■牛乳8本目■ ―陰謀― (ライオネル城〜機工都市ゴーグ) | |
――ライオネル城 イグーロス城でダイスダーグとガフガリオンがオヴェリアたちを捕らえようと躍起になっていた頃、 当のオヴェリア達は目的地であるライオネル城に到着します。 ドラクロワ枢機卿「なるほど、事情はよくわかりました、アグリアス殿。そういうことであれば、このドラクロワ、手を貸さぬわけにはいきますまい。 早速、聖地ミュロンドへ使者を差し向けましょう。教皇貌下に直奏するのです。ラーグ公の不正を暴き、オヴェリア様の命が狙われることのないよう 手を打ちましょうぞ」 アグリアス「貌下、フューネラル教皇貌下はお聞き届けくださいますでしょうか?」 ドラクロワ「心配召されるな、アグリアス殿。この私がついております。貴公がそのように心配されてはオヴェリア様のお心も休まらぬというもの。 古く汚らしい城ではありますが、聖地より返事がくるまでの間、ゆるりとくつろいでくだされ」 オヴェリア「貌下、お心遣いに感謝いたします」 ドラクロワ「すべては聖アジョラのお導きです。ご安心召されよ。・・・ときに、若き機工士よ。そなたの願いも承知しました。 バート商会を壊滅させるためにわがライオネルの精鋭たちを機工都市ゴーグへ送りましょう」 ムスタディオ「ありがとうございます、貌下」 枢機卿はとてもお優しい方ですね。 慕われるのも当然ですかね。 でも見た目悪者なんですが・・・そこんとこはどうなんでしょうか? ドラクロワ「が、その前に、何故、そなたら親子が狙われるのか説明してくれぬか」 そうですそれを待ってたんです。 ムスタディオ「そ、それは・・・・・・」 ドラクロワ「よいよい・・・。これであろう?」 そういって、枢機卿は胸元から赤い石を取り出します。 アグリアス「そのクリスタルは・・・・・・??」 ドラクロワ「“ゾディアックブレイブの伝説”をご存じかな・・・?」 アグリアス「子供の頃、教会でよく聞かされたあのおとぎ話ですか・・・?」 ドラクロワ「これはこれは。・・・アグリアス殿は教会が嘘を言っているとでも・・・?」 アグリアス「そ、そのようなことは決して・・・」 オヴェリア「・・・太古の昔、まだ大地が今の形を成していなかった時代、ルカヴィ(悪魔の意)が支配するこの大地を救わんと12人の勇者がルカヴィたちに 戦いを挑みました。激しい激闘の末、勇者たちはルカヴィたちを魔界へ追い返すことに成功し、 大地に平和が訪れました。12人の勇者たちはそれぞれ黄道十二宮の紋章のはいったクリスタルを所持していたため、 人々は彼らを黄道十二宮の勇者・・・、ゾディアックブレイブと呼ぶようになったといいます。その後も、時代を超えて、私たち人間が 争いに巻き込まれる都度勇者たちが現れ世界を救ったとか・・・」 いや、これは誰だっておとぎ話だと思うんじゃないだろうか。 ドラクロワ「さすがはオヴェリア様。よくご存知ですな・・・」 オヴェリア「オーボンヌ修道院でシモン先生に教わりました。・・・そういえば、聖アジョラは彼らを従えて、混乱したイヴァリースをお救いになったと聞いております」 ドラクロワ「勇者たちが所持していたクリスタルを我らは『聖石』と呼んでいます。そして、今、我らが目にしている石こそ、伝説の秘石、『ゾディアックストーン』・・・」 そのゾディアックストーン、いちいちキラーン☆と光るのが気になります。 オヴェリア「まさか・・・、聖石が本当にあったなんて・・・」 オヴェリアも伝説をあまり信じてなかったようです。 この後、ムスタディオとラムザは機工都市ゴーグへ。 枢機卿はバート商会と戦うことを約束し、その隙に父親を助ける作戦のようです。 オヴェリアとアグリアスはここで一旦お別れ。 ――ツィゴリス湿原 とても足場の悪い沼地(しかも毒入り)の地形でモンスターと遭遇。 ラムザ「こんな湿地でモンスターに出会うなんて、ツイてない・・・」 ムスタディオ「足場が少ない上にこの雨だ。用心してかかろうぜ!」 (敵パーティ) ボーンスナッチ うりぼう グール×2 スケルトン×2 とりあえずうりぼうって何?と思いつつ戦闘開始。 そして普通に終了(何) ――機工都市ゴーグ そこには、展開されているはずのバート商会とライオネル軍との戦いらしき形跡はまったくなく、のどかな風景がありました。 不審に思ったムスタディオは、探りを入れてくるのであとで落ち合おう、とラムザに言います。 ラムザ「落ち合うってどこで?」 ムスタディオ「あっち側がスラム街だ。あそこなら目立たないだろう」 ラムザ「わかった。気をつけろよ」 ムスタディオ「ああ、まかせておけって」 ――ゴーグのスラム街 ラムザ「遅い、遅すぎる・・・・・・」 ちょっとイラついてます。 |
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ム ス タ デ ィ オ の ヤ ツ ・ ・ ・ 捕 ま っ た ん じ ゃ な い の か ・ ・ ・ ? と、ラムザが言うのと同時に管理人の頭の中でも浮かび上がりました。 |
