仮面ライダーアギト感想
「仮面ライダーアギト」は平成(イケメン)ライダー第二弾にして、仮面ライダー誕生30周年記念作。「仮面ライダークウガ」と世界観が同一の続編。クウガの活躍で未確認生命体の脅威は去ったが、再び普通では考えられない殺人事件が起こる。その新たな未確認生命体(アンノウン)に3人のライダーが立ち向かうという筋。2001年1月28日〜2002年1月27日まで放送され、平成ライダーの中では最高の視聴率を記録している。
*登場キャラについてはこちら(別窓で開きます)
*前史
1話〜4話(2005年1月1日・2006年12月11日(修正)
「仮面ライダー」と言えばリアルタイムでなら「RX」、「龍騎」、「剣」を1・2話見た程度で本格的に見たのは「アギト」が最初です。(「RX」は後で全話見てます)
「アギト」では正統派ライダーの”アギト”、強化スーツタイプのライダー”G3”、突然変異的なライダー”ギルス”と3人のライダーが活躍します。
1話は与那国島にオーパーツが打ち上げられるところから。本編に入る前に「仮面ライダー誕生30周年記念作」とテロップが入ります。
本編へ。「アギト」では「クウガ」とは異なり、サブタイトルがない(新聞のTV欄についていたタイトルは「戦士の覚醒」)。白倉氏が関わったライダーにはサブタイトルはないが、サブタイトルがある方がしっくりくるのだが。警視庁の一角にあるトレーニングルーム・・・そこでG3のシュミレーションが行われていた。トレーニングを終えたG3はマスクを外し、素顔をさらすが強化スーツタイプライダーの特性がわかる演出になっています。
城北大学の美杉教授のゼミ。卒業論文について話している教え子の一人が超能力について卒論を書きたいと言い出したが非論理的・・(超能力の研究は外国の方が進んでいとはいえ)。翔一が美杉教授のゼミに顔を出してきた。翔一君役の賀集利樹さんって中居くん似の容姿ですね。ゼミに参加している生徒たちは翔一の事を変人扱いしています。帰ろうとする翔一は途中で真魚と会う。会話シーンで翔一が記憶喪失である事が明かされます。主人公が記憶喪失・・というところは原作コミック版「BLACK」の光太郎と同じだ(実写版の光太郎は雄介や翔一に似て時々能天気なところを見せる好青年でしたが)。
ひとりのサラリーマンが怪人に殺されてしまう事件が発生。現場検証に向かう刑事たち。ここで「イヤミ男」こと北條と彼の上司・河野刑事が登場。殺された人の身内に事情聴取を行っている氷川だが、北條が現れて氷川に対して「(ガイシャの死因を)トリック」と言う北條。現実主義者みたい。
家庭菜園で美杉教授の息子・太一と一緒に大根を収穫している翔一。ライダーになる人の居候先って普通の家って珍しくないですか?
事情聴取した佐伯さんから電話を受け、待ち合わせの場所へ向かった氷川だが、佐伯さんは何者かに殺されたあと。アンノウンを見て怒りを露にするところを見ると、この段階では要さんの演技がぎこちない。
アンノウンが現れて生身ではかなわないと見た氷川はG3の出動を要請。小沢さんは「待ってました!」とばかりに張り切ってます。G3装着シーンはアンダーウェアを着た後各パーツを装着していく方法だが、人の力を借りている所は複雑なのか?ガードチェイサーも登場するが、白バイらしい意匠がよろしい。仮面ライダーのバイクは「RX」まではスズキ製で「アギト」以降はホンダ製を使用しているが、ホンダ製の物がスズキ製よりも性能がいいのか?
出動したのはいいけどGM-01はアンノウンに効いていない・・・というより弾がアンノウンに当たっていないように見えるんだが・・・やられまくりなG3の前に現れる金色の戦士(アギト)。アギトはキックでG3が苦戦していたアンノウンを難なく倒してしまった。それをみている残りのジャガー頭が「アギト・・・」とつぶやくところで1話はおしまい。ところで、アギトのデザインですがクウガに酷似していません?
2話。戦いの後病院に行って検査を受ける氷川。結果は異常なしだけど、アンノウンにコテンパンにされたのに案外頑丈。平成勢が頑丈なところだけは改造人間の方々に匹敵している証拠だ。検査の後氷川は小沢さんにG3がアンノウンにコテンパンにされたのにそれを気にしていないのですかと問うが、小沢さんは案外けろっとしてます。
氷川が検査に向かった病院には涼が入院していた。医者によれば筋肉組織の異常な膨張が見られるとの事。体が何か別のモノに作り変えられているって事なのか?
病院から戻った氷川は査問会にかけられていた。G3のカメラが捉えた映像をお偉いさんと一緒に見ているのだが、カメラにはノイズばかりで殆ど写っていない。氷川は上司の前で第4号(クウガ)の事を口にするが「クウガ」と世界観がつながっていることを匂わせています。 警察幹部の一人を演じている加地健太郎氏は「スーパー1」で悪魔元帥役で「BLACK」にもゲスト出演されていた。
査問会を終えた氷川は北條に出くわす。北條さん、ずっと氷川を待っていたのか?氷川に対してイヤミをはく北條だが氷川も負けじと言い返しています。
G3ユニットのお茶会で氷川が見つけた写真は心霊写真だと見抜く尾室。(よく見たら見知らぬ手が写っているし。)その心霊写真に写っていた人間の名前は”信彦”だがこれって「BLACK」に登場した光太郎の親友の名前だし・・・(そーいえば真魚の苗字も絵コンテ漫画「仮面ライダー」の主人公と同じだし)
美杉家・・・教え子と共に卒論の話をする美杉教授。超能力を卒論の題材に使用したいと言ってきた教え子と共にちょっとした実験をする事に。トランプを使って札を当てるものだが真魚はトランプの裏面を当ててしまった。彼女に超能力がある事も超能力が重要な要素だと言うことがわかります。
心霊写真に載っていた湖を探す氷川だが、湖の方は既に埋め立てられて存在していなかったことを知るがアンノウン出現の電話が鳴り、出動する事に。
G3で応戦する氷川だが1話同様、アンノウンにコテンパンにされてます。何かに取り憑かれたようにアンノウンが現れた場所へとやってきた翔一は怪人と生身で戦っているんですけど、、賀集さん自らやっているのかスタントマンにさせているのか謎だ。光に包まれてアギトに変身する翔一。槍を使ってくる黒ジャガーに対し、ベルトから槍を出し、ストームフォームになるアギト。ベルトから武器を取り出すところはRXがリボルケインを出す描写を思わせる。光の力を結晶化させて武器を作り出すRXの特殊二形態や対象物を練成能力で作り変えて専用武器を作り出すクウガと違って武器を作り出すと言った力はないみたい。
ジャガー頭をライダーキックでしとめるアギト。ポーズが決まっていてカッコいい。スーツアクターの高岩成二さんはライダーに関わる前は戦隊のスーツアクターをしていたためヒーローのポージングを知り尽くしていると言った感じ。アンノウンを倒したアギトだが今度はG3に襲い掛かってきた!と言うところで次へ。
3話。G3とアギトの激突から。アギトを敵と思っていないG3はアギトに追い詰められ、ピンチに陥る。だが、何かを思い出したようにG3に止めを刺さず帰ってしまうアギト。アギトの変身を解いた翔一は真魚に会うが子供のように「助けて・・・」と言った。自分が「人ならざるもの」に変身してしまって恐怖を感じてしまったのだろうか?
翌日、なかなか起きてこない翔一を呼びに言った太一は翔一の事を呼び捨てにしている(翔一も太一の事を呼び捨てにしているけど)平成ライダーに登場する子供たちってライダーになる人の事を呼び捨てにしてる・・・城なんてゲストの子供に「城のお兄ちゃん」と言われてたし、光太郎も下宿先の子供たちに「光太郎兄ちゃん」と呼ばれて慕われていたのに・・・。
査問会にかけられた氷川だが、今回は北條も同席する事になる。1・2話でイヤミばかりは言って来た北條だが前回でアンノウンに殺されそうになったのか今回はG3ユニットの必要性を上に話した上でG3ユニットの量産化および組織化を提唱。氷川をかばう素振りを見せた。
査問会の後小沢さんと話をする氷川。北條のG3ユニットの量産化・組織化を提唱した発言を小沢さんに言うと小沢さんから(北條を)信じない方がいいと言われる。さらに北條はG3プロジェクトがスタートした際、真っ先に装着員に志願したが、氷川に装着員の座を奪われた事が明らかに。北條が氷川に何かとイヤミを言ってくるのはG3になり損ねたから?アギトの事も話に出てくるが、小沢さんは「(G3でアギトを)叩きのめしちゃえばいい」とか「(アギトもアンノウンも)八つ裂きにしろ」というが豪快な人。でもアンノウンに勝てなかったG3がアギトを八つ裂きにする事は難しいと思うし、実際に戦うものと指示を出している人間とで認識が違っているような・・・
縄文時代の地層から死体が見つかる事件が発生。現場検証をしている氷川は一緒に現場検証をしていた河野にガイシャの住んでいたアパートを教えてもらい、アパートを調べる事に。氷川はガイシャのアパートを調べる事でアンノウンの殺人の法則を知ろうと考えているみたい。
落ち込んでいる翔一は家事ノイローゼ?と考える美杉教授。心理学者らしい推理ですが真魚の言うとおりそれは違うと思うのだが・・・美杉教授らは分担して家事をする事になるけど、普段からやっていないのか大騒ぎになっちゃいます。
一人キックボードで遊んでいる青年を襲うアンノウン。何もそんな兄ちゃんを襲わなくても・・・アンノウン出現を察知し、現場に駆けつける翔一はトータスロード(銀)と遭遇。アンノウンにやられっぱなしだったのに変身の体勢を取ると急に強くなってます。トータスロードと戦うアギト。金色のトータスロードも現れ、ピンチかと思ったら簡単に切り抜けている。銀のトータスロードにライダーキック(実際に「ライダーキック」と叫んでいないが)を繰り出すアギトだが、銀ガメは甲羅でキックを受け止めてしまった。どうする!?アギトというところで次へ。
4話。トータスロードに逃げられたアギトは変身を解除。それを真魚に見られてしまうライダーの正体を知る人がここで登場したが、「クウガ」ではいきなり一条さんに正体がばれているし、改造人間でもそうでなくてもライダーって正体がすぐばれているような気がする・・・遅れて現場へとやってくる氷川は被害者を発見。現場検証のシーンへ。現場検証のシーンでは前回氷川をかばう素振りを見せた北條が氷川にイヤミを言っているうえに「無能」と罵ってきた。嫌な人ですね。(・・・と言っても北條の毒舌も見所だったりするのだが)
戻ってきた氷川は小沢さんと尾室にG3が強化された事を聞かされる。GM-01の弾丸の威力が強化されたのと発射時の反動に耐えられるように姿勢制御ユニットを改良したとのこと。でも氷川は浮かない顔。北條の言った事が気になっていたから。自分がG3の装着員にふさわしいかどうか悩んでいるのだがこれも「改造人間の苦悩」の別の形か?
美杉家・・・翔一が出て行った事を知る真魚は部屋で翔一の置手紙を発見(きれいな字!)。それを知った美杉教授は翔一が記憶を取り戻したのでは?と言い、真魚は翔一が発見された事を教授から聞くことに。それによれば翔一が海岸で倒れていた際、中身がない封筒を持っていた事が明かされるが、「中身のない封筒」は謎を解く鍵になるのかな?
水泳部のコーチが涼のアパートを訪れた。涼はコーチに全てを教えたみたいだが、見ている方としてはまだ涼の異変はわからずじまい。
小沢さんの紹介で美杉家を尋ねた氷川に対しておもてなしをする翔一。でも寒いギャグを飛ばしているため美杉教授にあきれられている・・・
ビンのコインを本物かどうか確かめようとしたらアンノウン出現のコールが鳴り、氷川は現場に向かうことに。翔一の方も現場へ。この回でマシントルネイダーが登場。トータスロードに挑むG3に対して「氷川君、根性見せない!」と檄を飛ばす小沢さん。。言い味出してます。トータスロード(金)をGG-02で倒すG3。金カメにして見ればG3にやられる所は大失態?トータスロード(銀)はアギトが倒すが気合入りだったために今回は甲羅で受けることができなかったみたい。アンノウンを倒したアギトに「お前は敵なのか?味方なのか?」と問いかけるG3。でもアギトは無言でバイクで去って行く。
ラスト、オーパーツから解析したDNAから謎の赤ん坊が出現するところで話は終わる。
「アギト」になる翔一(賀集利樹)と彼がお世話になっている美杉教授一家の会話シーンは面白くシリアスになりがちな物語を緩和させる役割を担っているし、1話と2話で美杉教授(升毅)と彼の教え子が超能力について論じたり(美杉教授は超能力に対しては懐疑的な態度を持っているが)、翔一の同居人である真魚(マナ/秋山莉奈)が超能力者である描写があったり、氷川(要潤)が小沢さん(藤田瞳子)、尾室巡査と一緒に心霊写真や口の狭いビンに入った百円玉について論じるなど超能力が作品で重要な要素だと暗示しているところは冴えた演出じゃないかと思います。
警察が開発した強化スーツ「G3」の装着員・氷川の周囲の人々である小沢女史にイヤミ男=北條(山崎潤)のセリフも笑える要素があったりします。(小沢さんは氷川に「根性見せなさい」だの、「G3でアンノウンもアギトも八つ裂きにしろ(大意)」等無茶な事を言うんです。)
作中に登場するアンノウン(従来のライダー怪人に相当)はアニメーター・出渕裕氏と漫画家の草剪琢仁氏がデザインを担当していますが洗練されているという印象です。(ライダーファンに言わせれば「V3」のデストロン怪人を思わせるやつがいたそうですが。)
5話〜8話(2005年1月21日/2005年2月8/2006年12月31日(修正)
「アギト」DVD2巻は3人目のライダー「ギルス」登場と赤の形態「フレイムフォーム」登場がポイント。
5話。オーパーツ研究所で研究していたDNAモデルから現れた謎の赤ん坊は梵字に似た紋章を残しどこかに消えたところから話は始まる。
G3ユニットの面々の会話シーン。アギトの事は保留と言う形で置いといて4話で話のネタになっていたビンの中の100円玉はどうなったの?という会話から美杉家に話は移動。太一が勉強をしているが例のコインは本物の100円玉でそれを勝手に持ち出してしまったために罰として勉強をする羽目になったらしい。太一にテストの話をいきなり切り出された真魚はテストを美杉教授に見せる羽目に・・・テストの出来不出来が激しい所を指摘される真魚。テストに超能力を使っているみたい。家庭教師を買って出る翔一だが、数学の問題が解けず家庭教師は失格。情けない?
