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■ジルオール インフィニット


Zill O'll ~infinite~

主人公=自分として世界に入り込める、世界を動かす実感のあるフリーシナリオRPG。
プレステ版が大好きだったので、リメイクに小躍りしました!
プレイしてみると、シナリオがかなり追加されていて終盤はほとんど別物。
仲間になるキャラやキャラ毎のEDも増え、前作をプレイしていても楽しめます。
システム的にはもちろん、大幅に向上(笑)
気になっていたけど今更プレステ版やるのもなぁ〜という方にもオススメです。

あらすじ  システム面  ストーリー面  キャラクター  総評


◇あらすじ

バイアシオン大陸・・・そこには、ディンガル帝国・ロストール王国の二大国を中心に、大小様々な勢力が栄えている。
主人公は、このバイアシオン大陸のどこかに住む少年・少女。
彼らはそれぞれの目的・事情によって、一人の冒険者として旅立つ・・・瞳に無限の可能性を宿して。

竜王の覚醒。大陸統一の動き。二大国の争い。魔王復活へ向けての暗躍。
ただの駆け出し冒険者だった主人公は、力をつけ大陸一の冒険者と呼ばれるようになるに至り、否応なく歴史の流れに呑み込まれていく。
どの勢力につくか?何を討つか?・・・・選ぶ道はあなた次第。
バイアシオン大陸に降り立ち、無限の可能性を秘めた冒険に旅立とう。

という話。

◇システム面

プレステ版でどうしても気になったのが、ロードの遅さ。
「これがなければ・・・!!」とどれだけ思ったことか。
インフィニットではこれがすっきり解消!!!・・・はされてなかったですね(笑)
大幅に改善されたことは確かなのですが、街で画面が切り替わる時や戦闘開始時に少し『止まる・固まる』感がある。
とはいえ、我慢できなくはないところまで来ただけで、個人的には大きな進歩。

グラフィック面では、背景が驚くほど綺麗になっていました。
美麗グラフィックに慣れていると少々レトロ感を感じるかもしれませんね。
でも私は、そんな懐かしさを感じる地味さが大好き。

同じく、ポリゴンもプレステ版に比べると綺麗になっていますが、今の技術からするとどうなの?という程度。
無双シリーズを見るにもう少しがんばれるんじゃ・・・と思うんですが、ポリゴンの美しさなんて正直このゲームには関係ないんですよね。
キャラの外見じゃない。台詞その他諸々から描かれる、人物造形にはまる(萌える)ので。

戦闘は、さくさくっとテンポよく進むので良いかんじです。
オーソドックスなターン制ですが、素早さが早いとダブルアクション・トリプルアクション(同じターンで何度も行動)も可能。
何が良いって、なんと戦闘でのモーション・エフェクトをボタンで飛ばせるんですよ(笑)!!
こーれーは、戦闘を早く終わらせたい時には嬉しい。音だけでHPが減っていきますが。

成長には、レベルUPに加えソウルシステムを採用。
ギルドの依頼やイベントクリアで得られるソウルポイントを、パラメータに振り分けることによりソウルを獲得。
そしてソウルを宿すことにより様々なスキルが得られ、レベルUP時の能力上昇値が決まります。
つまり、魔術師系に育てたかったら魔術系のソウルを獲得して宿すことにより、魔法を唱えるスキルが得られ、レベルUP時には知性が多く上がるという具合。
ソウルポイントは戦闘では得られないため、どのパラメータに振り分けてどのソウルを得るかということが、キャラの育て方を決めることになります。
主人公はともかく各キャラにはもちろん向き不向きがありますが、早い段階で仲間になれば魔術師系をムキムキ戦士系にすることも可能(笑)

インフィニットではチュートリアルが入って初めてプレイする方にも親切になりました。
また、ソウルポイントとスキルポイントが次の周にもちこされるのは、繰り返しプレイするのが面白いジルオールでは嬉しい!!

