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tomiyumi webせむかたなきよしなしごと ― 2006年10月後半

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2006年10月後半

 
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10/16(月)

「ノルウェイの森」読了。
たいへん良かった。
でも、落ち込んだ。

レイコさんの台詞、
「直子の音楽の趣味は最後まで
 センチメンタリズムを離れなかったわね」(うろおぼえ)
では、自分のことを言われているような気分になった。
そこで挙がっていた曲は好きな曲ばっかりだ。
なんだか悲しくなった。

あとは、
「4月は嫌いだ、2月が三回続けばよい」
的なことが書いてあったが、
非常に沁み入ります。

他の小説も読みたい。
一つ好きな作品に出会うと、
その作者の他のものを集め出すのが僕の癖だ。
いわゆる「作者買い」。


10/17(火)

からくりサーカス最終巻読了。
ああ、終わってしまった。という感じ。

「うしおととら」のラスト10巻くらいの
盛り上がりっぷりを体験した身としては、
少し物足りない感じがあるのも確か。
話の辻褄合わせもしっくりこなかったりするし。

「カーテンコール」に関しては複雑な気分。
やっぱり、「出し物」なのだなあ。
いや、初めからそういう語りかただったんですけど。

でも、43巻ぶん、楽しみました。
グッときた部分がたくさんある漫画でした。
次回作は、いつごろから、
どんなものになるでしょうか。



英語耳

このサイトで、英語の勉強をしよう。

自分が発音できる音は聞き取れるのである。
だから、まずは発音の練習だ。



明日から日曜まで韓国(釜山)。
発表の準備が十分とは言えないが、
できるだけやってこよう。
そしてうまいものでも食ってこよう。
あと、面白いものを探してきます。


10/18(水)

バスで梅田から関空へ。
そして、一時間ちょっとで釜山(プサン)に着く。
早い。近い。

リムジンバスで学会会場へ。
レジストレーションをすませる。

ホテルにチェックインし、
さっそく街へ繰り出す。
海雲台(ヘウンデ)に行った。
2軒まわって、プルコギやクッパを食べた。
まあまあ。
すごくうまいとは言い難い。
つきだしが大量に出てきた
(これはその後もほぼ全ての店において言えることだった)。

昨年はソウルに行った。
日本人がいっぱいいたし、
日本語を喋る店員がいっぱいいた。
プサンでは日本人をほとんど見ない。
日本語を喋る人もいるにはいるが、多くない。
異国に来ている感があり、よかった。
しかし、風景は日本とさほど変わりない(畑とか)。


10/19(木)

朝一番のセッションで発表。
はじめプロジェクタに表示されないというハプニングもあったが、
まあまあ無難に発表はこなせた。
途中少し喋ることを忘れかけたが、冷静だった。

ただし、質疑応答には難があった。
一応答えはしたが、満足のいく回答はできず。
決定的に、スピーキング力がない。
これは、リスニング力以上にない。
鍛えないといけない。

ともかく、終わってほっとした。
というか、もう終わってしまった。
あとは観光するだけだ。なんてことだ。

同じ時間帯の別のセッションで
後輩が発表するので見に行った。
午後のセッションでも別の後輩が発表した。

終わってホテルに帰る途中で、
畑にて殴り合いの喧嘩をするおばちゃん達を見た。

夜は西面(セミョン)に行った。
(余談だが、「西面」と打とうとして
 「にしめん」を変換したら「煮染めん」と出た。
 煮染めようとする強い意志を感じる。)

ビビンバ、サムギョプサル、冷麺などを食べた。
これも、まあまあうまかった。

韓国では、
ビールは「hite」という銘柄しか出てこなかった。
焼酎は「C1」(米焼酎)しか出てこなかった。
基本的に、味が薄い。
食べ物は濃いのに。


10/20(金)

チャガルチ市場、国際市場、釜山タワーなどを回る。

チャガルチ市場は魚介類の市場だ。
店頭に並ぶ魚介類をそのまま刺身にしてくれたりする。
ユムシという気持ち悪い巨大ミミズみたいなやつが、
見た目とは裏腹にうまかった。
イカやタコもうまかった。