涼はコーチに会いに行くが水泳部の人に追い払われてしまう。後でそれは部員がコーチに頼まれてやっていた芝居だとわかるけど、コーチは涼の秘密を知って何かを恐れてしまったみたい。コーチに裏切られた涼は自宅に帰り、彼女の事を思い出す。で、美杉家に家庭教師としてやってきた真由美は美杉教授の教え子で涼の彼女だった。
家庭教師のバイトを終えた真由美を見送る事になった翔一らは氷川と出会う。車の中で翔一は駄洒落ではなく人の名前を間違えると言うべたなギャグをやるがそれを受け流す氷川はまじめな人だ。
その途中、真由美に声をかける涼は真由美と一緒に湯島聖堂でデート(?)。真由美は涼に水泳をやめた理由を聞くが涼はそれを言わない。そんなこんなでアンノウンが出現。警棒片手にアンノウンに挑む氷川は勇敢な人だ。そこへ現れたアギトはストームフォームで応戦。その戦いを見ている黒い服を着た少年。彼は例の赤ん坊が成長した姿なのか?コブラ男と戦っているアギトだが、ヘビ女が現れて怪人を逃してしまう。
真由美と別れて一人地下道を歩く涼。腕が人間の物と異なるものになってしまったところで次へ。
6話はギルス登場。前回でアギトに助けられた事を小沢さんに話す氷川。尾室はG3をアギトが壊した事を口に出すと小沢さんは2回も助けられた事を理由にアギトを味方と認識。3話で「(アンノウン共々)八つ裂きにしろ」と言っていたのに切り替えが早い。
真由美のマンションにやって来た翔一と真魚。翔一が記憶喪失である事を真由美に話す真魚だが、翔一は失われた自分の記憶に関しては何のこだわりを持っていないみたい。氷川も真由美のマンションに。お見舞いとして果物セットを持って来る。そのりんごを食べている翔一はノーテンキすぎる。
真由美のマンションを去った氷川だが、北條と出くわす。北條は氷川が「あかつき号事件」の英雄である事を調べ上げ、それをネタに氷川にイヤミを言ってきた。「あかつき号事件」は警察の中では不祥事とされているらしく、上層部はそれに関わった氷川に対しては口止め料(?)としてG3の装着員にしたと言い出す。でも氷川は否定も何もせず去ってしまった。
涼は真由美と会っていたがその最中現れるコブラロード。涼はコブラロードに殺されそうになるがとっさに変身。それを真由美に見られてしまった。
夜・・・真由美に電話する涼。真由美には自分が変身能力を持った事が水泳をやめた理由と話したものの真由美には「もう私を巻き込まないで」と拒絶されてしまった。父親をアンノウンに殺されてしまったために涼をアンノウンと同類と思ってしまったよう。変身能力を身に付けてしまった事で信頼していた人や恋人に拒絶されてしまうところは「改造人間の苦悩」と同じみたい。
翌日・・・家庭教師の仕事を終えて帰ろうとする真由美を再び襲うコブラロードの前に現れた涼はギルスに変身。涼が変身するギルスはBLACKに代表される有機的な改造人間の造型を思わせます。(もっとも石ノ森氏による原作版BLACKはもっと生々しいデザインだったが)
ギルスのバトルスタイルは手に爪を生やして攻撃、吼える、噛み付くというワイルドなところを見せますが、ライダーファン曰くアマゾンを彷彿させるんだそうです。フィニッシュはライダーキックではなくかかと落としなんですが、これはアギトと差別させるための配慮?
夜・・・退却したヘビ女は三雲を殺害。その後黒服の少年に自殺を強要されるヘビ女。なんとも悲惨な怪人だ。アンノウンに自殺を強要させる力を持っている少年とアンノウンの関係は?
7話。アンノウンは倒したが変身を解いた涼は体が謎の老化現象を起こしてしまう。
Gトレーラー・・・片平の遺品の競馬の券を調べていた氷川は片平には超能力があったのでは?と推論するがそこへ小沢さんが現れて「競馬?やめときなさい。あなた達(氷川と尾室の事)ではツキがなさそうだから。」と言われてしまう。今回の発言も味がありますね。
査問会にかけられた氷川と小沢さん上の連中はG3ユニットの見直しを図りたいと言っていたが、小沢さんはくってかかってます。査問会の後で上の連中の事を「頭の固い親父連中が!」と皮肉言っちゃってます。
G3ユニットが活動停止になったのは「アホ男」・北條の仕業。「あかつき号事件」をネタに上層部をゆすったらしい。何で「あかつき号事件」の事で上層部をゆすれるのか?と小沢さんに質問する尾室。あかつき号事件の事がここで明らかになるが、事件当時、瀬戸内海は快晴だったがあかつき号周辺だけ暴風雨に見舞われていたこと、海上保安庁が乗客を助けなかった理由が語られるが、あかつき号の”周辺”だけが暴風雨に見舞われていたところが謎だ・・・。
体が謎の老化現象を起こした涼を介抱した黒服の少年。いつの間にか青年の姿に。恐るべき成長スピードだ・・・
真魚の部屋の掃除をしていた翔一はある新聞の切抜きを発見。その記事は真魚の父・風谷伸幸が殺された事を報じている記事。翔一は風谷教授をみた事があるらしいが、記事を見るなり倒れてしまう。そこへ真魚が帰ってくるのだが、真魚は透視能力で翔一の記憶を覗いてしまう。風谷氏の絶命現場に翔一がいたらしいのだが・・・
美杉家にやって来た氷川は翔一に「超能力を信じるか?」と質問。すると翔一は「強くなるんです。パンチやキックで戦います」とオオボケ発言。まぁ、間違っていないんだけどね。
氷川を置いてアンノウンが現れた現場に急行する翔一は変身してアンノウンと戦うが、空を飛ぶ怪人に苦戦しちゃいます。クロウロードによって宙吊りにされてしまうアギトのシーンは「BLACK」6話とかぶりますね。
8話はフレイムフォームが登場。クロウロードによって宙吊りにされるアギトのシーンから。ダメージを負い、変身が解けてしまったが、簡単に変身が解けちゃうもんなのか?
翔一の記憶の中に父の絶命現場を見てしまった真魚は自分の部屋に引きこもってしまった。ファン曰く「ルリ子さん状態」。
警視庁・・・アンノウンに殺されたガイシャの事で会議をしている刑事たち。会議の後、北條の嫌な男ぶりが話に出てくるが河野は北條を「根はいい奴」と言うのだが、小沢さんは不機嫌になってます。尾室に「不器用」と言われ、過剰に反応してしまう氷川。光太郎は玲子に「がさつ」と言われたし、雄介は桜子に「のんき」と言われたけど・・・
例の切抜きを探して真魚の部屋に入った翔一だが、例の記事は見つからない。太一とじゃれているうちにベッドを壊してしまう。そこで翔一は真魚のベッドを作る事に。氷川も途中で手伝うことになるが、不器用なところが災いしてかのこぎりを二本壊してしまう。手先が器用な翔一の描写は昔の作品の「機械に強い一面を覗かせる主人公」の延長線上にあるのかな?再び教授の元へとやって来た氷川。例の馬券も見せるが、単なるはずれ券と言われてしまう。
アンノウンの気配を察知し現場に駆けつける翔一はアギトに変身。戦闘シーンはクウガ22話の戦闘シーンのロケ場だったテクノウェイブ100。飛んでくるクロウロードに対してアギトはフレイムフォームに変身。クロウロードををフレイムセイバーで一刀両断にしましたが、フレイムフォームはクウガ・ペガサスフォームのように感覚が強化されるよう(飛んでくるクロウロードの動きを察知していた)。クロウロードも「斬ってくれと言わんばかりの動きをするのはどうも。アギトの特殊変身が身体能力だけが強化されるだけじゃ物足りないような?アギトが改造人間じゃないから?(クウガの3大特殊形態は練成能力、アルティメットは発火能力を持っていたけど、これはクウガが半ば改造人間に近い存在だから?)それに技の名前を叫ばないところも迫力に欠ける感じがする。ヒーローというのは技の名前を叫んでこそヒーローだと思うんですが・・・(「変身!」の掛け声も迫力に欠けていたし)
2巻ではG3こと氷川がフェリー「あかつき号事件」で活躍した人であること、「あかつき号事件」には謎が多いこと、真魚の父・風谷伸幸の死など、「アギト」で重要なキーワードが登場。風谷の死に関わっていたらしい翔一、意味深なことを言う登場人物、オーパーツから発見された遺伝子コードから生まれた謎の少年とアンノウンのつながりなど謎がいっそう深まっています。
9話〜12話(2005年1月25日/2007年1月7日(修正)
3巻はイヤミ男=北條が氷川に代わってG3を装着するところ、翔一、氷川、涼が「あかつき号事件」の謎をきっかけにつながっていくところが山場と言えます。
9話はイヤミ男=北條が氷川に代わりG3装着員になってアンノウンと戦うところが見所。アバンで黒服の青年の前に現れるギルス。これを見た青年は「アギト?いや、ギルスか。珍しいな。」と一言。なんか引っかかる。
美杉家・・・調理師の専門学校の願書を手渡され戸惑う翔一。調理師の専門学校に入るのは先生?真魚ちゃん?と大ボケを言ってくれる翔一。翔一の能天気すぎるところはどきどき能天気なところを見せる雄介や光太郎よりも異質だ。
一方・・・訓練所のシーン。氷川装着の時よりも切れのあるアクションを見せる北條G3。マスクを外し、自信たっぷりな態度を見せる北條だが小沢さんはそれが面白くない様子。警察の構内で小沢さんらに会った氷川。氷川は北條にG3装着員の座を取られたと言うのにあまり気にしていない。案外おおらかな性格なのかも?なぜここまで氷川に肩入れするのかと小沢さんに聞く尾室。小沢さんは「氷川君の方がかわいいからでしょ」と言ってきた。かわいいって・・・
街で偶然知り合った三浦智子と会う事になった翔一だが前日の美杉家の食卓はキャベツの千切りだけ・・・というのはいかがなものか・・・当の三浦さんは謎の人物に電話をかけていたが怪しい・・・
小沢さんがわからないと言った尾室。北條が小沢さんはアメリカマサチューセッツ大学に12歳で入学し、15歳で博士号を取得したという華麗な経歴を語るが、いつ調べたんだ?尾室を前にしてアンノウンとアギトとの関連性を調べるためにアギトを捕獲してみせると野心を覗かせる一コマも・・・
三浦さんに会えずに帰ってきた翔一だが当の三浦さんは何者かに殺されていた。アンノウンの仕業ではないが一体誰が彼女を殺したのだろう?発見された電子手帳から三浦が翔一に会うことを突き止めた氷川は翔一に任意同行を呼びかけるが翔一がアンノウンの存在を察知して現場へ向かおうとしたため公務執行妨害で逮捕する事に・・・
9話の怪人オクトパスロード(モリベス・オクティベス)に対し北條のG3が出動。今回の怪人はタコの怪人でしかもわかりやすい。民間人を巻き込むような戦いをしていたもののGG-02がアンノウンにヒット。アンノウンは溶けてなくなった。いつもなら天使の輪を出しながら爆死するのに・・・
10話は翔一が三浦さん殺しの容疑者として事情聴取されている所から始まりますが、氷川相手にズレまくった会話をしたり、河野刑事相手にマイペースなところを見せる翔一が可笑しいです。途中、小沢さんからの電話を受ける氷川はアンノウンの殺しの手口をきく。今回のアンノウンは水のない所で人を溺死させるというもの。アンノウンの殺しの手口を聞いた氷川は三浦はアンノウンに殺されたわけではないと言うことを悟る
高級レストランと思われる場所でささやかなパーティーをするG3ユニットの面々だが、初勝利パーティと言う割にはイヤミ合戦の場と化しているような・・・
事情聴取の途中で真魚が面会にやって来た。真魚は氷川に三浦さん殺しの証拠品を持ってきて欲しいと氷川に頼み、凶器にされた針金を透視。ここで氷川は真魚に超能力がある事を知ります。
一人、自分のマンションに引きこもっている涼は留守電に残された叔父のメッセージから父が死んだ事を知り、叔父と共に警察にやって来た。父の遺品を見せられた涼。叔父の言葉によると涼の父はあかつき号の事件に巻き込まれた後行方不明になりそのまま衰弱死してしまったと言う。遺品の手帳に死んだ三浦智子の名前があったが涼の父とあかつき号事件の関係者との接点とは?
アンノウン出現の報を聞いて出撃するG3ユニットの面々。やけに自信たっぷりな北條だがいざ実戦となるとオクトパスロード相手に苦戦してしまう。小沢さんは「立ち上がって!北條君、まだまだこれからよ」と檄を飛ばすが氷川さんだったらあの程度のダメージは序の口。でも北條はベルトの緊急解除スイッチを押してアーマーを脱ぎ捨てて逃げてしまう。前回での自信はなんだったんだろう?醜態を晒してしまった北條と前後して現れるアギト。高い所から見得を切って現れるところはヒーローの真骨頂だ。飛び込みながらのモーションからライダーパンチ!この演出はBLACKが多用していましたね。
11話では10話での醜態について査問会にかけられた北條。お偉いさんに途中で戦いを放棄した事を問い詰められるのだが北條は卑怯にも小沢さんが離脱命令を出さなかったから自分は殺されそうになったんだと被害者妄想(?)丸出しな発言をするところは苦笑してしまいます。北條の発言にキレた小沢さんも「あんたの肝っ玉に問題があるからでしょ!?」と言い返しています。
ひとり三浦智子の写真を見つめる氷川。それを見た河野は「昔泣かせた女か?」と聞いてくるけど小沢さんの発言同様味があります。
真魚に会った氷川は真魚に三浦智子の住所を教えて欲しいと言われた。そのときの会話で真魚の超能力は美杉教授は知らないことを聞かされ・・・
アンノウンによる殺人事件が発生。捜査に駆り出された氷川は北條に会う。北條は自分の優秀さを改めて他の連中に見せしめたい事、G3装着員に返り咲きたいみたいなことを発言。この人、あきらめの悪い人だな。
三浦智子の母親から三浦さんの交友関係を聞き、三浦さんの友人だった「篠原佐恵子」の住所を聞き出すことに成功した翔一と真魚は早速篠原佐恵子の家へ。涼もまた父の手帳を手がかりに篠原佐恵子の事を探し始め・・・
佐恵子の家にやって来た翔一と真魚。佐恵子の家にあった土器に付けられたタグにはアギトの紋章が・・・
アンノウン出現の通報を聞き、人命救助のためG3を出撃させるべきだと小沢さんに意見する北條。小沢さんはためらったもののG-トレーラーの出撃を決定する。アンノウンに狙われる女性の警護に当たっていた氷川はゼブラロード(黒)に遭遇。シマウマの怪人は珍しい。氷川のピンチに現れた北條G3だがすぐに黒ゼブラに追い詰められてしまう。
佐恵子の家。父の手帳を佐恵子に見せ、「なぜこの手帳にあなたの名前が載っているのですか」と彼女に問い詰める涼だが当の佐恵子は「知らない」の一点張り。佐恵子も「あかつき号」に乗っていたのか?