◇ストーリー面

フリーシナリオシステムを採用。
このストーリーシステム・それに絡んでくるキャラそれぞれの物語がジルオールの全てと言っても過言ではないです。

主人公は男女3種類毎6つのスタートを選べ、髪の色もカスタマイズ可能。
所謂無個性の『喋らない』主人公(たまに独白しますが)なので自分の分身型ですね。
はっきり目的が決まっている主人公もいれば、とりあえず出てきちゃったので情報集めますかというアバウトな主人公もいる。
最初は「え、何をしたらいいの?」と戸惑うかもしれません。

でも、何をしてもいーんです!!
一人の冒険者として、好きな街へ行って、好きな仕事を請け負って、色々な人に出会って、強くなっていけばいい。
フリーシナリオといってもおおまかな流れは決まっており、そのうちポイント毎に大きな歴史的事件が起こりますのでご安心を。

どの勢力につくのか、つかないのか。事件にどうやって介入するか、もしくは介入しないか。人物に協力するか、関わらないか。
それを決断するのがプレイヤーです。
どの勢力につくかにより、違った視点で歴史を見られる。事件に介入することにより、違った結果が得られる。人物に関わることにより、その人を深く知り、時には その運命を変えることができる。

大きな流れの中を、自分の決断で泳ぎ切る。
プレイする度に違った展開、新たな発見があり、物語に深みが出る。その世界に存在する一人であるようにはまりこんでしまう。

それがジルオールの面白さなのだと思います。

◇キャラクター

旅の途中で出会う登場人物は数十人。仲間だけでも20人以上。
個性豊かなキャラクターは間違いなくこのゲームの魅力です。
それぞれの設定がしっかりとしているので(*設定集の感想)思わず入れ込んでしまう。

しかし、必ず出会う主要人物も何人かいるものの、関わらない・・・うっかりすると会いもしない人物もいる。
仲間になってからでもイベント次第ではお亡くなりになったりもする(笑)

だからこそ、「この人に会って、今度は助けたい」「もっとイベントを起こして深い話が聞きたい」「このラブ台詞が聞きたい」と どんどん深みにはまってしまうのですよね。

それをしっかり見越してか、ネオロマ並みに各キャラ(仲間のみならず)との個別EDを見られます。
しかも、キャラクターによっては主人公の性別でEDが違うという手の込みよう(笑)
わかってるな、コー○ーさん!!

ちなみに私のご贔屓はレムオンです。
ねたバレOK。レムオンに偏りまくりの(常に自分が)大興奮プレイ日記はこちらからどうぞ。

◇総評

システム面・特にグラフィックでは、同時期に発売されているソフトに比べると劣ると思います。
しかし、それを補って余りある魅力がこの作品にはあると思う。

美麗なグラフィック・圧倒されるムービー。
それらがシナリオと組み合わさって素晴らしい作品になっているものは確かにたくさんあります。
私も素直に感動するし、大好きな作品もある。

けれども”それだけ”で満足してしまって、ゲームとしての面白さ・プレイ後の充足感が減退しているものも少なくないと最近は感じてしまう。
”見せよう”という方向性だけが強いと、見せるものが全てになり、シナリオやキャラクターの深みがなくなってしまうように感じるのです。

無印のジルオールをプレイした時、当時としてもどうなの?というグラフィック・操作性にも関わらず思い切りのめり込みました。
それは、
プレイする毎に、その世界を知り人物を知る魅力に溢れていたから。
しっかりとした設定があった上で、ささやかな情報からその深みを想像する喜びがあったから。
自分が主人公に一体化して、毎回違った冒険できる楽しさがあったから。

だと思います。

ゲーム本来の面白さってなんだろう?
思わずそう考えてしまうような、原始的な魅力があるゲームだと思いました。


とはいえ、「誰がやっても面白い!」というよりは、「合う人にはすごく面白いです」としか言えないんですが(笑)
ええっそんなオチ!?と自分でも思いつつ、私は面白かった。大好きだ。 とだけ言い切って終わりたいと思います。
ジルオールよ・・・永遠に(愛)


update:2005/10/6

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