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tomiyumi webその他もろもろ音楽についていろいろ ― DQ5コンサート 04/8/21 その2

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DQ5コンサート 04/8/21 その2


ここでまたすぎやま氏の「おはなし」が始まる。

PS2でDQ5が出て、SFCの時同様やり込んだ。
SFCの時は娘・息子の名を付けた。
今回のPS2では孫の名を付けた。時の流れを感じる。
DQ5は三代にわたる家族愛の物語。
時間軸の上で今自分はここにいるんだと自覚し、
社会を良くしていこうぜ!!
……みたいな感じの話があった(こんな口調ではない)。


【愛の旋律】

結婚前夜に流れる曲である。

ゆったりとしたテンポの4/4拍子に、三連符主体のメロディー。
そして、メジャーセブンスのコードがこの曲の肝である。
メジャーセブンスはときに甘く、ときに切なく、ときにやるせない、
そんな魅力的なコードだ。
そしてこの曲のメジャーセブンスの使い方はとても変わっている。

前半のコード進行はこの通り。
|GM7|CM7|BM7|EM7|BbM7|EbM7|Cm7 Am7-5|Dsus4 D|
(SFC音源版はFM7から始まる)

GM7→CM7は普通のI→IVの進行だが、
その次に短二度下がってBM7へ。
ここでものすごくねじれた感じになる。

そして、このBM7をI度として、IV度のEM7へ。
メロディも、GM7→CM7の部分のメロディを長三度上げたものとなっている。
さらに、EM7からBbM7と、増四度の跳躍。Bbへ転調する。
その後またBbM7→EbM7。つまりI→IV。

続いてCm7→Am7-5→Dと来る。すなわちIIm7→VIIm7-5→III。
ここから通常、D→Gmと来てGm(Bbの平行調)へ転調するかということろだが、
D→GM7と来て冒頭に戻る。Gmではなく、Gに転調するのだ。

この数小節でのめまぐるしい転調、
そしてほとんどがメジャーセブンスで構成されているそのコード感が、
最高にやり場のない感じにさせてくれる。

この部分が2回繰り返されると後半部へ。
後半はBb調のまま、メロディーも伴奏もほぼ三連になり、
ほとんど12/8拍子のようになる。

1ループ目はフルートのソロ、2ループ目はバイオリンのソロが
メロディを叙情的に奏でる。
そしてストリングスのピチカートやトレモロがバックで曲を引き立てる。

ラストはCM9(#11,13)というさらにやりきれないコードで終わり。

すごく淡く、やるせなく、ドラクエの曲の中でもある種異端で、
印象的な曲である。
そしてコンサートでも、これまた感動的な演奏だった……
フルートのソロ、バイオリンのソロも良かった。
ちなみにバイオリンソロはコンサートマスターの深山氏である。


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