とうとう…、手を出してしまいました…。
こんなトコロまで、まさか自分でやるなんて、
1年前までは、コレっぽちも考えていなかったのに…。
ちょうど1ヶ月前にチェーンを替えてから、スプロケも交換しないとなぁ…とは思っていました。
でもまぁ、最近まではショップに任せて替えてもらおうと考えていたのですが、
この前、スプロケ・カバーを外した時に、Fスプロケの様子を見て、
『コレなら……自分でも出来るかも……』と思ったのがコトの始まりです。
(もし出来なければ、最低限、走れるところまで直して、ショップに駆け込もうと思っていました…)
チェーンの張り調整すら、今までやったコトないのに、
果たして、無事に交換できるのでしょうか??
キャブ清掃以来の、大きな挑戦(賭け?)でした。
では、事前作業から始めます。
とりあえずアスクル・ナットの外れ防止用の割りピンを外して、アスクル・ナットを弛めます。
そして、スイング・アームの両後端にあるチェーン張り調整ナット
(奥側が調整用のチェーン・アジャスティング・ナットで、手前側がその緩み防止のロック・ナット)を
時計と反対周りに回して、チェーンの張りを、一番、ダルンダルンの位置に弛めます。
ちなみに、ロック・ナットとアジャスティング・ナットが固く引っ付いていて一緒に回ってしまうかもしれませんが、
それだとロック・ナットの意味が無くなるので、レンチとか2本使って離しておきましょう。
……さて、ココからが本番です。
ウチでは分かりやすいのでフロント・スプロケと言っていますが、
正式にはドライブ・スプロケットとかエンジン・スプロケットと言うらしいです。
ちなみに、今回の交換方法は、ひでむら自身が作業しやすい方法なので、
正式な交換方法とは違うかもしれませんので、
あらかじめご了承を…。
スプロケのカバーを外すまでは、スプロケ・カバー清掃のページをご覧下さい。
で、その続きです。
むっ…、前回の清掃からまだ数週間しか経っていないのに、もうこんなにチェーン・ルブと砂が飛び散っている…。
黄丸スプロケのボルトを2本、外します。 そんなに強い力では、止まっていませんでしたが、 センター・スタンドの状態で回そうとすると、 リア・タイヤが空転してチェーンが回ってしまい ボルトが回らなかったので、 サイド・スタンド状態でリア・タイヤを接地させて 外しました。 |
次に『スプロケ止め』 (ホールディング・プレート)を外します。 特に回す方向が決められているようではありませんが、 『スプロケ止め』をシャフトの筋の半コマ分動かすと、 ドライブ・シャフト(アウトプット・シャフト)から外れます。 |
『スプロケ止め』(ホールディング・プレート)はこんなのです。
本当は交換した方が良いのかもしれませんが、そのまま再利用しました。
『スプロケ止め』が抜けたら、 チェーンを引っ張るか、 ダルンダルンになっている所を持ち上げるかして、 Fスプロケをチェーンと共に 手前へ引き抜きます。 チェーンが重たくて、なかなか思ってたより 引き抜きにくいです。 チェーンの重さと言うのが、手に伝わります…。 |
スプロケが抜けたところを拡大しました。
シャフトの筋に切り込みがあるのが分かりますよね。
ソコに先ほどの『スプロケ止め』がハマり、シャフト筋の半コマ分ズラしてスプロケとボルトで止まることにより、
シャフト上でのスプロケの位置が決まり、抜けなく・動かなくなるのです。
この切り込みにハマらないと、スプロケ自体が奥に入りすぎてしまいチェーンが真っ直ぐになりませんし、
『スプロケ止め』のボルト穴とFスプロケのボルト穴が、同じ位置に重なりません。
ん〜、よく考えてる仕組みだなぁ…。
↓裏? 旧スプロケ 表?↓
古いスプロケ(純正品?)の裏表です。
どちらが正式な裏表かは、分かりませんが…。
ちなみに段差がある方(表側?)が、車体奥側に向いています。
だから平たい方(裏側?)に、スプロケ止めの跡が付いています。
ちょっと間違えそうです…。
ちなみに見た感じでは、歯が減っているような感じは、ありませんでした。
そして新品のドライブ・スプロケを取り付けます。
AFAM製 『24501−14T』です。
レーシング・ワールドで2500円の20%OFFセールでした。
純正と同じ14Tの歯数を買いましたが、果たして、15Tであの隙間に入るのだろうか…?
パッケージではコチラが表側に向けられていますが、
実際には車体の奥側へ向きます。
ここらへんが、ややこしいところ。
しつこいようですが、この段差のある面が、車体の奥側に向きます。
ちなみに純正のスプロケと比べると、歯の幅が広いです。
こんな刻印がしてあります。
へぇ〜、フランス製なんですねぇ〜。
眺めるのはこの辺にして、取り付けに掛かります。
とりあえず、新しいのをハメ込みました。 さっそく汚れましたが、そんなの気にしません。 画像の通り、 裏面?の平たい方を手前に向けます。 |
そして『スプロケ止め』をシャフトの切れ込みにハメ、 ボルトで止めます。 やっぱり、センター・スタンド状態だと空転するので、 サイド・スタンド状態にしてタイヤを接地します。 画像では判りにくいですが、 『スプロケ止め』の歯が半コマ分ズレて止まっているので、 その隙間から、後ろの新品スプロケの色が、 ちょっとだけ見えています。 |
さぁコレで、最初に弛めたチェーンを適正(たるみ3.5cm〜4cm)に調整して、アスクル・ナットを締め、
スプロケット・カバーをハメれば、
ドライブ・スプロケの交換は終わりです。
ちなみにチェーンの張り調整は、チェーン・アジャスター・ナットを時計回りで『張り』、反対回りで『弛み』ます。
ロック・ナットを締めると、チェーンの張り加減も変わるので、要注意。
どうでしょう?
こちら側は、予想していたよりも簡単にできました。
また今度やろうと思えば、やる気にはなれます…。
某店ではフロント・スプロケ交換工賃・3000円。
この作業なら、3000円分自分で働こうかな?
そしてリア・スプロケは…?
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