remove
powerd by nog twitter
「仮面ライダーアギト」登場人物紹介

<アンノウンと戦うライダー達>
仮面ライダーアギト=津上翔一(賀集利樹)
 正統派ライダー・アギトに変身する主人公のひとり。ある海難事故で記憶を無くしており、津上翔一という名前も彼が持っていた中身のない封筒に書かれた宛名というだけで本名ではない(終盤で「沢木哲也」が本名であることがわかる)。彼が何故アギトに変身できるかは当初は謎。アンノウンの存在を察知できる力を持っている。
 普段はお世話になっている美杉教授の家で使用人のようなことをしており、料理、掃除などの家事をこなし、家庭菜園が趣味。寒いギャグを飛ばして人々を困惑させたり、氷川を自分のペースに誘ったりと天然ボケな人。失った自分の記憶には大してこだわりを見せていない。正統派ライダーになるのだから、もうちょっとヒーローらしくしてもいいのでは?と思うのだが・・・
 22話で氷川がG3であることを知る。 25話ラストで一時的に記憶を取り戻すが、調理師の専門学校へ行っていたことが判明。42話で自分が「あかつき号事件」に関わっていた事、自分の本名が「沢木哲也」であることを思い出す。
  47話から美杉家を出て調理師学校時代の恩師である倉本の店でバイトをするようになり、アンノウン全滅後は独立して「AGITO」という名のレストランを開いていた。
<能力>
 翔一が変身するアギトはRX、クウガ*と同じく状況に応じて変身形態を変えることが可能。改造人間ではなく、はるか昔に人の可能性を否定する「闇の力」に敗れた「光の力」が人間に与えた「アギトの力」に覚醒して変身した姿(いわゆる超人類?)。「賢者の石(ワイズマン・オーブ)」が収められた変身ベルト「オルタリング」から発せられる「オルタフォース」の光を浴びる事によってアギトに変身できる。
・グランドフォーム:アギトの基本形態。格闘戦重視で必殺技はライダーキック。
・ストームフォーム:バイオライダーやクウガ・ドラゴンフォーム同様蒼の変身で風の力を左腕に宿したスピード・跳躍力重視の形態。薙刀型の武器・ストームハルバードを使ったハルバードスピン。
・フレイムフォーム:右腕に炎の力を宿した形態でパワーと感覚が強化される。フレイムセイバーによるセイバースラッシュが必殺技
・トリニティフォーム:26・27話で登場。一時的に記憶を取り戻した翔一が体得した変身形態。大地・風・炎三つのエレメントを持つ。ストームハルバード、フレイムセイバーの両方を使った「ファイヤーストームアタック」と両足キックの「ライダーシュート」が必殺技。27話ラストで翔一が再び記憶喪失になってしまったために二回しか登場していない。
・バーニングフォーム:34話が初登場。炎の力を極限に高めた形態で翔一が高位アンノウン・水のエルに対する恐怖心を克服して体得した。全フォーム中最高のパワーを持っているが、その力をアギト自身が制御できない欠点を持つ。
・シャイニングフォーム:バーニングフォームの状態から太陽の光を浴びる事で変身するアギトの最強形態(太陽の光が変身の鍵と言うところはフォームチェンジライダー1号だったRXとかぶる・・・)。劇場版で初登場しているがTV版では37話が初登場。普段はバーニングフォームを経て変身するが、最終回では直接シャイニングフォームに変身している。
 愛車のマシントルネイダーは翔一がプライベートで使用しているバイクが彼の変身と同時に変形した姿で、14話では黒服の青年の力でスライダーモードに変形する力を得た。ベース車体はホンダVTR-FireStorm。(担当スーツアクター:高岩成二)
*RXはキングストーンの力と悲しみの感情でパワーと防御力重視のロボライダーに、怒りの感情でスピードと跳躍力に優れ、身体を液体化出来る(他にはミクロ化、細胞レベルでの融合、解毒剤の生成能力を持つ)バイオライダーに変身することが出来たし、クウガはマイティーフォームが基本形態で、霊石・アマダムの力でスピード・跳躍力重視のドラゴンフォーム、五感が強化されるペガサスフォーム、パワーと防御力に長けたタイタンフォームに変身が可能。これらの4形態は技の威力を高めるための形態「ライジングフォーム」に30秒間だけ強化が可能(アメイジングマイティ修得後はライジングに変身していられる時間が長くなった)。他にもライジングマイティの強化版アメイジングマイティ、最強変身・アルティメットフォーム、パワーが半分になってしまうグローイングフォームがある。3大特殊変身は分子再構成化能力によって対象物を専用武器に作り変えることが出来、アルティメットフォームは超自然発火能力を持つ。

