真月譚 月姫 |
第1話「反転衝動」 |
2003/10/10 00:30 BS-i |
「君望」に続き、またまた人気えろげー原作ものです。しかし、この月姫は途中で挫折しました。テキスト量が多すぎたとか、イマイチ絵が好みに合わなかったとか、猟奇モノはちょっと…とかいろいろ止めた理由はありますが、声がなかった、というのが一番大きかったような気がします。
さて、そんな作品のアニメ化、ということで再チャレンジしてみました。少なくとも声はあるわけだし:-P ……ふむ、結構いけるではないですか。クラスメートの女の子以外は声に違和感なしです。第1話はその作品の方向を印象づける重要な役割があるわけですが、シエル先輩、秋葉お嬢さま、最後にニヤリと微笑んだ死んだ?はずの女、そしてなにより主人公本人と強烈にミステリアスなキャラが勢揃いでインパクトがあります。
3人もメイン女性キャラを出して、全員怖いってのはすごいかも:-) とりあえずシエル先輩と謎の女は置いておいて、秋葉お嬢さまは今までの妹キャラとはひと味違います。妹なら普通寝坊した兄さんを起こしにくるものですが(偏りすぎ)、そんなことは、なさいません(思わず尊敬語)。「そんなにこの家がお嫌いですか!」などと詰問されちゃいます。
でも兄さんのことが嫌いってわけじゃなさそう。相当屈折してそうですが、ちょっと楽しみですね〜。
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真月譚 月姫 |
第2話「黒い獣」 |
2003/10/17 00:30 BS-i |
雰囲気たっぷりのOP。よろしいです。物語の内容もまだまださっぱり分からないので、しばらくはこの雰囲気を楽しむというところでしょうか。分かったことは吸血鬼を狩る吸血鬼がいる、それがアルクェイドという女らしい事だけです。美夕みたいな感じかしら?
アルクェイドは、敵の吸血鬼ネロの襲撃の前にホテルの宿泊客を見捨てたまま逃げてますが、これは人間の生き死にには興味がないということなのか、クールに現時点での力量を比較した結果なのか、まだ分かりません。
不可解で非常に危険なことに巻き込まれてしまった遠野くん。とはいえ、もともとは彼の取った異常な行動が原因なのでアルクェイドの言うとおり「選択肢はない」んでしょう。結局、アルクェイドと共に逃げ出したわけですが、ホテルの客の中には弓塚さんがいるはずなんですけど(^^;) 遠野くんのとなりに座るシエル先輩をじ〜っと眺めてたり、遠野くんと一緒に下校して「今日誕生日なんだ」と打ち明けたりと、ほのかな思いを感じさせる彼女はいきなりドロップアウトしてしまうんでしょうか?
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真月譚 月姫 |
第3話「直死の魔眼」 |
2003/10/24 00:30 BS-i |
吸血鬼ネロの襲撃に巻き込まれた弓塚さん。彼女を助けられなかったことでネロとの対決を決意する志貴です。志貴がそこまで「弓塚さん」に思い入れが
あるようにも見えませんでしたが…。「済んだことは仕方がない」とあっさり割り切るアルクェイドへの反発もあったのかも知れません。
しかし、志貴の「直死の魔眼」の能力は絶大で、なんとネロを倒しちゃいます。すごい、人間技とは思えません。線が見えることと、格闘術は別な気がするけど:-P。そんな志貴にねぎらい?の口づけをする
アルクェイド。彼女も身体のダメージを押し隠して対決に挑むなどいじらしいところを見せますが、まぁそれはお仕事だしなぁ…。このままだとお仕事もお話も終わっちゃいますが。
まだ遺体の出ていない弓塚さんの運命はいかに? そして、志貴の無断外泊を秋葉ちゃんはどう思っている? それとコスプレイヤー(笑)・シエル先輩の目的は?
