■牛乳20本目■ ―阻止― (ベッド砂漠〜ベスラ要塞) | ||
――ベッド砂漠 なにやらガイコツ顔のおじさんが部下に指示をしています。 神殿騎士バルク「・・・全部、バラまいたな。うむ、なかなかいい風だ。これなら半日は滞空しているだろう。十分だ」 何の事を言っているんでしょうか。と、そこへラムザ達が到着。 どうやらさっきバルクが言ったことを聞いていたようです。どこから聞いたのか謎です。 バルク「おやおや、こんなところで貴様に出会うとはな」 ラムザ「神殿騎士団がここで何をしているんだ?バラまいた・・・って言っていたな。いったい何をバラまいたんだ!?」 バルク「知りたいか・・・?まあ、いいだろう。教えてやる。今さら知ったところで貴様には何もできないからな」 ラムザ「言えッ!何をバラまいたっていうんだッ!!」 バルク「これさ・・・!」 黒い塊が投げつけられたと思うと、その塊は爆発し、それによってラムザ達は毒にかかってしまいます。 ラムザ「・・・毒かッ!!」 バルク「そうさ。粉末状の毒を北天騎士団の陣地に風に乗せて散布したのさ。吸引した兵たちは、死にこそしないが体調を崩して、まともに戦えなくなるだろう!」 ラムザ「ゴルターナ公を勝たせるのが教皇の意志ではないはず!」 バルク「そのとおりだ。北天騎士団がまともに戦えなくなるとすれば、南天騎士団はせん滅のためにほとんどの兵を要塞から出すはず。 その隙に、ゴルターナ公とオルランドゥ伯を暗殺するのさ。もちろん、混乱に乗じてラーグ公を討つ手筈も整っている。 毒による混乱のおかげでラーグ公を暗殺する方が簡単だろうな」 ラムザ「なんてことを・・・!!」 バルク「喜んだらどうだ?戦争は終わるんだぜ!これからは、オレたちが権力の中枢に立つんだ!・・・民衆もそれを望んでいるぜ! 貴様のような貴族どもに支配される王国なんぞ、もうご免だってな・・・」 ラムザ「そんなことはさせない!僕が別の方法で戦争を止めてみせる!」 バルク「そう言うと思ったぜ!」 (敵パーティ) 機工士 ナイト×2 弓使い×2 黒魔道士×1 味方全員が毒状態のまま戦闘開始。毒のダメージはそれ程痛くないので放っておこうと思ってましたが 敵側の攻撃がかなり強力で、最後にうっかり毒ダメージで死んでしまいそうな勢いだったので 治しつつ敵を倒していきました。 最後にバルクを倒し、戦闘終了。 バルク「くそッ!オレは・・・こんなところで・・・死ぬ男じゃ・・・ないはず・・・だ・・・・・・」 ラムザ「急がなければ・・・・・・」 バルクは既にアウトオブ眼中(死語)のようです。 そのころベスラ要塞内では、シドが謀反の疑いをかけられて捕まってしまいます。 シドは無実だと言い張りますが、ゴルターナ公は「残念だよ、シド・・・」と聞く耳持たず。 部屋からシドが連れて行かれたあと現れたディリータに、ゴルターナ公は南天騎士団の指揮権を与えました。 農民からついに聖騎士にまで登りつめたディリータ、出世街道驀進中です。 ――ベスラ要塞・城壁南 騎士「貴様たちは何者だ?どこから侵入したんだ?」 ラムザ「僕らは北天騎士団じゃない!オルランドゥ伯に会いに来たんだ!オルランドゥ伯に会わせてくれ!」 騎士「オルランドゥ伯に会いに来ただと?そうか、貴様たちがゴルターナ公閣下を暗殺するために雇われた奴らだな。 ばかめッ!オルランドゥ伯ならすでに捕らえて牢獄の中だ!だが、心配するな!すぐに貴様たちとあわせてやるさ!牢獄の中でなッ!!」 バッドタイミングにも程がある。 (敵パーティ) ナイト×3 弓使い×2 シーフ×1 忍者×1 とりあえず物凄く簡単な戦闘でした。10分もたたずに終わった希ガス。 バッドタイミングだったのはラムザに遭遇した騎士たちの方だったのだろうか。 ラムザ「両軍が激突する前になんとかしなければ・・・!!」 ここまでアウトオブ眼中(死語)だと、もしかしたらディリータよりも冷酷かもしれない。 場面は移り変わって北天騎士団側。 沢山の兵士たちが倒れていました。その様子を目撃し驚愕するザルバッグ。 