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六月二日 月曜日 晴れ

朝起きて気がついたら手に傷ができていた。
1cmほどの切り傷が手の甲に。
まったく見当がつきません。
寝ている間というわけでもないだろうし、 かといって寝ぼけている間にやったわけでもないだろうし。
考えれば考えるほどに謎は深まります。
下手に決め付けるのはどうかと思っているだけなんですけども。
思い込んで、実際違ったらなんとなくいやですから。

風呂に入る前に靴下を脱いでいたら足に痛みが。
なんだろう、と思ってよく見るとかかとに擦り傷がありました。
これもまた原因がいまいち分からない。
朝やったものなのか、それとも日中やったものなのか。
そもそもかかとに擦り傷とはどういうことなのか。
その傷はくるぶしに近いところにあります。
どっちかっていうと傷ができにくい部分だと思うのですけど。
原因を考えるのは止めよう。
あまりにも手がかりがなさ過ぎる。
不可解な一日でした。

これまでにも朝起きたら、そういう原因がしっかりしてない傷はあったんです。
口から血が出てるとか鼻から血の跡とか、程度の優しい話です。
おそらく口からのは口内炎の部分からの出血。
鼻は当然鼻血です。推測の域を越えませんけど。
だれかが血を塗っていったりはしないでしょうし。
こういった謎の原因を考えていくのは、頭の体操になるかもしれません。
あれかこれかと色々な想定をできますから。
また考えるのが楽しかったりもするんですね。

例外として、プリンターに血、なんてこともありましたけど。
ありえん。



六月五日 木曜日 晴れ

人間はいつまでたっても同じ過ちを繰り返す。
僕は敢えてこれを言い切ってしまうことにします。
その根拠を、蚊に刺された部分をかいてしまうことから悟りました。
くそう、今年はかかないぞ、って去年は誓ったはずなのに。
はれがひどくなるから、かいちゃいけませんよね。
小さな過ちすら犯すというのに、どうして大きな過ちを犯さないといえようか。

実際、かゆいのなんのって。
かくのを我慢する忍耐力は、一年経つとリセットされてしまうんじゃないか、 というのが僕の論に発展しつつあります。
年度の刺されはじめというのは、やけにかいてしまいます。

いつの時代も、大きな過ちをやらかしてしまうんだろうなと思います。
そうじゃなかったら、今の世の中もうちょっと多くの人々が幸せになれています。
過たずに生きていられるというのが、すでにすごいことです。
過ちを犯さずに生きようとしている自分が過ちを犯すのに、 そんなことを気にせず生きる人が過ちを犯さなかったらくやしいですね。
学習してもっと自分の過ちを減らせたらなあと思います。
何かやらかしてからでは遅いので、それが起こる前になんとかできたら。
そこは減らせたら、じゃなくて減らすんだ、という意志で補います。

過ちを犯す人を見るごとに、人間ってやつは業な生き物だとつくづく感じます。



六月七日 土曜日 曇り

パソコンの本体のカバーを外して、内部を覗いてみた。
これまで使い続けてきた時間の汚れが大量に付着しておりました。
なんといったらいいのか、普通の汚れではありません。
明らかにほこりから出来たものです。
濃縮されたからなのかどうなのか、ティッシュで拭き取ろうとするだけで、 わさっと汚れの一部が空気中に逃げます。
普通のほこりは灰色をしていますが、この汚れは砂鉄のような黒い色をしています。
まったく掃除していませんから、汚れがこうなるのも当然です。
このパソコンとももう長い付き合いだ。

パソコンの内部には数々の装置があります。
マザーボードやCPU、CPUクーラーやハードディスク、 CDドライブ、メモリーなどなど。
特にマザーボードに目を惹かれます。
基盤の上に、数え切れない回路が集積されています。
これを見ると、素直にあーすごいなーと思ってしまいますし、 作った人は苦労したんだろうなあとも。
仕組みを真面目に考え出すと、頭が混乱して参ってしまいます。
ここにたどり着くまでに、きっと無数の困難を乗り越えて来たに違いない。
パソコンが好きなら分かると思いますけど、 見てるだけでも自分なりの感じ方というものがあって楽しいものです。
僕は内部を見ると自作パソコンが作りたくなってきます。
いつか作ってやる、という野望を抱きました。

