第六日・ビキニ環礁 米国は、マーシャル諸島北西にあるこのサンゴ礁の島で、 1946年から1958年にかけて核実験を行った。 1954年には、日本の漁船第五福竜丸が 「死の灰」を浴びたことで有名。 住民の大半は近くのキリ島に移住させられたまま、 いまだに帰還できない状態。 左上にある二十三の星は、環礁内の島の数、 右上の三つの星は、核実験で消滅した島、 右下の二つの星は、現在島民が居住している 島々を表している。 文字は、離島の際に島長が述べた、 「すべては神の御手に」のマーシャル語。 |
|
第七日・ツバル 太平洋南西部、ポリネシア最西端に位置する島国。 1975年英領ギルバート・エリス諸島からエリス諸島がツバルと改称して分離。 1978年に独立した。 地の水色は太平洋、星は九つの島を表す。 地球温暖化で海面が上昇し、国土が沈みかけている。 旧宗主国の英国が、この件について冷淡な態度をとったため、 1995年に英国旗を国旗から外した。 が、1997年の政権交代で、再び以前のデザインに戻した。 |
|
第七日半・旧ツバル 地球温暖化による海面上昇対策について、 旧宗主国の英国が冷淡な態度をとったため、 1995年、ラアタシ政権は、国旗から 英国旗を削除することを決定した。 公募の結果、地元の学生フィレモニ・パニシが 考案した新国旗が制定された。 赤は独立と勝利、青は海、白は平和を表し、 星は八つの有人島をあらわす。 紋章には平和の象徴、集会所と波を描き、 バナナの葉っぱと巻貝をあしらってある。 また、「ツバル、神とともに」との 標語が記されている。 が、1997年4月、政権交代とともに、 以前の国旗が復活された。 |
|
第八日・イスラエル 1948年、パレスチナの地に、約二千年ぶりに ユダヤ人国家が再建された。 当然のごとく居住していたアラブ人との間で 対立が起こり、四次にわたる戦争を 繰り返すこととなった。 青はパレスチナの空、白は清浄・純潔を表す。 中央のダビデの星は、西暦紀元前10世紀に イスラエルを統一したダビデ王が用いた といわれるが、実際にユダヤ人の象徴と なったのは17世紀ごろから。 |
|
第九日・ナチスドイツ(第三帝国) 第三帝国とは、1933年から1945年まで ナチスが支配したドイツのこと。 神聖ローマ帝国・ホーエンツォレルン家のドイツ帝国に次ぐ 第三の帝国という意味。 ナチとは、国家社会主義ドイツ労働者党 (Nationalsozialistische Deutsche Arbeiterpartei)の俗称。 アドルフ・ヒットラーを党首とし、反ユダヤ主義、 反マルクス宍繊・震閏膽腟繊・腑疋ぅ勅腟舛鮠Г─BR> 第二次大戦を引き起こしたが、敗れて崩壊。 ちなみにナチスの党旗としては1919年から、 ドイツ国旗としては1935年から1945年までです。 |