remove
powerd by nog twitter

今際の際の最後っ屁
サービス社会の「でっどえんど・すとーりー」

 長いこと 更新をサボっていた管理人です。

 え?
 何を 今頃 ノコノコ出てきたのかって?

 話は ちょうど一週間前。
 ゴミメールの整理をしておりますと、このサイトを置いている「TRIPOD(通称:和鳥)」からメールが来てるじゃありませんか。

 出来の悪いメールマガジンのようなお手紙なんですが、要点だけ抜き出すと・・・

 合併のためだか何かは知りませんが、突然 HPの大家様から住所の変更を通告されてしまったのでありました。

 ま、モトは無料HPサービスに間借をしているわけですから、「出て行け」と言われれば出て行かなければなりますまい。

 ネットの上のお引越しはそんなに難しくありません。
 代わりのスペースを見つけて ファイルを丸ごとFTPしてしまえば ほぼオシマイ。(の予定)
 必要な分だけリンクを修正して、引越し先を表紙に貼り付ければ 任務完了。(のはず)

 「引越し王」も「黒猫」も「アリさんマーク」も まったく必要ありません。
 新しいレンタルサーバーを探すのは ちょっと手間なんですけどね。


 同じ 電網サービスでも ホームページと違って メールアドレスの変更は これほど簡単ではありません。

 私 職場でメールを受けるため フリーメールを使っていたんですが、そこは無料サービスの悲しさ。
 こんな最後っ屁の一発で いきなりアドレスを消し去られることになってしまいます。


某新聞社系ウェブメールサービスの最後っ屁

 気に入ったアドレスを守るためとはいえ ウェブメールに500円を払う気にはならないし・・・

 このアドレスを使っていた知り合いに 全て新しいアドレスを送る羽目になるのでありました。


 が、筆者の元に送りつけられる最後っ屁は 電脳世界だけのものではありません。

  
おフランス証券と日米混血証券の最後っ屁

 証券会社の廃業は、銀行や生保に比べると社会的インパクトが小さいと考えてるのか、あっさりと退場していく社も珍しくありません。

 銀行だと 確かに 合併や支店の統廃合だけで 料金引き落とし口座の変更をしたり 支店名の変更手続きをしたりと手間が掛かります。
 生保だと 予定利率が引き下げられたり 口座が一時的に凍結されたりと 迷惑なこと この上ありません。

 その点 証券会社はねぇ・・・
 あんまり 大変なことだと思われないんですよ。

 一応 顧客資産は分別管理されてるし、現物株や転換社債は別の会社に移管すれば良いし。(ま、世の中には 物騒な事件もありましたけど)

 筆者も そう思っていましたよ、ほんのちょっと前まで。

 シュワブ東京海上の時は ちょっとの株とMRFが小額残っていただけ。
 パリバの方は全然使っていなかったのでダメージゼロ。
 簡単な手紙を数回やり取りしただけで 残った株券も あっという間に お引越しが完了しておりました。


 しかーし、本気で使っている証券会社が飛ぶと 本当に大変。


里予木寸系列会社の最後っ屁

 この会社 投資信託の通信販売に特化した営業で、様々な媒体で派手な宣伝活動を行っておりました。

 一般雑誌にまで カラー広告を出していた時期もあったのですが、証券不況には勝てなかったのか 親会社に吸収されるとの通告です。

 大体、投資信託のイメージ自体が 日本では最悪なんですよ。
 今まで 随分と好き放題やってましたからねぇ・・・

 筆者も 投資信託嫌悪派の一員ですが(参考文献)、この会社 200本を超える投資信託を揃えていただけのことはあって いくつか真っ当な商品もあり 定期的な積立をやっていたのでありました。


 どんなに嫌いでも、零細投機家にしてみれば 投資信託でなければ出来ないことも 多いんです。

 その一つが国際投資。

 日本株なら ある程度の分散が利くまで銘柄数を増やすのは それほど難しくありません。
 国内債券も 手数料を払って投資信託なんかを使うより 個人向け国債や某住宅割引債券を買うのが正解でしょう。

 が、海外となると お手上げです。
 米国株くらいなら個別である程度の数を揃えられるんですが、手間を考えると 楽しい作業とはいえないでしょう。
 更に 欧州やエマージング市場に手を広げると どうにも動きが取れません。

 海外投資を十分に分散された形で行うとしたら、必然的に投資信託を利用するしかないんです。

が、絶対に闇鍋アクティブファンドは買いたくない

 更に、インデックスファンドでも・・・

銘柄数が十分に大きいこと
米国であればNYダウよりS&P500やウィルシャー5000に連動する方が望ましいハズ。
米国株に連動する投信よりも 世界市場の指標に連動する方が望ましいハズ。

コストがリーズナブルであること
先進市場のインデックスファンドでも 「販売手数料1%・信託報酬 年1.5%」なんて商品も存在するんで・・・
販売手数料はノーロードの物が良いんですが、信託報酬が高いと台無しです。