仮面ライダーG3(G3-X)=氷川誠(要潤)
 強化スーツ型ライダー・G3に変身する。警視庁の未確認生命体対策班「SAUL」のメンバーで階級は警部補。元は香川県警の出身で県警時代に「あかつき号事件」に関与し、乗客を全員救った(行方不明者が一人いたようだが・・・)事からG3装着員に選ばれた。
 生真面目で謙虚な人だが、不器用な人であることが8話で発覚。生真面目で謙虚なところが周囲のやっかみを生んでいたりもするがそれに気づかないという鈍感なところも・・・自分がG3の装着員に本当に相応しいかについて悩む所も見られた。10話で真魚に超能力があることを知る。翔一と会話すると何故か漫才になってしまう。
 仕事柄、翔一や美杉教授に会う事も多いが鈍感なところが災いして(?)翔一がアギトだと気付くには時間がかかった(39話/逆に自分がG3であることは22話で知られる)。33話で涼がギルスであることを知る。
 29話では学生時代にテニス部に所属していてインターハイで準優勝した経験があることが判明する。
 水のエル(強化体)との戦いで目に謎の変調を来たしてしまう(検査の結果は異常なしだったが・・・氷川の目の変調は北條のみが知っていた)。
 警察上層部がアンノウンを保護する措置を取るようになってからは上層部によって香川県警に左遷されるが彼は上層部の命令を無視し、最終決戦ではアギトの危機に現れた。アンノウン全滅後は捜査一課の刑事として犯罪と戦う毎日のよう。
<能力・武装>
 氷川が変身するG3はかつて未確認生命体と戦った4号(クウガ)を参考に現代科学の粋を集めて開発された強化スーツ。名称のG3は「第3世代(Generation-3)」の意味。装着した場合、改造人間ではなくても常人以上の身体能力を得ることが可能。右腕はアタッチメントを装着できるようになっている。ただバッテリー制御で動いているため、バッテリーが切れてしまうと活動できないという欠点がある。そのためにG-トレーラーに待機しているバックアップクルーのサポートが必要。また、正規の装着員以外が装着する場合はスーツ本体に若干の改造が必要となってくる(スーツ自体が装着員の体型に合わせて作られているため)。そのG3も22話での対ギルス戦で大破してしまう。(後で修理されたらしく、49話では尾室が装着していた)
 23話から登場のG3-Xは「G3-eXtension」の略で旧G3を強化した戦闘スーツ。G3-X本体にGM01、ガードアクセラー(ガードチェイサーの始動キーにもなる特殊警棒)、GX-05用スペアマガジン、GK-06ユニコーン(コンバットナイフ)を装備して即座に戦闘に対応できるように改良。オートフィット機能が組み込まれているため正規の装着員でなくても装着が可能(実際に翔一や北條もG3−Xを装着している)。装着員に理想の攻撃を促すAI機能があり、G3−X自体が意志を持っていると言っても過言ではない。しかし上手くAIとシンクロしていなければ装着員がダメージを受けてしまうと言う欠点があり、小沢の師である高村教授が開発したAI制御チップを組み込まれて欠点は解消された(25話)。
 またG3-Xの複眼はレッドアイザー、クラッシャーはパーフェクターとなっているがこれはメカニック系ライダー1号・Xからのイタダキだったりする。
・GM-01スコーピオン:ハンドガン。最大装填数72発。アンノウンに対してダメージを負わせる事はできないが至近距離で撃てばかなりの威力。G3-X時は左足にマウントされる。
・GG-02サラマンダー:グレネードランチャー。GM-01に装着する形で装備。最大3発装填可能。4話ではトータスロード(金)を倒している。
・GS-03デストロイヤー:高周波ブレードアーム。右腕のアタッチメント部分に装着して使用する。
・GA-04アンタレス:アンカーアーム。ライダーマンのロープアームを思わせるアタッチメント。39話のみ使用。これでステリオ・シニストラの動きを封じた後GX-05で倒している。
・GX-05ケルベロス:ガトリング砲。普段はアタッシュモードでガードチェイサーのコンテナ部分に固定されている。ハイメタル製の特殊弾丸を秒間30発撃ち出す事が出来、連続発射すればアンノウンを倒すことが可能。G3-X登場後はこの武器が主力になった。
・GXランチャー:29話で初登場。GX-05のガトリングマズル部分にGX-05後部に収納されているGX弾を装填、ガトリングモードのGX-05側面にGM-01を装着する事で完成するグレネードランチャー。一発しか撃てないがアギトのライダーキック並みの威力を持つ。
・GK-06ユニコーン:電磁コンバットナイフ。G3-Xの右腕に装備されている。威力はGS-03の半分だが小回りが利く。
・ガードアクセラー:ガードチェイサーの始動キーにもなる特殊警棒。
 愛車であるガードチェイサーは本体に武装用コンテナを装備しており、G3(G3-X)用の武器を収納することが可能。ベースとなっているのはホンダX4。(担当スーツアクター:伊藤慎(まこと)