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そこに謎の「人相の悪い男」が登場。お前がムスタディオの仲間かと聞いてきます。 ラムザ「誰だッ!」 人相の悪い男「おい、連れてこい!」 ムスタディオ「す、すまない、ラムザ」やっぱりか。 ラムザ「大丈夫か、ムスタディオ!」 人相の悪い男「おっと、そこまでだ。それ以上、動くんじゃねぇ!」 ラムザ「おまえがルードヴィッヒかッ!!ムスタディオを離せッ!!」 人相の悪い男ことルードヴィッヒ「おとなしく『聖石』を渡せばこの小僧を渡してやろう」 ルードヴィッヒ、ムスタディオに聖石の隠し場所はどこだと脅しますが、ムスタディオは喋ろうとしません。 ルードヴィッヒ「だんまりか?だが、これを見てもそう黙っていられるかな?」 と、ムスタディオの父親が連れてこられます。 ムスタディオ「親父ッ!大丈夫かッ!!」 ベスロディオ「わしは・・・大丈夫だ・・・・・・。『聖石』を渡してはならん・・・・・・」 ルードヴィッヒ「中へ放り込めッ!」 ベスロディオ、隣の家に押し込まれてしまいます。 その家の住民にとっては大迷惑です。 ルードヴィッヒ「どうだ、おとなしく白状する気になったか?」 ムスタディオ「煙突の中だ・・・・・・。ラムザの足元の・・・・・・」 ルードヴィッヒ「よし、貴様が拾え!こいつの命を助けたいならな!!」 ラムザ、煙突の下の方を探ると黄色い石が見つかりました。 ラムザ「二人を離せッ!!」 ルードヴィッヒ「その前に『聖石』をよこせ!」 ラムザ「二人が先だッ!!」 ルードヴィッヒ「『聖石』をこちらへ投げろ!そうしたら二人を解放しよう!」 仕方なしに、ラムザは石をルードヴィッヒに投げ渡します。 ルードヴィッヒ「これぞまさしくゾディアックストーン!ようやく手に入れたぞ!枢機卿様も喜ばれることだろう! ご苦労だったな。おまえたちは用済みだ!あとはおまえたちが片づけろ。生かしておくな!」 ルードヴィッヒ、その場から退場。 ラムザ「枢機卿もグルだったのか・・・!!」 このパターンは既に王道。 (敵パーティ) 弓使い×2 召喚士×2 シーフ×2 まず召喚士を集中攻撃。 あとは普通に勝利。 ムスタディオ「親父は・・・、親父は無事なのか・・・」 親父が放り込まれた家の住民にボコられていない限り大丈夫かと。 |
戦闘終了後、ベスロディオが放り込まれた家の中へ。 ムスタディオ「・・・大丈夫か、親父?」 ベスロディオ「わしのことなら心配するな・・・。それよりも聖石を奪われてしまった。 ルードヴィッヒは聖石の力を使いゴーグの地下に眠る機械の力を 復活させようとするだろう。それどころか、聖石に秘めあられた神の力を 解明しようとするかもしれない・・・。しかも、頼みの綱であった枢機卿がバート商会と 結託しているとあっては我々にはなす術がない・・・」 ムスタディオ「ふふふ・・・。それなら大丈夫さ」 ベスロディオ「どういう意味だ?」 ムスタディオ、本物の聖石を取り出して ムスタディオ「こんなこともあろうかと思い、ニセモノを用意しておいたんだ」 ラムザ「じゃあ、僕が奴らに渡した聖石はニセモノだったのか! ムスタディオ「そういうことさ。きっと今頃、泡を食ってるぜ」 多分ラムザもね。 ラムザ「・・・ということは、オヴェリア様やアグリアスさんが危ない・・・!」 ムスタディオ「それは、どういう意味だ??」 ラムザ「枢機卿はバート商会と手を組んででも聖石を手に入れようとしたんだ。この聖石を手に入れるために オヴェリア様やアグリアスさんを人質にするかもしれない・・・」 ムスタディオ「バカな!そんなことをしたら、王家を敵にまわすことになる!」 ラムザ「枢機卿が何のために聖石を手に入れようとしていると思う?長く続いた戦乱は人々を疲れさせ、 醜い政権争いは人々を不安にさせた。今、人々は救いを求めている・・・。ドラクロワ枢機卿は “ゾディアックブレイブの伝説”を利用するつもりなんだ。聖石を集め、おのれの意のままに操れる “ゾディアックブレイブ”を誕生させようとしている・・・」 ベスロディオ「・・・彼の言うとおりだ。枢機卿に聖石を渡してはならない」 ラムザ「二人を助けに行こう!」 ムスタディオ「わかった。だが、ライオネル城への道はすでに閉鎖されているはず。正面からじゃダメだ。 船を使ってライオネル城の背後から侵入しよう」 そして、ムスタディオが正式に仲間として参加。 ここで仲間にしないと、ストーリー終盤でベイオウーフ&レーゼや あのチョコボ頭を仲間にすることができないらしいので注意。 この後、ラムザ達はオヴェリアとアグリアスを救出すべくライオネル城へと急ぎます。 |
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