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【Lucifer’s “DNA−G4”(作りかけ)】

2003.4.27

 2001年11月30日に自分のHPを開設した。以来、ネットでお友達になった方も増え、その中の幾人かとは実際に一緒に遊んだりしている。大阪のGAKUさんは、直接お会いしたことはないが、私のシューティング趣味の世界に欠かせない友人の1人だ。ブローバックガスガンのハイチューンにはズブの素人だった私に、ご自身のノウハウを惜しげもなく伝えて頂いた。私の仲間もそれを参考にし、E県のレースチューンのレベルは格段に上がった。マッチは純粋に「勝負」の世界だけど、「楽しいことや自分のアイデアを独り占めにするのはもったいない。ノウハウは共有して、みんなで趣味の世界を楽しもう」というGAKUさんの姿勢には感銘を受けた。

 様々な世界に、「秘伝」やら「マル秘」事項がある。TVのラーメン特集やF1見ればよくわかると思う。それを開発し、熟成させるために要した労力は称賛に値するし、秘密にしたい気持ちもよくわかる。それだけに、「今はまだ小さいシューティングの世界を広げていくために」と、貴重なノウハウを公開したくれたことには驚きもし、感謝している。せめて、それを使用する際には、膨大なデータから最適値を割り出し、試行錯誤を繰り返してきた先人たちに感謝の気持ちを忘れないようにしたいものだと思う。

 ま、私自身がケチだから、よけいにそう思うのかも知れませんが(^^;

 さて、今回製作したのはGAKUさん製作の“G4”というモデルのノウハウを参考にしたもの。G4はデザインも仕上げも美しいが、その機構だけをいただき醜くコピーするとこんなになるという例(笑)。スライドに怪しい筋が走っているのが判ると思うが、実際に動くのはここから後ろの部分だけである。当然、通常の方法ではリコイルスプリングが収まらないので、インナーバレルがリコイルスプリングガイドを兼任する構造に作り替えてある。スライド前部とコンプは一体の「マズルブロック」。シンナーバレル先端をしっかりと固定する。ブロック自体もフレームにネジ留めされ、ビアンキのバリケで掴んで撃てるほどに剛性は高い。

(写真左)
 マズルブロックの上部に小穴があるのが判るだろうか。インナーバレルスぺーサー兼コンプ固定用のパイプの抜け防止にイモネジを入れてある。ちなみに、コンプとパイプは瞬着とプラリペアで留めてあるだけ(汗)・・・たぶん大丈夫。短く切りつめたスライドにも1本だけイモネジを入れてみた。安全策というより、スライドの負荷が大きすぎる場合には、イモネジ周りに変形が出る構造なので、一種のインジケーターです。

 本来リコイルスプリングガイドが通っている場所には、アルミパイプと真鍮棒を組み合わせた「骨」が入っている。アルミで作れば格段に軽くなるのは分かっているが、当座は頻繁に分解組み立てをする必要があるので、ネジ山が・・・である。雌ネジを切った鉄のスリーブでも入れればいいんだろうけど。おかげで、こんなに細身なのにカップガン並みの重量があったりして。気に入った!(苦笑)

 今回のGUNの基本コンセプトは「リサイクルGUN」である。私が初めて実戦に投入したチャンピオンシップは、いつの間にやらガタガタになってしまった。部品取り用にして別のを新調することも考えたが、妙に愛着があって捨てられないわけよ。グリップのパテ盛りも甘くて、今なら絶対こんな盛り方はしないのだが、これも青春の思い出だ。何とか新しい命を吹き込めないものか・・・と考えている時に、以前から興味があったG4の構造を模倣した実験機にすることを思いついた。が、あくまで実戦で使う実験機。余計な金はかけられない。

 そんなわけで、GUNの部品で新しく購入したものは1つも無かったりする。買ったのはホームセンターで売っているものだけ。一見普通のチャンスペで、「何か変だな」というのを狙いたかったし。とはいえ、ロングスライドのシルエットも好きなので、廃材でブロックを製作してコンプと置きかえるかもしれない。

追伸:まだ製作途中・・・なのですが、別にお化粧なんてしませんよ。あくまで「道具」です。ジュラルミンのブリーチも買ってあるけど、加工するヒマが無くて装着できてません。微調整が終わったら、もう少し詳しくディテールを紹介しますね。