再び戦闘シーンへ。黒ゼブラと戦うアギトだが白ゼブラに邪魔されて窮地に陥る。そんなアギトを援護するため、生身でGM-01を撃つ氷川。でもGM-01はG3専用の武器なので撃った時の反動で腕を痛めた挙句気絶してしまう。がんばったんですけどね。
12話。査問会にかけられる氷川と北條。上の連中に勝手にG3を使った事について査問にかけられるんですが、自分の立場が危うくなると氷川が勝手にG3用の武器を使ったことについて問い詰めるべきと言う始末・・・北條、責任を人に押し付ける所がうまいですね。アンノウンに狙われた人の警護を成し遂げた事でG3装着員に復帰した氷川。自分がG3装着員に相応しいかどうか悩む描写がありますが、これも「改造人間の苦悩」の別の形なんでしょうか?
佐恵子の下に再び会いに行く事になった翔一と真魚。でも、佐恵子は留守。佐恵子の兄・数樹の勧めで佐恵子がよく行く湖に向かう事になる。湖に着くなり佐恵子がおぼれているところを発見する翔一。涼も現れて佐恵子を助けに行くが涼の動きを見ているとさすがは元・水泳部といったところか。助けられた佐恵子は湖に伝えられている聖なる戦士の事を口に出す。戦士の伝説って・・・佐恵子は砂浜にアギトの紋章を書いていたが途中で消してしまった。何でアギトの事を知っているの?
美杉家に帰ってきた翔一は真魚に自分が変身した姿が「アギト」であることを告白。ここで真魚が仮面を着けているようだから「仮面ライダー」と言ってくれれば仮面ライダーの単語が登場する必然性のようなものがあっていいのだが・・・
一方、佐恵子の兄・数樹は土器を片手に怪しい動きをみせるし、佐恵子の部屋のパソコンに「私は何も知らない」という羅列があったが、佐恵子は何かを隠している・・・
翔一らに自分のやっている事がばれてしまった数樹は佐恵子が口にした例の伝説は嘘だと告白し、佐恵子がおかしくなった事を話す。佐恵子がおかしくなってしまったのは半年前に「あかつき号」に乗り合せて以来だという。前回あかつき号の事となると知らないと言い張るところはあかつき号事件には何か裏があるし、佐恵子があかつき号事件について話したがらないのはよほどひどい目に遭ったとしか言えない。
湖へやって来た佐恵子を遠目で見る翔一ら。真魚や涼の前で理想主義的なことを言う翔一ですが、「現実に耐え切れない人もいる」「人間全てが自分と一緒と思わない方がいい」と涼が言うことも一理あるな・・・
アクションシーンではギルスの愛車・ギルスレイダーが登場。マシントルネイダーと同じく、涼がプライベートで使っているバイクが神秘の力で変形するよう。しかもバトルホッパーやアクロバッター、ゴウラムのように生体メカ。似たようなカラーリングのバトルホッパーと比べると大きく感じる。
ゼブラロードに襲われた妊婦を守るためにパトカーを走らせる氷川と北條刑事。ゼブラロードはパトカーの上に乗って妊婦を襲います。そこへマシントルネイダーに乗ったアギトが登場。パトカーに飛び移ったあと黒ゼブラと対決。アギトの単眼に見える部分(=マスターズオーブ)はマシントルネイダーを遠隔制御するものだそうですが、アギトが飛び乗ったああと単眼が点滅するといった描写があってもいいような気がする。車の上でのアギトとゼブラロードの戦いはスリリングでした。
アギトが黒ゼブラと戦っている最中、北條はアギトに銃を向け、アギトを捕獲しようとする。それを見た氷川は北條を殴るが珍しく感情的になっている。黒ゼブラにライダーキックを決めるアギト。早くてよくわからなかったが怪人の後ろ側のアングルからキックを決める演出は「BLACK」中盤で多用され、劇場版二作目で見られたアングル、逆にライダーの後方からのアングルからキックを決める演出は「クウガ」で使用されていた。白ゼブラはギルスが倒しましたが、作り物の炎は味気ないです。なんで「BLACK」や「RX」、戦隊(ただし広いところ限定)で見られたナパームを多用した派手な爆発を使ってくれないんだ?
佐恵子を助けようとする涼だが佐恵子は湖に沈んでいった。アンノウンに襲われたとき外傷はなかったのだが・・・
戦いの後・・・病院に一台のリムジンが・・・面会に来た男は黒服の青年に会いに来たようで一度「津上翔・・・」と書いていたんですが、「沢木哲也」と書き直している。この男は一体何者だ?
3巻ではアンノウンが何かに恐れているのでは・・・と推論を立てる氷川ですが、1巻・2巻のエピソードはそれがわかるための伏線だったようだ。それに翔一、氷川、涼がそれぞれの観点で「あかつき号事件」の謎に関わっていくという描写は優れていますね。
13話〜16話(2005年2月12日)
「アギト」4巻は対スコーピオンロード、ジャッカルロードの戦いを描いた回が収録されている。13話冒頭では小沢さんが12話で起こったことを氷川に問い詰めるがここでの小沢さんのセリフが笑えます。この回は「風谷伸幸の死」の謎が少しわかる。風谷伸幸事件の担当刑事が河野であること、現場には証拠となる遺留品もなく風谷は外傷はなく内臓がボロボロになっていたこと、死の直前に「ラビット」と言う喫茶店で風谷と中年男が口論になっていたことが判明。
買い物のシーンで魚の口に指を突っ込んで魚の鮮度を調べるところや、手作りケーキ教室で主婦の皆様を前にしてお寒いギャグを飛ばしている翔一が可笑しいです。
13話のアンノウンはサソリ型。斧と盾(サソリのリレーフ付き)を使いますが、「V3」のデストロン初代大幹部ドクトルGに似ているんだそうです。翔一の変身ポーズ、相変わらず情けないです(-_-;)。もうちょっとかっこいい変身ポーズを取れないのか!?
14話ではGM01とGS03を器用に使いこなし、翔一を助けるG3はカッコよかった・・・
スコーピオンロードの毒にやられた翔一は病院で精密検査を受けますが、レントゲンの結果を見ると普通の身体のようでアギトはクウガ同様に改造人間ではないことが判明。(クウガ=雄介の場合は、身体に取り込んだオーパーツの作用で改造人間に近い身体になっていたようだが・・・)
スコーピオンロードの毒にやられていつ死ぬかわからないのにノーテンキな翔一。ケーキ教室では先生になってしまったり、氷川を自分のペースに乗せてしまっていたが、一人で台所で用事をしているシーンでは深刻に死の恐怖を考えていました。翔一の能天気ぶりは好青年ぶりを覗かせていた光太郎と比べると異質ですね(光太郎もたまに能天気なところを覗かせていたが、子供たちに慕われてるし、的確に事件を解決するので翔一よりはヒーローらしかったが)。
対スコーピオンロード戦ではマシントルネイダーのスライダーモードが登場。変形シーンはCG使用でしたが、こういうのは歓迎。フォームチェンジ能力を持つライダーのバイクは特殊機能があるよう。(RXのバイク・アクロバッターはメカ生命体で各フォームに対応した形態に変形可能だったし、クウガのトライチェイサー、ビートチェイサーはメカ生命体ゴウラムと合体できたし)
14話のラスト、美杉教授が割れてしまった「ラビット」開店10周年記念のコップを見て表情を曇らせていたが、風谷が死の直前に会っていた中年男ってもしかして美杉教授?
9話でアギトを捕獲すると公言していた北條ですが、14話から上の連中を巻き込んでアギトを捕獲する作戦を実行に移そうとしていた。アギトとアンノウンの関連性を知りたいのは解るが、アギトの力の秘密に関しても謎が多いし、アギトを捕えたところで人にアギトの力を制御することができるとは思えないのだが・・・それに北條、上の連中にアギト捕獲作戦を上申した際、氷川に殴られた事を根に持っていた発言を・・・
13話で風谷の家で発見されたボールとビデオテープ。ボールの方はありえない力で裏向けにされたテニスボールで、ビデオの方には何も映っていなかった。何かに気付いた尾室は15話で聞き取れないぐらいの音が録音されていたことを発見。音を解析すると「こっちに来て・・・」と言う声が・・・心霊ビデオ状態で怖い・・・そういえば2話で発見された写真が心霊写真だというのを発見したのも尾室ですが、小沢さん曰く「影が薄い」せいかあんまり相手にされていないような・・・
15話・16話では美杉家に家政婦としてやってきた榊亜紀という女性が登場。弟のように可愛がっている(?)太一が榊になついているのが気に入らない真魚が榊に対して嫉妬の炎を燃やしているという心理描写がいい。当の榊は謎めいた人物に電話をかけたり、11・12話に登場した篠原佐恵子同様に「あかつき号事件」に関与していたらしいが、佐恵子同様に事件について知らないと言い張るなど謎が多いです。
太一、榊とともにトランプで遊んでいる翔一はお馬鹿ぶりを露呈しているわ、13話同様に小指を魚の口に突っ込んでの目利き、(氷川も真似するんですが)をするんですが、やっぱり可笑しい・・・
16話のほうでは氷川の顔を見て突然逃げ出す榊ですが、当の氷川も榊のことを見たことがあるセリフを言っていたが、「あかつき号」で会った可能性が高いが・・・(氷川は3巻に登場した三浦さんのことも見たことがあるらしい素振りを見せていた)
4巻収録のエピソードではギルスの変身にはポーズがあったことが判明しますが、12話同様に涼の場合は「変身!」の掛け声がさまになっています。やっぱ「変身!」の掛け声はカッコよく決まらないと・・・
17話〜20話(2005年2月24日)
5巻はジャッカルロード戦の最終話、ハイドロゾアロード戦、ジャガーロード、クィーンジャガーロード戦を描いた17話〜20話を収録している。
17話では涼と榊が急接近。涼は榊に「あかつき号」で何が起こったのかを聞くが、榊は涼の変身をみて涼も「あれ」を見たのでは?と言う。「あれ」ってなんだろう?ますます解らなくなってきた・・・
17話は北條指揮による「アギト捕獲作戦」が山場だが、作戦が秒読み段階というところで氷川と小沢さんはアギトよりもアンノウンを捕獲して生態を調べるべきだと発言。それに対し北條は小沢さんの口げんかをかわし、氷川に対しても「(アギトを捕獲すれば)G3の使い道は交通整理ぐらいならできる」と発言。G3が実際に交通整理をしているところは滑稽だと思うが、これって小沢さんや氷川に対する侮辱発言。小沢さんの言うとおりますますイヤミ度パワーアップと言ったところか・・・
翔一の恋人と発言する榊は美杉家に家政婦としてやってきたのは嘘だと告白。家政婦を偽ってまで美杉家にやって来た事自体も怪しい・・・再び榊に会いに行った涼。榊は「アンノウンは人間を恐れている」と発言。さらに「(涼のような変身できる)人間が増えるのでは?」と危惧。この後外で榊は15話同様に謎の人物に電話をかけ、涼の変身は命を削る危険性があることを指摘。それを聞いてしまった涼だが、再び榊に会ったときに自分の力のせいで夢や周囲の人々が去ったこと、「あかつき号」事件の真相を調べ出したことを話すが、セリフから察するに孤独から逃れるためというか、自分自身の存在意義を探してのことだと思う。
18話では突然いなくなった榊に事の次第を聞こうとする翔一は榊から封書で送られた鍵から榊が何らかのメッセージを送っているのでは?と推論。美杉家を出る決心をする。警察側ではアギト捕獲作戦は失敗に終わったが、G3ユニットの見直しのために監察官を送り込むことを発表。G3ユニットの監察官として司龍二なる人物が就く事となったが、G3ユニットのメンツを見て北條がニヤついているところを見るとあの人選は北條の人選なんだろうか?