仮面ライダーギルス=葦原涼(友井雄亮)
 生物的なライダー・ギルスに変身する。元は城北大学の水泳部に籍を置いており、大学水泳界のホープだったが(そんな彼も水泳に打ち込む前はガラが悪かったとか・・・)ギルスに変身する力を手に入れてしまったために水泳を断念せざるを得なくなったり、変身を見られたために水泳部のコーチや彼女と別れなければならないという不幸な人(その不幸ぶりは歴代ライダーの中でも1・2位を争うとか・・・)。
 口数が少なくぶっきらぼうだが、所々で見せる優しさや笑顔がなかなかよく、孤独を抱えながらも逆境にめげない心の強さも併せ持つ。
 10話で父の死を知り、11話以降は「あかつき号事件」の事を独自に調べ出す。
 15話で登場した榊亜紀と出会い自分と同じ物を見出すが、その亜紀もアンノウンに殺されてしまい、現場に居合わせたアギトに亜紀が殺されたと勘違いしてアギトを亜紀の仇と付け狙うが、33話で翔一がアギトであることを知り、翔一のまっすぐさを信じ誤解を解いた。
 「あかつき号事件」の関係者を次々と当たっていたが、27話で木野の指示を受けた相良の超能力で殺されてしまうが、32話で沢木の手で超能力を覚醒させられた真魚の超能力で蘇生した。
 47話から行きつけのバイク屋で働くようになり、そこで水原リサと知り合いになるが、リサはさそり座の悲劇のために死んでしまう。つくづく女運がないです・・・アンノウン全滅後も相変わらず孤独な境遇に置かれているようだ。
 涼が変身するギルスは生物的な外見がBLACKに代表される有機的な改造人間を思わせ、吼える、噛み付くといったバトルスタイルはライダーファン曰くアマゾンを彷彿させるらしい。腹部に賢者の石を装備しているなどアギトと共通している部分があるが謎の部分も多い。ただし、ギルスへの変身は涼の身体を蝕むようで変身した後は身体の一部が老化するという後遺症が出てしまうという欠点があったが真魚の超能力で蘇生してからは変身による後遺症がなくなった。37話でアナザーアギトの攻撃を受け生死の境を彷徨うが、39話で真島浩二からアギトの力を譲り受けたことでエクシードギルスになる力を得た。
 愛車のギルスレイダーは涼がプライベートで使っているバイクが彼の変身と同時に変形したもので、バトルホッパー、アクロバッター、ゴウラムのように生体メカ。無人走行、自己修復能力をもつ。ベースとなっているのはホンダXR250。(担当スーツアクター:押川善文)

