。もう少しまともな例を挙げるなら、最近の住宅に使用される建材って「○○風」なものばかりでしょ?大理石風とか、木目調とか、漆喰風壁紙とか。それはそれで綺麗だし、安くて快適なんだけど・・・せめて趣味の世界くらい見栄を張るのはやめて、貧乏ガレージをありのままに楽しみたいわけなんですね。ま、偽ロレックスを身に付けたいと思わないのと同じ気分、といえばわかっていただけるかな?もちろん、ここまでのお話は私の個人的なテイストですので、好みが違う方々を非難したり中傷するものではありません。要は自分の方向性に会わせて自由に楽しんだ者の勝ち、ということですね。

ではコンセプトを決めましょう。

@ 安く仕上げ、見栄えはほどほどに。
A 基本的にガレージ本体には穴開け等の加工はしない。

決めたのは、たったこれだけ。使用する工具は充電式のドリルドライバー(非インパクト)と手ノコくらい。はたして完成するのか!?



 結論からいえば「ほぼ完了した」んですが(爆)。06.3.25現在でここまでできています。本日納車の156を早速納めてみました。コイツの購入が急遽決まったのでバタバタしてて作業が進まなかった・・・ということもあったりして。

 作業としては、まずガレージ躯体に杉材のフレームを取り付け、そこに針葉樹合板(構造用合板)をコーススレッドで固定していく、という方法を取りました。そのために杉の40ミリ角材を15000円分くらいと、サブロクの針葉樹合板を30枚購入しました。

 針葉樹合板は木目が綺麗なのと、合板とはいえ木材らしさに優れているので選びました。もっとも、予定では黒く塗装するつもりなので、せっかくの木目も陰影を生む効果しか期待できませんが・・・。丈夫なのはいいのですが、硬くて重くて扱いは大変です。


 「ガレージ躯体に穴開けをせずにフレームを固定する方法」について、不思議に思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。ネコの「DIYガレージング」で紹介されていた方法でも、タッピングビスで木片をガレージに留めてから壁材を打ち付けるというもので、結果ガレージへの穴開きは避けられませんでした。ですが、錆びやすいスチールですから可能な限り傷は付けたくない・・・と悩みに悩んでいたときホームセンターで見つけたのが2枚目の写真にある金具です。

 TYガレージは柱構造なので、外壁と柱を固定するボルトがあるわけですが、そこにこのプレートを共締めすると、写真のような状態になります。ここに縦柱を沿わせる形でコーススレッドで固定すれば、ほら穴開け不要で柱を立てることが可能!1本の柱に2〜3枚使用すれば十分な強度が出ます。

 このプレート、実は単なる柱の倒れ防止で、実際の荷重は柱それ自体が受けることになるので、躯体の壁には殆ど負担が掛からないようになっています。柱はガレージの土台(一番下にあるスチールのフレーム)に乗っているので、負担ゼロとはなりませんが、上物への影響は心配しなくていいようです。1枚目の写真で一部壁貼りが完了していない部分にも固定用プレートが見えていますから参考にしてくださいね。 
 

 というわけで、比較的単純な作業でスチールガレージのイメチェンを図れることが実証されました。奮発してちゃんとした壁材を打ってみるとか、塗り壁にしてみるとか、貼りレンガを使ってみるとか、アイデア次第でどんなモディファイも可能だと思います。今回は予算の関係で断熱材を入れませんでしたが、もちろん入れるのが望ましいです(苦笑)。さすがの私も、天井には入れるつもりです。ちなみに、1番シャッターに近い1ブロックだけ壁を貼っていませんが、これはセンサーの関係や風雨にさらされる可能性の高さを考慮してのことです。が、気が変わって後から貼り込むかもしれません。

 実は購入する156の色がなかなか決まらず、壁の塗色も決められなかったのですが、クルマがシルバーならダーク系でいけそうですね。どうやってアクセントを付けようかと思案中です。ガレージ前が土のままなので、雨の後は写真のように泥が大量に持ち込まれるのも頭の痛いところ。ま、焦らずボチボチとやっていきましょう。 

 さーて、次のDIYは天井張りやなぁ。オーバースライダーをクリヤするのは大変なのよねん。



BACKGarageNEXT