remove
powerd by nog twitter

19話「シンデレラ・フォウ」
<あらすじ>
アウドムラにホンコンからの退去命令が出る中、カミーユは退去準備中のアウドムラを抜け出し、フォウと再会。町の夜景を見下ろすビルの屋上でつかの間のひと時を過ごす二人。だが、二人を引き裂くように始まるスードリの爆撃。
フォウはカミーユの制止も聞かず走り去って行く。アムロに回収され、MkUで出撃するカミーユだがサイコガンダムのパイロットがフォウだと知ってしまう。カミーユはフォウに一緒に宇宙へ行こうと説得するが、いじめられるのは嫌だと言うフォウの言葉が胸に刺さる…

<ワンポイントチェック>
・ アムロとカミーユの会話
フォウに会ったときのことを恋とは違うとカミーユが言うと、アムロは「その女には近付かないほうがいい。」と警告した。フォウにララァを重ね合わせたのかな?

・ ベルトーチカの言葉
アムロとカミーユ、二人の会話の中に割って入ったベルトーチカはカミーユが会った女性(フォウ)に対する想いは一目ぼれだとズバッと言った。洞察力はいいが・・・

・ アムロとララァのことを…
ミライさんがアムロとララァのことをカミーユに話すが、ララァの存在はアムロにとって呪縛だと分かる。
アムロが他の女性と付き合っているのはララァの事を忘れようしているため?


・ 夜の街で・・・
フォウが歩くシーンは光と影の演出がうまくマッチしています。

・ 港にて
アウドムラを抜け出して街に出ようとするカミーユ。フォウにまた会いたいという気持ちが強かったのかな?

・ 監視役の軍人を殴るフォウ
フォウの監視役の軍人はフォウのことを「ナンバー4」と呼ぶと、フォウは怒ってその軍人を殴った。カミーユと同じ事をしているが、名前嫌いが顕著に出ているシーンだ。
あの監視役の軍人はムラサメ研究所の関係者なのか?


・ カミーユとフォウのデート
ビルの屋上でデート。フォウがはしゃいでいるところはまるで子供みたいだけど、戦いじゃない時の彼女は輝いて見えます。この話のフォウは17・18話のときよりも美人(この回の作画監督と原画は北爪宏之氏)。
18話とこの話でカミーユとフォウは自分の名前が嫌いだということが分かるが、この部分もカミーユとフォウのエピソードを語る上では外せない要素です。二人がキスするシーンも絵になっています。
「でも思い出なんてこれから作ればいいじゃないか。」とカミーユが言った時、フォウはちょっと寂しい顔をしていた。その言葉をにわかに信じられないからあんな顔をしたんだろう。


・ サイコガンダムが・・
ウッダーの操縦を無視して勝手に止まってしまった。リモートコントロールシステムでもついているのか?

・ 出撃前に
カミーユはステファニーのことを「まるで女ウォン・リーだな。殴ったぐらいで男が死にに行けるか!」と皮肉った。14話の時といい、カミーユはアムロよりも皮肉屋です。

・ オーラに包まれているフォウ
ああいう演出をやったから…

・やけくそ起こしているフォウ
「昔の記憶が取り戻せないと言うのに今の記憶があったって何になる!」と言いつつ(しかも涙を流しつつ)、ホンコンの街を火の海に…やけ起こしちゃいけません。

・ 自分の記憶(過去)にこだわるフォウ
なんとしても自分の記憶を取り戻すことにこだわるフォウ。こだわりすぎの感もあるが、記憶なんて簡単に戻るわけではないのに…

「カミーユは私のことを何でも知っている!」
「知っている人がいるから生きていけるんだろう!」
「なら、敵になるのをやめて。私に優しくしてよ!」
「いじめられるの嫌なの…」

この会話を聞いているとフォウ、被害者妄想がひどすぎないか?
フォウ的な人(パラノイア=偏執病質な人)がこの時代に増えたらしいが、これも富野氏の先見の明?(告白すると、私も一時期は被害者妄想に悩まされていたこともありました。)


BACK
放送リストへ
NEXT