他にもいろいろ食べまくった。
釜山タワーにも登った。
意外と景色がよかった。
火災報知器がやたら鳴るので何かと思ったら
タワーのふもとで消火訓練をやっていて
おっさんが水を噴射していた。

夜は学会のバンケットだった。
ママさんコーラスとか、
それプラス少年少女合唱団のコーラスとか、
オペラ歌手の歌とか、
ダンスパフォーマンスとかがあった。
よくわからん。

ホテルに帰る前に
近くの居酒屋に寄って少し飲み食いした。
日本的な味付けを感じた。
店員が、いとうあさこや海原やすよのような顔をしていた。


10/21(土)

午後のセッションで後輩が発表。
これで学会はすべて終わった。

夜にはまた西面に行き、
サムゲタンを食べた。

本当はガイドブックに載っていた
タッカルビの店に行く予定だった。
ガイドブックには地図もあり、
そこに、この店はここにありますよという印も記されていた。

それが、地図に記されている場所付近を探すも見つからないのだ。
さんざん探し、屋台のおばちゃんに訊いたりしたが見つからない。

ガイドブックの店の紹介ページには住所も載っていた。
しかし、ガイドブックの地図には地名が載っていない。
そのへんに街の案内地図の看板があったので見てみると、
地名が載っていた。

ガイドブックの店の紹介ページに載っていた住所と、
ガイドブックの地図に記されていたその店の場所の住所は、
どう考えても違っていた。

長々とわかりにくい説明をしたが、
つまり、最も合理的な結論は、
「ガイドブックの記載ミス」であった。

気を取り直し、
事前にネットで調べておいたサムゲタンの店に行くことにした。
ここは、すぐに見つかった。

そして、その店のサムゲタンとビビンバは
とてもおいしかった。しかも安かった。
歩き回ったもとが取れた。

その後は、また海雲台に行った。
雪辱戦ということで、
適当な店に入ってタッカルビをたのんだ。
これもうまかった。

旅行が終わりに近づくにつれて
うまいものを食べることができた。
よかったよかった。
ほんとに食べてばっかりだったこの旅行。
夜、後輩とDSニューマリオの
ミニゲーム集の対戦をやった。
これ、おもしろすぎる!
こんなの、絶対売れる!

DSは「一家に一台」ではなく
「ひとりに一台」のゲーム機であることを痛感する。
家族や友達どうしでトランプをしたりする感覚。
一人でやるゲームも楽しいが、
みんなでやるゲームはまた別の楽しさがある。
なんせ、やっていてむなしくない。
勝っても負けても楽しい。
強烈なコミュニケーションツールだ。

近所のコープに貼ってある少年野球の募集に
「テレビゲームで友達は作れません!」
とあるが、まったくの嘘だ。
テレビゲームをやったことがないのだろう。
で、何も考えずに「ゲーム脳」などを信じるのだ。
こういう人の脳を「“ゲーム脳”脳」というのだ。

とにかく、ゲームは、変わった。
変わったというか、戻ったというか。
ひとまわりして同じ場所のより高いところに来たというか。
ゲームの未来はとてつもなく明るい。
喜ばしいことです。


10/22(日)

朝早く起きて、
リムジンバスで空港へ。
すごく早くついた。
また後輩とDSやった。
持っていない後輩もDSを欲しくなったようだ。
いいことだ。
こうやって、いまDSは爆発的な売れ行きを見せているのですな。

帰りも飛行機は一時間強(当たり前)。
一瞬で韓国の感覚から日本の感覚へ戻った。

楽しい旅行になった。
北海道や沖縄に行くより近い外国。
気軽に行けそうだ。また行こう。


10/23(月)

「おかあさんといっしょ」で、

しょうこおねえさん
「都会のカラスは嫌われ者だけど、
 カラスってとっても賢いんでしょう?」

ゆうぞうおにいさん
「そうだよ〜。
 カラスはドッグフードを水にふやかして食べるんだよ〜。」

というやりとりがあった。



昨日帰ってきてから
都響版DQ7のCDをアマゾンで予約したのだが、
今日帰ったらもう来ていた。
まだ聴いていない。
「トゥーラの舞〜復活のいのり」が楽しみだ!