CDドライブを交換するために、カバーを外しました。
CDドライブをある程度までは外せるようになったのですが、 コードがドライブから外せず、交換は見送りに。
今のいまいちなCDドライブからおさらばできると思ったのに。
このせいで余計自作パソコンが作りたくなってきました。



六月十四日 土曜日 雨

雨が降ってくると六月らしいというかなんというか。
雫をたたえるあじさいの花が夏の花で一番きれいだと思います。
これを見るたびに梅雨らしいなあという実感が嫌でも沸いてきます。
六月以外にもあじさいが咲いていればいいのですが。
でも、それはかなわない。
かなったら、きれいだとか思わないでしょうね。
うまいものだってたまに食べるからうまいもんです。

CDドライブの調子が悪いのですけど、CD-Rを焼いてみました。
できあがるCDはほとんどいっつも音が飛ぶか、 読み込むとパソコンやコンポが止まるという凶悪なCD。
未練たらしく調子が悪くないはずだと思い込んで書き込んでみると、 出来上がったのは書き込みに成功したCD-R。
作った本人が言うのもなんですけど、ありえない。
これまで作ったもので一番まともなものが出来上がりました。
たまにこういうことが起こるとなんかやりづらいです。
妙に期待してしまいますんで。

ゲームで命中率1%で当てられたりすると、嫌になってきます。



六月十九日 木曜日 曇り時々雨

暑くなってくるとどこかに逃げ出したい、そんな衝動が起こります。
夏なら日本中どこでも蒸し暑いのでできることなら国外に逃避したいものです。
今はまだ暑さは本調子ではないです。
でも湿度は一級品。
ある意味他国に誇れます。
希望は7月までに逃げる事ですけど、財力のない人間にとっては無理な話。

僕は、夏は避暑地に、っていう人間にあこがれます。
贅沢であり慎まれるべき部分であるような気持ちもありますけど、 そういうことができる地位とか状況はうらやましい。

逃げる、っていうのは一種の無責任な行動なのかもしれません。
でも、逃げれるならまだましという考えもあります。
テストとか睡魔とか仕事とか死からは普通は逃げれないでしょうし。
貧乏から逃れるというのはある程度力がないとできない事です。
テストや仕事から逃れられるとしたらどんなにすばらしいことだろうか。
楽でいいかもしれない。
その分社会はおかしくなってしまうのかもしれないけど。

今、どうにかして暑さから逃げる事を考案しています。
扇風機とかクーラーは駄目だ。
貧乏なので電気代などでお金をかけてはいけない。
今日は風があるからいいものの、これから暑さをしのぐことを考えるとぞっとする。



六月二十九日 日曜日 晴れ

かゆい。
もうかゆくて仕方がない。
体がかゆくなってくると、蚊も一生懸命なのだというのがよく分かる。
妙に悔しくなってかいてしまいます。
後悔後に立つ、とはよく言ったものです。

不思議なもので血が出るくらいまでかいてしまうと、 はれた部分には見向きもしなくなってしまいます、僕は。
多分、血が嫌いなのです。
血を吸われておきながらなおも血を無駄にするのは、 なんかもったいないように思えてなりません。
献血も一切しません。
出血もあまりしないようにしています。
輸血もおそらく拒否。
流血の映像なんかは見ないようにもしています。
こう書き並べていってみると、自分がいかに血が嫌いなのかが分かるようでもあります。

結局めぐりめぐって蚊への復讐心というのが湧き上がってきます。
殺虫剤ではぬるいので徒手空拳で。
今日は二、三匹叩きのめしてやりました。
近年の蚊は素早いのは気のせいか。



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