近くでまだ息がある兵士を見つけ、大丈夫かと声をかけますが、その兵士は「頭が痛いだけです」と言ったあとにバタリと 倒れこんでしまいました。バルクが撒いた毒の効き目はかなり強力のようです。 ダイスダーグ卿「モスフングスの胞子から抽出した毒を空気中に散布したのだ・・・」 ザルバッグ「兄上ッ!」 ダイスダーグ「心配するな、私は大丈夫だ・・・。それより閣下はどこだ・・・?」 ザルバッグ「先ほどから捜しているのですが・・・」 ラーグ公の声「・・・ここだ、ザルバッグ・・・・・・ダイスダーグ・・・・・・」 先ほどから探していると言ってましたがかなり分かりやすいところにいましたラーグ公。 ザルバッグ「閣下、大丈夫ですか!!誰かッ!薬師を呼べッ!!」 ダイスダーグ「・・・ご気分はいかがですか?」 ラーグ公「・・・頭が割れそうだ。胸がムカムカする・・・・・・。だが、大丈夫だ・・・・・・。しばらくすれば・・・、気分もよくなるだろう・・・・・・」 ダイスダーグ「・・・それでは困るのですよ」 ラーグ公「・・・なに?」 ドスッ。 ラーグ公「うがぁッ!!・・・・・・な、なんのマネだ??」 ザルバッグ「兄上ッ!!」 ダイスダーグ、ラーグ公から短刀を抜きそれをラーグ公の胸に突き立てます。 そしてさらにグ リ グ リ と 深 く ね じ 込 むという結構衝撃的なシーンを演出。 「バルバネスを殺したのは・・・・・・ベオルブ家の・・・・・・家督を・・・・・・・・・継ぐ・・・ためではなく・・・・・・こ・・・この私を・・・・・・・・・」と 明らかにバルバネスはダイスダーグに殺されたんだみたいな言葉を言い残し、血を吐いてラーグ公絶命。 ダイスダーグって、他のベオルブ家の人間と違ってなんか怪しい感じだよなぁとは思ってましたが、やはりそういうことだったんですか。 真相が分かってスッキリ。マカラーニャ寺院でCモアと対峙した時のT田のセリフと同じ事を言いたい気分です。 最 初 か ら お 前 の こ と 、 気 に 入 ら な か っ た ん だ よ ! !
ザルバッグ「兄上・・・・・・、まさか、この『毒』も兄上が・・・・・・?」 ザルバッグ、2人の近くにいながらバルバネス殺しの話を聞いてなかったようです。耳悪いです。 というか、もしダイスダーグが毒を撒いたとしても自ら毒を喰らいにここに来るわけないでしょうが。 ザルバッグ兄さん、脳みそに問題アリでしょうか。 ダイスダーグ「はぁ・・・はぁ・・・・・・。・・・・・・私ではない。ベオルブが表舞台に立つことを望む協力者達の仕業だ・・・・・・」 ザルバッグ「なぜ、このような事を・・・!」 ダイスダーグ「ラーグ公は戦死された・・・。その意志を我々ベオルブが継ぐのだ・・・」 ザルバッグ「しかし・・・、このような謀略が・・・」 ダイスダーグ「いいから、この短剣をそのあたりに転がっている奴らに握らせろ・・・。 そいつが、南天騎士団の放った刺客なのだ・・・。い・・・いいな・・・・・・?」 毒の影響でそのまま意識を失う 場面はまた変わり、ラムザは水門前に辿り着きます。 ――ベスラ要塞・水門前 巨大なダムを見上げ、ラムザは何かを閃きます。 ラムザ「・・・そうか、この水門だ!この水門を開けて、湖の水を下流に放出すれば、水浸しになって戦いどころじゃなくなるぞ!」 戦いどころじゃなくなるどころか多数の犠牲者を出すと思います。 ラムザ「水門を開けるにはどうすれば?・・・そうか、あの水門の両端にあるレバーを引けばいいんだ! レバーは2ヵ所あるようだけど、まずは敵にやられないように近づかなきゃ・・・・・・」 (敵パーティ) ナイト×4 弓使い×2 黒魔道士×2 レバーを守っている2人のナイト以外の敵を全て片づけます。3回くらい全滅しましたが。 邪魔者がいなくなったところでレバーを守っているナイトをまず一人フクロ。 ラムザ「・・・よし、これを引っ張ればいいんだな」 一つ目のレバーを倒します。しかし反応はありません。 ラムザ「もう一方のレバーも引かなけりゃダメか・・・!」 当 た り 前 だ 。 そして、もう一方のレバーを守っているナイトを袋叩きにして、ラムザがレバーを引きます。 