司と北條、G3ユニットが中華料理屋でアンノウンについて話すシーンがあるが、北條は司相手だと意外なところを見せてます。しかし、G3ユニットのメンツが遅れてきたことについては難癖をつけています。
花村ベーカリーというところで働く決心をした翔一は様子を見に来た真魚と太一にピクルスサンドを薦めるが、おいしいのか?18話のアンノウン、ヒドロゾア・イグニオはクラゲ型。落雷を対象物に落として焼き尽くすと言う特殊能力を有するよう。アンノウンに殺されたガイシャの手がかりを求めて氷川は花村ベーカリーにやって来るが、ここで翔一と会います。偶然過ぎる・・・
夜、花村は翔一にパンのレシピを書いたノートを渡し、自分に何かがあるかも知れないと発言。それが当たる結果となってしまい、花村は黒ずくめの人物に殺されてしまう。花村の死の謎がわからないまま、アンノウンによる被害が・・・
ヒドロゾア・イグニオと戦うG3だが、アンノウンが放つ電撃によって電子部品に障害が・・・そこへ駆けつける翔一はアギトに変身。素手でアンノウンと戦う・・・というシーンで病院へ。黒服の青年が「人が人を殺してはならない・・・」とつぶやくとアンノウンも青年と同じ言葉を喋った!「アギト」としか言わなかったアンノウンが意味のある言葉をしゃべったのは初めてだが、技名すら叫ばないライダー相手に怪人が喋っても意味がなさそうな気がする・・・
19話の最初はアンノウンが喋ったことについて氷川らが会話するシーンから始まるが、司は小沢さんに「威勢がいいだけ」、氷川には「図体のでかいだけの無骨漢」と皮肉を言うが、さすがイヤミ男の元上司。
査問会の後、氷川らは河野がよく行くラーメン屋台に。ここで主人がお得意のなると占いを披露。小沢さんと氷川の運勢はぴったりと当たっている感じがするが、尾室には「何もない」と言うが本当に影が薄い・・・(^^;
花村殺しの犯人を追う氷川は花村ベーカリーへ。花村のことを翔一に聞くが、無骨と言われムキになってしまいます。司の言葉が効いたらしい。
19話は北條が自分の推理で花村殺しの犯人を突き止めるところが山場だが、推理ドラマに時間を割いているせいか、アギトとアンノウンの戦いがあっさりとした展開になってしまったのは残念でならない。
20話は19話で榊の家にやって来た涼が翔一に介抱されるされるところから始まりますが、涼に殴られたことを覚えている割には涼を介抱するなんてお人よしな人だな・・・
行方不明になっていた榊はあるマンションにいた。部屋には2・3重に厳重にロックをかけていたが、何かに恐れて暮らしているように思える。相良と関谷の会話によると、彼らはあかつき号に乗り合わせていた人間だったよう。なんと榊はアギトと接触した影響で念力が使えるようになったよう。関谷に「アギト捕獲作戦」のレポートをコピーさせるが…
病院での黒服の青年と沢木の会話で沢木が「この世に現れた最初のアギト」を殺した人物であること、沢木の本名が「津上翔一」であることが判明。沢木は青年に人々の超能力を覚醒させる力をもらうが、その力を使って榊の超能力を覚醒させたが何のつもりなんだろう?
悪女(?)になった榊は覚醒した超能力でアギト捕獲作戦に関与した人間を次々に血祭りに上げ、次なるターゲットは北條。榊の超能力でダメージを負う北條。見事なやられっぷりです。20話の怪人は1・2話に登場した奴の同種。スーツを流用しているようだが・・・
21話〜24話(2005年2月24日)
アギト6巻はG3-X登場が見所。21話は20話で超能力でアギト捕獲作戦に関与した人間を殺したことを相良に問い詰められる榊。榊は涼がアギト捕獲作戦に関わった機動隊に殺されたと勘違いしているよう。だから人を殺すのか?それに榊、悪女度(?)もアップしているよう。
G−トレーラーではアンノウンが超能力者もしくは超能力に覚醒しかけている人を殺す動機が徐々に真実味を帯びてきたと討論。この際、北條のことも出てきたが、小沢さんは北條をフルネームで呼んでいます。北條刑事の護衛に氷川が向かうが、氷川は北條に超能力を信じるか、人の善悪について聞きます。このシーンで北條は自分が正しいと言い切れる所はすごいですね。
榊と会った翔一だが、榊は翔一に忠告めいた言葉を言います。涼のことも話題に出てくるが、5話の時同様に他人の名前を間違えるというベタなギャグを言ってきます。
帰路に着く氷川と北條。乗っていた車が宙に浮きかけるが、クレーン使用?榊は超能力で氷川と北條を痛めつけるが、超能力に感応してかアンノウンが・・・そんな榊を助けたのはギルス。逃げる榊だが、クィーンジャガーロードに殺されてしまいます。アギトに変身し、クィーンジャガーロードに挑む翔一。変身前のアクションは吹き替えありか吹き替えなし?いつも戦闘シーンで流れる「BELIEVE
YOURSELF」は二番を使用。アギトとギルスの戦いを交互に見せる演出はGOOD。今回、ギルスは鞭のような武器を披露。鞭と言うよりはヌンチャクのような使い方をします。一応アンノウンはアギトが倒すが、榊は死んでしまいます。榊の死を見取っただけなのに、アギトに榊が殺されたと誤解した涼はギルスに変身しますが、嫌な予感が・・・21話では久しぶりにG3装着シーンが登場します。
22話は榊がアギトに殺されたと勘違いしているギルスはアギトに襲い掛かります。ライダー同士のバトルが勃発しますが「アギト」の作中では一切「仮面ライダー」という単語は出てきていませんが・・・怒りのギルスの力はアギトを圧倒。そこへG3が登場。戦いの最中ギルスのヒールクロウでG3のマスクが割れてしまい、翔一はここでG3が氷川だと知ります。G3のマスクが破壊される描写は改めてG3が強化スーツ型ライダーであることがわかる。
戦いの後、G−トレーラーでギルスのことを話していた氷川達。小沢さんは「(ギルスの力は)感情の爆発」だと評し、氷川は「人間臭い」と評価。まぁ、一緒にいたいといった榊が殺された後だからなぁ・・・
小沢さんはG3に代わる強化スーツ「G3-X」のことに触れるが、北條のほうも「V1システム」なる戦闘スーツを開発していた。それを聞いた小沢さんはかつての師である高村教授の下を訪れるが、高村教授に追い返されます。
榊がアンノウンに殺されて、傷心の翔一は偶然小沢さんに会い焼肉に誘われます。焼肉屋でのシーンでは小沢さん、昼間からジョッキでビールを何杯も飲む所は豪快。
G3−Xのシュミレーションとアギトの戦闘を交互に挿入する演出は21話でもあったがナイスな演出。シュミレーションのお相手は3・4話に登場した亀アンノウン。アギトとビーロード(男)のバトルのロケ場所はB'zのプロモでも使われた場所では?
23話。22話ラストでシュミレーション終了後に身体に謎の変調をきたした氷川。シュミレーション後、北條は氷川にイヤミを言ってくるが、氷川が北條に勝つと宣言。珍しく強気です。検査を受ける氷川。レントゲンには異常はなったが身体の筋肉組織が断裂しているという検査の結果が・・・何が原因?G3−XにはAIが搭載されているが、AIとシンクロしていなければならずそのために身体がダメージを受けていることが判明。
小沢さんが目をつけていいたG3−X装着員は翔一。美杉家にやって来た氷川と小沢さん。翔一に装着員になって欲しいと説得する小沢さんですが、氷川は猛反対。冷奴を食べるシーンでは氷川さん、身体に無駄な力が入りすぎると指摘されムキになっちゃいます。冷奴を食べるのに豆腐を無駄にしちゃうんですね・・・なかなかつかめないところとか本当に不器用だし・・・23話では翔一がちゃんとバイクの免許を持っていることが判明。記憶喪失でも免許は取れるといっていましたが、記憶喪失云々の問題ではないと思うなぁ・・・
とうとう始まったG3−XとV1の競合テスト・・だが、北條の挑発に乗ってしまった氷川はG3−Xを暴走させてしまい、V1を破壊。アンノウン出現の通報を聞いたG3−Xは何かに取り憑かれたように現場へ。戦闘シーンではGX−05ケルベロスが登場。連続発射すればアンノウンを倒す力があるようだ。23話の戦闘シーンのロケ場所は光ヶ丘公園。「ジェットマン」等戦隊のロケ場として知られるところで仮面ライダーでは「RX」のロケ場として多用されていた。
24話。アンノウンをGX−05で倒したG3−X。だが、その銃口はアギトに向けられていた!という冒頭のシーンで始まります。アンノウンとの戦いの後気を失っていた氷川は病院へ。翔一のほうも女の人が自分を呼ぶ夢を見ます。一家団欒のシーンでは翔一が突然奇妙な行動を取るところが笑えます。
美杉家を訪れた氷川は翔一のところへ。氷川は翔一にG3−Xの装着員になってくれと頼みに行っていたのだ。ここで翔一が意味深なことを言うのだが、鈍感な氷川は翔一がアギトだというのは気付かないようだ。
24話では翔一がG3−Xを装着するところが見所。
25話〜28話(2005年3月28日)
翔一装着のG3−Xはアンノウンを撃破したが、民間人にG3−Xを装着させた理由で査問会にかけられる氷川。氷川はG3−Xの優秀性を認めた上で23話でのG3−Xの暴走は自分のせいだと言うのだが、そんな氷川を小沢さんが庇う。仲がいいようで・・・そんな2人を見てうろたえる尾室もいい味出してます。
査問会の席で北條がG3−Xの装着員に名乗り出るが何のつもりなんだろう?
査問会の後の小沢さんと北條のやり取りにおける小沢さんの「身長2m、体重150kg、岩をも砕く肉体とコンピューターの頭脳を持った男よ。」発言は迷言。
美杉家−昼寝をしている翔一に対し、生意気な発言をする太一。ライダーに限らずヒーローって子供に慕われるものでないと・・・ 翔一に関心を持った北條は美杉家を訪問。G3−X装着のコツを聞きに来た予定が狂って、翔一の挑発に乗って手品にはまってしまっています。
所変わり・・・高村教授の下を再び訪れた小沢さん。小沢さんは高村にG3−Xのことを相談に来たが、高村は小沢さんにG3−XのAIが完璧すぎると指摘。AIと上手くシンクロするには装着員は「無我の境地」に達しなければならないとも言った。翔一がG3−Xを装着できたのも「無我の境地」=超人(仮面ライダー)になれる力があるから?
25話のアクションシーンではG3−Xが冒頭同様にガードアクセラーを使用してエイアンノウン(青)と戦っています。、翔一はギルスとの戦いのショックで記憶を取り戻す。
26話の最初は北條が現場に来る事ができなかったことについて氷川と小沢さんが会話。氷川は「(翔一の)独特のペースに巻き込まれると、自分を見失う。」と発言。経験に基づいた発言ですね。
美杉家−トマト尽くし(ただしご馳走)を振舞う翔一。翔一は食事の席で昔はトマトが嫌いだったと言うのだが、美杉らは翔一の作ったご馳走を懸命に食べているせいか記憶を取り戻したことは知らないよう。
関谷真澄の下に現れる涼。真澄は涼からあかつき号の事を聞くと態度を変えたが、そんなに思い出したくない出来事だったのか?仲間の相良が真澄の下を訪れた。相良と真澄の会話で11・12話に登場した篠原佐恵子は死んでしまった事がわかる。死んでいないと思っていたのですが・・・
相良と真澄に襲い掛かるアンノウン。相良と真澄にも超能力があるの?涼は二人を救うが、とどめを刺そうとする瞬間急に苦しみだす。涼を運んだ相良と真澄。真澄は自分を襲ったアンノウンと同じような涼と一緒にいることを拒むが相良の方は「木野」と言う人物のところへ。「木野」の名前は13話でも登場したが、「木野」もあかつき号事件の関係者なんだろうか?
翔一は沢木に会いに来たようだが、アンノウン出現を察知して沢木の家を飛び出す。すれ違いという形で沢木が登場。沢木、ブ男・・・
アンノウンに襲われた相良だが、沢木の「超能力を覚醒させる力」の影響で治癒能力が身に付いたよう。相良の力を覚醒させた沢木の目的は一体・・・相良を助ける翔一。ここでは珍しくきりっとしているし、「変身!!」の掛け声もさまになっています。二匹のクロウロードと戦うアギトは新フォームを披露。新フォームは大地・風・炎のエレメントが一体となった「トリニティ・フォーム」と言いますが、ハルバードと剣の組み合わせは違和感が・・・トリニティ・フォームの力でアンノウン1体を撃破。この26話から使用されている「DEEP
BREATH」はあのROLLY(寺西)がボーカル。
27話は真澄が涼をガスで殺そうとするところから。相良の機転で涼は命を救われたが真澄は人ならざるものに変身できる涼を受け入れることが出来ないよう。翔一は真魚に自分には姉がいたこと、高校卒業と同時に調理師の専門学校へ行っていたことがわかる。再び沢木の家を訪れた翔一は姉の死の真相を聞きに来たのだが、沢木の口から自分と雪菜は(短い間だったが)恋人同士だったこと、雪菜には超能力があり、制御しきれない力に苦悩して飛び降り自殺した事が明らかに。
木野の指示を受けた相良の超能力で痛めつけられる涼は最後には相良の超能力で殺されてしまった。帰路に着く翔一を見送る沢木は「自我を超越したものの力がいずれ必要になってくる(大意)」と言うが・・・
アンノウンと遭遇する翔一。戦闘シーンではBGMとなる歌を二曲使用。トリニティ時のキック「ライダーシュート」は両足キック。アギトだけじゃなく、V3、RX、クウガ(アメイジングマイティ時)と両足キックを使ったライダーは結構いたらしい。ラスト、翔一は記憶をまた失ったようで元のノリの軽い兄ちゃんになっている・・・
28話は涼が死ぬ前のある夏の日の出来事を描いた異色作。バイクが故障してしまい立ち往生したところを一人の少年に出会う涼。涼は彼と共にあるバイク屋にやってくる。バイク屋の主人は涼のことを知っているようなセリフを言ってきます。一輝の前で笑顔を見せる涼。悩めるヒーローな涼が意外なところを見せた瞬間です。
アンノウンを察知した翔一はアギトに変身。いきなりストームフォームになっていたが、直接特殊フォームになれるようだ。アギトとアンノウンのバトル、スーツの男たちに追われる一輝のシーンを交互に見せているが、この演出はいいのか?ストームハルバードを失い、グランドフォームに戻ったアギトはライダーキックを繰り出す。キックを繰り出す効果は合成丸出し。
スーツの男達を振り切った涼と一輝。ちょっと乱暴なところを見せる涼だが、根はいい男だという描写も・・・海で一輝に「逃げたくなる時はある?」と聞かれた涼は逃げたくなる状況からでも生きるしかないと答える。孤独を抱えつつも生きようとする心が生んだ強さから?涼がギルスになってアンノウンと戦うシーンでは涼とギルスがオーバーラップしているところはいい演出。
29話〜32話(2005年4月7日)
29話は真魚たちが翔一の記憶について問い詰めるシーンから始まる。あるバーの主人が潜水病に似た症状を起こして死んでいるのが発見された。氷川が「アンノウンの仕業が・・・」とつぶやくが、久しぶりに聞いたな・・・
美杉家・・・真魚がテニス部に入部した事が会話に出てくるが、翔一が真魚のラケットをみて「スパゲッティをゆでるのにいいかも・・・」つぶやくところがお馬鹿なところ丸出しで脱力してしまった・・・
真魚のコーチ役を買って出た際の翔一はフライパンをラケット代わりにするのだが、ここでもお馬鹿丸出し・・・真魚のところにやって来た氷川。彼女の力を借りに来たのだがここで氷川がテニス部に籍を置いていてインターハイ準優勝者であることが語られる。ライダーってクラブに入っている人はみんな体育会系・・・(涼は水泳部に籍を置いていたし、過去のライダーでも城はアメフト部、筑波はハングライダー部、光太郎はサッカー部に籍を置いていた)自分がインターハイ準優勝歴を持つことについて自慢げな表情を浮かべる氷川がGOOD。氷川と翔一はテニス勝負・・・なのだが、翔一はラケットのかわりにフライパンを使ってます。何故か翔一が氷川に勝ってしまいます。
次の日−氷川は再び真魚の通う高校へ。捜査のために真魚の力を借りたいというのだ。テニス勝負に勝ったら・・・ということになり、テニスウェアを着込んで本気モードになった氷川。このときは氷川が勝つが、前のときといい、1回だけで勝負がつくものなんだろうか?