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真月譚 月姫 |
第4話「揺籠の庭」 |
2003/10/31 00:30 BS-i |
アルクェイドの口づけは、記憶をなくすおまじないなのかと思ってしまいました。弓塚さんが失踪したまんまだというのに、「終わったんだよな…」はないような。が、そこへ本人が登場してビックリです。誕生日パーティをやれなくて、助かったとのことですが…。
ようやく、微笑みを見せてくれた秋葉お嬢さま。お兄さまのことは好き、みたいですが表現が屈折している理由はまだ不明です。
8年ぶりに会って、年頃の娘になった妹に「すっかりきれいになった」なんてことを言えるのはキャスバル兄さんくらいかと思いましたが、志貴様なかなかやります。秋葉さまの数々のトゲのあるセリフもスルーしているし。動じない奴です。
そして、再び起きた猟奇事件とともに現れたアルクェイド。えらい屈託のない笑顔を見せてくれますが、彼女の「お仕事」はまだ終わっていないようです。
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真月譚 月姫 |
第5話「空の弓」 |
2003/11/7 00:30 BS-i |
アルクェイドは血が必要ない、とは言ってないですね。吸血鬼のくせに血が嫌いとおっしゃる姫様です。しかし、志貴の腕から流れ出た鮮血を前に思わずその瞳を金色に染めるアルクェイド。血を吸わないのは、シエルが指摘したように自己抑制の成果と言うことのようです。"D"みたいだなぁ…。プラス美夕:-)
シエル先輩はそのアルクェイドを「わがままで自己中心的で、最後は地獄へ叩き落とすようなタイプ」と評します。…可愛い顔してズバズバいいますな。どうやら過去に文字通り「地獄に叩き落とされた」ようなので、やむを得ないところか。志貴とデートみたいなことをして無邪気にはしゃいでいるアルクェイドを見るだけでは、そうは思えませんけど…。
志貴がアルクェイドに協力する理由は、よく分かりません。弓塚さんのことを挙げていますが、彼女に思いがけず信頼されていることが嬉しかったのか、それは単に表面上の理由だけなのか…。
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真月譚 月姫 |
第6話「白い夢」 |
2003/11/14 00:30 BS-i |
学校ではシエル先輩と弓塚さんに責められ、家では妹の秋葉の顔色をうかがい、夜はアルクェイドのわがままに付き合わされ…と
女難の相がありありと出ている志貴クンです。ここを上手く捌けば薫殿、下手を打てば景太郎といったところでしょうか:-)
もっと緊迫感ある展開になるかと思ってましたが、意外にアルクェイドがほんわかしているのでのんびり風味ですな…。
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真月譚 月姫 |
第7話「蒼い咎跡」 |
2003/11/21 00:30 BS-i |
関係者御一行、ラクーアにご案内の巻。2vs4で遊園地デートなどなんとうらやましい…となるはずもなく、初っ端からバチバチ焼き妹光線を乱射しまくる秋葉お嬢さまです。シエル先輩に対してはいきなりプイッですよ、プイッ!(爆) 普段大人びた態度だけに、妙に可愛いかもしれず…。
遊園地に入ってからも、秋葉お嬢さまのわがままっぷりはとどまることを知りません。が、「兄さんの女性の好みは私とは正反対ですね」というしおらしくもストレートなセリフに大ウケしてしまいました。普通は、妹みたいな娘が好み、なんて奴はいません。普通は(笑)。妹萌えというのも、「こんな娘が妹だったいいな♥」であって、その逆ではないと思う:-)
こんな秋葉お嬢さまも真っ当な人間じゃないのかなぁ…。下手をしたら今回のデートで人間なのは乾くんだけか? いや、弓塚さんもアルクェイドと一緒に風呂に入って
なんの反応もなかったんだから、本当にネロには襲われてなかったのか…。
そのお風呂のシーンでは、志貴を巡って弓塚さんがアルクェイドと直接対決してます。自己主張の激しいメンツに囲まれて一番割りを食っちゃったな、と思っていたのにがんばるがんばる。対するアルクェイドの反応は「私はそういう対象にはならないと思う、志貴にとって」 じゃあ、自分はどう思ってるんだ!?と言うところには触れずにさらりとかわしてます。それでも多少は希望が見えたのか、弓塚さんちょっと安心したご様子。