アナザーアギト=木野薫(菊池隆則)
 アギトの亜種・アナザーアギトに変身する。成功率の低いオペさえも成功させてしまう腕前を持つ外科医。昔に雪山で遭難した際に弟の雅人を失い、自身は凍傷で右腕を失った過去を持っており、右腕は死んだ弟・雅人のものが移植されている。そのために医師免許を剥奪され、現在ではモグリの医者をしている。
 あかつき号事件に関与していた過去を持ち、その際にアギトの力に覚醒したようだ。名前のみ13話から登場していたものの、実際に登場したのは35話から。榊や相良たちに指示を出していたようだが彼はあかつき号に乗り合わせた人々のまとめ役だったらしい。
 弟を死なせてしまったトラウマから全ての患者を死んだ弟に重ね合わせているようで、「アギトは俺一人でいい」という持論の下、涼や翔一を襲ったのもそういう強迫観念かららしい。44話で危機に陥った涼を助けたが翔一のひたむきさが影響していた?
 46話でファルコンロードによって重傷を負わされたものの、傷ついた体で生死の境を彷徨う翔一を助ける。エリキウス・リクォール戦後、満足げな表情を浮かべて死んでいった
 木野が変身するアナザーアギトは複眼にクラッシャー、マフラーを装着している姿が過去のライダーを彷彿させるデザインで、必殺技のアサルトキックはシャイニングフォーム時のアギトのキックに匹敵する威力を持つ。(アナザーアギトのデザインは出渕裕氏)
 愛車のダークホッパーは木野が普段使っているスズキDR250が変身の際のエネルギーを受けて変形したものでGASGASパンペーラがベースとなっている。(担当スーツアクター:白井雅士)
<翔一の周囲の人々>
風谷真魚(秋山莉奈)
 美杉教授の義理の姪で翔一の同居人。見えないものを見る透視能力や、物に触ることで過去を見ることができるサイコメトリーの能力を持つが、学校のテストで透視能力を使うらしく、勉強の方は出来不出来が激しい模様。
 当初氷川だけが彼女の力の事を知っていたが、後で翔一や北條も彼女に超能力があることを知る。(父である風谷伸幸や美杉教授も真魚の超能力のことを知っていた)。3話で翔一がアギトであることを偶然知る。超能力を持っているためにアンノウンに襲われたことも・・・(14話など)
 特にクラブには入っていないが、29話でテニス部に入部したものの先輩のシゴキにあってすぐにクラブを辞めている。
 30話で沢木の手で無理やり秘められた超能力を覚醒させられてしまい、制御しきれない自分の力に苦悩して一度美杉家を出て「あかつき号事件」に関わった人達と一時的に共同生活を送ることになる。沢木の頼みで涼を覚醒した超能力で蘇生させている。以降は涼や真島とも会うことが多くなり、涼に翔一を守るように頼んでいる。涼を蘇生させた際に力を失ったようだが、北條に手渡された謎の暗号が書かれた手紙を透視した際に力が戻ったようだ。
 翔一が倉本の店で働くようになってからは家庭菜園の面倒を見るようになる。アンノウンとの戦いから1年後は浩二と共に受験勉強に追われる毎日のようだ。

美杉太一(田辺季正)
 美杉教授の一人息子で小学4年生。イタズラ好きで生意気なところがある。翔一のことは「翔一」と呼び捨てにし(これって対等に接していることなのかな?)、真魚のことは「真魚姉」と呼ぶ。

美杉義彦(升毅)
 真魚の義理の叔父で城北大学で心理学を教えている教授。学者らしく鷹揚な人物だが、超能力の存在に対しては懐疑的な態度を取っている。翔一には「先生」、真魚には「おじさん」と呼ばれている。
 真魚の父・風谷伸幸とは義理の兄で本当の兄弟のように仲が良かったが、過去に風谷が雪菜を素材にした超能力実験に反対していた。実は真魚に超能力があることを知っていたりする。
真魚のことを考え、風谷が死んだ日のことは秘密にしていた。
TVスペシャルで酒癖の悪い人であることが発覚する。

沢木雪菜(笠間あゆみ)
 翔一の夢の中に出てきた女性。実は翔一の実の姉。日政大の学生で風谷の教え子だった。風谷の超能力実験によって「この世に現れた最初のアギト」となるが「アギトならざる者」に憎まれるのを恐れ、沢木の目の前で飛び降り自殺してしまった。何者かの意思で謎めいた暗号文が書かれた手紙を沢木(本物の翔一)に宛てている。沢木とは恋人同士だったらしい。

