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聖闘士星矢アニメ版レビューNo4

キグナスBOX収録エピソード
73話「集え友よ!アテナのもとに」
聖域編最終話。13年前のことを黄金聖闘士に話す老師。原作ではその役をムウがしていた。
サガにボコボコにされピンチの星矢。みんなの励ます声に一輝が命をかけて星矢を守るくだりは絆の深さを感じさせる一コマ。ただ、この辺のシーン、一部絵がガタガタのシーンがあったりする。
沙織さんは青銅二軍と生き残った黄金聖闘士を引きつれ、アテナ神殿へ。その途中で倒れていた紫龍・氷河・瞬を癒しのコスモで甦らせた沙織さん。自らの小宇宙で人々を癒す力は慈悲の心をもつ女神様らしい特技です。
星矢と一輝にとどめを刺そうとするサガ。このシーンでは髪の毛のなびきが美しいです。
星矢と一輝が倒されたところに沙織さん達がアテナ神殿に到着。たどり着くのが早くない?隠し通路を使って近道したのが妥当?(隠し通路の存在はアニメ版では明らかになってたし)
アテナ神殿にたどり着いた紫龍、氷河、瞬が3人がサガに挑むが、技の威力が無力化された上にはじき返されてしまった。このシチュエーションは13巻のネタを引用しているものと思われる。
必死になって立ち上がろうとする星矢の姿を見た沙織さんのセリフはスポ根アニメに出てきそうなセリフになっています。その言葉が効いたのか、星矢だけじゃなく4人も立ち上がった!立ち上がろうとする星矢を見たアイオリアのセリフも兄貴分的なキャラが出ていてナイスです。72話も原作と展開が違ったがこの73話も原作と展開が異なり、サガとの決戦に一輝もいて(原作では星矢をかばってサガのエクスプロージョンを受けて生死不明に。)、5人の力を合わせた流星拳で(どう見ても彗星拳にしか見えなかったが)サガを倒す展開に。この件は原作より5人の友情が強調されているのでは?
5人の小宇宙を合わせて放った流星拳ですらくたばらないサガ。誇大妄想入った発言も相変わらずです。黄金聖闘士5人が凄みを利かせるところがカッコいい。
サガの悪の心を浄化したのはアニメではアテナの盾の力ではなくサガの内なる善の心。善の心を取り戻したサガは自ら黄金の杖に貫かれて死んでいったという展開に変更。安らかな死に顔を見せたサガは綺麗でした。
星矢、幸せ者です。ラストシーンで沙織さんの胸に抱かれているんで。
(73話修正:2003年10月15日/2004年3月日(最終修正)

74話「極北の敵!伝説の神闘士」
この話からアニメオリジナルのアスガルド編へ。アスガルド編は原作至上主義なファンには受けが悪かったと聞きますが、私もリアルタイム時はこの頃から見なくなったような・・・
まずは北欧のある地でオーディーンの巫女ヒルダ登場。声はアニソン女王堀江美都子さんで荒木氏はエルガイムの設定を参考にしてデザインをしたのか?と思わせるほど、髪型がポセイダルと似てます。
邪悪と化したヒルダの衣装を見ているといかにも戦う巫女さんって感じです。(槍も持ってるし)
所変わり…城戸邸。蝶を見てはしゃいでいる貴鬼と一緒にいる沙織さんの姿は平和を感じさせます。
それを邪魔するかのように登場する神闘士シド。青銅2軍を圧倒し、沙織さんに迫るシド。間一髪のところで新生聖衣を纏った星矢と瞬が登場。名コンビらしい登場の仕方をしてくれます。
この回でもスカした態度を見せる瞬だが、後でマヌケなところを見せてしまった。
瞬のピンチにお約束どおり登場する一輝。かっこいい!白・赤・オレンジで構成された鮮やか系の旧聖衣とに対し薄いブルーと藍色でまとめられた新聖衣は旧聖衣と好対照。(原作とほぼ同じデザインだけど、原作版でのオレンジの聖衣が好きじゃないのでアニメ版の色が好きなんですね。私は)
一輝とシドの戦いに割って入る星矢。ここは星矢の負けず嫌いなところが強調されています。
戦いが終わってから沙織さんと5人は城戸邸で話をするシーンがあるが、5人そろって会話をしているところは23話でのパーティーのシーン同様原作ではありえない演出。
アスガルド編から聖衣が変更になったが、最初に新生聖衣を見た時はプロテクター数が少ないため「ダサイ」と思っていましたが、地上波再放送時にデザインが原作と同じと知って考えを改めました。(カラーリングは白っぽい原作よりはカラフルかつシックではあるが)
(73・74話:2003年9月26日・2003年10月15日(74話修正)

