スプロケ・カバー清掃
(謎汁の究明)
某日、
信号待ちで、ふと足元を見ると、なにやら怪しい細い白煙が…。
『何事? またトラブルかっ!?』と、よくよく見ると、
スプロケ・カバーの隙間から、謎の汁がマフラーに落ちていました。
(画像では黒っぽいですが、実際の謎汁は、もっと白っぽい感じです)
色からして、明らかにオイルではない…。
もしかしたら、エンジン周りのシール材が溶けたのか?
とも思いましたが、いきなりあんなにポタポタ落ちてくる訳ないし…。
そして考え落ち着いた先が、おそらくチェーン・ルブの溶けたヤツだろう…。
で、でも…、気になる…。
なんなんだあの色…、
あの謎汁は…。
とりあえず、シフト・ペダルに印を付けて、あとで元の位置に戻しやすくしときます。
前後ともに2ヶ所に印を付けておくと、あとですぐに元の位置に戻せますネ。
シフト・ペダルとギア棒の連結は、この位置のボルトを外すと分離できます。
抜けきる直前が若干、固くて、もしかして、後ろのペダルも外ささないとイケナイのか?
と思いましたが、手前・水平にグイグイしていたら抜けました。
抜けると、こんな感じ。
ギアの棒が、スプロケのカバーを貫いています。
忘れそうですが、カバーの上にある、アイドリング調整ノブも外します。
そして赤丸3ヶ所のボルトを外します。
アイドリング調整ノブの固定具とカバーの下に指を入れて、手前に引っぱり出します。
もしかするとギア棒がちょっと引っかかって、取り出しにくいかもしれませんが、
できるだけ水平に、グッ!グッ!と引っぱり出せば、外せます。
←上側 ギア側→
と、とても、オン・ロードのバイクだとは思えない、汚さだ……。
ウチの庭が砂地なので、駐輪時に雨などで跳ねた砂がチェーンに付き、
それが遠心力でカバーの内側に飛び、溜まっていったモノでしょう……。
復活直後のチェーンの状態も砂まみれで悪かったですが、
コレはヒドイ、ヒドすぎる……。
画像では判りにくいですが、積もり積もって、1cmほども泥が溜まっていました。
ん〜、もっと早くに、清掃するべきだったか……。
そ、それに…、
この跡は…、
確実にチェーンが擦っている跡だよな……。
そりゃ、新品のゴールド・チェーンでも汚れるし、いくぶんか重たくもなるわなぁ…。
チェーン・クリーナーを吹きかける程度じゃ、とても溶けそうになかったので、
マイナス・ドライバーで、コジコジ削り落としました。
すると、こんなにも綺麗になりました。
でも、やっぱりカバーの内側に付いているチェーンの傷跡が気になります…。
延びていたチェーンが、減速の時に膨れて当たっていたのかな??
注意点
カバーの取り付けは、逆手順ですが、アイドリング調整ノブを触っているので、
もしかするとアイドリング回転数が狂っているかもしれません。
始動した時に、いきなり高回転のままにならないように注意しましょう……。
上側はあまり汚れていなかったので、手を付けませんでした。
その代わり、下のギア棒周辺を重点的に、キレイキレイしてあげました。
爪楊枝でほじくると、出てくる出てくる…。
砂というよりも、小石が出てきたりしました…
下奥の方が、なんか複雑に入り込んでいましたが、チェーン・クリーナーを吹きかけて、
綺麗にしてあげました。
近くにカバーのボルト受け穴があるので、なるべく中に泥が入らないようにしましょう。
ギア棒周辺が、ちょっとだけ綺麗になっているのが判るかな??
ついでですが、ドライブ・スプロケは、このスプロケ内の2つのボルトを外すと、外せるみたいです。
コマ数は14コマがギリギリっぽいです、15コマにしたら下の方がカバーに擦るかな??
でもコレなら、チェーンさえ緩めれば、自分でも交換出来るかなぁ……??と思いました。
どうしよう……やってしまおうかな……。
チェーンみたいに特別な工具も必要ないみたいだし……。
でもちょっと怖い……。
謎汁の正体は、やはりチェーン・ルブの溶けたヤツでした。
あと気のせいか、出だしのトルクが上がったような気が……。
やはり、今までチェーンが泥に擦っていたのだろうか?
あと、シフト・チェンジの感触が、少し軽くなったような気がしました。
まぁ、気分の問題だとは思いますがネ……。
まぁ、どちらにせよ、
今まで何年も、そんなトコ洗ったことないよ!って方に、お勧めします!
ビックリしますよ……その汚さに……。
↓清掃後 清掃前↓
1年ぶり?
久々に開けてみたら、またビックリ…。
最初の時ほどでの衝撃ではありませんが、今度はホワイト・ルブがガムのように、こびり付いていました。
本当にガムのようにベタリとこびり付いていて、剥がすと糸が引きました。
ん〜、やっぱりホワイト・ルブは、やめておいた方がいいのかなぁ…。
↓ZZ−R250のページへ↓