10/24(火)

昨日都響DQ7を聴きながら寝たが、
すぐに寝てしまった。
「憩いの街角」のテンポが速いな、
というくらいしか覚えていない。
今日も聴いて寝よう。全部聴けるだろうか……

ところで、iTunesのCDDBって、
かなりの確率で間違ってるな。
しかも、何箇所も間違ってたり、
タイトルの表記がおかしかったり、
作曲者名も間違ってたり、
どうも適当すぎる。
僕はそういうのはキッチリしたいタイプなのだ。
「ドラエモン」が許せないタイプ、というとわかりやすかろう。



ビートルズの「Rubber Soul」に収録されている
ジョンレノンの「In My Life」が
とてつもなくいい曲だと気付いた。
以前から大好きな曲だったが、
歌詞を見ながら聴いたら
これまでとは「来かた」が違ったのだ。

邦楽ですらあまり歌詞を読まない僕は
これまで洋楽の歌詞というものをほぼ無視していた。
しかし、歌詞を英語のままで読むと、
正しい解釈かは置いといて、
すごく「来る」ものがあったのだ。

「There are places i'll remember」
という一行を読んだだけで「来た」。
正確には、これを読みながら
あの音、あのメロディ、あの歌声を聴いたら「来た」のだ。
その後の歌詞も、この曲に溶け込んで、
心に直接傷をつけられるような感じがするのだ。
歌詞がわからなくても心をかきむしられるような曲なのに、
歌詞が響いてくると……とんでもない。

歌詞は曲の大切な要素であって、
切り離すべきではないものだ。
わかってはいるんだが、
どうも英語の歌詞に苦手感があった。
だが、積極的に読んでみようという気になった。


「In My Life」の歌詞を読もうと思ったきっかけは
英語の発音の勉強をしようと思ったからだ。
発音に注意して曲を聴き、
歌詞をなるべく日本語に直さずに読むと
意外とすんなりと頭に入ってくる。

英語の子音は「日本語耳」には聞き取りづらいが、
注意して聴くとちゃんと発音されているのがよくわかる。
同じ曲を聴きまくって「英語耳」に近づけるのだ。
そして、発音もできるようにする。

まず英語の曲でトレーニングするというのは
以前紹介した英語耳というサイトで
提唱されている方法だ。
怠けずにやっていこうと思う。


10/25(水)

都響DQ7を何度か聴いた。
ロンドンフィル版に聞き慣れているため
いろいろ違いが気になるが、
それがそもそも楽しい。

ロンドンフィル版もよい出来だと思うが、
都響版もまた別の味わいがある。
微妙にアレンジやテンポが変わっていて、
同じ曲でもまるで別の曲のように聞こえる。

「トゥーラの舞〜復活のいのり」は
こういうアレンジになったんだな。
「トゥーラの舞」は
メロディをトゥーラが奏でていないが、
これはこれで良い。
まあそもそもトゥーラなんて楽器はないが。
ハープで代用するのかなと思っていた
(ハープも鳴ってるけど)。

全体的に、トランペットのピッチが怪しい気がした。
「血路を開け」の一番最後、思いっきりミスってるし(笑)。

「凱旋そしてエピローグ」は
歯切れのいい演奏でとても良かった。
「海原の王者」「魔法のじゅうたん」
なども小気味よい。


さて、都響版も残すはDQ1+ME集のみだ。
楽しみだなあ、ME集。
MEは完全に網羅されるのだろうか?
DQ5の大魔王のモチーフとか、
そういうマニアックなものまで収録されるといいなあ。



英語の子音の発音も難しいが、
実は母音のほうが難しいのでは……
という気がしてきた。
「ア」っぽい母音が5種類もあったり。

反復練習あるのみ。


10/26(木)