75話「ヒルダ!悪魔に魅入られた女神」
最初は氷河が金髪の綺麗な女の人と手に手をとっての逃避行をしてるシーンから始まる。
フレアは「ガウ・ハ・レッシィ」川村万梨阿さん。TV版のフレアは映画版のフレアとは違いロングヘアーに、白とピンクのドレス姿の美女(映画版の方は原作外伝のナターシャ似の美女。)だし、川村万梨阿さんのクリスタルボイスが冴えてます。
氷河とアスガルド兵のバトルシーンはハデス編4話同様、「神々の熱き戦い」のプロローグを思わせます。
氷河って金髪美女と縁があるようだが、本気で愛するなんてことは出来なさそう(マーマ基準ってことを考えると)。
姉であるヒルダの心変わりに心を痛めたフレアは姉を助けて欲しいと沙織に話しかけるがその最中小宇宙を感じた星矢達。フレアも小宇宙を感じてたけど、小宇宙を感じる力だけはあるようだ。
星矢達の前にヒルダと神闘士が登場。ヒルダは白馬に乗っての登場なのだが、まさしく「悪の華」と言った物言いで登場します。沙織さんとヒルダの女同士の戦いでは気同士の衝突が書かれていたが、沙織さん、攻撃的な小宇宙が放てるのなら、この力を使って戦えばいいのに…戦の神なんだから。
自らの小宇宙を使い両極の氷が溶けるのを止めることを決心した沙織さん。アスガルドは氷の国だと
言うことを考えたらあんな薄着では凍死してしまうのでは?(映画版「神々の熱き戦い」では長袖のドレスを着てたシーンがあったが…)
沙織さんを殺そうと、トールがハンマーのような武器を使って沙織さんを攻撃!しかし小宇宙に阻まれてしまいます。
神闘士トールはアイオロスもやっていた屋良有作氏。アイオロスよりは巨漢の役が妥当か?
(屋良有作氏、「ダンクーガ」のデスガイヤー将軍だったことを考えたら)
(75話:2003年10月15日)

76話「巨人トール!憎悪の小宇宙」
両極の氷を溶けるのを防ぐために自らの小宇宙を注ぐという試練を受ける事になった沙織さん。大変な試練を受ける事になったなぁ…フレアが言うようにいかに強大な小宇宙を持っていても身体はか弱い女性のもの。その上猛吹雪の中小宇宙を送らなければならない…ホントに厳しい試練です。
ワルハラ宮へ向かう星矢たちの前に立ちふさがったのはトール。星矢がトールの相手をしている隙に氷河・瞬は先に行こうとするが、氷河のダイヤモンドダストはトールには通じなかった。このときのトール、61話のミロと同じことを言っています。
トールは図体がでかいので力押しの戦いしか出来ないタイプかと思いきや、星矢達の作戦を読んで攻撃するなど頭の切れるところを見せます。星矢は自慢のハンマーを無力化したかと思われたが、拳の技「タイタニック・ハーキュリーズ」で倒されてしまう。何度も頭に蹴りを食らっている星矢。普通で考えたら即死もののような気がするが…神闘士も聖闘士に劣らない力と反応速度を持っているんだし。
Bパート。くじけそうになる星矢だが、魔鈴さんの声を聞いて立ち上がる。魔鈴さんの姉御な声を聞いているとホント沙羅を思い出します。
燃える目(?)でトールの拳を見切り、反撃に出た星矢。根性の勝利?
投げ技、流星拳のコンボでトールを地に這わせる事に成功したが、トールには通じていなかった!星矢はトールにヒルダは何者かに操られているとを話すが、トールは信じない。トールが本気になったところで次の話へ。

