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その5【仮住まいにて】

  それまで住んでいた自宅を取り壊すのですから、新居完成までは仮住まいです。幸い、知人の旧宅が空き家になっていたのをお借りすることができました。わざわざ掃除をしていただいたり、庭の雑草まで除いていただいたり、人の厚意のありがたさを、あんなに感じたことはありませんでした。

  当初半年の予定で借りたのですが、工事の遅れなどから最終的に10ヵ月も住んでしまいました。建物は古いのですが、幼い頃に住んでいた借家(古い農家だった)と感じが似ていて懐かしく、妙にうれしかったものです。敷地が広くて、上手くやるとクルマ6台は駐車できます。周囲は自然に恵まれ、四季折々に美しい景色が楽しめるのもポイント。傾斜がきつい地形なので、ランニングでも散歩でも、かなりの運動になります。ただ、山際だけあって、害虫類は大型で強力でした。その点を除けば快適でしたね。

  裏庭に納屋があって、「ここも使っていいよ」と言っていただいたので、荷物とバイク、自転車などを入れさせていただきました。農家の納屋だけあって、頑丈で中が広い!床を汚したり、オイルやケミカルの臭いを気にして、中での作業はしませんでしたが、『屋内の空間の便利さ・ありがたさ』みたいなものは十分に感じることができました。

  素朴な納屋風の木造ガレージ、いいな。扉は木の吊り戸にして、木工でワークベンチやら棚やらを作って・・・・。黒い柱と漆喰の壁。床は紅いペイント。うーん、なんともジャパネスクな配色じゃありませんか。

左手に見える建物が、納屋です。引っ越しのために片付け中の写真なので散らかっていますね。中庭が広いのがお分かりでしょうか。軽トラの後ろにちらっとチェイサーの姿が見えます。
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