第一日・チベット チベットは、1949年に中国の 人民解放軍により『解放』され、 以来ずっと中国の支配下にあります。 白い三角形は白い雪山を 太陽は等しい自由・幸福・繁栄を 六本の光線はチベット起源六支族を 三色の宝玉は仏法僧を表しています。 |
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第二日・東トルキスタン 今回も中国つながりで。 現在の新疆自治区に1932年から一年間 東トルキスタン共和国という国がありました。 1884年に清国が新疆省を設置して以来、 中国への同化政策が行われてきました。 ウィグル人やカザフ人によって独立しましたが、 一年で崩壊。 1990年には群集がコーランを唱えるデモを行い、 独立を宣言しましたが、中国政府は武力で鎮圧。 いま現在も、衝突は続いています。 ちなみにこの旗を持って入国しようとすると、 税関で速攻逮捕されるそうです。 |
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第三日・アイヌ民族 アイヌは日本における少数先住民族で、 道南に拠点を置いた松前藩との間に 断続的な争いが続いていました。 第二次世界大戦後、同化は完了したとする 日本政府に対し、アイヌ人は民族の権利を 保証する法律を要求し、1997年に文化振興を目的とした アイヌ新法が制定されました。 これは、アイヌ人彫刻家の故砂澤ビッキ氏が 1973年にデザインしたアイヌ民族シンボル旗です。 青は澄んだ空と海、白は白雪、赤は燃える矢を意味し、 「大空の下雪の中を突き抜ける消えることなき矢」 から、決して消えることないアイヌ人の魂を 象徴しています。 |
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第四日・満州国 満州人が中国を征服して清朝を建てた後、 清は、満州に漢人が入ることを禁じました。 その後清が滅ぶと、満州は日露の支配下に入ります。 満州事変が起こると、関東軍は満州全域を掌握し、 民国から追い出された清の皇帝溥儀を 執政(後皇帝)として、1932年三月、満州国を建国。 国際連盟は独立を認めませんでしたが、 中南米のエルサルバドルやローマ教皇庁、独伊、スペイン、 ポーランド、ハンガリー、ルーマニア、フィンランド、デンマーク等が、 独立を承認しました。が、1945年8月15日、 大日本帝国が降伏すると同時に、満州国も消滅。 十三年半の短い間でしたが、インフラや工場等、 近代的設備を数多く残しました。 鉄道網は現在でも利用されています。 |
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第五日・台湾 1624年にオランダが入植しゼーランディア城を建設。 1642年に北部のスペインを破って全島を支配。 1662年に清に追われた明の鄭成功が占領。 「抗清復明」をはかるも、 彼の死後、1683年に清に帰順。 日清戦争後の1895年、下関条約に基づき 大日本帝国に編入。帝国の降伏まで統治。 1949年共産党に追われた国民党の 蒋介石が占領。正当政府「中華民国」を 主張して大陸と対立。 1972年に日本との国交を断絶。 そして現在にいたる。 中国が領有を主張しているが、 実態は中国主権の及ばない共和制国家。 |