77話「巨星の涙!ヒルダのために死す」
トールの技で崖に落とされる星矢。最初あきらめの口調になっていたが、根性で立ち上がります。
紫龍に助けてもらった星矢は紫龍からニーベルゲンリングの魔力を解き放つにはバルムングの剣が必要でそれを手に入れるには神闘士の持つオーディンサファイアが必要だと言う話を聞く。星矢はこのとき紫龍の言葉を聞いてやる気が出たみたいなことを言っていたけど、単なる敵じゃないんだよ。神闘士の方々は。沙織さんの言葉は星矢にとって元気の素ですなぁ。
星矢の気合の一撃がトールにヒット。このときトールはアテナの小宇宙から何かを感じる。回想シーンになるのだが、ここでトールは昔は狩人でワルハラ宮近くの森で狩をしていたときにヒルダに助けてもらったみたい。回想でのヒルダ美人…
トールの拳をはじき返した上に動きを封じる事に成功した星矢。拳と拳がぶつかり合う!一度は仕留め損ねたと思っていた星矢だが、星矢の拳はトールに当たっていた!星矢達ならヒルダを昔の気高い女性に戻してくれるかもしれないとつぶやきつつトールは涙を流し倒れたが、星矢も星矢で完全な悪ではない彼を倒す事は心が痛んだのかもしれない。
(76・77話:2004年9月28日)

78話「牙むく!北の狼フェンリル」
紫龍対フェンリル戦の1話目。
両極の氷を支えるために小宇宙を送る沙織さん。その姿を見たフレアは沙織さんのそばにいたいと申し出てきた。貴鬼は安全な所にいるべきだと言うのだが、それを聞いた沙織さんは貴鬼をフレアのナイトに任命。分かれてワルハラ宮を目指すことになった4人。紫龍の前に現れるシュラの魂。紫龍はシュラの霊に対し最大の礼を尽くそうとする所は「漢」の忠義を感じる一コマ。
紫龍の前に現れたのは狼使いのフェンリル。フェンリルはハデス編ミロの関俊彦さん。俊彦さんはこーゆー役の方がいいです。
フェンリルの攻撃で目をやられてしまった紫龍。このときは瞼が傷付いただけのようだが、目から血を流しているため、まともに物を見る事ができない様子。紫龍が滝壷に追い詰められた所で次の話へ。

79話「哀れ!ノーザン群狼拳の宿命」
紫龍対フェンリル戦の2話目。
フェンリルの拳によっていたぶられる紫龍。痛そう・・・目はやられる、血を吐いているわでどう考えても出血多量。
回想シーンのチビフェンリルがかわいい。フェンリルは自分を助けてくれた狼に育てられてたという設定だが思いっきり野生児じゃん!野生児で頭が単純(失礼)だからヒルダを神とあがめているわけか?
フェンリルの必殺技「ノーザン群狼拳」って、映画の神闘士ロキの技「襲撃群狼拳」と演出が似ていません?(「ノーザン郡狼拳」は狼に襲わせる技のようだが。)
狼に襲われ、ピンチの紫龍。アテナの小宇宙が紫龍を救う!アテナの小宇宙で狼がおとなしくなった所で一対一の対決に…と言う割にはフェンリルに押されているような…
(78話・79話:2004年1月10日)

80話「氷原に消ゆ!悲しき遠吠え」
紫龍対フェンリル戦の最終話&氷河対ハーゲン戦の一話目
ワルハラ宮に向かおうとする氷河の前に現れたのはハーゲン。ハーゲンは"パプティマス・シロッコ"=島田敏さん。声はシロッコそのまんまです。メラクの神闘衣のカラー、なんとなくウ○トラマン状態…
ハーゲンの奴は強い奴と戦えればいいなんて言っていたが、好戦的ではあるけれど、逆のことを言えば純粋な人なのね。
所変わり…凍った滝壷に向かい、昇龍覇を放った紫龍。雪崩を利用してフェンリルを倒すことに成功するが、フェンリルって野生児の割には体力がない人なのでは?