テニスクラブに向かった氷川と翔一はガイシャの手がかりを求め、あるテニスクラブへ。翔一の提案でテニス勝負をすることになるが結果は翔一らの惨敗。試合の後ラーメン屋で食事をすることになるのだが、氷川は大盛のラーメンと冷麺を平らげてしまった。意外と大食いなのね・・・ダブルスの試合の話の最中ガイシャが残したメモ「0−15−30−X」がテニスの点数であることに気付いた氷川はガイシャの経営していたバーへ。バーには隠し金庫が・・・真魚が透視すると高木がお金を持ち去ったところが見えた。アンノウンに変装した翔一が氷川に協力して高木を逮捕したが、彼らの前に本物のアンノウンが・・・高木はアンノウンに殴られて倒れたが、本当に死んでしまったのか?
到着の早いG3−XはGX−05でアギトを援護しようとするが、焦るあまり暗証番号を忘れてしまった。マスク越しの氷川の焦りの表情がよし。オーバーヘッドキックの要領でキックを放つアギト。GXランチャーを放つG3−X・・・という流れはお見事。ランチャーを使った反動で後ろに下がる描写もリアル。
ドザエモン状態になっている涼を見つめる沢木・・・というシーンで29話は終了。
30話。焼肉屋のシーンで始まるが影の薄い尾室が笑えます。
風谷の家・・・河野と北條が風谷邸を訪れるが、北條は風谷殺しの犯人は超能力者ではないかと見解。しかも風谷殺しの謎を解くと豪語。思い込みが激しいな・・・
一方沢木は黒服の青年に涼を生き返らせて欲しいと頼みに行くが、断られてしまう。このシーンでは黒服の青年が人間を愛しているが、人間の中にある人でない部分を憎んでいると発言していたが、「人でない部分」とは・・・?
氷川と北條は美杉家を訪問。北條は風谷殺しの犯人は超能力者ではないか?と翔一の前で真魚に問い詰めるが、真魚の表情が一変。翔一は手巻き寿司を薦めるが、ここでも氷川の不器用ぶりが遺憾なく(?)発揮されています。翔一は北條にも手巻き寿司を薦めるが、以前に榊に超能力でひどい目に遭ってしまったことを思い出して機嫌を悪くしてしまいます。
自宅へ戻ろうとする相良の前に現れたのは沢木。沢木は回収した涼の死体(いつ回収したんだ?)を相良に見せ、涼もまたアギトの一種だと説く。相良がこのシーンで「俺たちはアギトになるんじゃなかったのか?」と発言していたが、「あかつき号事件」であかつき号に乗り合わせた人間が見たのはアギトだったのだろうか?沢木は相良の力で涼を生き返らせようとするが失敗してしまう。次に沢木が目をつけたのは真魚。例の力で真魚の超能力を覚醒させたが・・・
花火大会当日−皆さん、浴衣姿が似合っています。テニス部の先輩に呼び出された真魚だが、無意識のうちに力を使ってしまい先輩を傷つけてしまいます。
またもやアンノウンに襲われる相良。翔一はアギトに変身・・・なのだが、浴衣姿のまま変身もオツなもの。花火をバックにした戦闘シーンはなかなかですが、途中で戦闘シーンがブツリと切れるのはやめてほしい・・・
31話はアギトとG3−Xがアンノウンにやられるところから。制御できない力に苦しむ真魚は自分の殻に閉じこもってしまい、氷川に「自首したい」というのだが氷川は考えすぎだと言って取り合わない。相良に拉致され、「あかつき号事件」の関係者と会うことに。この回では「あかつき号事件の」関係者のひとり真島浩二が登場。サングラスにウォークマンと今時の若者らしいキャラです。
沢木と接触した相良。沢木は真魚の力を使って何かを企んでいるようだが沢木の言う「来るべき時」とは?沢木はアンノウンの首領格である黒服の青年に接触しているところを見るとアンノウンとは何らかの関係があると思われるのだが、翔一やあかつき号関係者と接触している意図が見えてこない。
32話は涼が復活する話。沢木が真魚の超能力を覚醒させたのは死んだ涼を生き返らせることだったようで、沢木は真魚にアギトである者の力が今後必要になってくると説き、それを聞いた真魚は涼に力を送り始めるが、それが終わると何かに恐れるように逃げ去ってしまった。
相良の死を知った真澄はマンションを飛び出す。真澄は誰かに頼らなければいけない性格の人だと真島の口から語られる。真島と話している真魚だったが、涼のように腕が突然干からびてしまった。膨大な量の”力”を使ったため?
真澄はあかつき号事件の関係者を当たるが、全員謎の死を遂げてしまった。
美杉家。真魚が家出したことについて色々と詮索する美杉教授が面白いし、真魚がいるマンションに一斉に押しかけてくる際、インターホン越しに取り乱してしまうところも面白い。
観覧車で真魚と話す翔一。それをボートから見ている美杉教授と氷川ですが、氷川は女の子の心はガラス細工のようだという。いくらか?と聞く美杉教授のとぼけ具合が良し。
お世話になった挨拶にと、一人真島や真澄の下を訪れる真魚。しかし真澄が突然「人でないものは滅べばいい」と男の声で言い出した!ブルーのライトを顔に当てる演出はホラー映画風だ。真魚と真島を守るために駆けつけたアギトだが、オルカロードの怪力に苦戦してしまう。そこへ復活した涼が登場。というところで32話は終わる。
33話〜36話(2005年4月20日)
涼がギルスに変身し、ケトス・オルキヌスと戦うシーンから。ロケ場所は味の素スタジアム(旧東京スタジアム)?足払いキックも見せていたが、アマゾン(後期)が多用していたアクションらしい。ギルスレイダーでオルキヌスを追うギルス。残された真魚と浩二は真澄に逃げてと忠告されるが、真澄に取り憑いていたアンノウン(水のエル)に浩二は見覚えがあるようだが・・・翔一のほうも水のエルの事を知っているようだが、翔一の失われた記憶と関係あるのか?
オルキヌスとの戦いの後ギルスの正体を知る氷川。G−トレーラーでギルスの正体について話す氷川達。アギトの正体についても言及されるが、氷川は「(アギトは)高潔で人間愛にあふれた人物だ」と言う。相当美化されているな・・・天然の翔一がアギトと知った氷川が以降の話でどういうリアクションをするか楽しみになってきました。
一人オセロで遊ぶ翔一は水のエルに襲われた時の悪夢に苦しんでいます。
涼は沢木にあかつき号事件について詰め寄るが、沢木はあかつき号事件に関わった人間はいずれ変身能力が発現すること、あかつき号事件に関わった人や涼はある存在と戦わなければならないという。沢木の言う「ある存在」はアンノウンのことなんだろうか?
病院。黒服の青年の下を訪れた真澄。青年は真澄に潜んでいた水のエルの完全覚醒を目論んでいた。この後の青年のセリフも意味深。青年はアギトを滅ぼそうとしているようだ。
一度バイクを飛ばした翔一は家庭菜園に。自分は何故アギトなのかと苦悩する。これも「改造人間の苦悩」の別の形なんだろうか?「改造人間の苦悩」は昭和ライダーではお約束のネタだが、そのことに最も苦悩したのが「BLACK」の時の光太郎だとか(人でなくなったことに加えて変わり果てた友と戦わねばならないという自分が背負ってしまった宿命に苦悩していたらしい。光太郎自身は出生と同時にある宿命を背負っていたみたいですが)。
34話でお互いの正体を知った翔一と涼。涼は翔一に「何故亜紀を殺した?」と聞くが、翔一は「亜紀さんを殺したのはアンノウン」と主張。「お前には人を殺せない」と言ってあっさりと誤解を解く涼。翔一も得な性分の人ね。涼と話している最中に翔一は突然苦しみだし・・・
翔一が運ばれたのは涼のマンション。涼は「俺たち(自分と翔一)は普通じゃないからな」と言うが、平成ライダーは変身できること以外は普通だからなぁ(一部の人を除いて)・・・・変身できる仲間がいることを知り素直に喜ぶ翔一は純粋な人です。
氷川が涼のマンションにやってきた。差し入れとしてイチゴを持ってくるのだがまたもや不器用なところを見せてしまいます。アンノウン出現の通報を受けて出動する氷川。G3-Xは水のエルと遭遇。GX-05を放つが水のエルの再生能力は強力。水のエルはG3-Xに「お前はアギトではない。アギトになるべき人間でもない。」と言い立ち去った。アンノウンはアギトとアギトになる可能性のある人間以外は殺さないのか?
手作りお弁当を持ってきた真魚だが翔一はまだ戦うことに戸惑っています。真魚から自分のためには戦えないのか?と言われ戦う決意を取り戻し、お弁当を食べ始めます。
G3-X、ギルスがマンティスロード、水のエルの前に敗退したところで戦う決意を固めた翔一が登場。違う変身ポーズを取ってバーニングフォームに変身。バーニングフォームは怒りで変身した形態だそうだが、RXの青の変身・バイオライダーも怒りで変身する形態でしたが、バーニングの方がそれらしい?バーニングフォームの力で水のエルとマンティスロードを倒したアギト。水のエルはアギトに倒される前に「アギトは限りなく進化する力。それをあの方は恐れているのか・・・」と発言。水のエルの言う「あの方」とは黒服の青年のことらしい。
戦いが終わり・・・氷川は小沢さんに以前の戦いのことを話す。(水のエルに「お前はアギトではない・・」と言われたときの)アンノウンの目的がアギトとアギトになる可能性のある人間の抹殺が目的だと言うのがはっきりとしてくるが、アンノウンが超能力者を狙ったのも、超能力がアギトの力に覚醒する前触れでは?と小沢さんは推論。ここでの会話における尾室の発言もごもっとも。アンノウンに殺されたり、襲われた人が多すぎるが・・・
涼はアンノウンに襲われた女性を発見。黒い服を着た男と共に病院へ。男は強引に成功率の低い手術を敢行。それを成功させる。彼は医師業界でも名の知れた医師であることがオペを終わらせたシーンでわかる。
食器洗いをしている翔一と真魚。涼の話が出てくるが、それと関連して変身能力をもった人が他にいるかも?という話に。翔一は「アギトの会」を作って週一で会員(?)に自慢の料理を食べさせたいと自分の夢(?)を真魚に語るが、「アギトの会」発言は笑えます。
浩二と会った涼。涼は「あかつき号事件」について浩二に尋ねるが真島は「言ってはいけない約束になっている」と言って事実を言おうとしない。謎が深まるばかりです。
ピラニアアンノウンと戦うギルスだが変身が解けてしまう。そこへ、涼が出会った黒服の男が登場。男はアギトに似た姿に変身。ブラックジャックな男が木野だったとは・・・木野が変身するアナザーアギトは出渕裕のデザイン。複眼にマフラーは昔のライダーを思わせますし、生物なところはギルスにも似ている。
36話。角の代わりにクラッシャーが開き、キックでピラニアアンノウンを倒すアナザーアギト・・というシーンから始まります。36話からOPが変更。歌の方はユーロビート風のメロディで劇場版でも使われていたが、バイクで疾走するアギトを見て「RX」のOPフィルムを思い出してしまった。
木野と会った涼。木野にも「あかつき号事件」について聞くが、木野も「言ってはいけない」からという理由であかつき号事件のことを言おうとしない。その前の会話で木野もアギトに覚醒した際、苦痛に耐えてきたことを話していたが、涼も同じだったものね(1話・2話辺り)。
美杉家では久しぶりにケーキを作ろうとしている翔一。トマトを使ったケーキを作ろうと思っていたようだが何を考えているのやら・・・にんじんのケーキならわかるのですが・・・
話の最中二件のオペのオファーを引き受けた木野は患者のオペを2人同時に敢行。すごい腕前だ・・・木野のオペを見た医師2人の会話で木野は雪山で遭難した際右腕を失い、右腕は死んだ弟の物が移植されている理由から医師免許を剥奪されている事が判明。木野も涼に劣らない悲しい過去を持っていることがわかる。
クロウロードに襲われる人を助ける涼は変身前のアクションを披露。ライダーたる者これぐらいして頂かなければ・・・今回のアンノウンの声は小沢さん役の藤田瞳子さんです。生身のアクションを披露した涼に対して翔一はというと顔にクリームがついたまま変身。情けないというかなんというか・・・久しぶりのヒールクロウでアンノウンを撃破。
木野は翔一のことを知っているセリフを吐くが、どこで会ったのだろう?戦いが終わり、帰路についた翔一だが、バイクが突然故障してしまう。バイク乗りたる者、メンテはしっかりしなくては・・・木野に偶然出会いバイクを直してもらいます。
弟の右腕を移植したときの夢を見る木野。弟を死なせたことがトラウマになっているよう。覚醒の前兆が現れているらしい浩二はシャワーを浴びていたが、突然木野に襲われます。「アギトは俺一人でいい」という木野の真意は・・・というところで次の話へ。
37話〜41話(2005年4月25日)
37話は木野に追われる涼と浩二のシーンから。涼はギルスに変身し、アナザーアギトに挑むがアナザーアギトの力は圧倒的。決め技のヒールクロウを足で受け止められしまい、アサルトキックを受けて重傷を負ってしまう。浩二の助けで難を逃れたが・・・木野を発見した氷川。氷川は木野を「あかつき号」で会ったらしい発言をします。
カブの種を蒔いている翔一。真魚に「俺にもしものことがあったら・・・」と覚悟らしいセリフも言うが、翔一も激しくなる戦いのことを予見しているのだろうか?
