幻海散る！５０年目の決着 （前半）戸愚呂・弟はかつて、老いと共に失われる強さに怯え、自らの魂を売ってまで強さを求めた。そんな彼には老いにより強さを失った幻海の姿が許せなかった。二人の力の差は歴然だが、、幻海は命を賭け挑もうとする。 （後半）遂に、宿命の対決に決着が。圧倒的な力の前に死を迎えた幻海。その横たわる体に、幽助が駆け寄る。悲しみと怒りを抑え切れず、幽助は戸愚呂・弟に襲いかかる。一方、ぼたんや蔵馬たちも、幻海の死を感じとっていた。

嵐の前！悲しみを越えて （前半）幻海の死を悔やみ、立ち直る事の出来ない幽助。蔵馬たちもそれを察してはいたが、決勝戦を前に自らの技を極めるために余念がなかった。その時、蔵馬と桑原の前に浦御伽チームの魔闘家・鈴木が現れた。その目的とは？ （後半）暗黒武術会の決勝を前に、左京は遂に大会に優勝した後の目的を語る。人間界が危なくなるその計画とは？その頃、未だ悲しみに沈んでいた幽助の前にコエンマが現れた。幻海からの伝言を聞き、幽助は…。

波瀾の決勝戦開始！ （前半）決勝前夜、思い思いに自らの技を再確認していた幽助たち。いつになく落ち付いたその様子からは強さへの自信が窺える。いよいよ、最強の相手・戸愚呂チームとの戦いを目前に、各自それぞれの時間を過ごしていた。 （後半）ついに決勝が始まった。しかし、両チームともメンバーが足りない？？戸愚呂チームの五人目のメンバーとして現れたのは左京だった。彼は言う、“大将の私まで回ってくることは無い”と。その言葉を聞いて、浦飯チームの大将が現れた！それは…！

爆裂！目覚めた妖狐 （前半）鴉に触れると妖気で内部破壊されると読んだ蔵馬は、距離を置く作戦に出た。それは以前、魔闘家・鈴木から得た薬で妖狐の姿に変わる為の時間稼ぎでもあった。蔵馬の攻撃に余裕の鴉は更なる攻撃を仕掛けてくる。 （後半）鴉の爆撃を浴びた瞬間、妖狐蔵馬が姿を現す。妖力は以前よりも強く、その威力とは鴉の攻撃をいとも簡単にかわしてしまう程。更に魔界の「オジギソウ」で一気に鴉を追い込む…。勝負はこれで決まるのか？！

決死の蔵馬！最後の手段 （前半）妖狐の魔界植物に飲み込まれた鴉だったが、巨大な爆発と共にその姿が…。マスクが外れ、妖力で体全体が爆薬庫のようになった鴉の力は圧倒的だった。またも爆弾で襲いかかる鴉。その衝撃に妖狐蔵馬は耐えられるのか？ （後半）蔵馬と鴉の戦いはいよいよ激烈を極める。鴉の猛反撃に元の姿に戻ってしまった蔵馬。ダメージもかなり受けて、体の自由が利かない。絶体絶命の危機に蔵馬は命と引き替えに最後の攻撃を放つ。勝利を手にするのはどちらか？

脅威！鎧を外した武威 （前半）蔵馬の勝利！と喜ぶ幽助たち。しかし、審判の判定は予期せぬ展開で覆された。第二試合は飛影ＶＳ武威がぶつかり合うが、黒龍波を極めたという飛影はどんな戦い方をするのか？巨大なオノを振りかざす武威に飛影は？ （後半）飛影の片腕に前よりもきつく包帯が巻かれていた。この意味を知る蔵馬は驚きを隠せないでいた。二人の戦いはまだ始まったばかり。相手の力を窺うだけの武威に怒った飛影は“本気でこい”と…。その言葉に武威は鎧を外す。

究極奥義！ほえろ黒龍波 （前半）ついに炎殺黒龍波を出す飛影。腕から強烈な妖気と共に呼び出された黒龍は、以前のパワーとは比べ物にならない。会場を暴れまくる黒龍に武威も受け止めようと必死だ。勝負はこれで決まってしまうのか？ （後半）武威は黒龍波をはじき飛ばす。結果、飛影は黒龍に飲み込まれてしまう。勝利を確信した武威だったがその時、消されたはずの飛影の姿が？！余裕に満ちたその姿からは更なるパワーが伺いしれる。

戸愚呂兄の不気味な影 （前半）戸愚呂・兄ＶＳ桑原の対決が始まった。不気味な戸愚呂・兄を前に弱気を隠せない桑原だが、試合が始まると先手必勝とばかりに、鈴木にもらった試しの剣で相手を真っ二つに切り裂く。勝負は決まったかに見えたその瞬間、逆に桑原が…。 （後半）真っ二つにされたはずの戸愚呂・兄がもう一人！？驚く桑原に追い打ちをかけるように、彼は幻海の死の事実を話し始める。残酷なまでのその説明に呆然としつつ、すべてを理解した桑原は怒りを露にする。

怒り爆発！桑原の反撃 （前半）自由自在に身体の形態を変化させる戸愚呂・兄。桑原が試しの剣で幾度切り裂いても元に戻ってしまう。怒りの頂点に達した桑原の能力に変化が？霊剣の形が変わっていく！新しいその武器を手に戸愚呂・兄を倒すことが出来るのか？ （後半）戸愚呂・弟と幽助。因縁の戦いが始まった！！この戦いに終結すべく、戸愚呂チームのオーナー・左京は、“戸愚呂の敗北に自分の命を”と賭けに出る。そしてコエンマまでもが！暗黒武術会のクライマックスとなる試合が今、始まろうとしている。