81話「フレア!愛ゆえの死闘」
氷河対ハーゲン戦の2話目。ユニバース・フリージングを放つハーゲン。技を放つ際のポーズだが、ちょっと鳳翼天翔と似ていません?氷漬けになった氷河だが、彼には氷の技は効きません。かなりえらそーな発言もしていたし…
ハーゲンに単身アスガルドに潜入した時のことを話す氷河。アスガルドでもコートを着てません。さすがは聖闘士…この回想で氷河がフレアと愛の逃避行(冗談です)をしていた理由が明らかに。さらに聖衣装着シーンを見ることが出来ます。OP以外ではここだけしか見れないシーンかも?
氷河の言葉に耳を貸さないハーゲン。恋は盲目といいますが、一途にフレアを想うあまり、目の前のことが見えていない様子。拳と拳を交えるシーンでは氷河は珍しく盾を使っているし、ハーゲンはシドみたいに爪を使っているシーンも…
ハーゲンの挑発に乗り、溶岩地帯に誘い込まれてしまった氷河。安っぽい挑発に乗ってしまう氷河ってちょっとおバカ。
氷河とハーゲンが戦っていることを知ったフレアは単身溶岩地帯へ。当の氷河は迫り来る溶岩を凍気のバリアで防ぐのが精一杯といった所で次の話へ…
(80・81話:2004年1月25日)

82話「舞え白鳥!氷中の灼熱地獄」
ハーゲンの策にはまり、溶岩地帯に誘い込まれた氷河。シベリア育ちのためにマグマの煮えたぎる上に暑さが容赦なく襲い掛かってくる溶岩地帯の熱に悩まされています。
ハーゲンは溶岩地帯で修行していたおかげで暑さにも強いようだが神闘士の修行も聖闘士の修行に劣らず過酷である事がわかります。暑さに悩まされながらもハーゲンに対してえらそーな発言をする氷河。一応こんな事をいう元気はあるみたい。
ハーゲンの攻撃を受け、倒れる氷河。よく見ると白鳥のマスクの目が右と左とで違います。彩色ミス?
ハーゲンを止めようと溶岩地帯へやって来たフレア。フレアはハーゲンを説得しようとするが、氷河に嫉妬しているハーゲンはフレアの言うことを聞いてくれない。身を呈して氷河をかばうフレア。フレアに対しヒルダ様のために死んでください!」などと言うハーゲン。惚れている女にそんな言葉はないよなぁ…氷河を助けようとしたフレアまで攻撃したハーゲンに氷河の怒りが爆発!オーロラエクスキューションでハーゲンを倒すが、フレアが早く気がついていればハーゲンを倒さずに済んだのでは?と思う。
(82話:2004年7月1日)

83話「妖しの竪琴!瞬を襲う死の序曲」
最初は氷河がハーゲンの冥福を祈るところから。妙に体型が細くない?
なぜか崖から落ちるのが好きな星矢。黄金聖闘士が聖衣修復のために自らの血を与えてくれたことを思い出す。ペガサス、キグナスは聖衣に血を与えた人は一緒なのだが、ドラゴンはムウ、アンドロメダはアルデバラン、フェニックスはシャカが聖衣復活のために力を貸すと言う設定に変更。(原作ではドラゴンは老師が、アンドロメダはシャカが自らの血を与えて復活させた)
しかし、元々自己修復能力を持つフェニックスの聖衣には血の加護なんかなくていいのでは?と思うが(原作ではシャカの小宇宙の助力で進化したので)、進化するためには聖闘士の血が必要と言う解釈をつけた場合なら話は別ですが。
キグナスは装着時のカラーバランスが一番原作に近いが(白い聖衣に白のアンダーなので。ちなみに原作とカラーバランスが全く違うのはフェニックス)、オブジェ形態のときは原作と大きく異なるのは商品化することを念頭においてのこと?(原作版のキグナスの聖衣のオブジェ形態は若干無理があると感じはしていたが)
ワルハラ宮へ向かう途中の瞬の前に現れたのはη星ベナトナーシュのミーメ。声と登場時のセリフは映画版のキャラ・オルフェウスと同じだが、初期設定を踏襲しての結果?(キグナスBOXの解説書に若干触れられたキャラの初期設定によるとミーメはオルフェウスの魂を受け継ぐ神闘士と書かれていた)
ミーメの光速拳はシャープな拳。柱を刃物のようにスッパリと切り裂いているので。今度は分身(?)してきたミーメ。この際にチェーンを放つ瞬は美しい!
この後、ミーメは瞬に戦うことについて聞いてきた。元々戦いを好まない性格のためかその事について悩み、涙まで流しています。そのさなか、一輝の小宇宙に励まされる瞬。一輝の小宇宙に元気付けられた瞬がミーメを倒す決心をした所でこの話は終わり。