一方、氷川は木野と対話。氷川は木野をアギトと思い込んでいるようだ。その熱の入れようは行き先も聞かないまま患者を病院へ運ぼうとするほど。
氷川は小沢さんにアギトは人間だったと話すが、氷川は木野のことを美化したような発言をしています。それに対し、小沢さんは興味深い発言をした上で、純粋な人間は氷川と翔一だけだという。氷川は自分と翔一を同類と扱われて怒っています。
木野と会うことになった氷川と小沢さん。木野から電話がかかり木野は小沢さんを連れてきたことに激怒し、涼を探して来いと氷川に指示します。一方・・・涼が重傷を負ったことを知った翔一と真魚は浩二と一緒に病院へ。翔一は木野に涼を助けて欲しいと言うのだが、当の木野は一人で涼のオペを引き受け・・・と言うところでアンノウンが登場。
アンノウンが現れた現場に現れるアギト。今回のアンノウンは二匹いた!最初はグランドフォームで戦っていたアギトはバーニングに変身。パンチでステリオ・デグステラを吹っ飛ばしたあと太陽の光を浴びて最強変身・シャイニングフォームに。太陽の光がパワーアップおよび変身の鍵というところはフォームチェンジライダー1号のRXとかぶるな・・・(RXも太陽の光でBLACKから進化したわけだし、シャイニングアギトは赤と銀である意味おめでたいカラーリングだが・・・)シャイニングカリバーでデグステラを倒したアギトはシニストラを追うが、変身を解いた途端、警官らに囲まれてしまった。一方一人で涼のオペを行う木野。涼は木野に殺されるのか・・・というところで38話へ。涼を殺そうとした木野だが、突然メスを持った腕が動かなくなってしまう。苦しむ木野を尻目に逃げ出す涼。
氷川は木野と電話で会話。氷川と木野の会話に割って入る小沢さんがいい味出してます。小沢さんは氷川に木野はアギトではないと言う。洞察力のいい小沢さんはアギトは一人とは限らないという趣旨の発言もしている。
木野の下に現れたのは沢木。「かつてアギトを葬った者、これからアギトを救う者、神を裏切った者」と言うが、黒服の青年は神だったのか?沢木はアギトが存在する理由を知らないと木野に言い、アギトの種は人間の種の中に太古から蒔かれていたこと、アギトの力は人間の可能性を否定する存在と戦うためにあると木野に説く。アギトが悪(?)と戦う存在と言うことが沢木のセリフで垣間見えることが出来る。沢木の言葉に木野は激怒しアギトの力の使い道は自分で決めると豪語して去ってしまう。
警察につかまった翔一は誘導尋問に引っかかりそうになるが嫌気がさしたのか、自分から自分がアギトであることを北條らにばらしてしまう。ヒーローの正体を軽々しく言うものではないと思うのだが・・・
苦しむ涼を看病する浩二だがアンノウンが・・・アンノウンに襲われた浩二を助けるG3-X。久しぶりにGS−03で戦っています。GS−03を落とす場面もありましたがGK−06とGM−01でアンノウンを追い詰めたところで木野が登場。アナザーアギトに変身し、シニストラと戦う木野。木野の戦い振りをみて自分の間違いに感づく氷川。
心理学の先生相手でもボケた発言をする翔一。北條は逆行催眠で翔一の記憶をたどることに。逆行催眠をかけられた翔一は調理師の専門学校に行っていたこと、姉が自殺したこと、あの人(誰?)に会わなければいけないこと、あかつき号に乗っていたことを話す。あかつき号の名前を聞いて北條は驚くが、翔一は突然苦しみだし・・・最後に翔一が見たのは自分が水のエルに襲われる場面だった。
小沢さんも翔一がアギトであることを知ります。再びアンノウンに襲われる浩二を助ける氷川。涼のバイクを借りてアンノウンに体当たりを喰らわせるが、普段は車を使用している氷川がバイクを使うところは珍しいです。悪者のようなセリフを吐く木野の前に現れる翔一。39話冒頭はアギトとアナザーアギトのバトルが展開。激しい肉弾戦が繰り広げられます。涼を助けた氷川だが、彼の前にアンノウンが現れるがタイミングよくG−トレーラーが登場。G3−Xになった氷川は武器を使わず、シニストラと戦っています。
一方アギトとアナザーアギトの戦いはキック対決に。結果は引き分けに終わるが、アナザーアギトの方に異変が・・・「マサトー!!」の絶叫と共にアナザーアギトは去っていきます。
G3-X対シニストラ戦。G3−Xの近くにはいつの間にかガードチェイサーが・・・ガードチェイサーは無人走行が出来るのか?霧を吐いて逃げようとするシニストラだが、G3−XはGA−04アンタレスを用意。シニストラの動きを封じた後、GX−05でとどめ。今回のG3−Xのバトルはお見事。G3−X対シニストラ戦で使われたBGMは1・2話でG3装着シーンで使われたもの。
戦いが終わり、小沢さん、尾室と共に焼肉屋へやって来た氷川。小沢さんはアギトは翔一だと言うことをほのめかす発言をするのだが、鈍感な氷川は翔一=アギトであることには気付かないようだ。今度は北條とレストランで会話を交わすのだが、北條も小沢さんと似たような問いを氷川にぶつけるのだが、それでも気付かない氷川は本当に鈍感です。
生死の境を彷徨う涼の前に現れた沢木。沢木は浩二に「(涼を救うのに)必要なのはお前の力だ。」と言い、さらに「お前(浩二)の中のアギトの力が覚醒しつつある。その力を彼に与えれば、彼の命は助かるだろう。その時は、お前は力を失い、普通の人間になる。」と決断を迫るのだが、浩二は自分の中のアギトの力を涼に渡すことを了解する。沢木の力が働き、浩二の体から白い服の少年が現れ、少年は涼の体に吸い込まれていき・・・木野に会った浩二は木野にアギトの力を涼に渡したことを告げるが、木野は腰抜けだと言ってしまう。
アギト出現のコールを受け出動するG3−X。GM-01をアナザーアギトに奪われてしまった。駆けつけた翔一はアギトに変身し、アナザーに挑むが変身が解けてしまった。変身が解けたアギトを見て翔一がアギトであることを知る氷川。生死の境を彷徨っていた涼だが、雄たけびを上げてエクシードギルスに変身。エクシードギルスはアギトのバーニングおよびシャイニング同様劇場版で既に登場していたが、派手と言うか化け物じみているというか・・・
40話。アナザーアギトを圧倒的な力で追い詰めるエクシードギルス。車を二台も壊すと言う派手なシーンがあるので見応えあり。アナザーアギトにとどめを刺そうとするギルスだが、浩二に止められる。
戦いが終わり、すごい剣幕で小沢さんに詰め寄る氷川。小沢さんが翔一=アギトであることを隠していたことについて怒るが、それを見かねた尾室は「自分を殴れ」と言うが、氷川の迫力に押されてしまいます。
ラーメン屋・・・翔一がアギトであることにショックを隠しきれない氷川は翔一とどう接すればいいか悩んでしまう。意を決して美杉家を訪れるが、緊張のあまり立ち去ってしまう。落ち着きを取り戻した氷川は北條と共にレストランへ。このレストランのシーンも10話同様、フランス料理レストラン・シャンソニエで撮影されたのだろうか?氷川は北條に「何故翔一がアギトでアギトは何なのか?」と問う。北條はわからないと言ったものの、自分でその謎を解くと豪語。さらに個人の感情を捨てるべき(大意)といい、人という種に大異変が起こりつつあると予見。氷川に対しても「私に言わせればあなた(氷川)もまたアギトだ。」と言い放つ。この後の北條のセリフの通り、G3−Xを装着した氷川はアギトに匹敵する力を持っている。アギト=翔一と力を合わせ、アンノウンと戦うべきだとも言った。いつもなら氷川に対してイヤミばかりを言う北條にしては珍しい発言である。しかし何故「仮面ライダー」の単語が出てこなかったのは何故?としか思えない。アギトが堂々と「仮面ライダー」と名乗っていないから?(ゲーム「仮面ライダー・正義の系譜」ではアギトが登場しているがこの際のアギトは堂々と「仮面ライダー」と名乗ったらしいし、「龍騎」ではちゃんと「仮面ライダー」の単語が出てきた)
美杉家を再び訪れた氷川だが言葉はたどたどしいし、緊張のあまりお茶をこぼしてしまう。氷川は翔一にアギトとしての翔一について聞こうとするのだが、翔一の問いは氷川が期待するのとは全く違っていた。嘘を言っているわけではないがヒーローとはかけ離れた会話を交わしています。
一方北條は木野の家に入り込み色々と漁っているうちに謎めいた文字で書かれている手紙を発見。手紙には「津上翔一」という名前と「雪菜」という名前が・・・
40話後半ではアギトとG3−Xの戦闘中のトークが聞けるがライダーとしてでなく、完全に翔一と氷川の漫才トーク。2人はジャッカルロードと戦うが、ジャッカルロードのスピードに翻弄されます。「マシントルネイダー」をBGMにスライダーモードになったマシントルネイダーに乗るG3−Xとアギト。GX−05の連射でアンノウンを倒すことに成功。
一方美杉家を訪れた北條は、真魚に例の手紙を見せる。真魚が例の手紙を透視したところ、白い服の少年と黒い服の少年が見えたところで次の話へ。
41話。遊園地で翔一と氷川がソフトクリームを食べながら会話。氷川は翔一に何故アギトになる力を手に入れたのかと聞くが、翔一自身もわからないと言う。木野に会いに行きたいという翔一は氷川と共に涼の下へ。
オペのオファーを引き受けた木野は傷ついた体で病院へ。心配する浩二は木野を止めるが、木野は「俺にとって全ての患者は雅人なんだ」と言う。弟を死なせたことがトラウマになっていることがわかるセリフです。
涼の下を訪れた翔一と氷川。木野の居場所を聞きに来たのだが涼は木野が過去に生きているのではと言う。そんな涼に翔一は「俺、アギトの会とか作るのが夢なんです」と言いますが、ホント何を考えているのやら・・・
沢木は雪菜が死んだときのことを思い出していた。そんな彼の前に現れる黒服の青年。青年は沢木に人間の側からアギトを滅ぼさなければならないというが、沢木は思わず激昂してしまった。
木野がオペを行っている病院へとやって来た翔一ら。翔一は木野とエレベーターで会話を交わす。翔一は木野に「アギトの会」の入会を勧めるが、木野は記憶を失う前の翔一のことを知っているようなセリフを言います。
今度は涼と氷川の会話シーンに。氷川は涼に何故変身できるようになったかを聞こうとする。このシーンで氷川は「・・・僕も、アギトになりたいのかも知れません・・・。」と言う。もしここで氷川が「仮面ライダー」の単語を言っていれば、放送前の紹介にあった「氷川=仮面ライダーになろうとしている男」の図式が成り立つのだが・・・、40話の北條のセリフ同様仮面ライダーの単語が出てこないのは禁断の言葉になっているのか、単に尺の問題か・・・この後も涼に質問を浴びせる氷川だが、涼の機嫌を損ねる結果となり彼に殴られてしまいます。
バイクを走らせていた翔一と木野だが、復活した水のエルと遭遇。W変身を披露。戦闘シーンでは本物の爆発を使用していると思われるところも・・・G3-Xも駆けつけ、4人のライダー勢ぞろい・・・だが、復活した水のエルは強く、ライダーの攻撃を跳ね返してしまいます。アナザーアギトのキックをモロに受けたアギトは変身が解けてしまうが、翔一は「あの船に乗らなくちゃ。」と言い出す。もしかして記憶が戻ったのか?というところで次の話へ。
42話〜46話(2005年5月4日)
北條の下を訪れた真魚は、例の手紙を透視。真魚が見たのは光と闇が戦っているところ。戦いは闇が勝ったが、光は何かを空に放つ。光は事切れる前に闇に「私の力を人間に分け与えた。いずれ私の力が人間にも覚醒する(大意)」と言うが、光が空に放った力こそ「アギトの力」なのか?