可能であれば 定期積立が出来ること
筆者のように山っ気の多い人間は 定期積み立てでないと、市場タイミング論の誘惑に負けてしまいます。
自制心が勝っても 小額の投資では振り込み手数料が重くのしかかります。
自動積立が出来ないまでも、近くのATMから直接入金できる会社でないと使えません。

 なんて、条件をつけていると 本当に使える会社が限られるんですよ。

 大体、世の中に何千という投資信託が溢れているのに、海外株式インデックス型なんて数えるほどしかないの。

 その中で コストが安くて・・・ 積立が出来て・・と選んで、この会社を使っていたのに、今回の最後っ屁で 水の泡。

 定額積立も 比較的良質なファンドの取り扱いも どちらもサービス打ち切りです。

 でもね、追加購入が出来ないとはいえ、残高が維持されるだけまだマシなほうなんですよ。 

 シュワブ東京海上証券の廃業の時なんて、インデックスファンドは全部 償還されちゃったんだから・・・

 また、類似のファンドを探して 取り扱い会社を探して 口座を作り直して、全部イチからやり直し。
 より良い商品が簡単に見つかるなら、最初から そっちを使ってるんですから 見つけにくくて当然なんですけど。


 近年 コレだけ直接金融の話題が出ているのに 肝心の受け皿は非常にお粗末。

 日本株投資信託なんかは腐るほどありますし、インデックスファンドも まっソレナリに充実しています。
 更には、ETFも揃っているし へそ曲がりのインデックス崇拝者も困ることはないでしょう。

 でも、海外インデックスは 本当に良く探さないと真っ当な商品が買えないんですよ。

 そりゃー 良い商品も在りますよ。


マ衤ックス証券より引用

 こんなのなんか それほど悪くないと思いますよ。
 米国での信託報酬(0.2%)を考えると 費用が高い気がしますけど、国内のS&P500ファンドやMSCIコクサイ連動ファンドも0.8〜0.95%を抜かれますからね。

 でも、同じ会社が こんなモノの方を大々的に売っているのを見ると、絶望的な気分にさせられるのはナゼでしょう。


ト∋タアセットマネ一ジメントより引用

 インデックスファンドを組み合わせて、世界インデックスに近似させる手法はいいと思いますよ

 でも、この費用は何でしょう。

 信託報酬が1.28%のインデックスファンドなんて聞いたことがありますか?
 世界株式のアクティブファンドだって もっと安いものがあるんだから。

 大体、元のバンガードの信託報酬って、5%しか含まれないエマージングマーケットインデックスですら年率0.57%。
 米国インデックスでは0.23%しか信託報酬を取ってないって!!

 で、何処がボッタクリを働いているのかと 見てみると・・・

もう、好き放題に抜かれまくり

 まず、他社既製品を寄せ集めてるだけのト∋タアセットが0.345%も抜いとります。
 ファンドを纏めてリバランスする単純作業で このフィーはなんでしょう?
 ま、外国籍ドル建ての投信を 円建で国内販売するわけですから コストがかかるのでしょうか。

 それより なにより、腹立たしいのが 販売会社の取り分 0.6%!!
 バンガードのファンドを直接売るなら話は分かりますよ。
 制度も通貨も違う外国の物を販売するんですからね。
 でも、こいつは もう国内円建のごく普通の投資信託になってるんですけどねぇ。


 日本の投資家なんて こんなのに引っかかる チョロい連中だと思ってるんでしょうね。
 で、コレが売れたら売れたで またバカにされるんだろうなぁ。本当に最高の商品です。

 ま、絶対に巧くいくとは思えないんですけど・・・

大体、国際インデックスファンドなんて探さなけりゃ見つからないほど超マイナー

積極的にインデックス投信を探すなんて 細かく五月蠅い吝嗇家に違いない

バンガードに惹かれるなんて J.ボーグルかC.エリス辺りにカブれた奴に決まってる

 そんな連中にしたら、「信託報酬1.2%」「ファンドオブファンズ」なんて許容できるはずがないでしょう。

 大体、カモは こんなのに引っかかる前に 派手に広告打ってる⊃ィデリ〒ィあたりのアクティブファンドに行ってしまうんだから。

 

 ね、どうせ売れないんなら この投資信託に組み込まれているインデックスファンドを バラ売りしたらどうですか?

 ファンドを寄せ集めて高い金を取るより、売れると思いますよ。

日本にだって いくらかはインデックス信奉者がいるでしょうからね・・・

少なくとも1000人 いやー2000人くらいは・・・いるんじゃないかなぁ・・・いるといいなぁ

一人が月に一万ずつ積み立てると 二年で 「こんなの」や「あんなの」を追い越せるんですけどねぇ・・・

本当に人気がないんだなぁ・・・やっぱり・・・


警告

投機は 壊れた大人のための娯楽です。

投資信託の取り扱いには専門の知識が必要です。

全て自己責任で 悔いの少ない投機生活を楽しみましょう。


 

 

TOPへ   何でも雑記帳入り口へ   HOMEへ