84話「死の宣告!ストリンガー葬送曲(レクイエム)」
一輝の小宇宙に励まされ、立ち上がる瞬。ミーメを倒す決意を固めミーメに挑むが、ミーメは竪琴を奏で瞬を幻惑する。
所変わり…傷ついたフレアの介抱をする貴鬼。フレアはハーゲンとの思い出を思い出している様子。フレアとハーゲンのペアも純愛カップル・・・というかハーゲンが純情すぎなんだろう。フレア命!のせいで死んじゃったんだし(一概にそうは言い切れませんが)。
この回の瞬のまつ毛、多くありません?チェーンの技が効かないと悟った瞬は聖衣を脱ぎ捨ててます。聖衣を捨てたのはネビュラ・ストリームを放つため。ネビュラ・ストリームを放ち、ミーメの動きを封じていて優位に立っている瞬だが、ここでミーメに質問。瞬とミーメのやり取り、12宮編でのアフロディーテとのやり取り同様、正論の嵐と言った感じ。
竪琴の弦でネビュラ・ストームをしのいだミーメ。弦数本で強力な風の技を凌げたのはネビュラストームを放つ際の隙を突いて弦を柱にくくりつけられたから?(さらに弦に小宇宙を通して弦自体の強度を強めている?)
ストリンガー・レクイエムに苦しめられる瞬。瞬は星矢の名前を呼んだが、名コンビらしいと言ったところ?瞬のピンチにお約束どおり一輝が登場した所で次の話へ。
(84話:2003年12月22日)

85話「悲しみの勇者!凍てついた憎悪」
一輝対ミーメ戦の1話目。瞬のピンチに一輝兄さんが登場するところから。この辺のミーメのセリフは映画版のオルフェウスのセリフと似てます(「兄弟か…お前が邪魔をしなければ弟を楽に死なせてやれたものを・・・」だったと思います)光速拳を華麗にかわす一輝はかっこいい!
ワルハラ宮でのヒルダと神闘士のやり取りを聞いているとヒルダは島津冴子さんがやってもおかしくないような・・・(なんとなく)
竪琴の幻惑にかけられた一輝。なす術なし?と思いきや。一輝には竪琴の幻惑は効いていなかった。精神拳が使えるために相手の精神技に対する耐性があるってことになるみたい(14話で返り幻魔拳や、57話でのシャカの六道輪廻も効かなかったし)
友の大切さを語る一輝。アテナの聖闘士の顔になってます。
光速拳を繰り出すミーメ。このシーンでは一瞬だけマスクを着けているシーンも…
ミーメは一輝に自分は父を殺した男であることを告白。その後回想シーンへ。この回想に登場するミーメの養父フォルケルの声は柴田秀勝氏。顔は「エルガイム」のサイと似てなくもない?(声も同じだし)
ミーメに本当の心をわからせようと幻魔拳を繰り出す一輝。幻魔拳もダイヤモンドダスト同様汎用性のある技みたい。
ミーメは幻魔拳によって父は本当の親を殺すつもりではなかったこと、ミーメを実の息子のように愛していた事を知るが、混乱してしまったところでこの話は終わり。

