■牛乳13本目■ ―聖典― (貿易都市ドーター〜グローグの丘) |
――貿易都市ドーター ゲルモニーク聖典を手に入れたものの、この時点で聖典を読めることを知っていたものの読むのが面倒くさかったので とりあえずどこかで読むんだろうと思ってシナリオを進めていきました。 ドーターに入ると、いきなり変な服装の男に声をかけられます。 男「異端者ラムザだな?」 ラムザ「・・・アルマはどこだ?」 男「妹を返して欲しければリオファネス城まで来い。ただし、修道院で手に入れた『ゲルモニーク聖典』を持ってくることが条件だ」 ラムザ「あんな古文書にどんな意味がある?」 男「『ゲルモニーク聖典』を読んでいないわけではないんだろ?」 ギクッ。 選択肢 1:読んだ。 2:読んでない。 ここは素直に白状しました。読んでません。 ゴメン、スンマセン。 ということで2を選択。 ラムザ「いや、まだ読んでいない。重要な文書らしいな・・・?」 男「お気楽な奴だ。ただでさえ、命を狙われているというのに、持っている文書の重要さすら認識していないとはな・・・」 異端者でも堂々と修道院に入れると思ってた奴ですから。 男「まぁ、いい。・・・確かに伝えたぞ」 そう言って男は去ります。 ドーターの外に出た後、ゲルモニーク聖典を読むことにしました。 |
・・・僕はシモン先生から委ねられた ゲルモニーク聖典を手にとり ページをめくった・・・。 文章は古代神聖語で書かれている。 ところどころに挿し絵があるが、 中身の破損が激しく文字の判別も難しい。 いったいこの本には 何が書かれているのだろうか? そのとき、慣れ親しんだ畏国語の文字が 僕の目に飛び込んできた。 ところどころに、畏国語による注釈が 書き加えられていたのだ。 いったい誰が? 注釈に使われたインクからすると、 古いものは十数年前、 新しいものは数日前に書かれたようだ。 指で触ってみると、少しにじむ。 やはり、インクが完全に乾いてはいない。 文字の筆跡は同一人物。 つまり、シモン先生が十数年の歳月をかけて 少しずつ、少しずつ解読していたのだ。 ・・・断片的な注釈を頼りに読み進めてみた。 ・・・どうやらこの本は聖アジョラの弟子、 ゲルモニークが書き記したものらしい。 いやさっきシモン先生が言ってただろ!(思わずツッコミ) ゲルモニーク・・・? どこかで聞いたことがある・・・。 歴史の授業で習ったはずだ・・・。 そうだ、思い出した。 ゲルモニークといえば、 師である聖アジョラを裏切り、 神聖ユードラ帝国に聖アジョラを売り渡した 裏切りの使徒・・・。 そのゲルモニークが書き記した書物が この世に残っていたなんて、 これはすごい! ![]() ・・・興奮する自分を抑えながら頁をめくる。 ![]() しかし、歴史的遺産を手にした興奮を はるかに上回るような衝撃が僕を襲った。 |
ラムザは、ゲルモニーク聖典のことをただ聖アジョラの言葉をまとめただけのものだと考えいていたらしい。 しかし、聖典には「聖アジョラ」像とはかけ離れた「一人の人間としてのアジョラ」の行動が記されており、 ラムザは今まで信じていたことが教会が捏造したものだと気付きます。 |
アジョラは“神の御子”などではない。 僕たちと同じただの人間だ。 野望を抱き、おのが夢の実現のために 戦った革命家なのである。 しかも、彼は平和を愛し、他人のために 命を賭して戦うような勇者ではなかった。 新興宗教の教祖として信者を増やしていた アジョラは、当然のように、帝国にとっては ただの厄介者でしかなかった。 しかし、アジョラはそうした宗教家としての “顔”だけではなかったようだ。 敵国に潜入し情報収集と錯乱を行う工作員。 帝国と敵対する国家の 間者(スパイ)だったのだ。 |
なんかグレバドス教信者がみんなバカみたいじゃないか。 しかし、アジョラがゾディアックブレイブを結成しようと各地で聖石を集めていたことは事実。でもなぜ結成しようとしたのかは謎のままだそうで。 要するに、彼の偉業を利用し権力を手に入れた協会側はアジョラを神格化し、都合の悪い点を歴史から排除して 『聖アジョラ』に仕立てあげたということらしい。教会はイヴァリースで幅広く信仰されているゾディアックブレイブの伝説を 利用し、ありもしない魔神を倒したのは聖アジョラ率いるゾディアックブレイブだと民衆に信じ込ませるのは簡単だ、と。 ラムザが、シモン先生の語りで唯一違うと感じたのは「ありもしない魔神」。 その魔神を2度も目の当たりにしているラムザは、教会とは別の邪悪な何者かの思惑を感じ取ります。 ついでにアジョラが男だったことに驚愕。(?) ラムザがショックを受けていたそのころ、ディリータはオヴェリアにプロポーズしてました。 ――グローグの丘 南天騎士団の脱走兵達が、ラムザ達を追撃部隊だと勘違いしてなにやらウダウダウダウダ言っています。 で、脱走兵の一人が、ラムザの顔が手配書に載っていたのに気付くと態度が一変。 A「お、おい!あいつ・・・、手配書で見たヤツだ!」 B「なに?・・・だから何だというんだ!?」 A「間違いない!あいつは“異端者”だぜ!あいつを捕まえて戻れば脱走を許してくれるんじゃないのか?」 B「おまえ・・・、騎士団に戻るつもりなのか?」 A「“異端者”の首は敵将の首に匹敵する手柄なんだぜ!あいつの首を手みやげに持ち帰れば、恩賞として除隊させてくれるんじゃないかな?」 B「たしかに、敵将の首と引き替えに除隊を許されたやつらがいたな・・・」 A「どうせなら、大手を振って故郷に帰るんだ!このまま故郷に帰っても脱走兵として命を狙われながら暮らさなくちゃいけないからな!」 B「おまえの言うことはもっともだ!よし、あいつを捕まえよう!いや、殺したってかまわない!どうせ“異端者”なんだからな! 遅かれ早かれ処刑されるんだ!あいつを殺すだけで、オレたちは故郷へ帰れるんだ!!これが最後の戦いだ!!」 そのまま逃げ遂せていれば良いものを・・・。 あ ん た 達 「 最 後 」 じ ゃ な く て 「 最 期 」 ね ☆ (敵パーティ) 見習い戦士×2 シーフ×1 弓使い×1 アイテム士×2 特に苦戦するわけでもなく、ランダムバトル感覚で戦っていたらあっさり勝利。 弓使いが少々ウザかったものの、他は余裕で倒せました。 ラムザ「・・・自分の命が大切なのはわかる。わかるけど・・・、そういうものなのか!」そういう事は皆殺しにする前に言え。 |