倉本先生(加門良)
 翔一が調理師学校時代にお世話になっていた恩師。今では調理師学校の先生を辞めてレストランを開いている。
 買い物中の翔一と偶然再会し自分の店に翔一を雇った。従業員にはかなり厳しい。

岡村可奈(森脇英理子)
 倉本の店で働く見習コック。倉本曰く「素質はあるが無愛想」だとか。コックとして自分自身に自信が持てず、ドジなところが目立つ。そのため倉本にクビを宣告されるが、翔一の協力で再び店で働くことが出来るように。
 父親を不可能犯罪で失った過去を持つ。実は彼女にはアギトの力があり、その力を苦に飛び降り自殺しようとするが翔一と沢木によって助けられ、同時に翔一がアギトであることを知る。
<氷川の周囲の人々>
小沢澄子(藤田瞳子)
 「SAUL」のメンバーの一人でG3を開発した女科学者。階級は警部。12歳でマサチューセッツ工科大学入学、15歳で博士課程をトップで卒業し、IQは180あると噂されている天才技師。G−トレーラーから氷川に指示を出す。氷川に美杉教授を紹介したのは彼女。 9話で彼女が城北大学の卒業生であることが判明。(劇場版ではさらに美杉教授の教え子であることもわかる。大学時代、生徒らを扇動して美杉教授のゼミをボイコットしていたこともあるらしい)
 姐御肌かつ豪快な人で彼女の発言はかなり面白い(「根性見せなさい」とか、「(氷川が)かわいい」と言うんです)し、切り替えの早いところも見せる。北條に対しては敵意を剥き出しにしているが、過去に何かあったのだろうか?焼肉が好物らしい。38話で翔一がアギトであることを知る。
 警察上層部がアンノウンを保護するという措置を取るようになってからは上層部にG3の兵器開発部に出向するように指示されるが彼女は反対。アンノウン全滅後は警察組織を離れ西ロンドンの大学で教授を務めるようになった。

尾室隆弘(柴田明良)
 「SAUL」のメンバー。氷川の先輩になるが階級が巡査という微妙な立場の人。G3が戦闘に出るときはGトレーラーでオペレーションを担当する。
 2話で発見された写真が心霊写真であることを見抜いたり、13話で風谷宅で発見されたビデオテープに聞き取れないぐらいの声が入っていることを発見するなど鋭いところを見せるが小沢さん曰く「影が薄い」せいか、あまり相手にされていないような気がする。
 翔一に「金剛寺さん(誰?)」と間違われたことも・・・
 G3ユニットの活動が一時停止になってからは交通整理の仕事をしていた。北條がリーダーのG3ユニットにも参加し、旧G3の装着員を務めたがアンノウンを保護するという警察上層部のやり方に内心疑問を持っていた。
 アンノウン全滅後は新規ユニット「G5ユニット」の教官になっていた。

北條透(山崎潤)
 警視庁・捜査一課の刑事で警部補。思い込みが激しい性格らしい。G3プロジェクトが発足された際は真っ先にG3装着員に名乗り出たが、氷川に装着員の座を奪われた過去があるため色々と氷川を装着員の座から引き摺り下ろそうとするところが見られた。
 「あかつき号事件」をネタに上層部を動かし、9話で念願のG3装着員になりオクトパスロード相手に活躍したが、10話では歯が立たないと見て真っ先に逃げ出すという醜態をさらしてしまう。
 G3装着員を解任されてからは独自に「アギト捕獲作戦」を実行に移したり、小沢さんの師である高村教授の協力でV1システムを開発するなど色々と行動していたが、自身が提案したV1プロジェクトが失敗に終わってからは独自に「風谷伸幸殺害事件」の事を調べ始める。38話で翔一がアギトであることを知る。
 18・19話で登場した司龍二(寺杣昌紀)は元上司で花村久志殺害の犯人であることが彼の推理で明らかにされた。
 氷川や小沢さんに会うたび色々と嫌味を言ったり、12話で氷川に殴られたことを根に持っているなど粘着質な人だが、11話でゼブラロードに襲われている氷川を助けたり、46話で一時的な失明に陥った氷川を助けたりと意外といいところを見せる。
 アギトの危険性を危惧した上で警察上層部にアンノウンを保護する措置を勧め、G3ユニットを掌握してしてしまうが、最終回ではGトレーラーを奪還するためにやって来た氷川や小沢にGトレーラーを明渡す。アンノウン全滅後はある事件を追ってロンドンにやってくる。