戦いの最中何かを思い出したらしい翔一。回想シーンへ。あかつき号に乗った翔一(この時点では本名はわからない)だが、乗るなり浩二に絡まれる。このころの浩二はガラが悪いです。見るに見かねた中年男が浩二に絡まれた翔一を助けます。男の名は葦原。涼の父親。この会では今までの話に登場したあかつき号事件の関係者が登場。相良はカメラマン志望だったこと。佐恵子は脱サラして自分の店を持つ夢を持っていたこと、真澄は感じの嫌な女なところなど関係者の過去や意外なところを知ることができる。
船内を歩いていた榊だが、倒れている白い服の青年を発見。木野は死んでいると判断するが、翔一にだけは「私は君を助けるためにここに来ました。」という声が・・・
船室へ戻った一行。浩二は木野に対して反抗的なセリフを言いますが、間髪いれず木野のビンタが・・・木野は人生哲学のような言葉を言います。翔一は木野に医者なら何かわかるかもしれない・・・ということで謎の手紙を手渡すが、その最中暴風雨があかつき号を襲った!船室に戻ると死んだと思われた白い服の青年が登場。青年は翔一に力を与えると消えていった・・・その直後に水のエルが登場。水のエルに吹っ飛ばされる翔一だが、翔一の体からベルト状の物が現れ、足元には不思議な光が・・・光が翔一の足元に吸い込まれるとその姿はアギトに変化。徐々に姿が変わるところはクウガを思わせます。普通だったら1話で描かれるライダー誕生の瞬間がここで描かれたのはアギトの存在自体が話の重要な鍵になっているから?水のエルの攻撃で海に落ちてしまったアギト。水のエルは残された乗客に覚醒の前兆が現れるまで生かしておいてやると言い放つ・・・ということはアギトの力に覚醒したときこそアンノウンに殺されるってこと?覚醒の前兆が現れるまで生かしておく事自体も矛盾しているようにも見えるが・・・さらにこのことを誰にも言ってはいけないと言ったが、今まで関係者が「あかつき号事件」のことになると知らないの一点張りだったのはこのときに水のエルに口止めされていたからなのね・・・
強大な水のエルに大苦戦しているG3−X、ギルス、アナザーアギト。そこへ「待て!」のコールが。翔一だ。「誰も人の未来を奪うことは出来ない」とかっこいいセリフを言って変身。軽薄な主人公を演じてきた翔一が初めて見せたヒーローらしいセリフです。
43話水のエルに苦戦を強いられていたライダーたちだが、翔一が戦線に復帰したことから反撃開始。G3−Xがやられた怒りからパンチを放つバーニングアギト。エクシード化したギルスのヒールクロウ、アナザーアギトのアサルトキック、シャイニングになったアギトのシャイニングキックの連携攻撃を喰らい爆発四散する水のエル。水のエルがやられたことを知った青年はアギトの力は自分の予想していた以上のものだったことに気付きます。
水のエルの戦いでダメージを負った氷川は病院へ運ばれます。氷川が運ばれた病院へやって来た翔一と涼。涼は小沢さんに「確かG3−Xと言ったか・・・もうこれ以上俺たちの戦いに関わらない方がいい(大意)」と言うが、小沢さんも負けじと言い返します。
あかつき号事件について話す翔一と木野。翔一は水のエルを倒したことで全てに決着がついたのでは・・・?と見解するが・・・沢木の家に現れた青年。青年は人は人を救うことができないと言う。さらにアンノウンは青年のしもべといことが明らかに。
美杉家に帰ってきた翔一は真魚たちに自分の本名が「沢木哲也」であることを明かす。ややこしいのでレビューでは「翔一」のまま書いていきます。記憶が戻ったところで自分が教授の家にいるのは迷惑になるのでは・・・と言う翔一だが美杉教授は翔一を諭す。さすがは父親。
北條はあかつき号で起こった出来事は人類に起こった出来事の縮図だと推論。風谷氏殺害事件の犯人はアギトでは?と言うが・・・
一方木野はオウルロードと遭遇。アナザーアギトに変身して戦うが、黒服の青年にアギトの力を奪われてしまう。涼が駆けつけるが、木野は涼に戦うなと忠告する。涼は忠告を無視してアンノウンや青年に挑むがバリアのような力に技を跳ね返されてしまうが戦いの最中、青年は突然苦しみだし・・・木野から奪ったアギトの力が関係しているのか?青年が苦しんでいる隙を突いて退却する涼と木野。
風谷が死んだ日のことを扱った新聞記事を翔一に見せる真魚。翔一は風谷が死んだ日のことを話し始める。風谷が死んだ場所に翔一は居合わせていたが彼は単なる発見者だったよう。この回想での翔一は白い服を着ていたが(本編でも)、主人公ライダーになる人には白い服が似合いますね。(「RX」の時の光太郎も白を基調とした私服を着ていたし、他のライダーにも白い服を着ていた人がいたし。しかし、変なところに目が行くな・・・)さらに調べてみると雪菜は日政大の生徒で風谷のゼミの生徒であることが判明する。
北條に会いに行った翔一と真魚。北條は風谷の家で見つかった遺品を二人に見せ、16話で登場した尾室が解析したテープの声を聞かせる。声は16話と違うが・・・真魚がビデオテープを透視するとアギトと化した雪菜の姿が・・・
沢木の家を訪れた翔一は沢木に「全て知っていたのか!?」と詰め寄るのだが、沢木は「風谷先生を殺したのは自分だ」と雪菜を庇う。美杉家に帰ってきた翔一は美杉教授に姉の名が「沢木雪菜」だと告げると美杉教授の態度が一変。美杉教授は風谷と最後に会った日のことを思い出す。風谷が死ぬ前に会っていた中年男性は美杉教授だったのか・・・14話ラストで割れてしまった喫茶店「ラビット」の開店記念のカップを見て表情を曇らせていたのでもしやとは思っていたが・・・真実を知った北條はアギトがアンノウン以上の脅威となるのでは?と言うが・・・
ギルスはオウルロードとファルコンロードと戦っていたが、青年にアギトの力を奪われてしまう。駆けつけたアギトはオウルロードと戦うが、キックではなく正拳突きで倒しています。青年にキックを放とうとするアギトだが、青年によって炎に焼かれますこのまま力を取られるのか・・・と思いきや、涼がアギトを助けます。退却した翔一と涼。その最中、突然苦しみだす涼。偶然(?)そこを通りかかる沢木の車。沢木は翔一と涼を自分の家に招き、青年の正体を話す。黒服の青年は「闇の力」が人の姿を成して現れた存在であること、自分は青年の使徒に選ばれ人間の側からアギトを滅ぼす者に選ばれたが、青年を裏切りアギトを守る側についたと話す。
退院した氷川は小沢さんと一緒に焼肉屋へ。しかし目の方は正常ではなかった。そんな中ヘッジホッグロードエリキウス・リクォールが登場。殺しの手口は針を打ち込んだ相手の体細胞を水と化してしまう能力を有するが、アンノウンって単なるやられ役に成り下がっているような・・・事件現場にやって来た氷川達。北條は現場で風谷殺しの犯人がアギトでは?と言い出すがまたもや氷川の目に異常が・・・
美杉家に帰ってきた翔一だが、真魚に拒絶されてしまう。翔一は美杉教授から雪菜のことを知っていたこと、風谷が雪菜を素材にした超能力実験を行っていて教授はそれに反対していたこと、風谷と最後に会った日のことを話す。さらに真魚のことを考え風谷が死んだ日のことは誰にも言わなかったことも話す。超能力の存在には懐疑的であるため真魚の超能力について知らないと思われていた美杉教授はなんと真魚の超能力のことを知っていたとは・・・
再び真魚に会いに言った翔一だが真魚に「近寄らないで」と言われ拒絶されてしまう。風谷殺しの犯人がアギトと化した雪菜と思い込んでいるから?一人残された翔一の前に現れるアンノウン。アギトとなって戦うが真魚の「近寄らないで」の言葉を思い出してしまい、優位に進めていた戦いを途中で放棄したことから状況が逆転してしまう。いくら真魚に拒絶されたとはいえ戦いを放棄してしまうとは・・・ヒーローにしてはあるまじき行為だ。青年に「もらいますよ。アギトの力を。」と言われ、頷いてしまうアギト。ヒーローが敵に敗北宣言とは・・・涼や木野のように堂々と戦って変身する力を取られたのならまだいいのだが・・・
46話。変身能力を奪われた翔一。涼や氷川に何故アギトの力を捨てたのかと詰め寄られるが、翔一は「アギトの力は人を不幸にする(大意)」と言う。もしかして風谷殺しの真実を知ってしまったから?
精密検査を受けた氷川だが、医者には目には異常がないと言われる。北條は氷川にG3−Xの装着を控えるよう勧めるが、氷川はかたくなに拒否する。翔一がアギトの力を失った今、戦うことが出来るのは自分しかいないと・・・逆境にあっても戦い抜く姿はヒーローらしいですね。翔一にもそういうところは見習って欲しいところ。
苦悩する真魚は自転車を走らせる所をリクォールに襲われる。涼に助けられるが、涼は真魚に「君もアギトになるかもしれない(大意)」と言い、今の真魚の境遇と死んだ雪菜の境遇は同じだと言う。そんな中またもやアンノウンが・・・木野や浩二も駆けつけるが、木野がファルコンロードの体当たりを食らってしまう。変身する力がないため、かなりのダメージを受けてしまったよう。大丈夫か!?翔一も駆けつけたが登場するなり、リクォールの針を受けてしまった。
G3−Xが涼と真魚のピンチに駆けつけ、GX−05を撃とうとするがまたもや視界がぼやけてしまう。G3−Xをモニターしていた小沢さんはG3−Xの謎の挙動をいぶかしむが、突然Gトレーラーに乗り込んできた北條が「氷川さん、敵は右斜め、避けて!」と氷川に指示を下す。北條の的確な指示でファルコンロードを倒すG3−X。北條さんホントにあんたはいい人だったんだ・・・
リクォールの針をまともに受けてしまった翔一を救うため、木野がその場でオペを敢行するが、ファルコンロードに受けた傷が元で思うようにオペが出来ない。痛みを振り切り、オペを進める木野。この際の「津上、俺はアギトであることに飲み込まれてしまった人間だ。だがそれはアギトのせいではない。俺という人間が弱かったからだ。俺は自分の弱さと戦う。お前も負けるな!」のセリフは格好いい。
G3−Xの危機にオペを終えた翔一が駆けつける。それと同時に現る青年。変身する力を失った翔一に「翔一君、戦って!もう一度アギトとして戦って!」と檄を飛ばす真魚。かなわない敵に生身で挑む翔一。G3−XがGX05でサポート。GX−05の弾丸はバリアによって弾かれるが、翔一のパンチが青年にヒット!青年からアギトの力を取り戻した3人は変身!同時に「DEEP
BREATH」が流れ、ドラマを盛り上げる。アサルトキック、ヒールクロウ、ライダーキックの連携で倒れるリクォール。ライダーの連携攻撃で怪人を葬るという筋書きはかなり熱い展開です。前に活躍したG3−Xがかわいそうな気がしますが。
戦いが終わり・・・勝利の美酒もとい、コーヒーを飲んでいる涼・木野、浩二。浩二は木野のオペを間近で見たことから改めて医者になることを決意。そんな浩二に「そうか、お前ならできる。浩二、コーヒーを頼む」と声をかけるが、この言葉を最後に木野は事切れていた。どうもファルコンロードに受けた体当たりが木野に致命傷を食らわせていたよう。
47話〜51話(最終回)(2005年5月30日)
46話のアンノウンとの死闘から一ヵ月後。翔一は買い物の最中、調理師学校時代の恩師の倉本先生と再会。倉本のレストランで翔一が調理師学校時代にも変わった料理を作っていたらしいことが会話で知ることが出来ます(1話で大根尽くしな料理を作っていたという会話が出てきたぐらいだもの)。倉本に店を手伝ってくれないかと誘われたことを話すと美杉教授はそれを承諾してくれます。
涼の方も行きつけのバイク屋の主人に店を手伝ってくれないか?と勧められる。おやっさんは涼のことを「荒っぽいが情に厚い」と評価。当たっていますね・・・その直後に現れるバイク。バイクに乗っていたのは女の子。しかもぶっきらぼうな子です。
配下を失った青年は神通力(古っ)でさそり座の星を動かします。かなり強引な展開だ・・・
レストランでバイトを始める旨を涼に告げる翔一。涼の方もバイク屋でバイトをすることを告げる。その会話で木野の話も登場します。
沢木の前に現れた青年は人類を滅ぼすことを示唆する発言。それと同時に一人の男が謎の変死を遂げる事件が発生。氷川はアンノウンの仕業だと疑うのだが・・・
48話。上との査問回にかけられた小沢さん。アンノウンは全滅していないことを考慮してG3ユニットの拡大を提唱するが、北條はG3ユニットの拡大はアギトに対抗する手立てだと考慮する発言を言っています。尾室は小沢さんに会い、交通整理の仕事で噂になっている暴走ライダーを捕まえられなかったと急に泣き出す。涙もろくなった?
47話同様謎の変死事件が発生。氷川が調べると変死事件で死んだ人間全てがさそり座の人間であることが判明。何故さそり座の人間がターゲットにされるんだ?(「RX」25話でさそり座がどうのというエピソードがあったし。)氷川はこの事件は人類全体に何かが起こるのでは?と踏むが・・・このシーンで河野がドッペルケンガーを怪獣と勘違いする発言は笑えます。
涼と翔一はそれぞれ充実した日々を送っているよう。涼はリサと、翔一は可奈とデートの約束を取り付けることに成功する。
警察上層部はG3ユニットの活動方針をアンノウンを保護するための組織とすることを決定。そのことに反発する小沢さんはG3の兵器開発部への出向、氷川には香川県警に戻れと指示するが、小沢さんはアンノウンを守るための兵器を作るつもりはないと発言。威勢がいいですね・・・
一方・・・根が善人な尾室はアンノウンを保護するという上の措置に内心疑問を抱いていたようだが北條は正しいと言い張る。本当に思い込みが激しい人ですね。
リサと距離を置いている涼。それに対してリサは涼の恋人になると宣言するが、リサはさそり座の悲劇のために死んでしまいます。女運がないな・・・涼って。
氷川は香川に帰る前に翔一に会いに行くが翔一に「これからアギトとして生きていことが辛くなる(大意)」と言う。その会話で翔一は氷川に対し「同じアギトの会の仲間じゃないですか。」と言うんですがアギトの会云々という会話は微笑ましいです。
仕事中の可奈の体に異変が・・・彼女もまた「アギト」だったよう。自分の体の変異に気付いた可奈は飛び降り自殺しようとするが翔一と沢木に助けられる。可奈を助けた後沢木は可奈に雪菜の話をしている最中地のエルが・・・アギトに変身し、地のエルに挑む翔一。というところで50話は終わる。
そして最終回。香川に帰ったはずの氷川。しかし香川行きの飛行機に彼は乗っておらず、小沢さんの前に現れる。一方、地のエルと戦うアギト。シャイニングフォームで挑みます。シャイニングカリバーの二刀流モードで地のエルにダメージを負わせるが地のエルは闇の力でパワーアップ。
現場へ向かうG−トレーラー。その前に現れる白バイと一台の車。それに乗っていたのは小沢さんと氷川。G3ユニットの指揮を取るという小沢さんに対して北條は「きっと来てくれると信じていましたよ。」と言うか、アンタさっきまでアンノウンを保護するやり方に賛成していたんじゃないの!?
