Reports DEEP SPACE TAMA FANTASY
奥多摩とバイクの謎。
俺はバイクに乗るのが好きなので、
たまに奥多摩に走りに行く(都内在住だと、奥多摩が王道だ)。
特に奥多摩周遊道路と言う場所が、
鋪装も良く、適度なワインディングなので気に入っている。
近くにこれといった行楽スポットもないので比較的空いてることもいい。
葛西臨海公園(千葉の水族館)のマグロって御存じだろうか。
円筒形の水槽の中を
延々と回遊している(マグロは泳ぎ続けないと死ぬらしい)のだが、
今日の俺はそのマグロの如く
同じ峠をぐるぐると半日廻ってました。
しかし、そういった場所には当然、他の同類達も来るわけで、
休日などは今どき珍しくなった2ストレプリカマシンもいっぱいいるし、
ツナギを来て膝擦って走ってるようなのが峠を行ったり来たり繰り返している。
・・・敢えて恥ずかしい言い方をすれば
『走り屋』
って感じの方々だ。
・・・いや、俺もその一部かも知れんのだが。
こういう人種ってのは、やっぱり危険と言う事で
よく取締の対象になるし、
場合によってはこういうのが集まるからって理由で
理不尽なことに全てのバイクを通行禁止にしている道路もある。
走れなくなる走り屋連中は残念だろうが、
とばっちりでそこらへんの道を走れなくなるグッドマナーなライダーは堪らんだろう。
奥多摩も、いつかそうなってしまうんじゃないかと心配されているのだ。
ここで注意して頂きたいのだが、
「走り屋」と「暴走族」は違うのだよ。
暴走族は人に迷惑かけるのが目的で走ってるのだが、
走り屋ってのは自分が面白いから飛ばしてるだけで
一応、なるべく他人には迷惑がかからないように気はつかっているのだ。
ジグザグに走ったり、遅い車をあおったり、無茶な追い越しをかけたりはしない。
・・・たしかに、ちょっとばかりハイペースで走っているが。
まあ、結果的には、
はっきり言って迷惑者かも知れんが、
一応は気をつかってるってことだ。
でも、残念な事だが、社会にはあまり受け入れられないというか、
すくなくとも一般に推奨されることではないなってこともわかってる。
・・・ところがだ。
奥多摩周遊道路には、このようなステッカーが売ってるのだ。
・・・なんだよ。
認められてんじゃん。
どうみてもコレは、
「奥多摩周遊道路」
を
「膝擦って全開で走れ!」
と訴えてるじゃない。
公認だったんだ。
じゃあガンガン行かせてもらおうっと。
トロい奴らは蹴散らしてね(嘘。と言っておく)。
しかし、
DEEP SPACE TAMA FANTASY
ってなんだろう?
『ディープな空間、多摩の幻想。』
・・・。
わかんねーな。
まあ、たぶん、飛ばせって意味だろう。
ちなみに、今日は2名程が幻想の世界に吹っ飛んで行くのを目撃しました。
ウィンカーやテールランプの色とりどりの破片が
キラキラと砕け散っていく様も、
ある意味ファンタジーかもしれません。
関連記事:
俺のマシン、サイクロン号(SV400S)
VS. ミレニアムファルコン号(GSX1300R)