河野浩司(田口主将)
 捜査一課の刑事で北條の上司。「あかつき号事件」と並ぶ「アギト」の重要なキーワードの一つ、「風谷伸幸殺害事件」の担当刑事だった過去を持つ。
 ラーメンが好きらしく、「刑事はラーメン通になってってこそ一人前」という持論を持っている。
<涼の周囲の人々>
片平真由美(福澄美緒)
 美杉教授の教え子で、真魚の家庭教師として美杉家にやってくる。涼の彼女だったが、涼が水泳に打ち込んでいったために関係は自然消滅していた模様。
 生きる目的を失った涼は彼女に救いを求めるが、父親をアンノウンに殺されたこともあり、人ならざるものに変身することの出来る涼を受け入れることが出来ず彼に別れを告げ、実家へ帰っていた。

榊亜紀(佐久間雅子)
 15話〜17話、20・21話に登場。15話で家政婦を装って美杉家にやって来た女性。実は過去に「あかつき号」に乗り合わせた乗客で看護婦志願だったらしい。9話に登場した三浦智子同様、謎めいた人物に電話をかけていたり、涼や翔一の力について警告したりと怪しい部分も目立つ。涼は亜紀に自分と同じ物を見つけ、彼女と一緒にいたいと願っていたが・・・・
 17話でアギトと接触した影響と沢木の力で超能力に覚醒し、「アギト捕獲作戦」のメンバーを超能力で次々と殺害していくが(涼が「アギト捕獲作戦」に関わった人に殺されたと勘違いしていた)、21話でパンテラス・マギストラに殺されてしまう。

バイク屋のおやっさん(中屋敷鉄也)
 28話で初登場。涼がよく行くバイク屋の主人。涼のことを「荒っぽいが情に厚い」と評した。47話で涼を自分の店に雇う。

水原リサ(水希未耶)
 47話から登場。「スコ−ピオン」の仇名を持つライダーの女性。涼にバイクを直してもらったのが縁で涼と仲良くなる。学生時代は陸上部のホープだったそうだが、怪我で選手生命を断たれてからはすさんでいたよう。涼のことを気に入り涼の恋人を自称していたが、さそり座の悲劇のために死んでしまう。
<アンノウン側の人々>
 アンノウンとは?:与那国島でオーパーツが発見された直後に活動を開始した異形の集団。正体は闇の青年のしもべで神の使徒のようなものらしい。超能力者やアギトの力に覚醒しつつある者をターゲットにして殺人を起こす。「アンノウン」と言うのは警察が便宜上付けた俗称で本来は正体不明の戦闘機などにつける名称。

黒服の青年=闇の力(羽緒レイ/少年時は神木隆之介)
 与那国島で見つかったオーパーツから発見された遺伝子コードから生まれた人物。当初は赤ん坊の姿だったが、5話で少年の姿となり、8話で青年の姿に。アンノウンに指示を出す。人間ではなく、「闇の力」が人の姿を成して現世に出現した存在らしい。
 人間を自分の子供として愛しているが、人間の持つアギトの部分を憎んでいる。
 9話で三浦智子を殺害したが10話であっさり犯行を認め、犯行を認めてからは動機を話さなかったせいか精神鑑定の必要ありと判断され、措置入院扱いということで精神病院に送られる。
 43話で精神病院を抜け出し、自らの手で翔一、涼、木野の中にあるアギトの力を奪ってしまったことも・・・
 人間が自分の思っている以上の力を持っていることを危惧して人類を滅ぼそうとするが、アギトに敗れ肉体を失った後は人類を滅ぼすことを諦め、人類を見守る道を選んだ。