86話「不死鳥!真紅に燃える翼」
一輝対ミーメ戦の2話目。兄さん、相手を説得するのが上手い所を見せます(神闘士の力は正義のために使うべきと言っていた)。アニメ版の一輝は単に強いだけじゃなくこういうことを語れる心の強さもまたよし。ミーメを説得している一輝を見てると原作での荒々しい性格はどこへ…って感じ。
一輝の言葉を聞き、訓練時代のことを思い出すミーメ。フォルケルはミーメに神闘士としての宿命を感じスパルタ式の訓練を課していたのでは…と感じはじめる。
一輝の小宇宙に呼びかける沙織さん。祈りを捧げつつ、一輝に小宇宙を送っているところを見ると沙織さんも忙しい人ですね。
本気になったミーメはストリンガー・レクイエムを一輝に向けて放ってきた!よけ切れず、弦に締め付けれてしまうが、オルフェウスのものとは違い、強力な技である事がわかる。弦に締め上げられている一輝を見ていると見てるこっちも痛そうに感じてしまう。手のパーツだけつけて一輝を助けようとする瞬はけなげ。
小宇宙を最大まで燃やし、ミーメの技を破った一輝。聖衣を砕いてまでストリンガー・レクイエムを破ったがかなり思い切りのいい事をしますね。フェニックスの聖衣って原作とは違い、血の加護を受けているけど案外脆いような…
希望をもって戦うと言った一輝に心打たれ、神闘衣を脱ぎ捨てたミーメ。一輝は私服姿なのに、ミーメは白タイツ姿。74話の時の格好にするとかもうちょっと考えて欲しいもの。
同じ条件でぶつかり合う、一輝とミーメ。これを見ている瞬は実況(?)してます。
ミーメは今度生まれ変わったら友として一輝のような男に巡り会いたいと言った後に力尽きるがこれを聞いた一輝は悲しみの表情をしていたが、一輝も氷河同様、アニメでは表情が豊かになっているような・・・?
死ぬ前に神闘士としての使命を果たせなかったと死んだ父に詫びていった後、死んでしまったミーメ。死に顔は満足気でした。
この回は直井正博氏が作監。この回の瞬って目が大きいです。
(83・85・86話:2003年11月7日)
(86話修正:2003年12月22日)

87話「魔の紫水晶!聖闘士の墓場」
最初のシーンからアルベリッヒの奴、ゴーマンです。声は中原さんですが、ブラックペガサスとシヴァを足して2で割ったような声です。自分で「アスガルド一の頭脳」といっているけど世界は広いんだよ…まさに「井の中の蛙大海を知らず」ってやつです。
ワルハラ宮を目指す星矢・氷河・瞬。3人はそれぞれの想いを胸にワルハラ宮を目指します。フェンリル戦後気絶したままの紫龍も復活。ワルハラ宮を目指します。
回想を見るとアルベリッヒのやつ、昔はヒルダに嫌われていた(?)ようです。
魔鈴さん登場の際のアルベリッヒ、魔鈴さん相手でも「アスガルド一の頭脳」と言っている…ホントめでたい人ですなぁ・・・
魔鈴さんの拳で簡単にへたばったのかと思いきや、目潰しのようなものを魔鈴さんに対して使ってきた!卑怯ですな・・・イーグル・トゥ・フラッシュを仕掛けてきた魔鈴さんに対して「神闘士に同じ技が二度も通用するか!」などどぬかしてたが、聖闘士の名(?)文句を言っている…
魔鈴さんを水晶漬けにし、勝利の喜びに浸るアルベリッヒ。魔鈴さんのピンチを感じ取り、アルベリッヒの所へやってきた星矢。流星拳、ローリングクラッシュを決めるが、アルベリッヒの甘言に惑わされる星矢のシーンで次の話へ。
(87話:2004年5月15日)

88話「炎の剣!恐るべき野望」
自分を殺せば魔鈴さん生命を救えないと言って星矢を惑わすアルベリッヒ。星矢はアルベリッヒの甘言に惑わされ、拳を放つ事が出来ない。卑怯なやり口に星矢の怒りが爆発!流星拳を放つがアルベリッヒは切り札ともいえる水晶の剣を使ってきます。星矢も応戦するが、アルベリッヒの心理戦に追い詰められたうえに炎の剣を受けた隙を突かれ水晶漬けにされてしまったところでAパート終了。
アルベリッヒはヒルダが邪悪と化した原因を知りつつもヒルダに仕えているとは…自称アスガルド1の天才と自称するだけあって洞察力はいいんですけどねぇ・・・しかもヒルダを殺して自分がアスガルドを支配しようなどと考えるところもえげつないが、妄想モードで出てくる大王の格好はこの人の野心というか出世欲の現れのようだ。けど…ヒルダを殺してしまえば世界は水没しちゃうんじゃ…
紫水晶の森にやってきた氷河の前にアルベリッヒが登場。かっこつけなアルベリッヒに対し、氷河もえらそーな発言で応戦(?)しています。氷対炎の対決がスタート。炎の剣を封じたかと思えば二振りほどしただけで復活してしまいます。例の間抜け技を使う氷河だが背中を斬られてしまったところで次の話へ。
(2004年11月7日)