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真月譚 月姫 |
第8話「檻髪」 |
2003/11/28 00:30 BS-i |
サブタイトルが毎回難しいです。咎跡? 檻髪? なんのことだろう…。今回の檻髪とは秋葉お嬢さまの髪を指しているようです。
その髪が赤く染まる時、何かが起こる? 衝撃の授乳シーン(笑)のときは色変わってなかったけど…。
秋葉お嬢さまの正体が明らかになってひとつ核心には迫ったはずですが、この唐突さはいったい。志貴を襲った男もさくっとシエル先輩に貫かれて炎になって消えてしまうし、相変わらずシエル先輩は無言で帰っちゃうし、なにがどうなっているのやら…。
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真月譚 月姫 |
第9話「死。」 |
2003/12/5 00:30 BS-i |
遠野家の秘密に迫る! と言う話。…でもさっぱり分かりません。とりあえず志貴たちは三人兄妹?で、なんらかの理由で志貴はもう一人の兄
を刺してしまった(秋葉さまを取り合ったのかなー?)。その後、親父殿に刺された志貴は記憶を失って養子に出されたと。魔眼の能力はその時に身につけたらしい。
で、またもや志貴に力を貸す翡翠。秋葉様のことを救えるのは志貴様だけ、と語る彼女ですが、琥珀お姉さまの負担を軽くしてあげたいという
ようも見える。志貴様ラブ♥ではないようですが、感情をひたすら押し隠す翡翠と、笑顔の仮面を外さない琥珀という姉妹なのでなかなか本心は分かりません。
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真月譚 月姫 |
第10話「朱の紅月」 |
2003/12/12 00:30 BS-i |
志貴にモーション掛けまくりのアルクェイドさんです。いい加減気付けよ!という感じですが、鈍感なことが処世術の志貴にとってそれは難しいのか?
さてシエルが以前ロアの宿主だったとは驚き。逆に言えば取り憑かれても助かるんですね…? 「死ねない」っていうのは、元からそういう特殊な存在だったからなのか、取り憑かれたことによる後遺症なのか分かりませんが。
それにしてもデートシーンとかは面白いのに、本筋を語り出すといきなりつまらなくなるのはなぜなのか…。シエル先輩の正体の明かし方も他にやりようがあるんじゃないかと。
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真月譚 月姫 |
第11話「凶つ夜」 |
2003/12/19 00:30 BS-i |
さらに語られるそれぞれの事情。設定をこなすのに大忙しという印象です。秋葉お嬢さまは、志貴とは血のつながりはなかったのですね。殺されていた志貴を蘇らせたのは彼女でしたが、当時そこまで思い入れているような描写があまりなかったのでいまいちピンときません。
んで、とうとう結ばれてしまった志貴とアルクェイド。血は吸わなかったけど、別のものを吸っちゃいました(ぉ。結局、シエル先輩もずいぶん損な役回りです。
そして弓塚さんのリベンジはあるのか? 次回、最終回です。
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真月譚 月姫 |
第12話「月世界」 |
2003/12/26 00:30 BS-i |
最終回。…さっぱり分かりません。一体なにを描きたかったのか。それに、演出もいちいち的を外しているとしか思えません。
ロアには建物の「点」が見えないと気付くシーンも変だなぁ。あの時、ロアはわざと外したんだから、それで判断はできないのでは。
結局「バイバイ」と去ってしまったアルクェイド。なぜ去らねばならなかったのか、吸血の民だからとか表面上の理由は分かりますが、
なにを思ってそう決断したのか分かりません。もっともこのシーン、志貴の見た幻想なのかもしれませんが。
弓塚さんが振られるシーンも、志貴がどう弓塚さんを振るかを描かなければあまり意味はないような気がします。アルクェイドや
そもそもこの物語で起きた出来事の記憶は残っているのかどうかも分かりませんが。
シエル先輩は、そんないいコスを持っているなら出し惜しみするなーと言いたい(ぉ。
それなりに着地したのは、秋葉お嬢さまだけか…。うーん、正直言ってシリーズの後半は見るのが辛かったですね…。
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