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SFCD オート戦闘攻略記 (外伝3)

※：ネタバレ注意！

　私はサイプレス王宮戦士のテディだ。これより司会進行をさせていただく。いつもは軍師がここの司会進行を行っていたのだが、今回の戦闘では参加できないようなのでな。何もすることなく手を持て余しているので、せめて司会進行役だけは行おうと思ったところである。

　さて本日はお日柄も良く、ニック王子の戴冠式である。この式典にはガーディアナ国の者達や、シュウやナターシャにまで来てもらった。わざわざご足労いただきありがたいところだが・・・・・この後、謎のバアさんがやってきて、アンリ王女が攫われてしまったのである！ さらにこのバアさん・ダーバが言うにはアンリ王女を救いたければ、館に来いと言い残して去っていった。

　・・・実は、私は今日のこの事件について知っていてな、皆を騙すことになって申し訳ないとは思っている。だが私が一番恐れているのは、この事実を後でメイフェアに言わなければないことだ。・・・激怒するだろうな。それを考えただけで空恐ろしい。せめてメイフェアだけには事実を述べておけばよかったかも知れない・・・

戦闘1: 墓場

　王子たち一行はダーバの館の前にやってきた。ここは墓場だけあって不気味な場所だな。むっ、アーロン・クレイド・ビルの３バカ達、何を騒いでおるのだ！？ 全く、奴等が騒がしいのはいつものことだが・・・・・どうやら今回は事情が違うようだな。墓場からゾンビ達が出現してきたようだ。どうやら、まずここのゾンビ達を倒さねばならないようだな。

　まずここを真剣に読んでいる者に言わねばならないことがある。実は、この外伝3を行う前に、酒飲み神様がうっかり外伝1のセーブデータを消してしまったのである。そのため私達はもう一度外伝1をオート戦闘で戦う羽目にあった。おかげで以下に紹介する能力値は外伝1終了時ののデータと多少違うとのことだ。酒飲み神様はとても反省しているとのことであり、この私を通してそのお詫びをしていだだく。

　さてここでの戦いで注意する点は、墓穴から出現してくるゾンビ達だ。どうやら一定ターン数もしくは一定ラインまで進むと出現するようだ。その出現場所が上下左右、神出鬼没に出現し、上手に戦わなければ取り囲まれて大変なことになるだろう。だがニック様は指揮を取ることなく自由に戦わせているため、この「上手に戦う」ということがない。ここでは敵が出現したら、敵の近くにいた者が手当たり次第戦うのみである。

　このような戦いでは普通なら2,3人死んでもおかしくないところであるが、イ・オム戦で鍛え上げられたシュウ達のおかげで被害はほとんど出ずに、ゾンビ達は気がついたら全て消えていなくなっていた。思ったより簡単に倒してしまい、やや肩透かしをくらった感はあるが、ここはまだ館の入口。真打はこれから登場するのだろう。みんなウォーミングアップは済んだか？ 本番はこれからだぞ！！

戦闘2: 酒場

　な、何だこの部屋は・・・。ただの酒盛り場じゃないか？ しかも酔い潰れて寝ている者すらいるではないか。どういうことであろうか？ さらに入って早々、メイフェアが酔っ払いに絡まれてしまった。メイフェア大丈夫・・・・・のようだな。というかメイフェアに吹っ飛ばされた者の方が心配だ。そうしている間にチューラオなる者がやってきたようだ。彼の話によれば、酔えば酔うほど強くなるとか？ 本当かどうかそれは知らないが、とにかく酔っ払いの彼等と戦わねばならないようだ。

　まずニック様はアイテム回収から始めた。ここでは貴重なアイテムは「しらべる」ことによって見つかるからな。前回の戦いでも墓場を掘り起こし調べものをしていたが、ここでも散らかったテーブルの上や、酔い潰れた者をひっくり返しては、必死になって調べている。何というか、その姿はとても一国の王子とは思えぬものだ・・・。なお我々のように勝手気ままに戦う戦い方では、仲間は「しらべる」ことを絶対にしてくれない。おかげで空飛ぶ者でないと取れない宝物は絶対に取れない。この場所でもテーブルの上に守りのミルクが置いてあるが、それは取れないようだ。当然、私の着ぐるみも取れない。いろんな意味で、残念だ。