93話「バド!宿命の双子星」
一輝対バド戦の1話目。瞬とシャイナさんのピンチに現れる一輝。タイミングがいいです。
美しい兄弟愛に嫉妬(?)しているバド。この際小石が動いていたが、この人念力でも使えるのだろうか?拳と拳のぶつかり合いでバドのマスクが外れた時、瞬と一輝はバドがシドの双子の兄弟だと知る。倒れているシドは美しいが、バドはちょっと醜かったなぁ…
所変わり、ワルハラ宮。バドがシドの兄弟だと知ったジークフリード。ジークフリードはバドのような影の神闘士を使うくらいなら、自分が出向いて聖闘士を始末した方が言いと発言。怒った(?)ヒルダは瞬時にもっていた花をジークフリードの目の前で凍らせた!それを見て戦慄するジークフリード。ジークフリードもジークフリードでヒルダの変心に気付けよ…
シドを見殺しにした事、そしてシドを弱者と見下したバドに一輝の怒りが爆発!この際「貴様を葬るのに何のためらいもない!」と言っていたが、12話で氷河も言っていたな…
一輝を痛めつけるバド。プロテクターがついてない部分に拳が当たっているが、死んでもおかしくないような…「聖闘士星矢」の聖衣はギミックは秀逸だが、体を覆う部分が少ない。全身を覆っているタイプではないのはなぜ?(黄金聖衣は別)
シドとバドは双子で双子は家を滅ぼすというアスガルドの掟のためにバドは捨てられたが、この設定、「リングにかけろ」の剣崎と影道総帥の設定を思わせる(こっちは弟である総帥が養子に出されたと言う設定だったが)。
狩りに出かけたバドはシドと再会するのだがこのときのバドはかなりワイルドな風貌をしています。
バドに痛められつつも立ち上がって来た一輝。一輝とバドの必殺技がぶつかり合ったところで次の話へ。
(93話:2003年:12月22日)

94話「兄弟の絆!シドよ祖国に眠れ」
鳳翼天翔を放つ一輝。このシーンではマスクを付けていない…バドは受身はせずに着地している…
この話のシドはうつ伏せになって倒れていたが、前の話では仰向けになっていたはずでは…(キャラが倒れている方向が違っていたのは他のエピソードでもあったが)
所変わり…アテナの小宇宙が星矢と氷河に力を与えています。気合で岩をどける氷河に幻魔拳を喰らった際のバドの顔が美しくない…
幻魔拳を喰らっても涼しい顔をしていたバドだが、バドが見た幻は自分の本心だと言う一輝。さらにバドはシドを助けようとしたことも指摘。それを否定するバドだが、強がっていても心の動揺は隠せません。
小宇宙を最大にして鳳翼天翔を放つ一輝。その際、バドの神闘衣のアームガードが粉々になったが、当たり所が悪かったら腕が無事で済まなかったような…負けを認めたバド。瞬に倒されたはずのシドが後ろから一輝を抑え自分ごと一輝を倒せと叫ぶシド。このシーンのセリフからシドは兄の存在を昔から知っていたうえに、アスガルドの掟のために捨てられていたことに心を痛めていた様子。なんていい弟なんだろう。一輝はシドの心を知ってかバドの拳を避けないと宣言したが、原作では絶対こんなことは言わないだろうし…
弟ごと一輝を倒そうとするバドだが、最後まで兄を想うシドに対して憎しみが消えたのか弟ごと一輝を倒すことができなかったバド。シドとは死んだ時でしか分かり合えなかったのは悲しすぎるが不思議な事に涙は出なかった。狙ってやっているのでは…と思っていたから?
この回は井上栄作氏が作監。井上氏の一輝はちょっと…と言った感じ。一輝は荒木氏が作監をした回を除外すると(美しいから)直井氏が作監をやっている回がカッコいいかな?
(94話:2003年12月25日)

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