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Reports 謎の生物レポート/決死の潜入調査!人面魚

驚愕!人面魚は飼育されていた!
恐るべき帝国軍の遺産 
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ひと頃世間を騒がせた人面魚。そう、人間のような顔をもつ魚だ。この奇怪な生物はなんと、人の手によって飼育されていたのだ。

我々が潜入調査を敢行した施設は霊峰富士山の北東に位置し、通称「忍野八海」と呼ばれる場所だ。富士山の北東、つまり鬼門の方角に存在するあたり、なにやら霊的なエネルギーを活用する研究をしている気配があるが、周囲に自衛隊の駐屯地が多数存在することから考えるとおそらく、生物兵器の開発を最終目的にした研究の過程で「キマイラ」のサンプルたる人面魚が生み出されたのだろうと推測される。

施設内部の様子は次のようなものだった。
研究施設と思しき建造物はすべて旧民家のような外観をしていた。これは、あきらかに極秘の研究を隠す為のカモフラージュであろう。また、施設内には、老人が多く見られたのが印象深い。おそらくは、太平洋戦争時、帝国軍の時代から極秘に研究が続けられているのだろう。こういった極秘プロジェクトでは、一度真実を知ってしまった研究者は、一生涯施設から出ることができないと相場は決まっている。例えば、アメリカ・ユタ州で宇宙人と共同で円盤を作っているマジェスティック・トウェルブ(MJ12)などがいい例だ。
また、施設内には神秘的な輝きを放つ水で満たされた培養池が点在しており、それらには多くの人面魚が飼育されていた(写真下)。その姿は非常にコイに似ているが、詳細は確認できなかった。あまり目立った行動は危険だったからだ。しかし、実際に人面魚が生物兵器として開発されたキメラだとしたら、魚の部分はコイの遺伝子を活用した可能性は大きい。コイは水質の汚染に強く、また悪食でなんでも食べ、大きいものは2mを超えると言う。兵士としてのバイタリティは申し分ないだろう。

このように考えると、すべての出来事があまりにも一致している・・・そう、まるで複雑なジグソーパズルがピッタリと組み上がっていくように、発見される事実がみな我々の恐ろしい推測にあてはまるのだ。遺伝子操作によって人間と他の生物を融合させた超兵士。そんな恐ろしいものが生み出されているなどとは、我々も信じたくはなかった。だが、悲しいことに事実は我々の想像を超えていた。狂科学の暴走はもはや止められないのか・・・?