五月九日 日曜日 雨 久しぶりにそら豆を食べた。 前回食べたのかいつだったか言えないくらい、久しぶりの事なのです。 それほどそら豆を食べない家庭に育ったため、 そら豆を食べるというのがあまりありません。 それでも昔はちまちま食べていたような。 小さい頃に見ていた番組を今になって再び見たような感覚です。 懐かしい気持ちと、こんなんだったけ?という感想。 実は、僕はそら豆があんまり好きでない。 なんかよく分かりませんけど、あまり手が行きませんでした。 おいしいと思ってなかったからなのか、 飽きやすい味だと思っていたのか。 そら豆を好きでないという意識がないまま食べたら、 まあまあおいしかったです。 あまりに久しぶりすぎて好きでないという事を忘れてました。 さらに二三粒口に運ぶと、なんとも微妙な味だ、 ということで落ち着きました。 僕の評価は、枝豆>グリンピース≧そら豆>かやく豆。 そら豆って僕にとってはよこしまな味がします。 味が複雑で、こんな味かと思えばちょっと違う味もしたりするという。 うまいと思える瞬間と、この味はいかんだろという瞬間が繰り返されたりするわけです。 よく分からない食材です、そら豆は。 そら豆の評価が少し上がりました。 ちなみにかやく豆は嫌いです。 幼少の頃、見るのが日常茶飯事だったので。 五月十五日 土曜日 曇りのち雨 毛が抜ける抜ける。 朝起きて枕を見ると、抜けた髪の毛がわらわらと。 髪の毛が抜ける事自体は悪い事ではないのですが、 なんか焦ってしまうのでできれば抜けないでほしいところ。 枕の生地がタオルみたいな素材で髪の毛が引っかかりやすいのです。 おまけに淡い色しているため毛が強調されます。 枕の毛を定期的に取り除かないと、 毛がびっしりになって余計抜けている錯覚を生みそうだなあ。 こういう地道な抜け毛が将来にひびいてきそうですね。 小さな事からこつこつと、とはよく言ったものです。 今はほうっておいても、あとでそれがあだになってしまったりとかしそう。 くそっあのときちゃんとケアしていれば、なんて。 虫歯にしてもなんにしても、慢心から生まれる過ちというのはよくある事ですし。 自分の電車ルートで、毛無川(けなしがわ)という川を通ります。 今日の話とは何の関係もないです。 五月十七日 月曜日 雨のち曇り 特長という言葉をよく見かける。 僕はここ一二年でたびたび見るようになりました。 はじめは、誤用じゃないの?なんて思ってました。 特徴と間違えてるんじゃないだろうか、と。 僕が特長という言葉を全く使わないから、 というよく分からん理由でそう考えてました。 このままだとむずむずした感じが払拭できないので、 国語辞典で違いを調べてみました。 【特徴】:ほかと違って特に目立つ点 【特長】:特に優れている点 釈然としません。 分かりにくい。 キーボードの文章を変換する時にとくちょうの説明が出るため、 それも記述しておきます。 【特徴】:[良い・悪い]目立つ点 【特長】:[良い]優れた特徴 特長の説明に特徴を使っているのがいただけないです。 差はあるんでしょうけど、使い分けるのは難しいと僕は感じました。 特徴は長所でも短所でも関係ないようです。 特長は長所だけということになりますね。 しかし、優れている点というのを、 短所にも適用できるとなると話が複雑になってきます。 短所をいいように捉えた場合ですね。 価値観が多様化してきていると世間では言われているので、 特長が特長として通らなかったりすることもあるのかも。 そんなことを言っていると、言葉を使うのが相当窮屈になってしまいますけど。 通常では、世間一般という基準で、どちらのとくちょうかを選んだほうがいいのかな。 問題 次の文章を自分なりに変換せよ。 あのろぼっとはしょうぶにまけてくれるのがとくちょうだ。 五月二十五日 火曜日 晴れ 眠れない時に、羊が一匹……と数えるというのはよくある事です。 誰かが言ってましたが、数える事に眠りにつきやすくする効果が実際あるそうです。 僕は数えません。 逆に眠れなくなるからです。 だからといって、その効果を否定するわけにはいきません。 たまたま羊と相性が悪かっただけで、 うみうしとか豆腐とかなら相性ばっちりかも。 ただ、たくさんいるのを想像してしまうとぞっとします。 別のもので考えたらうまくいくんじゃないかと思い、 数えるものを工夫してみました。 羊が一匹、 羊を数える人が一人、 羊を数える人を数える人が一人、 羊を数える人を数える人を数える人が一人、 羊を数える人を数える人を数える人を数える人が一人、 羊を数える人を数える人を数える人を数える人を数える人が一人、 という風に数えてみてはどうかと。 数が変わるのではなく、数える人が変わっていくわけです。 実際にやってみると、あまつさえ頭の中で数えているのに噛みそうになります。 どのあたりまで数えたかを忘れてしまい、数えなおすこともしばしば。 全然効果がありませんでした。 いつもと同じように寝たほうがましだということになってしまいました。 結局これで眠れたわけですけど、数える目的が違うような。 数えるのが人だったのがいけなかったのかも。 馬とかかわうそとかのほうがもしかしてよかったのか。 それはともかく、効果があったという方はご一報ください。 逆効果だという知らせは困ります。 四月へ戻る 六月へ進む 戻る トップページに戻る |