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■ヴァルキリープロファイル2 シルメリア


B000FIQSJY ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア-
スクウェア・エニックス(*公式サイト) 2006-06-22


ネタばれ可・プレイ済みの方はヴァルキリープロファイル2 シルメリア プレイ日記もどうぞ♪

あらすじ * 感想 * キャラ語り * 最後に

◇あらすじ

神の為に戦う勇者「エインフェリア」の魂を選定する者・・・戦乙女『ヴァルキリー』
運命の三女神と呼ばれる彼女ら姉妹は、普段は人間として暮らしているが、時が来ると一人がオーディンに選ばれ人間から転生し神族になる。

しかし三姉妹の一人であるシルメリアは、とある出来事の中オーディンの命令に疑問を抱き、反抗してしまう。

その事態を重く見たオーディンは「王呼の秘法」でシルメリアを強制的に人間へと転生させるが、秘法の発動は不完全であり、シルメリアの魂はディパン王女アリーシャの中で密かに目覚めていた。

シルメリアの精神を宿していることで、王国を放逐され古城に軟禁されるアリーシャ。
しかしそこに、シルメリアの覚醒に気づいた神界からの追っ手が差し向けられる。

シルメリアの力で何を逃れたアリーシャは、主神オーディンがディパンへと手を伸ばす危険を示唆され祖国を目指すが・・・・


◇感想

システム周りについては、肌に合う合わないはありましょうが特に問題なし。
ただし、チュートリアルはFFほど親切ではありません。

ムービーは繊細な中にも、デフォルメされた2次元上の可愛らしさがあり充分萌えられました(←何なのその判断基準)
通常のグラフィックも、操作する手を思わず止めて見惚れるほど綺麗。
音楽も前作ほど重くて暗くて印象深いものではないですが、ばっちり世界に合ってました。

街とダンジョンは、奥行きは感じられるものの基本的に横移動のみ。
最初は「えー!?」と思いましたが、慣れるとわかりやすくて良いですね。3Dに疲れた方にも優しい仕様です(笑)
ダンジョン内は踏破した部分にしっかりマップがつき、迷うこともありません。

アクション性も、今回はそれほど強くないように感じました。
宝箱を制覇しようとするとかなりの思考力とテクニックを要求されるのですが、ストーリーを進めるにはそれほど苦労しない。
その難易度設定が絶妙で、飽きることなく探索を進められます。

街やダンジョン間は、ワールドマップ上で選んで入る形式です。
基本的に今回はストーリーが一本道なので、ひとつダンジョンをクリアしたら次の街を目指して・・・といったように目的地が明らかになって進んでいきます。

ストーリーは、3章がやや長く単調ですが、その他の章はがしがしと話が進んでいくので続きが楽しみでした。
前作のような重い暗い雰囲気というよりは、メインキャラクターを主軸に謎が明らかになっていくドラマティックな展開。
多少説明不足に感じるところがありますが、主人公については細やかに表現されているなと思いましたので許容範囲。

そしてバトルについて。
個人的にはキャラもストーリーも萌え燃えだったのですが、客観的に見てこのゲームで最も秀逸だと思うのは実はこの戦闘だったりします。

ダンジョンは2Dなのですが、戦闘は奥行きありの3D。
各ボタンに各キャラクターが当てられていて技を連携、条件が揃えば決め技を出せるのは前作と同じなのですが・・・これに移動の要素が加わっているのが、戦略性を深めていてすごく面白い!!

限られたAP(アクティブポイント)を消費・回復しながら移動と行動を繰り返していくのですが、上手くいけばさっくり戦闘が終わって快感なのに、失敗すると雑魚敵にも全滅させられたりとスリル満点(笑)
あ、基本的にバトルは厳しいので最初のダンジョンからしっかり装備とアイテム整えた方が賢明です(真剣に)

リーダーを狙って倒すと戦闘終了、かかった時間で得られる経験値が違う、攻撃を仕掛ける方向でダメージが違う、腕・足などの部位毎に破壊ができて得られるアイテムも違うなど、ひとつひとつのバトルを「工夫して、少しでも上手く」終えたくなる要素が詰まっています。
逆にここで、考えてバトルするのが嫌いという方には合わないかもしれませんね。

最初はわけがわからない、とっつきにくいとは思う戦闘システムだとは思うのですが・・・バトルが終盤までやっても飽きない、レベル上げが苦ではないRPGは久々でとても楽しかった。

キャラ毎に通常技や決め技に個性があるので工夫しがいもありますし、
ばっちり決め技を連発できると単純に爽快です。
台詞も相変わらず格好良い!
どうして今回はボイスコレクションがないんだー!!←ものすごく残念。

もちろん人にはよるでしょうが、RPGにおいてバトルが楽しい(肌に合う)のは重要だなぁと改めて思いました。


◇キャラ語り

ルーファス×アリーシャ萌えーーー!!!

この二人に出会えただけで、このゲームやって悔い無し。と思えるほど可愛えカップルでした。

クールな皮肉屋かと思っていたルーファスは、不器用で優しい熱血漢。
うじうじ主人公だと思ったアリーシャは、いじらしくて憎めない。

もうプレイヤーはこの二人の愛の軌跡を、コントローラー握りしめつつ見守るのみ!ですよー。
ネオロマネオロマ。

注目ポイントは、アリーシャの太ももとルーファスの体育座りっぷりです(真顔)

始める前は、ブラムス×シルメリアが明らかになる話だと信じて疑ってなかったのに・・・蓋を開けてみたら違いましたよ(笑)
(*ブラムスとシルメリアの過去の関わりは、少し明らかになってます。)

そしてキャラクター席に燦然と収まるアイツ。
レザード・ヴァレスは今回も期待を裏切りません。
出てきた瞬間から、後ろに立ち上る黒いオーラに乞うご期待。

綺麗なお姉様もいっぱい。
肉体派野郎もいっぱい。

エインフェリア萌えをいまいち語れない(*今回、エインフェリアは薄目な存在感となっております)のが残念ですが、その分メインキャラを描くことに重点がおかれております。

アーリィお姉様も良いんだよなー。
ぜひとも、アーリィ主人公で3部作で終わらせて欲しいと思うほどでした。


◇最後に

ハードな世界観やちょっと厳しめのバトルバランスの中に、ほんわか萌え要素も詰まっているのがものすごーくツボに入りました。

人は選ぶでしょうが、前作ヴァルキリープロファイルとはまた違った方向性で好きなゲーム。
単なる続編に収まらない面白さに脱帽でしたv
前作が好きだった方には評価が分かれそうです。

2006年にプレイしたRPGの中で、キングダムハーツ2の次に挙げたいのはこれでした。
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