「可能性がある」というのは
ある意味厄介なものだ。
いや、正確には、
「可能性があることに気付く」ことが厄介なのだ。


10/27(金)

この世界が決定論的なものでも
確率的なものでも、
「自由意志」があると考えることは切ない。

この世界が決定論的なら、
つまりすべての出来事が
何らかの原因に基づいて一意に決まる世界なら、
自由意志というものはないだろう。
いま自分が考えていることは、
何らかの原因によって
決定論的に決まったことにすぎないのだ。
……と考えて、こうやって書いていることも
何らかの原因によって
決定論的に決まったことにすぎないのだ。
……なんて考えて、こうして書いていることも
何らかの原因によって
決定論的に決まったことにすぎないのだ。
……というふうに考えて、こうして……

この世界が確率的なものなら、
すべての出来事は、
何らかの確率分布に従うという法則はあるにせよ、
結局は「偶然」だ。
いくら自由意志だと言っても、
結局は「偶然」の産物ということになる。

ああ、切ない。
この世界が決定論的なら、
過去も未来も現在も「一通りしかない」、
すなわち「必然」なのであり、
この世界が確率論的なら、
「起こりやすさの傾向」はあるにせよ、
すべては「偶然」なのだ。
自由意志って、なんじゃい。

……と思うことも、
必然か偶然かどちらかなのだ。
切ないなあ。


……と思うことも、
必然か偶然かどちらかなのだ。
切ない……のかどうかわからなくなってきた。


10/28(土)

中学生のとき、
「いきなり最終回」
というマンガを書いていた。

最終回だけを書くのだ。
どういう展開がこれまでにあったかというのを
あまり語らずに書く。

まあ、書いたのは
「ファンタジー編」「野球マンガ編」
だけなのだが。

マンガ的表現、マンガ的演出、
ストーリー展開などの
ベタな部分だけを抽出して
最終回だけ書くのです。

いま思うと、
これで表したかったのは
「ベタドラマ」の面白さなのだなあ。


10/29(日)

「昭和」って便利ワードですな。
ただ「古い」と言うより
「昭和」と言うほうが笑いが取れる。
同様の便利ワードに「中二」など。


10/30(月)

昼頃、急に腰が痛み出した。

研究室に行くまではなんともなかったのだが、
午前中ずっと椅子に座りっぱなしで
昼食のために立ち上がったときから
どんどん痛み出していった。

午後のゼミが終わった後、
ソファでずっと寝ていたが、
いっこうに治らない。
歩くことすらままならなかった。

とても家に帰れないので、
とりあえずゼミ部屋に泊まることにした。
ソファよりは硬い床の上のほうがよかろうと思って、
床の上に寝袋で寝た。

ゼミ部屋には蚊がいて不快であった。


10/31(火)

一晩眠ると、歩けるくらいには回復していた。
が、依然痛い。

整骨院は午後は夕方からしか開いていない。
夕方まで待って、車で来た後輩に、
うちのマンション近くの整骨院まで送ってもらった。
車の中で、J-WALKのベストを聞いた(しかもテープ)。

整骨院では、
ものすごく物腰の柔らかい先生が診てくれた。
腰の筋肉にストレスがたまっているという。
ひどい筋肉痛みたいなものか。

先生は、腰や背中をもみながら、
「ほうほう、なるほどなるほど」
とひとりでつぶやいていた。
気になった。

で、伝吉量……いや電気治療と
マッサージをしてもらって、
湿布を貼ってとコルセットを巻いてもらった。
まだ痛いことは痛いが、
少なくとも気分的には楽になった。

ヘルニアではなさそうで良かった。
ゆっくり治していきたい。
しかし、すっかりじじいだ。
整骨院も、僕以外ご老人ばかりだった。



フットボールアワーが
今年のM-1に出るらしい。
それは……どうなんですかね?



細木数子が、
佐藤B作が奥さんと夫婦喧嘩する原因は
事故死した前の奥さんだと言っていた。
前の奥さんが夫婦喧嘩をさせてるんだ、と。

最低ですねこのおばはんは。
死人を利用するな。



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