　さて宝物をあらかた調べた後は、敵との戦いである。普通ならば、中央部分で敵とどう戦うかがここでのポイントとなるところだが、これまでの戦いで相当強くした我が軍にとって、ここでどう戦おうとも問題無くなっている。むしろ怖いのは敵の混乱攻撃だ。ここでは、ほろよいドワーフがコンフューズアタック、バーサーカーナイトがコンフューズLV2を使用してくる。この攻撃から逃れるには、運以外は無い。意を決して敵と戦ったところ、今回は全く混乱することなく戦うことができた。おお、なんと幸運な！

　ここのボス、チューラオもデーモンブレス並の威力を持つ炎を吐き、二回行動してくるが、耐久力は弱い。若干の犠牲者は出したものの、一気に畳み込んで一瞬で倒すことはできた。うむ、敵は酔っ払いだけあって楽勝だったな。

戦闘3: 日本庭園

　今度は東方の様式で作られた館が出てきたな。むっ、何者かがこちらにやってきますぞ。どうやらやって来た者達は、東方の衣装を着た婦女子方ですな。いや、綺麗な方達ですな〜、ニック様。私達は彼女等の案内のもと屋敷へと向うと、さらにこの屋敷の主らしき者がいた。その女将が言うには「旅の疲れを癒す」ため「ハレハレ」をしてもらえるとか！？ こ、困りましたな〜。だがニック様のご意志は固く、こんな場所で寄り道はしないと言う。・・・少々残念であるが。

　そのように館の主に告げた瞬間、館の主は本性を現した！ どうやら奴はこの部屋のボスだったようですな。さすがニック様、この罠に気付かれるとは！ ・・・いやむしろ、後方で般若の如き形相で睨みつけてるメイフェアを恐れてのようですな。後にニック様に聞いたのだが、ここでハレハレしても王子が少し離れた場所で戦う程度だと言う。今の王子の 逃げ足 実力からすると簡単に脱出できるという。ただアイテムを回収の効率からハレハレしない方に返事をしたらしい。

　さて、この戦闘で問題となるのは突如出現する敵だ。この館の至るところから敵の気配がするが、一定ラインを超えると出現してくるようだ。だが敵が突然出現したからといって慌てる必要は無い。敵の能力はそれほど強くないので、落ち着いて１体ずつ敵を叩いてゆけばよいだろう。残る問題は、ニック様がいかに効率よくアイテム回収するかというところだろうか？ アイテム回収してたら敵を大量に出現させてしまったということは無いよう、少し気を付けるべきであろう。

　さて我々を恐るべき罠ではめようとしたこの館の主・きさらぎはらいじんLV2を使用する強敵。この威力はスパークLV3に匹敵する。一同、のこのこときさらぎに近づいては、豪快にこの術をくらっていた。みんな、どうしたのいうのだ？ きさらぎの美貌に誘惑されたのか？？ この雷撃でシェイドが倒されてしまったが、きさらぎもチューラオ同様打たれ強さは無い。あとはタコ殴りにより、あっさり倒すことができた。ふ〜、最後は少し焦ったな。もしここでニック様が討たれようものなら、後でメイフェアに何と言われるか分からないからな・・・

戦闘4: 工事現場

　さて、この部屋で敵は一体何をしているのだろうか？ ・・・どうやらこの部屋を改築しているようだな。この部屋で我々を迎え撃つために準備していたようだが、間に合わなかったようだな。我々が快進撃するものだから間に合わなかったと見える。だが敵もやるもの。突貫工事とはいえ、一瞬でバリケードを作ってきた。おお、やるな。我がサイプレス城の改築工事をする時には、是非とも彼等を雇いたいものだ。

　さて今回のダーバの館での戦いは、どうやらここからが本番のようだな。敵が段違いに強くなっている。さらに問題なのは、彼等が築いたバリケードだ。このバリケード越しに魔法や遠距離攻撃で打撃を受けてしまう。これが厄介だ。なにせ仲間には自由に戦わせている以上、フラフラと壁際に寄り添ってしまったものなら、リッチのスパークLV3の餌食だ。壁際に仲間を寄り付かせないよう、ニック様は移動に細心の注意を払っていたようだ。