G3−X装着シーン→ガードチェイサー発進シーンと言う流れは久しぶりですが、これは最終回に相応しい演出です。出動する氷川を見送る小沢さんと尾室。尾室は泣いていましたが、48話のときといい、涙もろくなったような・・・
地のエルと戦うアギトだが、シャイニングカリバーが折れてしまった上に、変身が解けてしまった。危機に陥った翔一だが、G3−Xが応援に駆けつけた!二匹のエルロード相手に格闘戦を挑むG3−X。それを心配そうに見つめる尾室に対し、小沢さんは「彼を誰だと思っているの?彼は氷川誠よ。決して逃げたことのない男よ・・・」と言って冷静にG3−Xの戦いを見つめています。思えば氷川はG3(G3−X)が起動不能のダメージを負っていたり、かなわない敵相手に逃げたりしたことはなかったですからね・・・
今度は涼が登場。「俺は不死身だ!」発言は熱い。しかし前まで死んでもおかしくないダメージを負っていたはずでは?いきなりエクシード化してエルロードに挑みます。立ち上がった翔一もシャイニングフォームに変身。変身前に黒服の青年に「人の運命がお前の手の中にあるのなら、俺が・・俺が奪い返す!!」と発言。こういう熱いところをもっと見せてくれればよかったのに。3人のライダーが揃った時点で「BELIEVE YOURSELF」が流れる盛り上げ方がいいですね。
GXランチャーとヒールクロウで倒れる風のエル。アギトはシャイニングキックで地のエルをを倒します。逃げようとする青年を追うアギト。シャイニングキックを放つ。神にキックを繰り出すとは・・・
沢木の家・・・沢木の前に現れる青年。青年は人はアギトを滅ぼすと言い、それに対し沢木は人は無限の可能性としてアギトを受け入れると反論。青年は人類を見守る道を選び消えていった。同時に沢木も力尽きていった・・・
アンノウン全滅から1年後・・・尾室は何故かG5ユニットの教官となっており、小沢さんと氷川は憧れの存在となっているようだ。氷川は捜査一課の刑事となって犯罪と戦う日々を送っているよう。仕事中の氷川の携帯に電話が・・・電話の相手は小沢さん。小沢さんは西ロンドンの大学で教授になっているよう。講義に向かう小沢さんの前に現れる北條。いつも通りイヤミをぶつけてくるが、去り際、思わず微笑んでしまいます。
美杉家・・・真魚は浩二と共に受験勉強に追われる毎日のよう。受験勉強で忙しい真魚を前に美杉教授は外で食事をしようと提案。太一は「またあの店?」と文句を言うのだが・・・・真魚たちがやって来たお店のオーナーシェフはなんと翔一。彼は独立して「AGITO」というレストランを開いていた。笑顔で真魚たちに接客をする翔一のシーンで「仮面ライダーアギト」は終わり。
<アギト総論-目覚めろ!その魂->
自分は仮面ライダーといえば「BLACK」と「RX」世代になり(「RX」の方は見ていた記憶がありますし、後でビデオ・DVDを見ています)、本格的に見た最初の仮面ライダーは「アギト」でした。「アギト」は当初、現在ドラマで活躍している賀集利樹、要潤が出ているミーハーな理由で見ていましたが、謎が謎を呼ぶミステリアスな展開に釘付けになり全て見てしまったわけですが「アギト」を全話見た総論を・・・
「アギト」では3人の仮面ライダーが登場し、それぞれの思惑が絡み合ってドラマを形成している所、3人のライダーが正統派、メカニック系、ワイルド系というタイプ分けがされていて戦闘スタイルが異なっている事は面白いのですが、ドラマ重視な作りになっているせいか、アクションシーンがおなざりになってしまっているところは残念。「アギト」と並行して平成ライダーの原型と言われている「RX」を見る機会があったのですが(「RX」の方も見た動機がアレなんですが)、「RX」と「アギト」を比較すると「アギト」は地についたアクションが多いこと(同じJACがアクションをしているのに)、技の名前を叫ばないこと、爆発シーンが殆ど合成なのが残念でならなかった(一部本物の爆発を使用しているし、爆発が合成なのは「クウガ」にも言えていたが)。技の名前を叫んでこそヒーローだと思うのに技の名前を叫けばないところは迫力に欠けますし、爆発が合成なのも安全主義というか危機管理の問題と言うか、合成で効果を全て作ることができる思いがあるのでしょうかね?やはり本物の爆発の迫力には負けます。
主人公のキャラについても翔一はどこにでもいるような若者で好感が持てる反面能天気すぎること、やっていることが小学生並みなのが見ていて呆れてしまった部分もあったのも事実。記憶を全て取り戻した終盤でヒーローらしいセリフを言っていたけど、やはり正統派の仮面ライダーになるのだから終始ヒーローらしいところを見せて欲しかったです。(「クウガ」の雄介もヒーローらしくなかったとか)。
氷川は警察官という職業柄、真面目な反面不器用な人物として描かれていますが好感が持てますし、46話での目に謎の変調をきたしながらも戦い抜くところはこれでこそヒーローなところを見せてくれました。
涼は変身を見られたために彼女や水泳部のコーチとは別れなければならないわ、仲良くなった女性に死なれてしまうなど不幸なところが付きまとっているという印象の人ですけど、そういう不幸を乗り越えてアンノウンと戦う所は氷川同様にヒーローしていました(涼の場合は過去のライダーにあった「改造人間の苦悩」とは別の形の苦悩を背負っていたけど)。
ライダーのポイントのひとつ(?)怪人についてですが、アンノウンはアニメーターの出渕裕氏とイラストレーターの草剪琢仁さんが担当していましたがデザインは秀逸なのに単なるやられ役になってしまったこと、怪人の名前がDVDのデータコーナーやHPで調べなければならないところはマイナス。テロップで怪人名を表示して欲しかったです。リアルさを追求する平成ライダーにはテロップは不要・・・と思ったのか?スタッフは。
<アギト雑談>
・アギトの当初のプロットは「ライダーを3人出す」、「カードで人間とモンスターが契約する」「記憶を失った主人公が何者かに追われつつヒロインと旅をする」と言うものを提案していたが、東映上層部から警察を重要なファクターにするというオファーがあったために「記憶喪失の主人公がヒロインと旅をする」と言うプロットは立ち消えになり、(「カードで人間とモンスターが契約する」と言うコンセプトは「龍騎」で実現し、「主人公がヒロインと旅をする」と言うプロットは「555」初期編で採用された)、結局は「記憶喪失の主人公」、「3人のライダー」というキーワードだけが残った。さらにコンセプトが「BLACK」(原作版)を意識したとか。翔一君の記憶喪失と言う設定は原作版の光太郎が記憶喪失と言う設定を受けてるのかも知れない。
アギトのデザインは石ノ森プロの早瀬マサト氏の原案を元にバンダイ(PLAX)から提出された「角の開閉ギミック」のアイディアを入れて決定稿に。ギルスは石ノ森プロの飯田氏が「イナズマン」風にデザインし、G3は「クウガがメカニック風になったら・・」と言うコンセプトの元、PLAXの野中剛氏がデザインした。
・「仮面ライダー」にバイクは必須のアイテム。「アギト」に登場するスーパーバイクの原型だがアギトの「マシントルネイダー」はホンダVTR
FireStorm、G3の「ガードチェイサー」はホンダX4、ギルスの「ギルスレイダー」はホンダXR250、アナザーアギトの「ダークホッパー」はGASGASパンペーラがベースになっている。
・G-3ユニットの面々が使用するG-トレーラーのベース車両だが、1号車はメルセデスベンツACTROS2535、二号車はACTROS2540がベースになっている。
・「アギト」に登場するライダーのスーツアクターだが、アギトは高岩成二、G3は伊藤慎、ギルスは押川善文、アナザーアギトは白井雅士が担当。高岩はライダーでは龍騎、ファイズ、ブレイドを担当し、ライダー以前に戦隊のスーツアクター歴を持っているためかヒーローの長所を知り尽くしたポージングは評判が高い。奥さんは元JACの村上利恵さん。伊藤はナイト、カイザ、カリス、響鬼を担当。元大野剣友会の新堀和男氏(この人はアマゾンのメインスーツアクターだった)主催のレッドアクションクラブに所属。探偵団シリーズ「魔隣組」に出演(子役で)し「仮面ライダークウガ」にも出演(怪人役で)。押川はゾルダ、デルタ、ギャレンのスーツアクターを担当している。白井は「仮面ライダークウガ」でグロンギ怪人の人間体を演じたことも。
・18話・19話のヒドロゾア・イグニオに殺された人が焼かれるシーンは合成だが、合成素材はアギト役の高岩成二氏がファイヤースタントに挑戦しているとのこと。
・沢木役の小川敦史さんは白倉・井上コンビの特撮「超光戦士シャンゼリオン」で黒岩省吾役で出演。他にも「仮面ライダー555」で南雅彦役、「仮面ライダーカブト」でゲスト出演している。
・18・19話に登場した司役の寺杣昌紀(てらそま・まさき)氏は過去に仮面ライダーに関わったことがあり、「仮面ライダーBLACK」および「仮面ライダーBLACK
RX」でライダーのライバル・シャドームーンの声をしていた方。
・23話登場の高村教授を演じているのは「フラッシュマン」で大博士・リー=ケフレン役を演じた清水紘治さんです
・28話では涼がバイク屋で愛車を修理してもらうシーンがあるがバイク屋の主人を演じていたのは初代〜スーパー1までライダーのスーツアクターをしていた中屋敷哲也(当時は鉄也)氏。
・49・50話に登場した白河尚純役の広瀬裕さんは「フラッシュマン」でレー・ワンダ、「ライブマン」でケンプ(月形剣史)役、「ジェットマン」でトランザ役など悪役が多い方だが過去に仮面ライダーに出演していたことがあり、「仮面ライダーBLACK」で主人公・南光太郎(演:倉田てつを)の知人のレーサー・速水徹役で出演していた。
・「アギト」のメインライター・井上敏樹氏ですが、氏は特撮は「鳥人戦隊ジェットマン」、アニメは「鋼の錬金術師」、「ギャラクシーエンジェル」等の脚本を手がけているが、第1期、第2期ライダーの脚本を書いていた伊上勝氏は実父だそうで・・・
・「アギト」の東映側プロデューサーの白倉伸一郎氏は「龍騎」、「ファイズ」、「響鬼(後半)」のプロデューサーを務めたが、東映入社時に「仮面ライダーBLACK
RX」に難癖をつけたというエピソードがあり(「RX」にはクウガの東映側プロデューサーだった高寺成紀氏がプロデューサー補として参加していた)、平成ライダーに参加する前はビデオ作品「真・仮面ライダー序章」でプロデューサーを勤めていた。善悪二元論、勧善懲悪を嫌う、不要と思った設定は切り捨てるといった傾向を持つ。(ただし、「電王」に関しては白倉氏の作風とは逆の勧善懲悪路線になっているが)
<主なロケ場所>
・OP:ツインリンクもてぎ(栃木県)
・城北大学(1話・22話):国立女性教育会館(埼玉県比企郡)
・美杉家:埼玉県比企郡にある民家
・氷川の勤務先:警視庁(東京都千代田区霞ヶ関二丁目)
・警視庁の構内:さいたまスーパーアリーナ
・氷川が佐伯さんと待ち合わせをしていた所:神宮外苑の銀杏並木?(東京都港区)
・涼が歩いていた地下道(4話):大泉JCTの地下道(東京都練馬区)
・OP・翔一が発見された海(4話):三戸浜海岸(神奈川県三浦市)
・アンノウンが人を襲うシーン(3話):大泉中央公園
・コブラロード戦(5話):湯島聖堂
・真由美を見送るシーン(5・6話):荒川線・鬼子母神駅
・涼と真由美がデートをするシーン(6話):竹芝埠頭(東京)
・アングィス・フェミネウス戦(6話):シーバンズ
・涼が黒服の青年に会うシーン(7話):乃木坂トンネル
・翔一がバイクで通り過ぎるシーン(7話):ラフレさいたま周辺
・コルウス・クロッキオ戦:多摩テック(7話)、テクノウェイブ100(8話)
・翔一が倒れた公園(8話):川口駅地下道
・北條がよく行くレストラン(10話など):フランス料理レストラン・シャンソニエ(埼玉県)
・湖(11・12話):富士五湖の一つ西湖(山梨県)
・よく出てくる道路(12話など):神奈川県横浜市・国道357号線
・スケロス・ファルクス戦(17話):天王州ふれあい橋
・ヒドロゾア・イグニオ登場(18話):アイアイモール
・ヒドロゾア・イグニオが人を襲うシーン(18話):つくばセンタービル、つくばエクスポセンター、
・司が犯行を行った場所(18話):科学万博記念公園
・花村ベーカリー(18・19話):グーチョキパン
・亜紀がジャガーロードに出くわすシーン(21話):さいたまスーパーアリーナ、大宮ほこすぎ橋
・アピス・ウェスパ戦(22話):横浜ビジネスパーク(神奈川県)
・子供たちがアンノウンに襲われるシーン(22話):夏の雲公園
・アピス・メリトゥス線(23話):光ヶ丘公園
・アギトとギルスが戦っていた場所(25話):旧岩渕水門
・沢木の家(26話など):和敬塾本館
・アギトが2体のクロウロードと戦うシーン(26話):六本木トンネル
・涼がよく行くバイク屋(28話など):都洋自動車(東京都)
・ギルスがシーアーチンロードと戦うシーン(28話):馬の背洞門(神奈川県三浦市)
・木野のマンション:(31話など):東京都練馬区石神井町にあるマンション
・涼と翔一がお互いの正体を知るシーン(34話):東京都大田区羽田空港二丁目にある環状8号線
・ラーメン屋台のあった場所(40話):国会議事堂周辺(東京都千代田区永田町)
・オウルロード戦(44話):横浜ビジネスパーク
・涼がリサと待ち合わせをしていた場所(48話):シーバンズ
・北條G3-Xと尾室G3がアギトの前に現れるシーン(49話):大泉IC
・沢木の家(最終回):旧古河邸
・小沢さんが勤めるイギリスの大学(最終回):大倉山記念館(神奈川県)
・レストランアギト(最終回):レストラン・ロニオン(東京都練馬区)
*シーバンズ、横浜ビジネスパーク、さいたまスーパーアリーナ、六本木トンネル、ラフレさいたま周辺は平成仮面ライダーのロケに多用されている場所でシャンソニエ、ロニオンは「仮面ライダークウガ」でもロケ場所に使われていた。
<DVD版のおまけ>
・バトルセレクション(作中の戦闘シーンをミュージッククリップ風に特別編集したもの)
・予告PR集
・ジャンクション集(12巻)
・アギト人物相関図(12巻)
・小沢(藤田瞳子)と尾室(柴田明良)の出演者裏話(12巻)
・スペシャルメッセージ(12巻)
・データファイル(ライダー(設定書、各能力の説明あり)、アンノウン、登場人物の紹介)
・インタビュー(1・2巻/賀集利樹、3・4巻/友井雄亮、5・6巻/要潤、7・8巻/賀集利樹、友井雄亮、要潤の対談、9巻/秋山莉奈、10巻/藤田瞳子、柴田明良、11巻/山崎潤)
参考サイト
・全国ロケ地ガイド
・HIRO WORLD
・筑前の野望
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