ラムザ「・・・これを引っ張れば終わりだ!」 ラムザがレバーを倒すと水門が開き、水が怒涛の勢いで流れ出しました。 川下の兵士達は多分無事では済まされないと思います。 オーラン「義父上!!」 シドが閉じ込められている地下牢に、オーランとラムザ、そしてなぜかバルマウフラも一緒に入ってきます。 シド「私なら大丈夫。このとおり無事だ」 オーラン「両軍共にわずかな犠牲を出しただけで戦闘は終結いたしました。それも皆、ラムザの機転のおかげです。全面衝突を避けることができたのです」 シド「そうか・・・。バルバネスはよい息子を持ったな。皆を代表して礼を言わせてもらおう。ありがとう、ラムザ」 ラムザ「そんな・・・、当たり前のことをしただけです」 シド「バルバネスの意志を継いだとみえる。あいつもあの世で喜んでいよう・・・」 バルマウフラ「僭越ながら申し上げます。ゴルターナ公は将軍閣下を明朝に処刑するつもりです。どうか一刻も早くお逃げください」 オーラン「義父上、バルマウフラ殿の言われるとおりです。ここはひとまず・・・」 シド「わかっておる・・・。ゴルターナ公がああでは私はここにはいられない。我が息子、オーランよ。この戦いはもうすぐ終わる。 私は彼に付いていこうと思う。教皇の謀略をなんとしてでも阻止しなければならない・・・」 オーラン「義父上、私も一緒に!!」 おっ、遂にオーランも仲間に!? シド「ならぬ」 _| ̄|○ シド「おまえはゼルテニアへ戻りオヴェリア様をお守りするのだ。オヴェリア様こそ、この畏国の王位を継がれる正統の後継者・・・。 オヴェリア様をお守りすることがおまえの役目なのだ。よいな?」 オーラン「・・・承知いたしました」 シド「よいかな、ラムザ?」 ラムザ「もちろんです」 でもこっちは納得いきません。 シド「では、他の者に見つかる前にこの要塞を出るとしよう」 シドが仲間になりました。 どうせならオーランも一緒について来てほしかったんですが 仕方がないので諦めよう・・・。でも星天停止勿体無い・・・。 ゴルターナ公「なんということだ!いったい誰が水門を開けたのだ・・・!」 水門が開かれたことを知ったゴルターナ公は憤慨していました。 ドアが開き、そこにディリータが入ってきます。 ディリータ「閣下!お呼びでございますか」 ゴルターナ公「うむ、至急、兵を集め北天騎士団を攻めるのだ!」 ディリータ「水門から溢れた水によって、戦いはおろか、移動すらままなりません」 ゴルターナ公「それはお互い様だ。だからこそ勝機がある!攻めてこないと考えている今がチャンスなのだ! 今を逃したらまたもや決着が延びることになる・・・」 ディリータ「・・・それは困る」 ゴルターナ公「なんだとッ!?」 ドスッ。 ゴルターナ公「うぐぐ・・・、き、貴様・・・!」 ディリータ「誰もあんたが王になることなんざ願っちゃいないんだよ・・・!!」 さっきのラーグ公の時とまるっきり同じシチュエーションです。 デジャヴですか? ディリータは剣を抜くと、ゴルターナ公は血を吐いて絶命。 ディリータ「入ってこい!」 バルマウフラと、逃げたはずのシド?が入ってきます。 ディリータ「わかっているな。おまえの死はけっして無駄にはしない」 シドに化けたグレバドス教信者「はい、すべては聖アジョラのお導きのままに・・・」 ディリータの剣は偽シドの体の貫き、偽シドはその場に倒れました。 偽シド、哀れ・・・。 バルマウフラ「本物のシドはラムザと一緒に城外に逃げたわ」 ディリータ「よし、あとはラムザがうまくやってくれることを祈ろう」 |
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指導者を失った両陣営に対し 教皇フューネラルは調停を提案したが、 両軍は未だに十分な戦力を 保持していたため、 その提案を断った・・・。 僕はアルマの行方を追って ランベリーを目指した・・・。 |
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今回は何だか裏切り日和でした。 この次、つ、ついにヤツが・・・!! |