沢木哲也(小川敦史)
 黒服の青年の前に現れた謎の人物で12話から登場。黒服の青年と謎めいた会話を交わしていた。元は日政大の学生で風谷と共に雪菜の超能力実験に関与していた。このときに雪菜と相思相愛の関係になっていたよう。雪菜が飛び降り自殺した際に彼自身も後を追うように自殺したが、この世に現れた「最初のアギト」(雪菜のことだった)を殺したことから人間の側からアギトを滅ぼす者に選ばれ、黒服の青年の手で期限付きで再び生を得た。
 「津上翔一」が彼の本名であることが20話で判明。人々の内面を知り、青年から彼の権威の一部である「人が持ってはいけないもの(=超能力)」を覚醒させる力を得た。この力で榊や相良の超能力を覚醒させた上に涼を蘇生させる目的で真魚の超能力も覚醒させている。「超能力に覚醒する力」も来るべき時に備えての行動だったらしく、最終的に青年を裏切り、アギトとアギトになるべき者の側に立つようになった。50話で雪菜同様に飛び降り自殺しようとした可奈を翔一と共に助けている。
 闇の力がアギトに敗れた後に青年に与えられたかりそめの命が尽きて一人寂しく死んでいった。

水のエル(声:梁田清之)
 高位のアンノウン・エルロードと呼ばれる怪人(従来のライダーでいうところの幹部怪人に相当?)で鯨に似ている。あかつき号事件の関係者・関谷真澄に取り憑いていたが、真澄の身体を離れてからは独自に行動を取り始める。
 「あかつき号事件」の際、現れたのがこいつらしいのだが・・・
 念動力を使い、その吐息は人間を死に至らしめる力がある。驚異的な再生能力を有し、GX-05を受けてもびくともしない。バーニングフォームに変身したアギトに倒されてしまうが、黒服の青年の力で復活。復活後はあらゆる攻撃を跳ね返すバリアのようなものを張ることが出来、その力でライダー達を苦しめる。エクシードギルスのヒールクロウ、アナザーアギトのアサルトキック、アギトのシャイニングキックの連携攻撃の前に破れ、爆発四散した。

ロード怪人
従来のライダー怪人に相当する怪人。特殊能力を使用する際やライダーの技によって倒された場合、頭上に天使の輪のような光の輪を発生させるのが特徴。女性型のクィーンロード怪人も存在する。
<その他の人々>
風谷伸幸(中根徹)
 真魚の父親で日政大学の教授。主に神話や民俗学を研究していた。自身の手で超人を作る研究に没頭していた。二年前に暴走した雪菜の超能力によって死んでしまう。(風谷が死んだ日には翔一も現場を通りかかっていたが、既に風谷は致命傷を負っていたため翔一はシロ)真魚に超能力があることを知っていた。

相良克彦(田付貴彦)
 「あかつき号事件」に巻き込まれた人物の一人。カメラマン志願だったらしい。同じ「あかつき号事件」の関係者である関谷真澄と一緒にいる。「木野」という男とコンタクトを取っているなど謎の部分も・・・
 沢木の手で念力、治癒能力といった超能力に覚醒。木野の指示を受け、念力で涼を殺してしまう。沢木に頼まれて覚醒した治癒能力で涼を蘇生させようとするが失敗してしまう。31話でクラブロードに襲われ、死んでしまった。

関谷真澄(平岩紙)
 「あかつき号事件」の関係者の一人。誰かに頼らないと生きていけないタイプだが、時折人を見下す態度をとることも・・・
 20話で榊に頼まれて「アギト捕獲作戦」のデータを渡したところを見ると優れたハッキング能力があるよう。実は高位アンノウン・水のエルに取り憑かれていた。

真島浩二(小谷嘉一)
 「あかつき号事件」の関係者の一人。家は医者の家系で両親に反発していた時期があったらしい。「あかつき号事件」の時はガラが悪かった。「あかつき号事件」後は関係者の下を転々としていた。
 真魚を通じて涼の事を知ることになる。木野に憧れていて彼のことを慕っていたが、アギトに覚醒しつつあったために木野に命を狙われたことも・・・
 アナザーアギトの攻撃を受け生死の境を彷徨っていた涼を救うため、自分が持っていたアギトの力を涼に渡した。
 46話で木野の最後のオペに立ち会ったことから改めて医者になる事を決意。アンノウン全滅後は医大を目指して勉強中のよう。

白河尚純(広瀬裕)
49話に登場。警察か政財界の要人と思われる人物。北條の唱えたアンノウン保護策を受け入れてしまう。