　ここでの戦い方は、まず右側のみならいゴブリン×2を倒す。その後、左の敵×2体を倒す。ここまでは問題なく倒せるだろう。この次からが問題である。普通ならばもう一度右へ戻って敵×3を倒すところであるが、それでは中央にいるリッチのスパークを壁越しに食らう可能性が高い。そのため、登場口付近で10ターン以上も待ち続け、リッチ他2体の敵がこちらへ来るまでじっと待ち続けた。この作戦通りリッチを上手く誘導することができ、ほぼ無傷でリッチ達は倒すことができた。

　さらに左側にいた敵×3を倒し、残るはブルドーの周囲にいる敵だ。新たにバリケードを築かれたこの場所はまともに中央から突っ込めばメタルガンナーとリッチの餌食となる。ここもまたリッチを誘導してから、あとは左側から回ってブルドーらを倒すのがセオリーだが・・・・・ニック様もこれは想定できなかったようだ。まさか全員で中央から突撃しようとは・・・

　その結果として、我が軍には相当な被害が出た。というかニック様以外全員倒されてしまった・・・。しかし彼等もそれなりに頑張ってくれたようでザコは全て倒してくれたようだ。残るはニック様とブルドーの一騎討ちとなった。このような強敵と一騎討ちなど本来ならば即座に止めるところであるが、だが今回はブルドーは相当な手傷を負っている。今この状態ならば倒すのも容易なはず！ ニック様は宝物を回収した後に、ブルドーへ一気果敢に攻撃！！ その結果・・・・・よし！ ブルドーを葬り去るできた！！

　いやニック様、予期せぬトラブルがあったとはいえ危なかったですな。とにかくこれでダーバ配下の3人は倒すことができましたな。ブルドーが言うには次の部屋にはダーバがいるという。次こそダーバを倒し、アンリ女王を救いましょうぞ！

戦闘5: vs. シャドウ

　この部屋にダーバがいると聞いていたのだが・・・・・どうしたものか、どこにもダーバの姿は見えない。そのまま部屋の中央にある水晶に近づくと、なんと我々の悪の分身、シャドウが出現した！ しまった、これもダーバの罠だったようだ。しかも自分達の分身となると、下手な敵よりも手強い。さて困ったな・・・。しかし敵ながらダーバも、これでは辛いと思ったのだろうか？ シャドウを弱くしてもよいぞと提案してきた。ニック様、自由勝手に戦う我々にとって、敵が我々よりも一回り強いとあれば本当に勝ち目はありません。ここはせめてシャドウ達を弱くするよう嘆願すべき・・・・・ああっ、ニック様正気ですかっ！ なぜ試練を課す方「つよい！」との返事をしたのですかっ！！ もう知りませんぞ！！！

　しかしニック様の作戦はそれはもう 狡猾 否、どんな天才軍師も思いつかない見事な作戦であった。普通はリターンを使って武器を装備しない状態で再戦を挑むという方法を思いつくところであるが、ニック様の作戦はこれとはまた違う。まず前の戦いで本人以外全ての者が倒された事を思い出して欲しい。この状態のまま戦うとこちらも敵もニック様のみの一騎討ちとなる。この状態で一度アイテム回収をした後にリターンをし、ナターシャのみを生き返し、2人のみで戦ったのである。

　ナターシャを加えるとどうなるか？ まずナターシャは優先的にシャドウ・ニック様にブレイズLV4を使う。その後ナターシャはスパークLV4の反撃により死亡するが、この後ニック様がシャドウ・ナターシャをスパークLV4で倒す。すると後はニック様同士での殴り合いとなるが、差は歴然だ。なにせこちらのニック様は無傷。シャドウ・ニック様を簡単に倒し、戦闘終了である。

　なんとこれでターン数にして5ターン。時間にして2分程度。このマップは一瞬にして終了したのであった。さすがニック様。イ・オムとの戦いではメイフェアに不評でしたが、この姿を見せればサイプレス王として相応しい者として認めてくれることでしょう！

