■ドラッグオンドラグーン2〜封印の紅、背徳の黒〜
ダークな世界観が話題になったドラッグオンドラグーン(公式サイト)の続編。 あまりのダークさに笑いつっこみつつ、竜萌えを叫ぶ前作の感想はこちらからどうぞ。 ネタばれオッケイ!な方・・・ドラッグオンドラッグーン2 プレイ日記 あらすじ * 感想 * キャラ語り * 総評 ◇あらすじ世界を崩壊へと導く【封印】を巡る連合軍と帝国軍の戦い。その最中、死を目前にしレッドドラゴン・アンヘルと契約を結んだカイムは、 妹である封印の女神・フリアエを護るため戦いに明け暮れる。 しかし、ついに最終封印は解かれ、世界の崩壊が始まってしまう。 【封印】の代償としてアンヘルは自らの身を捧げ、 世界は再び平定を取り戻した。 半身を失ったカイムは、その時初めての涙を流した。 それから18年。 アンヘルの【封印】を永遠のものとする為組織された『封印騎士団』。 その中に、竜に育てられ、竜語を解し、竜を駆る少年・ノウェの姿があった。 ノウェの運命は『聖女』と呼ばれる女性との出会いによって大きく変化していく。 彼女の名はマナ。 それは18年前、神の愛にすがり帝国軍を操った司祭の少女の名と同じものであった。 ◇感想基本的に操作は前作を踏襲しています。キャラを操り、武器を使って敵を倒す地上戦。(いわゆる白兵戦) ノウェとレグナ(竜)どちらで戦うも乗り降り自由な低空戦。 レグナで戦う上空戦。(シューティング的) の3つのフィールドで戦います。 チャプターごとにフィールドが決まっており、指示やヒントを元に条件をクリアしていきます。 操作感は向上していると思われます。思うとおりに動く。 まぁ、あのレスポンスの鈍さが意外と好きでもあったんですが(笑) 上空戦はとても気持ちよかったです!!レグナーーーッ!! 一番変わったのは、地上戦でキャラ交代ができるところですね。 武器の変更によってキャラ変更が可能。 マナは魔術師・エリスはアンテッド・ユーリックは魔獣に強いなどそれぞれに特性があるので、キャラを臨機応変に変えながら進むのはなかなか楽しい。 また、武器を入手して鍛える(経験値をためてレベルアップさせる)のもDODの楽しみでしたが、今回はレベルアップによってその武器の持つ物語が閲覧可能に。 例えば『マナの杖』のレベルを上げて語られざるマナの過去を垣間見たりと、世界観を深めることができます。 ストーリーはけっこう好きなんですが、一度プレイしただけではわかりにくいかも。 なぜなら、一生懸命戦っていて声なんか聞こえんわい!!という時に重要な話をされたりするので(笑) 前作のようにすでにプレイした章を自由に選択できれば良かったのになぁ・・・!!(これは本当に残念) ムービーは、気合い入っている所は綺麗なんですが「何故止め絵!?」と愕然とする場面もあり前作より金かかってないなぁ・・・感がありました。 ユーリックやエリス・封印騎士団の皆さんにもうちょっとつっこんでも良かったんじゃないかなと思いますが、あの長さでは無理かな。 EDは一種類なのですが、1周目・2周目・3周目で異なるEDになります。 難易度は周を経るごとにあがりますが、強さは踏襲されボーナスもどかっとつくのでやり込むのも良いかも。 ◇キャラ語りノウェ(cv.勝地涼)今作の主人公。 ブラックドラゴン・レグナに育てられる。 『救世主』と名指しを受け、封印騎士団に籍を置く。 公式では「人に心を開かない」と暗いイメージですが、意外と素直で真っ直ぐな子。 人間としての親代わり・オローが良い人だったのでしょうね。 レグナ(cv.原田芳雄) ノウェを育ててきた竜。 文句を言いつつ、ノウェと共にいる為に封印騎士団に協力する。 誇り高く厳しいが、意外とお茶目で素敵なパパ。 声が素敵ですv マナ(cv.小雪) 18年前、世界崩壊の危機を引き起こした張本人。 その記憶を失ってはいるが、まるで罪を償うかのように弱者を救うべく動く。 人々からは『聖女』と呼ばれ慕われている。 魔術が強力なので重宝します。 小雪の声が淡白だったのが残念。 エリス(cv.相武紗季) 幼い頃に引き取られ、ノウェと一緒に育った女騎士。 封印騎士団での地位はノウェより上です。 ノウェに惹かれつつ、素直になれないたぶんツンデレさん。 最初は怖かったが、だんだん好きになりました。 アンデッドに強いのでがつがつゾンビに立ち向かわせます。 ユーリック(cv.小山力也) 2での新キャラでは最愛です。 封印騎士団に属していた過去を持つ、仮面の男。 仮面で覆うのは、過去の傷かそれとも罪か。 明るい言動で場を和ませるムードメーカー。 しかし、いざと言うときには頼りになる兄貴分です。惚れ。 彼のイベントをもっと見たかった!! カイム(cv.池畑慎之介) 前作主人公。 こんなにやつれて・・・アンヘルがいないせいね。切ない!! と思いきやマナに裏切られたせいもあるんだろうなぁ・・・。 アンヘルとの絆にひたすら涙でした。大好き。 アンヘル(cv.ピーター) DOD最愛キャラ。でも竜。 カイムの為に崩壊しつつある世界の封印となるべく身を捧げた。 あまりに男前かつ乙女。 ヴェルドレを市中引き回しの刑に処したくなりました。 9章は涙なしにはプレイできません。 その他封印騎士団の変態さん達 *セエレ* ムカつき度があまり下がっていなかったマナの双子の兄。契約代償が『時間』なので何年経っても外見は子供。 *ザンボ* あんまり印象にないまま終わった人。『食べること』が契約の代償。声が我修院っていうかカルシファー。 *ヤハ* 女性と見紛う美しさで、身体を使ってのし上がった人(公式設定)。『快感』が契約の代償なので今は辛いらしいが勝手にしてくれ。ユーリックとの関係はもうちょっとつっこんで欲しかった。 *ハンチ* 幼い頃は可愛らしい少女だったのに、溺れかけて契約した際に『魅力』を失い卑屈な女になってしまう。唯一契約の動機に同情できる人。けっこう好きです。 *ジスモア* 封印騎士団長。自分の過去の経験故に「力こそ全て」という信念に基づき恐怖政治を敷く。 ノウェの養父・前団長オローに強い嫉妬・憎悪の念を見せる。つか、それ愛憎でしょ?とつっこみたい。 ◇総評前作よりダークさは薄れ、プレイもしやすくなって一般受けしやすくなったと思います。あのドロドロ感の虜になった人には物足りないかもしれませんが(笑) アクションが嫌いでなければ、誰でも楽しめる一品かと。 ちなみに私はアクションすっごい苦手ですが、面白かったです。 とにかくフィールドが広いことが多いので、正に古代〜中世ヨーロッパの平原で剣を振り回し戦っている気分。 竜を操る上空戦は爽快です。昔のシューティングのようにキツくありません。レベル上げればなんとかなるし。 音楽も良いです。壮大なものが多い。 ストーリー自体は好きですが、もう少し本編で語られていたら良かったかな。 補完していくとなかなか色々な部分で萌えます。 主人公×ヒロインよりもカイム×アンヘルに萌えた。 結論:竜萌えな人には自信を持って薦める作品。 これだけ書いておいて、そんな結論ですか・・・(真面目に書いてます)。 | ||
▲このページのトップへ | ||
Home > Game > ドラッグオンドラグーン2〜封印の紅、背徳の黒〜 |