戦闘6: 最終戦闘

　場所を空中庭園へと移し、ついにダーバとの戦いである。このダーバを倒せば、この一連の戦いは終了する。とはいえ、このダーバ戦も厳しい戦いだ。まずダーバビームだが、最初の一発は仕方が無いにせよ、好き勝手動いている我が軍の者達はフラフラと射程内に入りこんでは、モロに直撃を受けている。さすがにこのような者が出るのは仕方があるまい。ダーバビームの回数が少なく済むよう、祈るだけである。

　ワンダーマッシュを伐採しつつ進軍し、ダーバビームを3回受けた後、中央より少し進んだ辺りでダーバ配下の3人、チューラオ・きさらぎ・ブルドーが再戦を挑んできた！ なんてことだ・・・。この最終戦では、この3名から受ける打撃をいかに少なくするかにもかかっている。特に回復役のサラが倒されることだけは気をつけねばならない。まずは左側に配置しておき、きさらぎを一瞬で倒した。なぜなら彼女のらいじんは恐るべき威力だからな。

　ルースとストック2人だけの犠牲を出し、この3名は何とか倒した。後はダーバ一人のみである。ダーバの周辺は岩がうまく配置されていて、周囲を囲ってタコ殴りすることは出来ない。そのため普通なら集中攻撃が出来ずに結構苦しむことになるのだが、我が軍のメンバー構成では弓兵が多いことに注目して欲しい。既にストックが倒されたが、それでも弓兵はまだ3名。周囲に岩があろうとも関係なく集中攻撃が可能である。もちろん後、ダーバブレスの手痛い反撃を受けるが、この3名とバリーだけで200近くの打撃をダーバに与えることができた。

　あとは力押しでも大丈夫であるが、ニック様だけは倒されることの無いよう、慎重に動いていた。ニック様がダーバの攻撃を受けた後は、サラに傷を治してもらう。サラは神秘の杖を装備しているので、無限に回復することができる。よってサラさえ死ななければいどこまでも戦えるという訳だ。他のメンバーは次々と倒されたものの、この戦い方でついにニック様はダーバを倒すことができた！ やりましたな王子。

外伝３を終えて

　いやまさか、外伝3を全員オートでクリアできるとは思いもよりませんでしたな。なにせ外伝2のイ・オム戦では全員オートは無理だったたし、さらに某攻略本によると外伝3のマップ1では全員オートでクリアできないような事が書かれていたからな。某攻略本では能力を外伝1,2から継承させないデフォルトデータを使ったために大苦戦したのであろう。しかし外伝1,2で鍛えられたキャラクターを使えば、墓場で苦しむことは無いだろう。また墓場から無限に出てくる敵を延々と倒しておけば、これ以降の戦いで楽に戦うこともできるだろう。

　またメンバー選びも重要だろう。まず最終戦闘を考えて、遠距離攻撃が出来る者(弓兵・騎士)を出来る限り集めた方が良い。ただし騎士は序盤の能力値上昇は高いが、最終能力はやや低い。能力の上がり具合では本当に弱くてジャベリンでの攻撃でほとんど打撃を与えられないだろう。ここは気をつけよう。またもしできるならば、ウェンディかナターシャでブレイズLV4を覚えるまで鍛えた方がよいかもしれない。僧侶にはサラ（with 神秘の杖）は必須だが、他には加えなくともよいかも知れない。加えるとするならば、中途半端にモンクを使わず、セインかアミーゴを入れるべきだ。モンクは攻撃するにも回復するにも中途半端で使えないのでな。

　さてこれでオート戦闘は全て終了である。実はこの先に博物館での戦いもあるのだが、博物館の戦いではオート戦闘を選択できない。そのため、仕方が無いがここで終了となる。もっともあれだけのボスとオートで戦って勝てる気もしないしな。さあ、アーロン・クレイド・ビルよ、ご老体・ダーバを苛めるのもそこそこにするのだ。実はダーバはニック様がサイプレス王として相応しいか試していただけなのだからな・・・

　・・・どうやら皆が怒りのこもった目で私を見ているようだな。特にメイフェアがもの凄い形相で睨んでいる・・・。すまなかった。これも昔からサイプレス王家に伝わる儀式なのでな・・・・・あ、メイファア、落ち着いてくれ。これまで黙っていたのは済まなかった・・・。ほら、ストーリー上で最初に喋ってしまったら面白くないからな・・・。だ、だから、その、許してくれ〜〜〜！

完

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